【百高山巡り】赤沢山、西岳、赤岩岳、大天井岳、東天井岳、横通岳（一ノ沢から大天荘ベーステン泊ピストン）

2023年09月16日(土) ~ 2023年09月17日(日)

• GPS: 18:43
• 距離: 35.6km
• 登り: 3,135m
• 下り: 3,119m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:43
• 休憩: 2:09
• 合計: 7:52

距離 12.1km 登り 1,971m 下り 316m

4:08 常念岳登山者用駐車場
4:28 4:29 一ノ沢登山口
4:38 山ノ神
5:16 王滝ベンチ
5:37 5:38 烏帽子沢
6:02 笠原沢
6:45 7:05 最終水場
8:20 8:29 横通岳
9:17 9:26 東天井岳
10:16 11:41 大天荘
11:50 11:55 大天井岳
12:02 大天荘

2日目

• 山行: 9:56
• 休憩: 2:20
• 合計: 12:16

距離 23.5km 登り 1,188m 下り 2,822m

12:02 大天荘
3:58 4:07 大天井ヒュッテ
4:24 貧乏沢下降点
5:21 5:36 赤岩岳
5:58 6:21 ヒュッテ西岳
6:59 7:06 赤沢山
7:45 ヒュッテ西岳
7:51 7:53 西岳
7:58 8:13 ヒュッテ西岳
8:38 赤岩岳
9:14 貧乏沢下降点
9:41 大天井ヒュッテ
10:43 11:08 大天荘
11:50 東天井岳
12:55 13:34 常念小屋
13:56 14:04 最終水場
14:28 笠原沢
14:42 14:43 烏帽子沢
14:57 14:58 王滝ベンチ
15:29 山ノ神
15:36 一ノ沢登山口
15:53 常念岳登山者用駐車場
15:55 ゴール地点

天候

【Day1】
晴れ　夜雨　9〜20℃

【Day2】
晴れ　9〜25℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

安曇野IC
最終コンビニ: IC付近に多数あり

一ノ沢登山口P 無料
金曜1:00で第一P 約8割

トイレ: 登山口に有（Pから登山口トイレまでは徒歩20分）24h/照明あり/紙あり/洋式2/めっちゃ綺麗
水場: トイレ横にあり（沢水）
電波: P docomo✖︎

コース状況／危険箇所等

一ノ沢から西岳までは北ア屈指のメジャールートなので割愛。
電波3本立つが常念より先はあまり良くない。

【横通岳】
特に標識はないが踏み跡明瞭。
常念方面からはデポしてピストンも可能。
ただ、上の道も素晴らしいので通して歩くことをお勧め。
大天井方面からはデポは非現実的。
巻けちゃうピークだけど展望素晴らしい。

【東天井岳】
特に標識はないが踏み跡明瞭。
デポして空身でサクッと踏める。
こちらもピークの展望は素晴らしい。

【大天井岳】
大天荘から数分で踏める。

【赤岩岳】
直下からの直登。ピンクテープと石積みあり。
土の急登だが、枝や強めの草などホールドは豊富なのでしっかり足場を確保しつつ登れば問題ない。
軍手があった方が快適。
枝がうるさいので荷物はデポすることを強く推奨。
小さな乗越に出たら左のハイマツのトンネルをくぐってピークへ。ピークは意外と広くて展望も良い。山頂標識もあり。
赤沢山への前哨戦として程よい。
普段梯子も岩場もバックステップで下りることは殆どないが、ここはバックステップの方が下りやすい。下りは大天井方面のザレ場を下りてみたが、素直に来た道を下りた方が下りやすそう。
登山道直上なので、通行者がいる場合は停止するなど落石に留意。

【西岳】
ヒュッテ西岳にデポして空身で踏める。
槍を目前にした展望が素晴らしい。

【赤沢山】
藪で有名な百高山。
荷物はヒュッテ西岳のベンチ裏にデポさせてもらった。熊か猿に荒らされることもあるようなので置き場所は要注意。

テン場奥の先にアプローチがある。大きな岩が目印。
藪漕ぎで濡れとマツヤニが付くようなので、軍手、workmanレインジャケット、使い古しのユニクロパンツ、ゲイターで武装していざ。
既に戻ってきた先行の方がいて、露払いしてくれてた。感謝。

出だしはハイマツをくぐりつつ下降。道は明瞭。
ハイマツ帯を抜けて沢状の場所に出ると、よく間違いポイントとしてアップされている分岐点。右手に大きな岩と枝（ピンクテープあり）のトンネルがあり、そこを潜るのだが、左にも踏み跡があるので間違いやすいかも。後続の方が間違えたようで、帰りに倒木でX印を付けておいた。
岩をくぐったあとはトラロープ沿いに更に下降。程なく鞍部に出る。

鞍部からは岩混じりの急登。ただずっと藪というわけでもなく、踏み跡も明瞭。
稜線出てからは藪というほどでもなく、快適な稜線歩き。道はハイマツの下部に必ず切り開かれているところがあるので、注意深く見ていれば迷うことはない。
ピークには山頂標識あり。展望もよい。

どちらかというと帰りの方がハイマツがこちらを向いているので難儀。

<歩き方のポイント>
・軍手は必須、滑りがいい上着が楽。
・こちらを向いているハイマツは丁寧に手でどけるか、くぐる。くぐる際は顔付近の枝に注意。
・足元が見えないので隠れた根っこに注意。
・跨ぎながら脚を後方に抜くような歩き方が楽。

バリにしては全体的によく整備されているので、思ったより歩きやすかった。山慣れしているか、藪漕ぎの経験があれば問題ない。
ただ、ハイマツはうるさいのでそれなりに消耗はする。
もう一度行くかと言われればNoだが、楽しいアドベンチャーだった。

【小屋情報】
「常念小屋」
電波: docomo◯

「大天荘」
テント: 2,000円　トイレ込み
電波: docomo▲ テン場槍側はなし。小屋は3本立つけど入り悪い。
水: 500ml／100円　24h可
トイレ: 洋3 紙あり、照明あり、めっちゃ綺麗

「大天井ヒュッテ」
通過

「ヒュッテ西岳」
トイレ: 洋3 きれい　紙あり

その他周辺情報

しゃくなげの湯　700円
ロッカーあり、水風呂あり、ドライヤー有料

写真

9/16 4:28

一ノ沢登山口の水場。沢水。滅菌はしてない。

9/16 4:28

スタート

9/16 5:00

一ノ沢は水が美しい道

9/16 5:13

カエル先輩

9/16 5:16

大滝

9/16 5:33

明るくなってきた

9/16 5:36

開けた沢のトラバース

9/16 5:36

山が燃えている

9/16 5:46

水の流れと共に歩く

9/16 5:59

常念乗越見えてきた

9/16 6:01

水が少ない時期ってのもあるけど、岩の吃水線跡見ると水量少ない気がする。

9/16 6:04

ふつくしー！

9/16 6:24

テーブル岩

9/16 6:31

胸突八丁　ここからちょっと傾斜増加

9/16 6:45

最終水場

9/16 7:00

水量少ない😳 軽さはお金で買う方針だけど水は極力自分で賄いたいのでここで3.5Lに補給。
これがしんどい！

9/16 7:18

第二ベンチ

9/16 7:23

第三ベンチ

9/16 7:30

りょーせーん

9/16 7:33

常念乗越

9/16 7:33

歩いて行く道

9/16 7:38

テン場はまだガラガラ

9/16 7:51

明日行く赤沢山見えた

9/16 7:53

常念と小屋

9/16 8:02

上高地方面

9/16 8:09

横通岳分岐

9/16 8:19

横通岳から常念方面

9/16 8:20

横通岳ピーク　展望良い

9/16 8:22

大天井方面

9/16 8:34

気持ちの良い道

9/16 8:40

横通岳

9/16 8:46

今日もサンフーディが快適

9/16 8:50

緑の稜線

9/16 8:54

ハイマツ帯　これは藪とは言わない

9/16 9:18

歩いてきた道

9/16 9:20

東天井岳分岐

9/16 9:20

東天井岳

9/16 9:21

右が東天井岳　デポしてサクッと

9/16 9:26

東天井岳ピーク

9/16 9:26

こちらも素晴らしい展望

9/16 9:34

涸沢

9/16 9:38

燕方面

9/16 9:40

槍見えてきた

9/16 9:53

スリー背負ったお二人！スリートリオ！

9/16 9:58

いい稜線だ…

9/16 10:01

安曇野方面は雲がすごい

9/16 10:10

大天荘見えてきた

9/16 10:23

今日の幕営一式

9/16 11:09

今日の宿

9/16 11:17

水3.5L しんどかった…でもおかげで水は補給なし。

9/16 11:22

入口ホルダー　ワンタッチでめっちゃ便利

9/16 11:23

バスタブグランドシートお試し

9/16 11:27

ナナカマドと小屋　いい組み合わせ

9/16 11:30

大天荘の売店おしゃれ！

9/16 11:33

大天荘の売店おしゃれ！

9/16 11:51

大天井ピーク

9/16 11:53

燕方面

9/16 12:05

中も綺麗

9/16 12:11

冷し中華注文

9/16 12:53

素晴らしい稜線歩いてきたけど
明日はハイマツとの死闘なので
マツヤニ防止の3種の神器
・軍手
・使い古しのユニクロパンツ
・workman レインジャケット

9/16 13:09

軽いのでテーブル2枚持ち　快適

9/16 13:29

今回の玄関

9/16 13:36

最近お気に入り　金ゴマ大福

9/16 14:18

テン場びっちり

9/17 4:05

2日目スタート　大天井ヒュッテの道標かわいい

9/17 4:06

大天井ヒュッテ

9/17 4:29

ビックリ平　真っ暗なのでビックリしようがない

9/17 4:34

北鎌向かう人の列かな🤔

9/17 4:51

夜が明けてきた

9/17 4:57

槍様

9/17 5:01

常念と遠くに富士山、南ア

9/17 5:04

赤岩岳の標識　この先にアプローチ

9/17 5:09

赤岩岳とっつき　真ん中の黒い線が直登ライン

9/17 5:12

赤岩岳とっつき　ピンクテープと石積みあり

9/17 5:14

登山道見下ろし

9/17 5:15

こんな感じ

9/17 5:16

大天井側にも踏み跡あるけど、こっちはザレてた

9/17 5:16

更に登る　ホールドは豊富

9/17 5:19

小さな乗越の先の藪トンネル

9/17 5:20

赤岩岳ピーク

9/17 5:21

展望良い

9/17 5:21

赤岩岳ピークで美しい夜明け

9/17 5:21

ちっちゃな山頂標識

9/17 5:24

軍手はこんな感じになる

9/17 5:27

大天井方面に降りてみる

9/17 5:31

ザレザレの急斜

9/17 5:34

こっちから下りるのはあんまりお勧めしない

9/17 5:34

直登の斜度感

9/17 5:46

西岳へ。気持ちの良い稜線歩き

9/17 5:57

ヒュッテ西岳

9/17 5:57

ヒュッテ西岳

9/17 6:09

テン場

9/17 6:10

昔、裏表銀座縦走ん時に土砂降りの中、テント張った場所。懐かしい。

9/17 6:11

いいテン場だなぁ！

9/17 7:41

赤沢山アプローチ地点

9/17 6:29

藪との闘い開始

9/17 6:32

よくアップされる間違いポイント　岩と枝のトンネルを右へ

9/17 6:33

右にある空間をくぐる。左の踏み跡は間違いルート。

9/17 6:34

くぐってきたところを振り返る。

9/17 6:35

ハイマツトンネル

9/17 6:36

鞍部へトラロープの目印

9/17 6:39

鞍部から登りを見上げる

9/17 6:39

降りてきた道

9/17 6:42

所々にピンクテープ

9/17 6:43

降りてきた道

9/17 6:44

最後のひと登り

9/17 6:47

ちょっとした岩場

9/17 6:49

ハイマツトンネル　四つん這い

9/17 6:51

来た道

9/17 6:51

稜線出た

9/17 6:54

稜線出てからのハイマツは普通

9/17 6:56

一見道ないように見えても必ず下に切り開いた跡ある

9/17 6:59

赤沢山ピーク

9/17 7:00

赤沢山仕様　使い古しのユニクロジョガーパンツ、ゲイター
ユニクロのジョガーパンツはこれで黒部数日歩いたこともあるので今回は通してこれで歩いた。
少し厚手だけど藪漕ぎにはちょうど良い。

9/17 7:02

赤沢山仕様　workmanレインジャケットと軍手。滑りが良いので藪漕ぎしやすい。

9/17 7:17

下りはここが間違いやすいかも。
道なりに行くと間違いです。
右です。
ピンクテープもあるのでよく周り見てれば大丈夫。

9/17 7:34

間違いポイントに倒木でX印つけといた。

9/17 7:52

西岳ピーク

9/17 8:27

稜線にお猿。雷鳥が心配。

9/17 8:51

大天井方面。

9/17 8:56

ピストンしんどいけどいい稜線。

9/17 9:10

ビックリ平。明るいと確かにビックリする開けた場所。

9/17 9:33

大天井ヒュッテ。ハンモックあった😳ハイカーホイホイ🤣

9/17 9:45

大天荘への登り。トラバースだけど地味に登る。

9/17 10:10

戻ってきた。

9/17 10:15

夜雨降ったけど天気良いので乾燥撤収！

9/17 10:54

カレー注文してグランドシートも乾燥。

9/17 11:16

雲海

9/17 11:58

夏を惜しむ人々。多分…

9/17 12:36

常念に雲湧いてきた。

9/17 12:45

常念小屋直前に雷鳥先生

9/17 12:52

常念テン場　7割くらい？ニーモ　ホーネットエリートよく見るなぁ。山岳テントのくくりではないけど、耐風性と強雨耐性どうなんだろ？まぁクフタイベックも稜線推奨されてないけど。

9/17 12:54

まだ空きあるね。

9/17 13:02

結構巻いて来れたので常念小屋でブレイク。

9/17 15:20

古池。昨日の朝は岩魚いた。

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

tasky

上高地から周回したかったけど、西岳のテン場が予約埋まってたので、一ノ沢からピストン。


【水・食糧】
〈Day1〉
1.5Lスタート
最終水場までで-0.5
最終水場で2.5補給

軽さはお金で買う方針だけど水は極力自分で賄いたいので大天井まで3.5L担ぐ。
これがしんどい！

大天荘までで-0.5
食事で-1.0

行動食: エナジーゼリー、おにぎり3つ、大福、煎餅
食料: 餅、無印レトルト、ミニラーメン
大天荘で冷し中華

〈Day2〉
1.5Lスタート
赤沢山までの往復で-1.5
最終水場までで-0.5

行動食: エナジーゼリー、おにぎり1、パン、煎餅
食料: 餅、オルニチン味噌汁
大天荘でカレー

【装備】
ザック: 山と道Three
靴: La sportiva TX4 Mid GTX
テント: Khufu tyvek

【レイヤリング】
・Dry　ファイントラックスキンメッシュ
・1st　patagonia キャプリーンデイリーフーディ
・山シャツ 持ってくの忘れた
・ユニクロ　ジョガーパンツ（藪漕ぎ用）
【予備】
・icebreaker merino200 長袖
・Mid ホグロフス バリアプロ
・ヒートテックタイツ
・Rain JKT　Black Diamond ストームラインストレッチジャケット
・Rain PNT Teton Feather rain pants
・workman レインジャケット（藪漕ぎ用）

〈寝具〉
就寝時　9℃前後
マット: 山と道ULpad15+ 100cm
シュラフ: sea to summit Spark SP2
シュラフカバー: muraco Tyvek
レイヤリング: ドライレイヤー、ファーストレイヤー、ミッドレイヤー
雨が降ったからか夜半少し寒かった。

コメント

michikey

絶景の中、素敵な写真を撮っていただきありがとうございました😊スリーを背負っている方とすれ違うことはあっても写真を撮っていただいたのは初めてで良い記念となりました。撮っていただいた写真をYAMAPレポ、インスタで使わせていただいてもよろしいでしょうか？
私達も教えていただいた東天井岳、ザックデポして登り、横通岳からも絶景を眺めてきました。百高山、こういう山の楽しみ方もあるんですね〜

tasky

michikeyさん
あ、見つけていただきありがとうございます！
もちろんでございます！
後で一眼で撮った写真も送りますね！
これから南ア南部なので少し先になりますが😅
百高山、頭に入れておくとついでに踏めます。
でも本来巻けるピークに登らなくてはならないシーンも多々ありますが🤣

michikey

taskyさん
早速の返信ありがとうございます🙏
これから南アルプス⛰️楽しんできてください😊