ここは火星？神秘に満ちた十勝岳

2023年09月16日(土) [日帰り]

• GPS: 07:15
• 距離: 10.4km
• 登り: 1,136m
• 下り: 1,115m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:37
• 休憩: 0:35
• 合計: 7:12

4:53 望岳台
5:35 5:35 吹上温泉分岐
6:02 6:02 雲ノ平分岐
6:19 6:26 十勝岳避難小屋
7:19 7:21 昭和火口
8:50 9:05 十勝岳
10:17 10:18 昭和火口
11:00 11:11 十勝岳避難小屋
11:21 11:21 雲ノ平分岐
11:40 11:40 吹上温泉分岐
12:09 12:09 望岳台
12:09 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

バス

貸切バスにて登山口へ移動。
朝早くけら駐車場は満杯。下の駐車場まで埋まっていた。

コース状況／危険箇所等

ザレ場とガレ場のみで構成されたコース。
ただ斜度がキツイ所は少ないのでストック使いは可。

砂埃と硫黄ガスが酷い所があるのでマスクや風呂敷など口を覆うものを持参すべし。

また全体的に風が強いので防風対策推奨。
特に山頂直前の稜線からは本当に寒い。

その他周辺情報

東大雪荘…素晴らしい旅館。秘湯でアクセスは大変だが、行く価値あり。
温泉は外湯、内湯、サウナ、水風呂あり。源泉掛け流し。

近くに正規の登山道と神社、グランピング用のテントがあるので覗くと面白い。

写真

9/16 4:49

おはようございます。
現在05:00前。にも関わらず駐車場満杯。

9/16 4:55

目指す先からは噴煙が立ち昇る。
そちらは大正火口らしい。

9/16 4:56

黎明の時間。

9/16 4:58

望岳台。周りの山々や富良野なども見える。
ここまでは観光客もくるらしい。

9/16 5:30

標高が上がり、振り返ってみた景色が一直線につながった。

9/16 5:52

足元はかなりのガレ場。ただし斜度は無いので昨日の旭岳より歩きやすい。

9/16 6:04

イタドリかな？まだ花があるのが夏山の証拠。

9/16 6:15

十勝岳避難小屋。ここで一休み。

9/16 6:16

中にヘルメット、毛布の備えあり。
ちょっと造りはちゃっちいので耐久に不安がありそう。

9/16 6:19

ホテルでもらったおにぎり。
まさかのいくら！北海道旨し。

9/16 6:21

一応、草木はあるもののあまり虫や動物の気配は感じられない。
再び山頂を目指す。

9/16 6:23

美瑛方面に牧場らしきものが。広っ！

9/16 7:19

左手は富良野方面だそうで。

9/16 7:22

意外と遠いぞ、十勝岳。
見えてるのは偽ピーク。

9/16 7:34

左手に美瑛富士が。あっちは物凄い緑。

9/16 7:35

一瞬、ここが日本じゃない気がしてくる。
そして目印無いので濃霧の時は本当にヤバイ。

9/16 7:35

昭和火口。こちらは上からのぞき込める。
落ちないように注意！

9/16 7:36

どんどん晴れてきた！

9/16 7:48

まるでシルクロード。（行ったことないけど）

9/16 7:50

別の人は火星と表現。
確かに他の山には無いオーラがある。

9/16 7:50

平坦な道ながら巡礼のような雰囲気が飽きさせない。

9/16 7:52

砂埃と噴煙が混ざり合い、霧のような美しさ。

9/16 7:59

どんどん雲が晴れ、他の「巡礼者」が見えた。

9/16 8:00

左手に不思議なギザギザが立ち並ぶ。
あちらは通行禁止らしい。

9/16 8:06

真下から見上げた岩肌は自然の凄さを感じる。

9/16 8:24

振り返ると大正火口。
こちらは現役で煙が出ていた。

山頂に続く稜線への登りは最後の急登。
急激に風が強くなった。

9/16 8:50

無事に登頂！
ポーズは「十」勝岳。

9/16 8:51

「光顔巍巍」
姿は清らかで、顔が光り輝いているという意味らしい。
山を見ればみんな笑顔になるもんね。

9/16 8:57

右手に美しき富良野岳。
あちらの縦走は花の楽園だそうだ。
しかも温泉もあるらしい。

…これは行かねば。

9/16 8:57

富良野岳のコース上に見えた避難小屋さえ3kmもあるんか…。
トムラウシに至っては18.6kの長旅(白目)

9/16 8:58

美瑛富士への縦走も人気だそう。

9/16 8:58

三葉虫みたいな雲。
天気の勉強したいなぁ。

さて戻ろう。

9/16 9:04

ちぃちゃんの影送りごっこ。

9/16 9:04

いつもは反対側に流れるらしい煙がなぜか全面的に登山道にくるw

9/16 9:07

下りがかなり怖い。
ガレ場苦手な人なので慎重にくだる。

膝を曲げて歩くのと後ろ足に重心を残さないのがコツだとか。

9/16 9:59

改めてみてもデッカイ火口。
噴火したらひとたまりも無いわ。

9/16 10:01

このアングル好き。

9/16 10:52

不思議な事に十勝岳の両脇の山は青々としている。

唯一無二の個性と美しさを持つ山だった。

9/16 11:08

なんか噴煙の量がめっちゃ増えてる…？！
噴火するんじゃ無いかと、皆ビビる。

避難小屋へ走る準備は万全。

9/16 11:40

何事も無く降りきり、一安心。
あれ位の煙は日常茶飯事なんだろか。

9/16 12:15

ビジターセンターは新しく綺麗。
床の地図を見るのが楽しい。

美瑛のケンとメリーの木が気になり過ぎる。

9/16 13:00

宿への移動中に道の駅へ。
青い池が近いらしく、メニューにもガッツリ。

チュロスはジャガイモで出来ていて、甘くなくてアイスとの相性ばっちし！

9/16 14:39

更に別の道の駅へ。
隣のモンベルショップにはボルダリングの柱が。

9/18 6:42

北海道限定Tシャツげっと。

9/16 15:14

あーこの風景が和むんじゃ〜。

9/16 15:25

道路の一直線率が高い。
これは走り屋が来る理由が分かる。

でも道は悪いのでスピード注意。

9/16 17:20

約4h掛けて、秘湯の東大雪荘へ到着。
途中が未舗装路だったのに驚き。

9/16 17:11

お部屋はかなり清潔。
アメニティも充実。特に作務衣あったの嬉しい。

9/16 17:12

洗面台オシャレですやん。

9/16 17:21

外にグランピングドーム。
内装も快適そう！

9/16 17:23

神社と登山口がすぐ。
(短縮登山口では無い)

9/16 17:26

源泉からは湯煙。触ったら結構な熱さ。

9/16 17:28

謎の鳥が遊んでた。

9/16 17:30

路線バスでも来れるのね。

9/16 18:13

お宿にあった案内紙。
ミズバショウとかクロテンもいるのね。

9/16 18:29

夕食。お吸い物がキュート。
豚のジンギスカンの美味しさや新鮮な刺身に舌鼓。

9/16 18:37

天ぷらに新得そばも付いちゃう！

9/16 18:51

更にはデザートでダメ押し！！
それではお休みなさい。

…明日のトムラウシで事件が起こるとは知る由も無かったのだった…。

撮影機器：

iPhone 13 128GB SIMフリー Apple

感想

じゃり子

#Yamakara ツアー2日目。

場所は移って十勝岳。
石と砂だけの道がひたすら続くと聞き、あまり期待しておらず…。渋々きたのは否めない。

始めは前よりも背後の朝焼けや街ばかりを見ていた。ましてや左手の美瑛富士の美しさにばかり目を惹かれていた。


だが避難小屋から先、180°意識が変わった。


確かに石と砂だけなのだが、そこから放たれる力強い迫力に押された。それでいながら、砂と混じった煙が吹かれ、神秘的な雰囲気を醸し出していた。

自分が立つ場所が山で無く、砂漠か火星かはたまた異世界では無いかと錯覚する程だ。

こちらも山頂から続く縦走路が大変美しく思わず思いを馳せてしまう。


他の山では得られない、力強さと優美さを感じる山だった。