赤岳
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- GPS
- 28:31
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,325m
- 下り
- 1,326m
コースタイム
天候 | 1日目:雪 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口〜美濃戸までは、積雪・結構な勾配の坂有。4WDスタッドレスで問題なし。 道中(特に夜)はシカの飛び出し注意、、、ほんと注意、、、。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・地蔵尾根、階段箇所(クサリ)以降の急登注意、ピッケルのピック部分やアイゼンの前爪をしっかり雪面に刺してクリアしました。 ・ナイフリッジ上でのアイゼン・ピッケルワークを慎重に、地蔵の頭手前のナイフリッジ(5mぐらい)は四つん這いになって、バランス取りながら這いずりクリア。 ・赤岳天望荘より上部の稜線は風が強し、時折耐風姿勢を取ってクリア。 ・文三郎尾根まで岩と氷がミックスした急な岩場の下り注意、後ろ向きで登り同様、ピッケルのピック部分やアイゼンの前爪をしっかり雪面に刺してクライムダウンしました。(ここが一番緊張しました。) ・MAMMUT階段のところスリップ注意、アイゼン歩行に気を遣いました。 |
その他周辺情報 | もみの湯 http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html 17時以降だったので300円、安い&空いてる! |
写真
感想
職場の同僚と冬の赤岳へ
[メモ]
・1日目の天気は想定通り雪、下界では雨、赤岳山荘あたりでも降っており、風はあるものの、赤岳鉱泉までの2時間と思い、北沢をサクサク登る。
・赤岳鉱泉に着いた頃には、アイスキャンデーカップの片付けをしていて人もまばらに、受付を済ませて大部屋に。日曜宿泊の大部屋は10人程度でした。
・寝るところは消灯の21時までストーブが焚いてあって暖かいが、トイレ等は寒いので注意。でも便座は電気であったかく、水も流れる…すごい。ごはんもお替り自由…すごい2。
・疲労骨折後の腰の悪いおばぁちゃんと会話、いつもコースタイムの2〜3倍かけて、赤岳鉱泉に登ってきているとのこと(11時に出発して17時30分着)。近いうちにガイドさんと登山をするので、そのトレーニングとして赤岳鉱泉まで往復と…すごい…
みんなで布団をひいてあげて、立ちやすい/寝やすいように机を布団の横にセット!感謝されましたが、私からするとそんな状況でも登山する気力がすごい。
・BSの天気予報、天気図とにらめっこ。南岸低気圧のスピードも想定通り、風速は最高で25m程度を想定するも、積雪は未明に止み、天気は次第に良くなると判断。明日の積り具合とラッセル状況を鑑みて、ポイントで判断しながら進む方向で合意。
・2日目の天気も想定通り晴れ、午前中は風が強く辛かったものの、気温は-10度ぐらいと比較的穏やかな陽気で、午後は風も止んで、絶好の登山日和に。
・行者付近で、赤岳鉱泉で同じ大部屋だった2人組と遭遇。赤岳主稜と阿弥陀北陵の取り付きまで確認しに行こうと思ったが、膝上ラッセル嫌気をさして2550mぐらいで引き返し、アイスキャンデーやって帰るとのこと。来シーズンは北陵の3ピッチをリードするんだーとおっしゃっていたが、難易度がよく判らず…後で調べよう。
・行者小屋〜地蔵尾根は先行パーティが居る模様、歩きやすいトレース有り。
・地蔵尾根はとにかく急登、文三郎の下りも急でしたが、こちらを登りに選んでよかったなぁと思いました。
・地蔵尾根の鎖ゾーン終了点で、赤岳を登頂してきた単独の人とすれ違う。この先に立てないくらいのナイフリッジが数m有り、トレースもないから気を付けるようにと。彼はハイハイで這いずって突破したとのこと…我々も真似してハイハイでクリアする。
・地蔵の頭の手前で風が一番ひどく…、先行していた単独の方が撤退。相方とも相談し、風は強いものの視界は良好、天候も崩れる兆しがなく、気力体力も満タンだったので対策前進判断。
・地蔵の頭〜赤岳までは、一部トレースが風で消えかけているものの、目標が見えていて地形が明確なので、谷側と雪庇を意識しつつ急登やトラバースをクリアする。
・赤岳頂上は最高の天気、誰も居なくて景色2人占め!最高でした!!
・赤岳直下の下りは本当に注意、急坂かつ滑ったら止まらない。鎖は半分埋まってて、半分出ている状況なため期待はできない。ゆっくり確実に1手1手決める必要有。
・阿弥陀との分岐点まできて一安心、その先で13時30分ごろ単独の登山者とすれ違う。帰り道に地蔵尾根を使いたいが、ポール(標識)は埋まっていないか?聞かれたので、明確だったと回答。
・それ以降はサクサク降りて無事下山、赤岳鉱泉では中国?台湾?系の複数パーティがテント設営していた。ガイドツアーでもテント泊ってあるのかな…なんて話をする
・12月に実施した会の雪山訓練の目標が"1泊2日で赤岳に登れるようになる"とのことで、12月の雪訓実施時の感想は、「実際登ってないから達成度判りません!」と報告させて頂きました。実際登ってみて、教えて頂いたアイゼン歩行やピッケルワークはフル活用でした。特に急登や急な下りの場面、岩場と雪がMIXした状況においては、完全に技術や経験がモノをいい、体力や気力ではカバーしきれないと知識ではあったものの実体験として感じました。
# 岩場でピッケルがきっちり刺さらず、持てるホールドがない場合、
# 足はアイゼンの前爪で決まるものの、手はどう確保して降りるのが
# より安全なのか…の答えが現場では見つからず…ルート選びが悪いのか…宿題。
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