大同心雲稜ルート
- GPS
- 14:28
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,305m
- 下り
- 1,297m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
4時スタート
季節は急に秋に変わり朝晩の冷え込みが厳しく
スタート時は一枚羽織らないと厳しかった
大同心基部手前のガレた急坂は 変わらず悪く 登りも下りも足を滑らさないように慎重に歩く
今回は4人で訪れ ここで小同心組と大同心組と分かれ
それぞれ取付きへ向かう
1ピッチ目
取付きから直上
被り手前までは素直だが この被りをどこから乗っ越せば良いのか分からず手こずる
真っ直ぐだと見た感じ凄く岩がモロそうでとても掴む気にならず少し左へ移動 そこから乗っこそうと試みるも 身体を上げた一手がとても悪く思い切れない
一度身体を下ろして他に手がないか探るも見つからず そうこうしてるうちに腕がパンプしてしまいテンションを貰う
もう少し左だと掴めそうな岩はあるが剥がれた後ばかりあるので とてもそこへも行けず 腕の回復を待ち もう一度トライ
何とか乗っ越すことが出来て直ぐ上にある終了点でピッチを切る
2ピッチ目
少し右上すると しっかりとした終了点が表れ こっちの方が1ピッチ目の終了点にすれば良かったと気付く
そこから少し直上し 次に左にトラバースしていくと核心となるスラブの凹角があり 難儀しながら突破し右上していくと終了点が表れピッチを切ります
最初の出だしでロープの流れを物凄く悪くしてしまい 途中から 先にロープを引き溜めしてから登攀することになったので緊張感が半端なかったです
3ピッチ目
右上に見えるピナクルに向かい登って行きます
特に核心部は無いのですが草付きで滑りやすく 岩も剥がれやすい為 慎重に登る必要があります
ピナクルから少し上がったところに終了点がありここでピッチを切ります
ここまで登るのに かなり手こずり しかも最終ピッチがこのルートの一番の核心となるとの事なので 小同心登攀へ向かった二人に連絡を取り 大同心の頭で待ってて欲しいとお願いしました
4ピッチ目
出だしの凹角を登り 更にほんの少し登るとバンドに到着します
そこからトラバースするのですが そのまま進んでしまうとセカンドが見えなくなってしまう為 かなり短いですがバンド手前でピッチを切りました
5ピッチ目
そしてトラバースして行きます
途中出っ張った岩がある為 その岩につかまり身体を大きく外に投げ出すのですが
岩の手前にしっかりとした支点がある為 気持ち的にも楽に抜けれます
バンドの30cm程下に足が掛けれるところがあるので そこに足を掛け 身体を少し落とすと岩に下がるようなムーブになる為 恐怖感を和らげることも出来ます
6ピッチ目
そして最終ピッチ
出だしは快適に登れるのですが 途中からの薄被り登攀
ここからが 今までの登攀で疲れてしまった腕には かなり厳しく当たります
いつ 力尽きて身体が剥がれるか分からない程なのでA0を多用し登攀していくのですが
上部の頭で待っててくれている仲間の声に とても勇気と力を与えてもらえ最後のガバを取り仲間が目の前に現れた時には 物凄い安堵感と喜びとで涙が出そうになりました
今までこれ程厳しい登攀はなかったです
そしてセカンドも無事にトップアウト!
かなりの時間を仲間二人に待っていてもらったのですが
休憩を取って!との優しい言葉に甘えさせてもらい 頭にて昼食を取らせてもらいました
その後四人でルンゼを懸垂下降3ピッチに切って大同心基部まで降りました
コメント
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いつもありがとう(^^)
お疲れ様でした!今回は本当に厳しい登攀だったね!計画も行動も かなり時間に余裕を持たせておいたから良かったです
その分 オクハチ夫婦には待たせてしまったけど。。
普段のトレーニングが大切だと改めて感じた山行になりました
楽しく安全 それに少しの挑戦が上手く噛合う山行にしていこう!こちらこそよろしくお願いします!
登ってみて思いましたが 結局あの剥がれそうな岩との闘いなんですよね
絶対に剥がれない確証と支点があれば それほど難しくないのですが 剥がれる不安が大きいから引っ張り切れないし乗り込めない そんなルートでした
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