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Yamareco

記録ID: 6013140
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沢登り
丹沢

世附/切通沢支流 日蔭沢〜明神山

2023年10月01日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.9km
登り
703m
下り
687m
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三国峠駐車場
・大型車含め二十台以上
・トイレはなし
コース状況/
危険箇所等
<アプローチ>
三国林道〜切通峠〜日蔭沢右岸尾根下降
・三国峠駐車場から東側の三国林道へ。林道入口ゲートは左隅から入る。
 今の時期、林道はヤマトリカブトとシロヨメナが多かった。
 50〜60分で火燃峠(ひもしとうげ)。
・「みどりの協定区域」看板で林道に別れを告げ、左の明瞭な径路へ入る。
 山腹をトラバースする径路は少しで浅瀬方面への下降登山道分岐点。
 これをスルーし切通峠で登山道と合流する。
・緩やかな1086mピークを約100mほど過ぎ、674標杭から北東方向の
 日蔭沢右岸尾根を下る。
 1050mで左から明瞭な東電巡視路が合わさり、しばらくは快適な道を
 進むが、これも1025mの2つ目の鉄塔まで。
 鉄塔を過ぎると、短いが小ガレの痩せ尾根下降となる。
 ここは体幹バランスが悪い人にはちょっと怖いかもしれませんね。
 995m小ピークは南側斜面を巻くように薄い径路が付いている。
 巻く際に南南東尾根に入らず、先の東尾根に進む。
 910m辺りは小尾根が複数分派している。
 ここは東南東方向の尾根を下っていくと、眼下に新大棚沢林道(未舗装)
 が見える。
 林道に下りる箇所はやや急な赤土ザレだが、何とか下りられる。

<日蔭沢>
webでも『ウォーターウォーキング2』(白山書房)でも紹介されている
とおり、時折小滝と小ナメ、堰堤があるくらいの平凡な渓です。
溯行グレード 1級

・林道に架かる日蔭沢橋の右側(左岸側)から入渓する。
 眼前にある6mコンクリ堰堤は一見右巻きがよさそうに見えるが、堰堤落ち口
 へのトラバースが悪そうと判断し、左側を巻く。
・少しで左側平岩状1.5m小滝、2段の長さ10m赤茶ナメを見、860mで
 少しは滝らしい滝、2段2条2.5×7m、3条2m、2条2mが出てくるが
 教蕕らいの登りで楽に越えられた。
・880mで「大棚沢学術参考林」案内板が倒れており、両岸に渡って
 東電巡視路がうっすら伸びていた。
・900m二俣は水量比10:1で右沢には2段8m滝。
 ここで本流は西北西から南西に左曲する。
・935m二俣は水量比1:3。本流の右俣はここで北西に右曲し、
 今日はその先で水涸れとなった。
・960m二俣はどちらも同じようなレベルの沢で、今回は左俣へ進む。
 地形図からは見えづらい小さな二俣があるが、いずれも右へ。
 中央下部が崩れた石積み堰堤、少し上流でまた石積み堰堤を左から
 越える。
・1070mで沢形も浅くなり、硬化した赤土ザレ場となり登りにくいので
 左の尾根に入り、斜面を薄い鹿道を拾って南へトラバースしていくと
 甲相国境尾根1080mの平野方面分岐点標識近くに出た。

<切通峠〜明神山(鉄砲木ノ頭)〜三国峠>
・切通峠から行きに使った火燃峠方向からの道ではなく、尾根通しを
 登る登山道へ進む。
 登山道は1100mで右に曲がる。
 もし明神山から切通峠に下るとき、ここを真っ直ぐに1110mピークに
 登ってしまいそうになるので注意を払いたい。
 左(北)に曲がる箇所には「←ハイキングコース」と書かれた案内板が
 下に立てかけられている。
 実際、切通峠で休んでいると、ご夫婦らしきPTが明神山から下りて
 きたが、どこを間違ったのか火燃峠からの道からいらっしゃった。
 ご本人たちもどこで迷ったかわからない、と申していましたが
 おそらく1100m左曲地点を真っ直ぐ行ってしまったのだろう。
・1100mからビミョーに緩く長い登りが続く。
 上の平坦な大岩と呼ばれるピークまでの間は、踏み跡らしきものが
 複数ありテープも少ない。太った尾根通し沿いに登れば、平坦になった
 大岩からしっかりした登山道となる。
・樹林が開け一気に開放的になる明神山(鉄砲木ノ頭)には山中神社
 奥の院が鎮座されている。
 ここからの展望は山中湖と富士山(晴れていれば)が絶景だ。
 あとは三国峠まで開放的な防火帯のような道を下るけど
 ステップが意外に少なく、濡れていると滑りそう。

 
三国峠駐車場
2023年10月01日 07:19撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/1 7:19
三国峠駐車場
2023年10月01日 07:20撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/1 7:20
2023年10月01日 07:21撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/1 7:21
2023年10月01日 07:24撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/1 7:24
2023年10月01日 07:27撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/1 7:27
日蔭沢右岸尾根上部から明神山方面
2023年10月01日 09:03撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 9:03
日蔭沢右岸尾根上部から明神山方面
鉄塔を過ぎるとガレの痩せ尾根下降
2023年10月01日 09:04撮影 by  SO-41B, Sony
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10/1 9:04
鉄塔を過ぎるとガレの痩せ尾根下降
右岸尾根末端
2023年10月01日 09:40撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 9:40
右岸尾根末端
2023年10月01日 09:42撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 9:42
出だしの堰堤は左から
2023年10月01日 09:58撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 9:58
出だしの堰堤は左から
2023年10月01日 10:09撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 10:09
2023年10月01日 10:14撮影 by  SO-41B, Sony
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10/1 10:14
日蔭沢はこんな小滝くらいです
2023年10月01日 10:35撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 10:35
日蔭沢はこんな小滝くらいです
2023年10月01日 10:39撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 10:39
2023年10月01日 10:41撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 10:41
2023年10月01日 10:53撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 10:53
2023年10月01日 11:29撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 11:29
2023年10月01日 12:03撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 12:03
上流部の石積み堰堤
2023年10月01日 12:13撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 12:13
上流部の石積み堰堤
詰めの硬化した赤土ザレ
2023年10月01日 12:21撮影 by  SO-41B, Sony
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詰めの硬化した赤土ザレ
2023年10月01日 12:28撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 12:28
1100m。明神山から切通峠へ下るときに真っ直ぐに行きやすい地点。ルートは左(北方向)。
2023年10月01日 13:13撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 13:13
1100m。明神山から切通峠へ下るときに真っ直ぐに行きやすい地点。ルートは左(北方向)。
大岩の平坦地
2023年10月01日 13:47撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 13:47
大岩の平坦地
明神山山頂の奥の院様
2023年10月01日 14:05撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 14:05
明神山山頂の奥の院様
明神山からの眺め
今日は曇りです
2023年10月01日 14:07撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 14:07
明神山からの眺め
今日は曇りです
三国峠への下り道
2023年10月01日 14:10撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 14:10
三国峠への下り道
2023年10月01日 14:16撮影 by  SO-41B, Sony
10/1 14:16

感想

日蔭沢960m二俣右岸側から何度か聴いたことがあり間違いないと思われる
クマちゃんの駆け下りてくる音!
こういう足音を立てるときは敵?をまだ認識していないので
いつもながら「ワン!ワ・ワーン!!」と犬声で威嚇する。
どうやら相当慌てたようで、バンバン落石を起こしながら
下流へと去っていきました。

丹沢山系でクマちゃんと出逢ったのは
モロクボ沢支流キメ岸沢の詰めで対岸から凄い勢いで目の前に
下りてきた2m級の縦も横もドデカイ熊ちゃんとお互い
威嚇し合いながら対峙したこと。
野仙沢左岸尾根の下降時に木から駆け下りてきたクマちゃん、
土沢三ノ沢と四ノ沢中間尾根の林道で出合い頭に唸られたクマちゃん、
菰釣山北東部、大棚ノ頭南東部では5mくらい近付くまで気付かず
驚いて藪に転がり逃げたクマちゃん などなど。
大山北東面にも結構います。
あそこは尾根が裸地化して赤土が露出しているから
クマちゃんのミネラル源になりそうですもんね。

クマちゃんは眼から相手の感情(敵意、恐怖など)を読み取る力に
長けているようだから
対峙したときは威嚇はするものの、いつも「ゴメンねー、お邪魔しちゃって」と
できるだけ優しい表情で接するようにしています。

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