紅葉の涸沢カール
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- GPS
- 12:57
- 距離
- 34.3km
- 登り
- 1,454m
- 下り
- 1,437m
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:05
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 2:51
- 合計
- 7:19
- 山行
- 1:21
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 1:22
天候 | 1日目:薄曇り→晴れ→曇り 2日目:曇り→雨 3日目:雨→霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地→横尾:ほぼ平坦な道、一部ぬかるみ。 横尾→本谷橋:平坦な道が多いが、一部ガレ場あり。 本谷橋→涸沢:ガレ場の多い上り。 涸沢小屋→ザイテングラート下:ガレ場の多い上り。わずかに氷化した雪があるものの、滑り止めは不要。 ザイテングラート:山岳警備隊の話によるとチェーンスパイク推奨だが、軽アイゼンや12本爪アイゼンも有効。通行の多い部分は踏み固まって滑りやすくなっていた。 |
その他周辺情報 | 日帰り入浴:上高地温泉ホテル、上高地ルミエスタホテル、上高地アルペンホテル、小梨の湯など。 飲食物販:上高地バスターミナル・河童橋付近に複数あり。 |
写真
穂高岳山荘からノーアイゼンで下りてきたグループと擦れ違ったが、自分にはここをノーアイゼンで安全に降りられる自信が無い。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
着替え
靴
ザック
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
シェラフカバー
インナーシェラフ
LEDランタン兼バッテリー
ヘルメット
|
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備考 | 【ザック重量】 出発時15.8kg(水無し) 最大時約16kg(推定/1日目の横尾での給水時) 【水分消費量】全日とも終了後のビールやコーヒー除く 1日目:840ml(出発前の諏訪湖SAで、かけそばと紅茶を飲食している) 2日目:1000ml 3日目:0ml |
感想
10月に入り、今年の北アルプス登山も終わりが見えてきました。
貴重な三連休ということで、次の三つを目標に新穂高温泉から槍ヶ岳を目指す計画を立てました。
・大キレット(南岳→北穂高岳)
・北穂高岳→涸沢岳(→奥穂高岳まで。余力あればジャンダルム往復)
・涸沢カールでテント泊(タイミング合えば紅葉を見られる)
…しかし日が近づくにつれ雲行きが怪しくなり、天気予報や各山小屋の情報発信を見る限り、雪が降ることは濃厚。
今の自分の実力で雪の大キレットは現実的でないし、そうなると北穂高岳→涸沢岳も同様。ジャンダルムは論外。
ちょうど紅葉も見頃というし、涸沢カールに照準を絞るなら、上高地から素直に涸沢を目指すのが無難…ということで、新穂高ではなく上高地へ入ることにしました。
涸沢の紅葉を最優先にするなら、これで正解だったと思います。
それにしても細かい点では判断ミスが酷く、反省の多い回になりました。
・前日から入山している人には敵わない
→10時半頃に涸沢に到着した時にはコンパネ売り切れ。ちょうど紅葉の時期だし、当然ではある。そのままでもどうにか寝られる場所を確保できたのが救い。
・補給と重量と足が攣る問題
→バスターミナル、河童橋、徳沢、横尾と、飲み水の補給場所は充実しているのでボトルに水は入れなかったが、徳沢を過ぎて足が攣ってしまった。途中の自販機で電解質を摂取すべきだった。
・缶ビールは持参するべきか
→下界で買えば財布に優しくても荷物は増えるし、何しろ途中で空き缶を捨てられずに帰りのバスに乗ることになる。多少価格は上がっても、山小屋で買えば飲み終わった缶を手放せることが多いし、街中の飲食店で飲む金額を考えればそこまで高くはない気がする。
・持っていった意味が無くなってしまった12本爪アイゼン、ピッケル、冬靴
→結局それらを活かすことは無く、無駄に重量だけが増えることになってしまった。
特に2日目、登山道の情報を収集した上で、少しでも軽くすることに気を使いピッケル・アイゼンをテント場へ置いてくる判断をしてしまったのは今回最大の過ち。情報収集は大事だけれど、最終的な判断は自分の責任。テント場に置いてきた荷物も多く、ピッケル・アイゼンの重さは支障にならなかったはず。テント場まで持って来たのに、ここで置いてくる判断を何故してしまったのか。。
あるいは、はじめから雪のある場所へは踏み込まないと決めて秋装備で来ていれば、全行程もう少し軽く快適だった気もするが、…でもやはり紅葉のみに絞る判断はできなかったと思う。
・軽食の販売時間とテントの設営
→13時半過ぎに徳澤園に着いたものの、テントを受付・設営している間に14時を過ぎ、この日はピザを注文できなかった。夕方から雨予報で、実際に16時頃には降り出していた気がするので、早めに設営したこと自体は間違っていなかった気もするが。。
…雪が降って登山道の状況が変わったことは不可抗力であるものの、自分の判断次第でどうにかできた部分も多く、悔しさが残ります。
一方で、下記のように前向きに捉えられる点もありました。
・服装の選択は上手くいき、途中で暑くて脱ぐことも無ければ寒さに縮こまることも無かった。
・紅葉の見頃に重なり、さらに1日目は天気にも恵まれ圧巻の景色を目の当たりにすることができた。
・当初の計画よりも日程に余裕ができたので、お酒や食べ物をゆっくり楽しむことができた。
・服や寝袋等の水濡れや事故、クマとの遭遇なども無く、無事に下山できた。
まだまだ山登りには出かけたいと思いますが、今年の北アルプスはこれで終わりです。
また来年も安全に登れることを楽しみに待ちたいと思います。
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