谷川岳(西黒尾根)
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 1,211m
- 下り
- 682m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はありませんが、西黒尾根後半の鎖場は一部岩が滑りやすいところがあるので慎重に。 |
感想
晩秋に谷川岳へ。
西黒尾根から登り、天神平からロープウエーで下山するルートで行った。
いつもは単独だが、今回は調布の相方と初の2人である。調布インタ近くで朝5時に待ち合わせ予定だったが、先週の仕事疲れから寝坊し、5:45ピックアップ。関越の流れが既に悪くなり始めたため、天神平ロープウエー駐車場を8:00スタートと少し出遅れた。
相方とは初めてなのでペース見ながらだったが、最初の鉄塔までの20分ほどで悪い予感がし始めた。登山口から岩交じりの急登なのだが、大したとこでもないのに手を付いて四つんばいで登るし、妙にふらついてスピード感に欠ける。最初からこれじゃなぁ・・・。
コース自体は、紅葉シーズンは終わり、初冬の空気になりつつあるが、雲ひとつ無い快晴ということもあり、冷えた空気が心地よい気持ちのいいコースだ。
少し登ると谷川岳が見えてくる。切り立ったアルペンムード満点の山だ。一旦登り切ったあと少し下ったところが「ラクダのコル」。谷筋から上がってくる道と合流。ここから岩場が続く。ところどころ鎖があるが基本的にはそれほど急斜面ではないが、ザンゲ岩直下は多少手を使う箇所あり。この辺から見上げる谷川岳は相当な迫力。日本で一番Fatalityの多い山だというが、皆無理するからなのかな。
コースは変化がありとても気に入った。下山コースに取るより、登りで使った方が見上げる景色がいいのでお勧め。
で、相方が相変わらず遅いので、歩いてる時間と待ち時間が多分同じくらいなじゃなかったか。おかげで、疲れは全く無く、東尾根の急な角度や 谷川岳の谷筋の急斜面見ながら、よくこんなところを、それも冬に登る人がいるもんだ、なぞと感動する時間が多く持てたことは良かった。
肩の小屋まで4時間もあれば到着するはずが、5時間強と何と3割増し。聞くとロープウエー最終は5時だという。相方を置いて一人で山頂往復も真剣に悩んだが、本人が死んでもがんばる!と言うので仕方なく一緒に行く事に。この判断があとで大変なことなる。
トマの耳、続いてオキの耳へ登頂。一ノ倉岳〜茂倉岳の稜線が午後遅めの太陽を浴びて厳しくも美しく輝いていた。今度、この先縦走してみたいな、と考えながら山頂を後に。
ここからの下りでまた待ち時間が・・・。
こりゃ間に合わないと思い、登山緊急処置本か何かでみた、ストックとロープを使って背負子方式でオンブして歩いてみるが、ザック2個もあわせるとかなりの重量なので長続きしない。500mほど悪戦苦闘するが、大玉の汗が滴り、腕の筋肉も死んできた。これでは間に合わないと、先に一人でロープウエー駅まで行って最終を待ってくれるよう依頼しに走る。
窓口での返事は、「それは出来ない。事務員も5時の便で皆下山するから、その後は駅周辺で野宿でも、みたいな言い方。嫌ならとにかく早く連れて来い」、とにべもない。
仕方なく、降りてきた道を登り返し、相方を引き連れに戻る。相方はどうやら筋力も弱いが膝も相当来ていたようで足が前に出ない。肩に抱えながらひきずるようにして何とかロープウエー駅まで。もう体力の限界ぎりぎりであった。
なんだかんだ言ってた駅員さんも裏口の近道ドアを開けて待っててくれた。
5時3分のロープウエーに乗った途端、疲れがどっと出て、ペットボトルのスポーツドリンクを一気に飲み干した。
下山後「湯テルメ谷川」で汗を流し、パンパンになった両腕の筋肉をほぐし帰途についた。
やれやれ、西黒尾根はよかったが、妙に疲れる登山だったな。相方は体力的に離れすぎてるとお互い大変なものだな、と、つくづく感じた・・・。
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