赤岳 (南八ヶ岳)
- GPS
- 09:30
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,371m
- 下り
- 1,357m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口から車だと更に美濃戸まで入れるので、往復1時間ずつの短縮になる。 路面は一部狭くみえる箇所や、多少荒れている箇所もあるが、スピードをあげず、小穴にタイヤを落とさずいけば下をこすることもない。普通乗用車で充分可能。 駐車場は各小屋に充分あるが、混雑季は早めに到着がよいかも。 コース自体は、特に危険箇所は無い。 雪もほぼ完全に溶けてなくなっている。 赤岳南面の下りや、中岳から阿弥陀岳の登りは急なので、下りで落石など落とさないよう注意要(私は1個「らくー」してしまった。) |
写真
感想
美濃戸から赤岳 単独日帰り。
ろくにトレーニングもしないまま、気合で赤岳に登った。
千葉の自宅を朝5時に車でスタート。
京葉道路〜首都高〜中央道と順調に八王子を抜け、途中PAで休憩後、7時頃美濃戸口通過、やまのこ村の駐車場に7時半到着。
森林帯を快調にゆき、平坦な川原を抜けて行者小屋へ。
20分ほど休憩の後、地蔵尾根。かなりの急斜面で一部雪が残っているが、歩きには全く支障ない。尾根直下の岩場でしばし絶景を眺めつつ、足許に注意して登る。
途中、花の写真を撮ってる年配のカップルや、立ち止まって景色撮りまくってる兄ちゃん、上から降りてきて岩場楽しんでねと声かけてくれる中年カップル、下から追い上げてくるが途中でダウンの兄ちゃんなど(こっちも多少慌てて登ったが)など山は色々な人々がいるもんだと感心する。
日ごろの運動不足から、最後息があがりながらも展望荘到着、5分ほどトイレ休憩ののち、最後の尾根へ。高度のせいか少し息苦しいが富士山も遠望され気持ちがいい。
無事、赤岳北頂に到着後、南頂の頂上小屋にて大休止、ランチ。
しばし晴れ渡った太陽に暖められた後、南側から下山。阿弥陀岳方向に折れたあとも、かなりな急角度で岩場が続く。対向で登ってくる人たちは皆苦しそう。ふと見上げると北アルプスから、南アルプス、富士山と晴れ渡った青空に蒼い山々が映える。単独で上がってきた松本から来たという兄ちゃんによると、こんな天気は滅多にないそうである。
確かに、日本列島の最も幅広な部分を左右に見渡せている。
ひとしきり感激しながら、更に下ると、斜面がゆるいで砂混じりに。後ろを振り返ると、赤岳の西面直下が大迫力である。
西方には中岳と阿弥陀岳が折り重なるように見え、カラフルなウエアを着た数人がゆっくり登っているのが見える。ふと、なんだか映画見てるみたいだな。。。自分がこれから登る実感がしない。ほぼ無風の陽だまりの中、乾いていく汗を感じながら中岳との鞍部に広がる新緑の草原を眺めていると、やたらすがすがしく、つくづく「ヤマっていいな」と一人ごと。
これが私がヤマにはまって行く原体験になってるかも。
軽く中岳を越えた後、阿弥陀に取り付く。ハシゴや鎖続きの急登。私を追い越していった兄ちゃんも息が上がっており、目をあわせてお互いぜーぜー言いながら苦笑い。
何とか阿弥陀頂上へ到着。南面は急峻に切れており、ここを冬に登る人が信じられないな、とつくづく思う。
一息したあと下山開始。
コルを左折し行者小屋方面に下っていくと、次第に膝頭が痛くなり始め、半びっこ状態で行者小屋到着。しばし膝マッサージ休憩のあと、3時に再スタート。
しかし、こんなに膝が痛くなったのは初めてかも。
30分歩いては小休止しないと続かない。
右はそこそこ大丈夫なのだが、左が・・・。
最後は15分引きずっては5分から10分休憩のありさま。
川渕で休憩していると、女性が一人、こんにちはと通過したあと、川べりでぼーっと水面を眺めている。
重い腰をあげて歩きはじめると、その女性が後ろからついてくる。私のことが気になって待ってくれていたのか?ちょっと勘違いしそうになる。休憩直後は膝は大丈夫だが、そのうちまた激痛が走り始め立ち止まり、先に行ってもらう。「私も早くないから・・・」と言っていたが、私はこのスピードは5分しか持たないので、と先に行ってもらった。やっぱり勘違いじゃなかったみたいだな残念(!?)。少し別のことに意識がいったので最後は痛みも楽に下山。しかし美濃戸山荘前で休憩後のやまのこ村までの200mがやけに長かった・・・。
美濃戸口までの山中で、鹿発見!奈良育ちの私だが、こういうところでの思わぬ遭遇にしばし車を停車。向こうもこっち見てる。写真のストロボに驚き、立ち去っていった。
下山後、村がやってる日帰り入浴施設でほっこりし帰途につく。ここの温泉の質は硫黄泉系のいいお湯だった。
カリフォルニアの4000m、帰国後、 前年の富士山以来の山でしたが、とても気持ちのいい一日だった。
次はどこに行くかな?そんなことばかり考えてたので、千葉までの道のりは、途中渋滞回避のため1時間ほど仮眠したが、思ったほど苦にはならなかった。
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