祝!!ロープウェイ再開 木曽駒ヶ岳
- GPS
- 03:28
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 530m
- 下り
- 610m
コースタイム
- 山行
- 2:21
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 3:26
天候 | 麓は晴れ 山頂はガス 吹雪 時々青空 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
3か月ほど歩かれて居なかった千畳敷き辺りも、雪が締まって居てラッセルは皆無。 非常に歩きやすい雪の状態でした。 |
その他周辺情報 | こまくさの湯他 |
写真
感想
昨年12月の雪により通信用の鉄塔の倒壊があり、不通に成っていた駒ヶ岳ロープウェイが、この日3カ月ぶりに開通した。
中央道駒ケ根インターからの道路にも全く雪は無くなり、運転には全くストレスの無い季節に成りました。春の彼岸を過ぎたので当たり前か。
午前8時15分が菅の平からのバスの発車時刻に成る、小1時間前に駐車場に到着して装備を整えバス停に並んだら、なんと一番乗りだった。
このあとロープウェイにも一番に乗り込んだが、ロープウェイ待ちの間に「テレビニュース」の取材陣にインタビューを求められ取材に協力しておいた。
ロープウェイに一番に乗り込んでゴンドラの奥に入ったら、降りる時は最後に成ってしまった。
10数人の登山者が居て、中には遠く茨城県や神奈川県から来たと言う方も居た。
これだけの人数が居れば、ロープウェイの千畳敷駅からラッセルが有っても、交代で先頭を務めれば何とかカールの上部の乗越まで乗り切れるだろう。
駅舎から見える千畳敷カールは、まだ青空勝ちな天候の中とても綺麗に見えた。
雪の締まり具合を調べるため、駅舎横の登山道の入り口まで靴のまま行って見ると、雪の状態は非常に良好だった。
いったん駅舎に戻りザックからアイゼンを取り出して装着した。
今日はラッセル覚悟でワカンも持って来ては居るが、どうかこのまま必要無しで居てほしいと願った。
相変わらずテレビカメラが我々登山者の歩きはじめる絵を狙って構えている。
ここでもまたgraveltrekは一番乗りで登山道入り口へ向かったので、映りはバッチリの筈である。
「山岳救助隊員」の方に、どの様なルートで先に進めば良いのか指導を受けて居る間に、宝剣岳に登ると言う登山者二人が先行して行った。
この二人はスノーシューを装着していたが、まったく足が潜る事がない今日の雪質では邪魔に成ってしまったスノーシューを、千畳敷カールの急登が始まる頃には脱ぐ為に一旦休憩した。
おかげで再び私が先頭を歩く、くどい様ですが、この3カ月誰も歩いて居なかった千畳敷カールの急登である。
千畳乗越に上がり切る手前で、神奈川から来た青年に抜かれた。
彼の脚力は驚異的で疲れを全く知らない様であった。
graveltrekが300歩に一度程ルート(方向)を確認するために歩みを止めるが、その彼はまったく休みなく登って行って行くので、みるみる差は広がるばかりだった。
この頃には、北西から流れて来るガスが時々太陽を遮ってしまい、空全体が白く成ってしまう事も多く成って来た。
千畳敷駅から千畳乗越までは初めて歩いたルートだったから、下から見上げる千畳乗越の鞍部のどの辺りに登り詰めるのかが分からなかった。
千畳乗越の上部は昨年一度来て居るので勝手が分かった場所だ。
乗越に登り詰めても雪質に変わりは無く非常に歩きやすい。
向こうに見える宝剣山荘は、風裏に成る東側が半分くらいが雪に埋まっていて、北西側は全て雪の中だった。
稜線上は先ほどのカールの急登に比べると格段に風が強く成る。
ハードシェルの風防を頭部に被るが、3月下旬のこの日は、先日までの雪山の様な寒さは無い。
ザックの脇のポケットに入れたペットボトルの水が凍らないのが、その気温の高さを物語っている。
乗越から中岳を目指して真っすぐ進んで行く、所々に「油氷」と呼ばれる硬く雪に磨かれ固まった所が点在する、それはアイゼンの歯が刺さるか刺さらないかと言う位に硬い氷の塊だった。
神奈川から来た青年は中岳手前で休憩していて、その横を通り過ぎた私は木曽駒ヶ岳山頂に本日一番乗りだった。
木曽駒ヶ岳の山頂でしばらく青空を待ってみるが、この頃が一番ガスが濃くまた風も強くて、寒さに耐えられずに下山を開始した。
帰る方向を見失うガスの濃さで、ガーミンのGPSを取り出してルートを確認する程だった。
少し下りれば、夏道に有る緑色のガイドロープが見つかるので後は心配ない。
ルートでは無い斜面の歩きにくそうな所を選んでは登って行き中岳の頂上を通過した。その後もルートでは無い岩場と氷の所を選んでは、ジグザグに乗越目指して中岳を降りて行く。
他の山に行った時の為に、こう言う簡単な場所で歩行練習とピッケルのワークを確かめて行きます。
時間が余りすぎるので、乗越から東に見える頂き(和合山2911m)を目指して歩く、そのずっと向こうには伊那前岳が見えて居る。
この頃は晴れ間勝で南アルプスも良く見えた。
和合山から伊那前岳を目指す頃にはガスがとても濃く成りだし、ときどきホワイトアウトな状況にも陥ってしまった。
狭い稜線上で足元が見えないのはとても危険なので、千畳乗越へ方向を変えて戻る事にした。
しかし、戻る方向からは北西風に巻き込まれた雪が吹き付けて来る、それがバラクラバを装着した顔に当たって非常に冷たい。
千畳敷カールの急登を下るのはとても疲れる。
シリセードで下れるかもしれないが急坂すぎて止まれそうに無いし、この時下部には登山者が居て激突間違いなしだった。
千畳敷駅に到着したのは昼を少し回ったころで、あまりの山行時間の短さに自分で少し呆れながらも、無事だった事にほっとした一日でした。
相変わらず健脚ですなぁ(^O^)サスガ持ってる男は一番乗り☆
僕ももうちょっと頑張ろうっと
つぎのレコも楽しみにしてますよ~お疲れ様でした
osamu310 さんコメント有難う御座います。
この日は何かと一番づくしでしたね、ちょっと嬉しいgraveltrekですよ〜〜
では〜。
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