唐松岳頂上山荘まであと7m地点で暴風のため撤退!
- GPS
- 04:52
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 959m
- 下り
- 949m
コースタイム
天候 | 快晴なるも丸山手前から風速25m〜30m以上の暴風! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上部のグラードクワッドは9時からとのことで、リフト使わずに歩いた。 ザックは15kgから荷物代かかる。チケット売場のお姉さんに計量させられ、日帰りなので15kgなんてある筈ないと思ったが、14.5kgあった。危なかった…。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
木曜に新雪が10cm程降ったとのこと。ワカンは要らず。気温上がったが、12歯アイゼンで踏み抜くことはなかった。 ド快晴であったが、丸山手前から台風なみの暴風となった。風速30mを超え、完全に進めなくなり、唐松岳頂上山荘まであと7mの地点で危険と判断して撤退。 |
写真
感想
年度末で超多忙であったが、休日出勤の振替休日を27日に取得し、妻が白馬の温泉を予約していた。
折しも天気は快晴予報。これはもう唐松に行くしかない、ということで八方へ。
金曜日なのでゴンドラは8時始発。快晴予報なので金曜日の朝であるが既にゴンドラ乗り場は登山者の列が。
最上部のグラードクワッドは9時始発であるが、予定より早く運行するという話を聞いていたが、妻が「歩いたって20分位でしょ。」と、見るからに急登なゲレンデ脇をすたすたと登り始めた。
仕方なくついていったが、いきなり急登だし、歩きだしたらやはりリフトは予定より早く動きだした。やられた〜。八方池山荘に着いた時点でもう汗だくに。みなさん涼しい顔でリフトから降りてきて支度しているのに、場違いな程汗が。。
しかし、妻はしれっと、「リフト代節約してウオーミングアップできたからいいじゃない」と宣った。。。
それはそうと、空は大快晴だし、白馬三山、五竜、鹿島槍などが真っ白に輝いていてテンションアップ。
一昨日降ったという新雪もいい感じである。が、ワカン使う程でもない。12歯アイゼンのみでok。
この時点では無風で暑いぐらいであった。
丸山までは夏と違って尾根道を直登していくので終始景色が良く、急登すきな妻がすたすた行ってしまうのでついていくのに必死であったが、なにしろ景色が良過ぎてテンション上がりまくり。
途中から丸山付近に怪しい雪煙が見えてはいたが、この時点ではあまり気にしていなかった。
丸山の手前からかなり強風となったが、まあ許容範囲内。
と思っているうちに風はドンドン強まり、ストックでは危険そうになってきたのでピッケルに変更。
朝、八方池山荘から出発したという人たちが、「風が強すぎて撤退した」といいながら引き返してきた。
うーむ。かなり嫌な感じが。。。
さらに進むと雪礫が身体中に当たって痛くなってきたし、風速も30m超となり、これはもう台風並でヤバい感じに。かなり先を歩いていた妻が、向かい風で進めなくなっていたので追いついた。
冬季の浅間や八ヶ岳、鳳凰なども風が強いが、これまでの経験から風速25m位までは凌げるが、これはそれを超えている。
お互いの声も暴風にかき消されて聞こえず。耐風姿勢をとりつつ進んではきたが、あと7mで頂上山荘というところで、危険と判断し、撤退を決めた。これ以上は匍匐前進しない限り進めない。吹き飛ばされて滑落は避けたい。
いや、これだけの快晴なので、剱はさぞや綺麗なのであろうが、一目見ようとして飛ばされる危険は冒せない。
ということでUターン。
最後は方向転換するのも大変であった。
あと7m。されど、7m。
丸山まで引き返すのも難儀であった。不帰からの暴風で、体重の軽い妻は右手斜面に流されそうになる。
いやしかし、丸山からさらに降りると嘘のように無風であり、上の暴風が信じられない。
八方池山荘前なで降りてランチしたりコーヒー飲んだり。まだ時間も早いので帰りのリフト代もケチって足で下山。
スキー場は快晴無風であり、皆さん満面の笑顔でスキーを楽しんでいた。
長いこと山に行っており、数々の撤退もしてきているが、さすがにあと7mのところで撤退したのは初めて。
妻は天気図を眺めて、「明日は風弱いよ。明日また来ようよ。雪の状態も分かったし、明日は土曜日だから始発も早いし。」と、翌日も行く気満々であったが、なんだかすっかり気が抜けてしまった。。。
まあ、こんな日もある。
八方池山荘入口に貼ってあった「撤退する勇気を」の文字に、深く頷きながら下山した。
ペンさん 今晩は(お久しぶりです )
空のBlueに目が眩みそうな快晴
一変した爆風の襲来!
山の楽しさと厳しさを日帰り15圓離競奪が支える強さ
なんて感じました
何度となく踏みしめただろう唐松の頂からの絶景!
必ず訪れるだろう次の機会を楽しみにしております
ではでは
naotosasさん、こんばんは。
山行はあくまでもレジャーなので、安全第一、と
と強行したそうな妻を説得しました
まあ妻もさすがに最後は撤退せざるを得ないと思ったようです
突風には重いほうがいいとはいいますが、
ザックだけなく体重も軽量化しないといけませんね
見てるとのどかそうなのにね〜〜〜
まあ、たしかに、あそこはあと7mが危険ですねえ。
勇気ある撤退に拍手。
(ぺん妻が3m飛ぶシーンは浅間で目撃したし・・・)
私は、本日は何故か日比谷公園の地元メシフェスタに行って
最終日夕方で半額になった地ビールをダンナと娘と3人で飲みまくり
その勢いで神田山に登頂してしまいました。
神田山登頂記念品はそのうちお披露目いたしま〜す。
姐さん、そうなんですよ〜。
今にも妻が飛びそうでハラハラしました
台風が近づいた際に熊の平からの稜線で吹っ飛んだ時に匹敵する風でした。
神田山記念のお披露目、お待ちしてます
グラードクワッド・・・
あれは8時40分すぎには毎回動いてますね〜
私も歩いて登ろうと考えた事がありますが、
結果的に抜かれるので待って乗りました
八方尾根は丸山ケルンが境目で天気が変わるんですよね。
私も昨年は20mをはるかに越えていた事と稜線から
雲が下がってきたので迷わず撤退しました。
あと少しで山頂なのに・・・・丸山ケルンで帰ると
不完全燃焼ですよね〜
丸山ケルンより下はとっても穏やかで嘘みたいな天候・・
ハイキングで終わった感が・・・
でもここの尾根歩きは素晴らしいです。お疲れ様でした。
いや、carolさんのように丸山ケルンで早々と撤退すれば良かったのですが、
その付近ではまだ風は強いが許容範囲と妻が言い張ったので、
さらに前進して山荘まで7m地点まで進んでしまいました
そこまで登りましたので、自分としてはそんなに不完全燃焼とは思わなかったのですが、妻は超不完全燃焼状態のようで、宥めるのに一苦労してます
写真ではブルースカイに白い峰々で山歩きのベストコンディションに見えますが
暴風で山荘手前で敗退とはびっくりですね〜
ただ25番の奥様の写真をよく見ると装備といい姿勢といい「暴風」に納得ですね。
「方向転換するのも大変」我々も以前南アルプスの茶臼岳への稜線で体感しました。
そろりそろりとうしろ歩きをしながら機会を見計らっての方向転換。思い出しただけでも怖い
そして丸山に戻ると無風とはっ
それにしても日帰りで14.5キロのザックって。。
それってkameの2泊3日の無雪期テント泊装備の重さですよ
とっくに健脚なのにそんなに鍛錬しちゃ困りますよ〜〜
いや、出だしは暑いぐらいのベストコンディションと思ったのですが。。
本当に丸山で早々に撤退していたら翌日再訪もありえたかもしれませんが
ここまで進まないと妻があきらめませんでしたので…
そうなんです!仰る通り強風すぎると方向転換も難儀ですよね
細い稜線上はバックで後ずさるしかなく、少し幅のあるところでピッケル支点でようやく回転できました
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する