中ノ湯から焼岳北峰へ
- GPS
- 06:42
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 955m
- 下り
- 958m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
焼岳に行って来ました。
ここは冬季にはマイカーだとアクセスが悪く、日帰りなら坂巻旅館に駐めて歩くか、さらに戻って沢渡の駐車場からタクシーを使うかしないと登山口までたどり着けないそうです。
でも泊まりなら中ノ湯の駐車場利用でき最短で登る事が出来ます。
たまにはそんなのんびりした山行も良いかなと計画を立てました。
地元なので悪天は避け、土曜日に登山をして下山後の温泉旅館を楽しむことにしました。
この日中ノ湯から焼岳に登ったのは我々だけで、他の人達はスキーの1組、スノボー1組、スノーシュー1組の計6名の方は釜トンネルから下堀沢コースを来たようでした。
(翌日には中ノ湯からは数組が登った様です)
登山道は中ノ湯から安房峠へ続く雪で埋もれた道路を3つ越え、戻るように右に迂回して沢筋までいってから一気に登りになりました。
これがいきなりの急登でびっくりしました。幸いトレースがあり雪もしまっていたのでラッセルすること無く登っていくことが出来ました。
新雪後だったらさぞ大変だろう、よく途中で敗退するレコも見ましたが、納得できました。
急登のあと普通ののぼりになって、中ノ湯から1時間半ほどで広場に着来ました。
曇っていた空もだんだん良くなってほっと一安心です。
正面に南峰と北峰が聳え、その谷間の雪渓に2名の先行者が登っていくのが見えました。
他には先行者は見当たりませんでした。
アイゼン、ピッケルの装備で谷筋を登り出しました。
しばらくはトレース上を登っていきますが山頂付近の噴煙がはっきり見えだした辺りで、トレースがいきなり右に折れて尾根に向かっています。
これは先行者のトレースではないようです(彼らはスキーだったためトレースが分りませんでした)
なぜこちらにと思いましたが、案外近道なのかなと思って登ってみましたが、岩場近くになるとトレースがシリセードの跡に変っていました。
なんとか這い上がって尾根に取り付くも進行方向は大岩があって進めません、結局少し下って岩場と雪のミックス地帯を回り込みながら尾根沿いを進む形になりました。
かなり急で滑落の危険大でしたが、落ちても雪が腐っているので岩場以外は怪我はしないだろうと思いながらおそるおそる進んで安全な尾根まで来ました。
やっと一安心、これかこの山行での一番のスパイスでした。
でもそこから先も雪の落とし穴があったり、ナイフリッジがあったりと面白かったです。
北峰の最後の登りも雪穴やガスに気をつけながら登りました。
山頂まで3時間少し、休憩をしながらでしたが思った以上に早く着く事が出来ました。
山頂からの眺望は期待以上の素晴らしで、大満足でした。
帰りは、登ってきた広い雪のバーンをソリで颯爽と下れることを楽しみにしていました。
ところが雪が腐りすぎて、ソリのトレースがついていないところだと直ぐに止まってしまいます。
仕方ないので、誰かが先行で跡をつけた上で下るといった繰り返しで滑ってきました。
リンドウ平に下って来たときには風も無く青空が広がりぽかぽか陽気です。
ここでしばし昼寝をしてから楽しく下りました。
また旅館も静かで、温泉は最高で料理も美味しくアフター登山も満喫しました。
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