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Yamareco

記録ID: 608425
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

田代峠入口-大平山-青笹山-田代峠-徳間峠

2015年03月28日(土) [日帰り]
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GPS
07:46
距離
9.2km
登り
1,297m
下り
1,303m

コースタイム

徳間峠入口 0710-34
ゲート(640m) 0756
青笹山(大平山)登山口0807
830標高点(送電線)0820-30
1162.5m三角点 0909-20
二本杉 0935
第一尾根 0946
第二尾根(1460) 1000
稜線(大平山) 1014
足がつり休憩 1025-30
青笹山 1033-55
崩壊地 1126
田代峠 1143-1200
砂子山 1235
送電線(上) 1247-58
深タオ峠 1312
赤岳 1333
徳間峠上930m付近1359-1415
徳間峠 1429-33
岩小屋 1509
興津川吊橋 1514
徳間峠入口 1520
天候 晴れ。概ね南寄りの微風
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
徳間峠入口まで狭い道だが舗装。徳間峠入口は縦列に3〜4台ほど駐車可。
さらに進んで田代峠方面標高640m付近のゲートまで乗用車で十分入れる。
ここも数台駐車可。
コース状況/
危険箇所等
1162.5三角点経由大平山への尾根:意外に踏まれている(山と高原地図なら破線級と実線の間位)。目印等もまずまず。
青笹山-田代峠:明瞭。崩壊により南部町の通行止表示あり。上部氷化残雪有。
崩壊部分については人によるとしか言えません。(これからさらに悪化可能性有)
感想に書いたことは参考程度で、最終的には現地での判断になると思います。
田代峠-徳間峠:マイナーだが一般登山道の範疇(破線級)。目印もまずまず。
徳間峠-入口:破線級と実線の間位でまず問題なさそう。
その他周辺情報 新清水ICから登山口までコンビニはなし。
舗装がなくなる場所が徳間峠入口
舗装がなくなる場所が徳間峠入口
山奥ですが、人家、牧場、バンガロー、シイタケ栽培場等、色々とあります。
山奥ですが、人家、牧場、バンガロー、シイタケ栽培場等、色々とあります。
標高差1000m近く、壁ですね
標高差1000m近く、壁ですね
ゲートの看板。この先の状況はさらに奥に進まないとわかりません
ゲートの看板。この先の状況はさらに奥に進まないとわかりません
歩道入口の標識。田代峠に行くにしてもここでは歩道に入らず迂回
歩道入口の標識。田代峠に行くにしてもここでは歩道に入らず迂回
しつこいですが、険しい
しつこいですが、険しい
大平山方面登山口の標識。田代峠に行く人も間違って入ってしまうかも。
大平山方面登山口の標識。田代峠に行く人も間違って入ってしまうかも。
830m標高点より南方
830m標高点より南方
830m標高点より稜線方向
830m標高点より稜線方向
830m標高点より稜線方向
830m標高点より稜線方向
1163三角点から笹がうるさくなる
1163三角点から笹がうるさくなる
稜線に着きました。いきなり南アルプスの展望が圧巻
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稜線に着きました。いきなり南アルプスの展望が圧巻
笹の中を行く
右手に富士山
空気が澄んで素晴らしい
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空気が澄んで素晴らしい
山頂間近。しかし...
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山頂間近。しかし...
南ア南部から深南部
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南ア南部から深南部
一昨年見た懐かしい看板
一昨年見た懐かしい看板
右手ぎりぎりが笊で、右から順に悪沢、赤石、聖でいいのかな?
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右手ぎりぎりが笊で、右から順に悪沢、赤石、聖でいいのかな?
安倍東山稜
このおなじみの看板もちょっと久しぶり
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このおなじみの看板もちょっと久しぶり
こんなところにいきなり掲示されても...。登山口に出してくださいな。とか、文句をつけつつ、無視してみる
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こんなところにいきなり掲示されても...。登山口に出してくださいな。とか、文句をつけつつ、無視してみる
富士山を見ながら下る
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富士山を見ながら下る
崩壊地の尾根上ルートです
崩壊地の尾根上ルートです
どうにか田代峠に着きました
どうにか田代峠に着きました
東海自然歩道の看板。通行止標識はここにもあります。ベンチは一段上。
東海自然歩道の看板。通行止標識はここにもあります。ベンチは一段上。
こんな感じで、笹が被った急斜面をロープで登る
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こんな感じで、笹が被った急斜面をロープで登る
表示がナゾ。送電線のすぐ上の1000mちょっとの所なので標高点はないと思いますが
表示がナゾ。送電線のすぐ上の1000mちょっとの所なので標高点はないと思いますが
左奥高ドッキョウ。前方赤岳
左奥高ドッキョウ。前方赤岳
送電線の間から富士山。
送電線の間から富士山。
安倍東山稜方面
砂子山を振り返る
砂子山を振り返る
赤岳付近ははとりわけ笹がうるさい
赤岳付近ははとりわけ笹がうるさい
高ドッキョウ
富士山そろそろお別れ。高速からまた見えますけど
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富士山そろそろお別れ。高速からまた見えますけど
昨年来た徳間峠
花が全然ないのも寂しいので撮りました
花が全然ないのも寂しいので撮りました
興津川。最上流にしては水量多く谷の構えも大きい。橋も立派
興津川。最上流にしては水量多く谷の構えも大きい。橋も立派
せっかく立派な橋なのに。使わないのはもったいなく思い、遠慮しませんでした
せっかく立派な橋なのに。使わないのはもったいなく思い、遠慮しませんでした

装備

個人装備
軽アイゼン使用せず。

感想

雲りがちだが昼近くなると晴れる予報。
田代峠入口のゲートまでは乗用車で問題なく入れそうだ。
その先、東海自然歩道への入口には、田代峠までは要迂回の表示があり。
さらにその先の車道はがけ崩れが多く、ゲートが開いていても車は通れそうもない。
それにしても斜面の傾斜がすごい。糸魚川静岡構造線そのものだ。(異説もあり)
10分程で(大平山経由)青笹登山口の表示。道があまりしょぼいようなら田代峠経由の
つもりでいたが、しっかりしており、こちらから登る。
急傾斜だが、非常によく踏まれた道。清水少年自然の家のポールがあり、
学校登山などに使われているのだろう。杉とヒノキが混じった林相だが、
花粉症の症状は出ない。830標高点が送電線の下で展望が得られる。
数箇所、仕事道が分岐しているが、大体明瞭で、表示もあるので
迷うようなところはない。
1162.5m三角点から先、広葉樹に変わり、次第に笹がうるさくはなるが、まだ
問題はない。しかし第二尾根の表示のある1460m付近でいきなり道がなくなる。
これは、一度雪に押し倒された笹が中途半端に起き上ったためのいたずら。
雪国のネマガリダケは雪から顔を出すとすぐに勝手に起き上るが、
この辺の笹は丈が高いくせに細いので、このようになるのだろう。
よく見れば道はわかるし、さして長い距離ではないが、丈が高いので、
なかなか労力を要した。
その先は道に雪が若干残った状況で、間もなく稜線。天気は良くなり、大気も澄み、
展望はすばらしい。一昨年有東木から登った時は展望はいまいちだったのでうれしい。
が、間もなく、足に異変を感じる。そう、昨年同時期、高ドッキョウから平治の段に
向かったときと同じく、攣りそうなのである。笹を分けるのに一生懸命で
ペースが狂ったのと、体の冷えによるものだろう。
あと5分かそこらなので、と、だましだまし歩くが、ついに全面的な痙攣となり
崩れるように座り込んだ。間が悪いことに、ここで後続者に追い抜かれる。
蒼い顔をしていたのは気づかれなかったようだが、こんなところで休む変なやつと
思われただろう。
ともあれ、何とか青笹山頂着。
さて、下ろうとすると、田代峠方面へは通行止の表示。南部町のページは
少し前に見たが、出ていなかったやうな....。
だめなら戻るとして、まずは、予定通り田代峠へ向かうことにする。ここの下りは、
登路を上回る急傾斜の上、笹丈が高く日陰になるため、道の上に氷化した雪が残り、
下りにくい。笹を頼りに下るが、細くて頼りない。
やがて、先ほど山頂直下で抜かれた方が引き返してくるのに会う。
ロープもあるし行けば行けると思ったが、大事を取ったとのこと。
しかし、もうこの急傾斜を引き返したくはない...。

まもなく問題の崩壊地。ルートは尾根上を行くものと巻道がある。
最初に尾根上を見たところ、北側がいかにも危ないが、ロープは
しっかりしており、東側の後半2歩は南側へ一段降りれば問題ないので、
バランスが必要なのは前半2歩、という目論見が立ち、その通り問題なく
通過できた。よって巻道のほうは不明。

間もなく田代峠。まだこむらがえりの状況が悪いので、ここで打ち切るか
思い悩んだが、まずは少し登ってみてということにした。
少し登ってみると、万全ではないが何とか行けそうなので、進んでみる。
登路が真南を向くところは非常な急傾斜で、ロープが連続し、その先は
地形図に出ない細かいアップダウンが多くて長く感じた。道は思ったより明瞭。
砂子山を過ぎて、送電線の下で展望が得られるが、下の送電線から
深タオ峠までの下降が少しの間、ややわかりにくいかも。登り始めもまた不明瞭。
しかしその先にはロープもある。
イワカガミの葉が多く、花の時期はきれいだろうが、ヤマヒルも出るか?。
赤岳前後は笹の被りが多い。次のピークで休憩などと考えていたら
そのピークは超ササヤブだったり...そんなことをしているうちに
またこむらがえりがやばくなってくる。
休憩後、間もなく、去年来た徳間峠。そこからの沢沿いの道はまずまずで、
甲州側からの道より歩きやすい。
興津川には不相応に立派な吊橋があるが使用禁止の表示。徒渉も可能だが、
滑ると靴を濡らしそうだし(以下自粛)。

全体としてはほぼぴったり予定通りの行程(田代峠を境に前半が20分早く、
後半その分遅い)だったが、後半の調子の悪さを考えると、田代峠で
打ち切るべきだったかもしれない。
それにしても、こむらがえりが春の恒例行事のようになりつつあるのが悲しい。

おしまい

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