鋸岳 釜無川ゲートからピストン（横岳峠テント泊）

2023年10月21日(土) ~ 2023年10月22日(日)

• GPS: 14:26
• 距離: 27.9km
• 登り: 2,280m
• 下り: 2,287m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:10
• 休憩: 0:26
• 合計: 4:36

距離 11.7km 登り 1,256m 下り 193m

11:21 釜無川駐車スペース
11:26 11:27 釜無川ゲート
14:13 14:31 ログハウス（小屋）
15:15 15:22 「富士川の水源」標識
15:57 横岳峠

2日目

• 山行: 7:53
• 休憩: 1:54
• 合計: 9:47

距離 16.3km 登り 1,045m 下り 2,099m

5:32 横岳峠
7:47 7:50 三角点ピーク
8:17 8:30 角兵衛沢ノ頭
8:47 8:59 鋸岳
9:14 9:30 角兵衛沢ノ頭
9:49 9:55 三角点ピーク
11:06 11:59 横岳峠
12:26 12:32 「富士川の水源」標識
12:58 13:03 ログハウス（小屋）
15:13 釜無川ゲート
15:19 釜無川駐車スペース

天候

晴れ　時々　曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

釜無川ゲート手前の広い場所に路上駐車

コース状況／危険箇所等

ログハウスまでの林道は、ログハウスの手前で3か所崩落しています。一旦河原に降りて通過後登り返すことになるのですが、ピンクテープも踏み跡も分かりずらいので、GPSを見ながら慎重に行く必要があります。
ログハウスから先は一旦枯れ沢に降りて樹林を抜けた沢沿いを登ります。小屋の裏山にもトレースがあって間違いやすいので要注意。
樹林の中は複数トレースがある場所がけっこうあります。ピンクテープを見つけるようにしましょう。
林道歩きは噂通りの長さです、折りたたみ自転車があれば使った方が良い。疲れた下りで威力を発揮するでしょう。

写真

10/21 12:28

ゲート手前の広くなった場所に駐車。10台ほど停められるスペースがありますが、土曜日の朝11時で3台だけでした。

10/21 12:29

ザックは今回もUL系のトレイルバムステディにしました。

10/21 12:40

駐車スペースからすぐのところにゲートがあります。ゲートは閉まっているので左の小屋裏を通って進みます。

10/21 13:20

長い長い林道歩きの始まりです。奥に鋸岳が見えました（ピークファインダーによると、真ん中の山じゃなくて左側にちょこっと見えるのが鋸岳のようです）。

10/21 13:42

ゆるい上り坂の林道歩きが続きます。

10/21 14:14

いよいよこの先は工事車両も入れない本当の通行止めです。

10/21 14:18

しばらく行くと、ついに林道の崩壊地点がありました。右の壁に23の看板があり、その手前に河原に降りるトレースがありました。

10/21 14:19

崩落部分は河原を歩きます。コンクリートの建造物のところで軽い渡渉があり、その先で林道に戻るトレースがありました。

10/21 14:28

林道は荒れ荒れで、石ゴロゴロの道になります。

10/21 15:09

突然右のネット裏で黒い動物が動きました。熊！！！
いやカモシカかな？すぐに走って行っちゃった。カモシカかなぁ　

10/21 14:31

さあ、2か所目の崩落地にやってきました。完全に崩落していないので、右側を通ればまだ先に進めるんですが河原からの距離が遠くなるだけなので、早めに河原に降りるのが正解です。

10/21 14:38

ここが崩落箇所です。舗装道路の裏側が見えていますね。

10/21 14:39

岩ゴロゴロの河原を進みます。

10/21 14:44

右側に支流の流れ込みが見えました。どうやら橋が崩落したんですね。ガードレールが垂れ下がっていました。

10/21 14:44

ガードレールが垂れ下がった支流流れ込みの左岸を直登するのが正解です。かなり急登ですが、危険な場所はトラロープが張ってありました。

10/21 14:47

直登を登り切って支流の対岸を見る。この崩落はまだ終わっていませんね。縁には近付かない方が良いと思います。

10/21 14:52

しばらく歩くと3箇所目の崩落場所がありました。ここは分かりやすく、河原に降りて崩落場所が終わったら林道に復帰するだけでした。

10/21 15:13

ここも林道は崩落していますが、斜面に細く踏み跡があるのでそのまままっすぐ進みます。

10/21 15:25

スタートから3時間ほどでログハウスに着きました。紅葉がキレイですね。

10/21 15:27

これがログハウス。工事関係者用みたいです。中には入れないようです。

10/21 15:27

軒下は自由に使えるみたいです。荷物をデポしている方がいますね。快適そうなのでここで泊まろうかしばらく悩みましたが、明日の行程の長さを考えると先に進んでおいた方が楽だろうという結論になりました。

10/21 16:02

小屋を出てすぐ、小屋裏の斜面をそのまま登ってルートミス。ヤマレコアプリの「道を間違っているようです」の音声で気が付きました。正解はいったん枯れ沢に降りて対岸の樹林を抜けてもう一つの沢沿いを登るです。GPSでよく確認しましょう。

10/21 16:20

富士川源流の看板が

10/21 16:23

水場はしっかりと水が出ていました。ここで水を補給。

10/21 16:54

水場の先はとんでもない急登が続きます。苔の感じがどことなく八ヶ岳っぽくなりました。

10/21 17:09

出発から4時間30分、ようやく横岳峠に到着しました。

10/21 17:38

噂通りの幕営適地。さっそくテントを設営。紅葉の感じもいいですね。

10/21 17:37

さあさあ乾杯です！

10/21 18:22

予報通り雪がちらちら舞うほどの冷え込みになりました。各自テントに入って夕食をいただきます。

10/21 18:32

最近のお気に入り、袋麺ヤキソバにソーセージ＆玉子インの栄養満点ヤキソバをいただきます。

10/21 19:42

夜は早めにおやすみなさい。

10/22 5:21

5時出発予定で4時に起床。うどんを温めて粉末うどんスープ＆生卵をインして釜玉うどんの朝食をいただきます。
外に出しておいたシェラカップの水は凍っていました。もうすぐ冬ですね。

10/22 8:00

5時スタートの予定でしたが、外は真っ暗だったので、明るくなるのを待って5時30分にスタート。急登を登っていると木の間から南アルプスの景色が。これは仙丈ケ岳ですね。

10/22 8:36

開けた場所に出るとバーン。左側には間ノ岳、北岳も見えました。

10/22 8:37

昨夜の冷え込みで。地面には霜柱ができていました。

10/22 8:41

延々と急登を登り続けること2時間で、いよいよ目指す鋸岳が見えました。

10/22 8:51

小ピークの三角点ピークに頂上です。

10/22 8:52

ピークからは絶景が。こちらは北アルプスのオールスターですね。

10/22 9:14

ピークを過ぎると鋸の歯のギザギザ部分の始まりです。右側は切れ落ちた崖が続きます。

10/22 9:16

ギザギザの次のピークから振り返った三角点ピーク。

10/22 9:44

いよいよ最後のギザギザの急登登りです。

10/22 9:56

あそこが山頂か！

10/22 10:04

鋸岳山頂に到着しました！快晴の山頂です。

10/22 9:16

山頂からは360度の絶景が。これは八ヶ岳全山ですね。

10/22 10:24

さあ、帰りましょうか。登りより下りの方が怖いですね。慎重に。

10/22 10:35

切れ落ちた崖の脇を進みます。

10/22 12:19

同じ道をピストンで。長い長い下りを終えてやっと、横岳峠に戻ってきました。

10/22 12:44

横岳峠でランチパックのランチタイム。気圧の関係で袋がパンパンでした。

10/22 14:04

のんびり撤収して、帰りも激下りを下って・・・

10/22 14:12

下りは1時間でログハウスに到着。

10/22 14:46

ログハウスからは長い林道歩きです。帰りは崩落地のルートも分かっているので迷いなく河原への上り下り。

10/22 15:01

通行止め地点には3台折りたたみ自転車がデポしてありました。

10/22 15:36

丁度紅葉シーズンに当たり、山が赤黄に染まって見事でした。

10/22 16:25

ゲートに戻って長い林道歩きが終了。本当に長かった・・・

撮影機器：

DSC-TX30 SONY

感想

そーしん

仙丈ケ岳から見えた印象的な山「鋸岳」。いつかは登ってみたいと思いながら、アプローチの長さが引っかかって先延ばしにしていましたが、山梨百名山をやっている山友さんがぜひやりたいというので一緒に登ることに。
噂通りの林道歩きの長さ、崩落箇所の道の分かりにくさ、急登の連続にやられました。それに鋸岳というとギザギザの稜線歩きをイメージしていましたが、登山の大半は樹林の中です。景色も見えない修行系の山でした。
ボクが登った山の中でも、人には勧めない山リストの上位にランキングします(笑)