滝子山、東稜から南稜(寂ショウ尾根)
- GPS
- 07:25
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,441m
- 下り
- 1,298m
コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 7:24
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路:JR中央線 笹子駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
滝子山東稜は藤沢集落の奥の神社(藤沢子神社)が登山口で、殿平(デンデエロ)まではしっかりし道です。殿平を過ぎて藤沢川へ下る道の分岐から先は、少し踏み跡が薄くなり倒木があったりします。 鞍子山の手前は岩混じりのザレた急登で、そこを登ると火の用心のプレートに、手書きで鞍五山と書かれたピークへ出ます。鞍子山の三角点はなだらかな山稜を西側へ100mほど行った所にあります。 東稜を下りに使うときは、この殿平への分岐が判り難いかも知れません。黄色いテープと青い荷造り紐が巻かれた木が下降点の目印です。 鞍子山から1223mのピークまでは、ほぼ踏み跡ははっきりしています。1223mのピークから御正人ノタルへの下りは、足元の滑りやすい砂混じりの急な下りなので要注意です。御正人ノタルからの上りも同じように滑りやすい道です。 標高1350mあたりから暫くは岩場が続きます。この岩場は潅木が生えているので、それほど高度感はありませんが、それなりに急で踏み跡が判り難いところもありますので要注意です。間違えて登ると厄介な感じの所へ出たりするので、ルートを良く見て登ります。下りの場合は特に注意が必要でしょう。 岩場を過ぎると傾斜は緩くなり、暫く登ると滝子山の三角点ピークに出て、初狩からの登山道に合流します。 南稜(寂ショウ尾根)の下りは「滑落多発!危険」と書かれていますが、山慣れした人ならば下りに使っても、それほど問題ないと思います。ルートははっきりしているので慎重に下れば大丈夫でしょう。 このコースは逆ルートにすると、南稜は岩場が登りなので楽になりますが、東稜は岩場のルートファインディングや急な下りがあるので難度が高くなると思います。 |
写真
感想
滝子山東稜は山頂から殿平/百反刈山まで伸びる山稜で、雁ヶ腹摺山の南尾根と並んで、このあたりの行きたい場所の一つでした。
東稜へ行くのであれば、同列の名前で呼ばれる南稜(寂ショウ尾根)とセットにして、南稜の末端の峰の山も登るという計画にしました。天気が良くて気温が高かったから多少脱水気味になってバテたので、結果的に最後の峰の山は割愛しました。
東稜の岩場は高度感もなく、それほど難しい訳ではないけど、上手く岩場の弱点のルートを見つけて登るという感じで面白い所でした。
他にもなだらかな尾根歩きや急な登りもあって、滝子山へ登るのであれば南稜よりも楽しいルートだと思います。
百反刈山から登ると少し長いけど、鞍子山から北側の尾根に恵能野川へ下りるような踏み跡があったので、真木温泉の少し先までバスで行って、その尾根を登ればアプローチが大幅に短縮されます。次に東稜へ行くことがあれば、このルートにしようと思っています。
三角点ピークの東稜の分岐の道標には、「この先岩場 危険」とだけ書かれています。寂ショウ尾根の下りの道標には、一応、寂ショウ尾根と書かれていますが、それより大きく。「滑落多発!危険」と書かれています。
これは『あまり行って欲しくはないけどルートはあるよ、ただしよく検討して自己責任でね。』という事だと思います。
他の山域で、こういうルートは「行き止まり」とか通行禁止にしているのを見かけますが、装備や技術的にそれなりのものを持っているのであれば、行かせてくれても良いのではないかと思います。山登りとは元々そういう遊びなので。それからすると、この道標は粋な計らいだと思います。
ただ、自分で判断できない登山者も多いし、ベテランでも何かの拍子に事故らないとはいえないし、このあたりは難しい問題ではあります。
滝子山東稜は行ってみたいルートでした〜!!
紹介ありがと〜!ガン見しちゃいましたよ!
急斜面があったりしてちょっと怖そう〜
殿平をデンデエロと読むんですね〜。
デンデエロなんて面白い地名は丹波天平だけかと思ってましたが、けっこうあるんですね〜。妖怪とかナントカボッチみたいな感じで面白いですね〜。
寂ショウ尾根は大好きな尾根です!イワカガミの群落がステキなんですよ〜。
ぐちさんのまねっこルートで、イワカガミついでに笹一ヶ岳に行こうかな〜!!
お疲れ様でした!
東稜で少し嫌らしいなと思ったのは、1223mのピークから御正人ノタルへの下りですね。足元が砂っぽくて滑る感じでしたから。
あと、岩場で何処を登っても大して変わらないけど、その先でどうなっているか判らないから、ちょっと不安になるような所もありました。
まあ、何処を登っても、そんなに違いは無さそうです。
イワカガミだったら今月の終わりから来月の前半くらいでしょうね、ぜひ行ってみてください。
笹一は「蔵人の作ったワイン」というのぼり旗が立っていたのが気になっているので、次に行った時に寄ってみようと思っています。
こんばんは。
テンポがいいですね。休憩15分。流石です。
こういうルートをこの時節に9時出発でさらっとやるって、すごい。
私、怖くて無理。
リスクを最小限にできる経験と技術がある人ほど、看板の注意喚起に敏感なんだということを最近知りました。
そして踏み込む。
休憩15分というのは、山レコのシステムでは登録ポイント以外で休んでいると時間カウントされないみたいで、本当はもっと休んでいます。
グラフを拡大して、表示変更で時間にチェックを入れてグラフを見ると、それがバレバレですね。
9時出発というのは、事前に自分のペースでのコースタイムの見積もりが出来ているので、この位の時間でも大丈夫という裏付けがあるんですね〜
それに早出も苦手だし。
未知のルートを歩く時には、ここは下りられるか?というのをいつも気にしています。
ザイルを持っていれば別だけど、下りられない所を登って、その後で登れない所が出てくると最悪ですよね。
行って登れなければ戻ってくる、それがたとえ登り返しがあってキツい道でも。
これが最低限のルールです。
追記:上記の「登れなければ戻ってくる」は「降りられない岩場があれば登らずに戻ってくる」という事を書きたかったのですが、違う表現になってしまいました。
失礼しました。m(_._)m
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