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Yamareco

記録ID: 609474
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東北

荒海山の200m手前まで 戸坪沢から

2015年04月02日(木) [日帰り]
情報量の目安: B
都道府県 福島県 栃木県
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:50
距離
8.5km
登り
713m
下り
698m
歩くペース
ゆっくり
2.12.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:35
休憩
0:15
合計
7:50
距離 8.5km 登り 713m 下り 713m
6:45
15
チェーン着脱所
7:00
75
尾根取付き
8:15
160
登山道
10:55
11:10
205
撤退地点
14:35
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス 中山トンネルと「道の駅番屋」の中間辺りに、広〜いチェーン着脱所があり、その正面が戸坪沢。
下記リンク先の「八総」。ライブカメラでいつでも状況確認可能。冬季も除雪されてます。
http://www.fukushima-road.net/maizu/
コース状況/
危険箇所等
登山道合流までは目印も何もありません。
登山道には道標・目印あります。積雪1m以上。
夏道は尾根の西側にあり、当日は斜面をずっとトラバースする事になり時間がかかりました。傾斜が急なところもあるので残雪期はピッケル必携。

山頂の約200m手前に急斜面があり、そこには雪庇(ずり落ちた雪?)が何段にも連なってました。
その他周辺情報 登山ポスト等ありません。最寄のトイレは道の駅番屋。
広大なチェーン脱着所の真ん前が目指す戸坪沢
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広大なチェーン脱着所の真ん前が目指す戸坪沢
最初の渡渉
水深10cm程
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最初の渡渉
水深10cm程
尾根取付き直前にある2回目の渡渉
水深20cm程
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尾根取付き直前にある2回目の渡渉
水深20cm程
歩きやすい尾根です
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歩きやすい尾根です
雪が融けるとシャクナゲなどの藪がありそう
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雪が融けるとシャクナゲなどの藪がありそう
見事な巨木
葉裏が白くないから、クロベ(ネズコ)かな?
葉裏が真っ白だったらアスナロ。
サワラとヒノキまで入ると判別不能。
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葉裏が白くないから、クロベ(ネズコ)かな?
葉裏が真っ白だったらアスナロ。
サワラとヒノキまで入ると判別不能。
登山道が近づくとブナ・ミズナラ林も
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登山道が近づくとブナ・ミズナラ林も
一部快適な雪庇もあります
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一部快適な雪庇もあります
男鹿〜那須
天気は最高
荒海山の山頂近くには霧氷が見られました
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荒海山の山頂近くには霧氷が見られました
画像中央がルート。デブリ?雪庇?棚田のように連なってます。
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画像中央がルート。デブリ?雪庇?棚田のように連なってます。
山頂直下の問題の場所
棚田1段目。厚さ2m程
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山頂直下の問題の場所
棚田1段目。厚さ2m程
棚田2段目を見上げる、厚さ3m程、オーバーハング
これは無理です。撤退!
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棚田2段目を見上げる、厚さ3m程、オーバーハング
これは無理です。撤退!
脇を眺めれば60度はありそうな急斜面
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脇を眺めれば60度はありそうな急斜面
さて、帰りますか
中央の谷間から左の尾根に上がるのが正規ルート
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さて、帰りますか
中央の谷間から左の尾根に上がるのが正規ルート
右の白いのは裏那須
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右の白いのは裏那須
1251p~1380p付近の尾根筋はヤブ
1251p~1380p付近の尾根筋はヤブ
登山ルートは尾根の西側にあります。今の時期は只の斜面
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登山ルートは尾根の西側にあります。今の時期は只の斜面
踏み抜き地獄でした
3
踏み抜き地獄でした
何度も股まで
ひねくれたブナ
帰りはスノーシューでスタスタと
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帰りはスノーシューでスタスタと
こんなブッ太い松の木が
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こんなブッ太い松の木が
戸坪沢右岸は道型がずっとあります
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戸坪沢右岸は道型がずっとあります
無事帰還

装備

個人装備
ピッケル アイゼン スノーシュー ストック

感想

荒海山は積雪期の記録がほとんどない。
荒海川沿い鉱山跡からの一般ルートは林道が雪で不通、頑張って歩いても沢沿いの登山道は登りたくないですし。栃木からは距離がありルートも厳しい。
地図を眺めると中山トンネル西の戸坪沢から短距離で登れるように見える。どんなものか様子を見て来ました。

今回歩いた感じでは、登山ルート合流までは問題なし。2か所渡渉がありますが総じて歩きやすいです。こちらに正規ルートを付け替えたほうが良いと思うほどです。
登山道合流後は、雪の状態によっては尾根西側のトラバースが続きます。
残雪期の山頂前急登は雪の状態によっては危険です。

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コメント

番屋川
おお、惜しかったですね 番屋川から登るのは、ちょっとアプローチが長すぎますかね?

沢の渡渉が問題ないなら、1234Pから周回すれば良かった。まあ、ビビりすぎぐらいで、雪山はいいと思っております。
2015/4/3 7:12
Re: 番屋川
番屋川も考えましたが、長すぎるので最短距離で行ってみっぺと。

この時期の荒海は行くもんじゃないなと実感。あの急斜面を雪のブロックが落ちてきたら、、恐ろしいです。
1249pを経由して先日のNYAAさんルートで周回するのは楽しそうです。
2015/4/3 17:57
コースタイム
うわ!1時間で1kmぐらいしか歩けないじゃないですか この雪の締まった時期にそれしか歩けないとなると、かなり険しいか、ヤブが濃そうですね。

この周辺は、激藪さんがたくさん歩いてますよね。土倉山〜黒峠山なら歩けそうです。

雪が締まっているなら、真米山〜大嵐山ぐらいなら歩けるかなあ
2015/4/3 18:26
Re: コースタイム
1251pの先は尾根にヤブが出てて、東側はズタズタの雪庇。仕方なく少し西斜面をず〜っとトラバースするのですが、踏み抜き連発。膝が痛くなりました。

真米山周辺は標高が低いのでもう藪が出ているのでは? 大嵐〜枯木ならまだ雪がタップリ残ってますよ
2015/4/4 6:08
お疲れさま
こんばんわ

家老の後遺症はいかがですか。
今回の山頂目前の撤退、お疲れさまでした。
3Mの”棚田”突破は崩落リスクや相当の体力が必要ですから、あっさりの?撤退は大正解ですね。
地形図上(1,400M→山頂)では左程の困難を感じませんが、積雪期はやはり現場に立たなければ解らないものですね。小生も特に未踏ルートの”下り”等では注意しております。
2015/4/3 21:06
Re: お疲れさま
おはようございます。
家老の傷は完全に癒えました。

あの棚田を遠目に見て嫌な感じがしたのですが、下から見上げると完全にお手上げ。崩落の直撃は受けたくないので、写真だけ撮って即撤退しました。
今回は時期が悪かったようです。山頂直下の急登に限ればもう少し雪の少ない時期にラッセルで登ったほうが安全と思いました。
2015/4/4 6:41
漢ですね
様子見で荒海山ですか。スンゴイ迫力ですね。Shamineko先生の記録なので、安心して読むことができますが、tonkaraさんの「積雪期はやはり現場に立たなければ解らないものですね」が心に響きました。七ヶ岳がまた魅力的ですねぇ。

話は変わりますが、GPSは持たないようにしており、yomeからも「持つな」と言われております(笑) 何故かと言うと、GPSがあったらそれこそ「道迷いはない!」と開き直ったデラックマは糸の切れたタコのように、果てしなく飛んで行ってしまうだろうからです(爆) 挙げ句の果て、体力が尽きて動けなくなり、救難信号を発することもできず埋もれてしまうことでしょう。GPSを持たないことによる抑止効果があるのですね。あまり性に合わないという理由もありますが、もうしばらくはGPSのナビはなしで遊びたいと思っております。大変有難いアドバイス&申し出なのに、失礼で申し訳ありませんです(ヽ゜ω゜)ノ
2015/4/5 23:41
Re: 漢ですね
簡単そうで記録の少ないルートって、チャレンジしてみたくなりません? 大体は今回のように想定外の障害が現れて撃墜されるんですけど(笑)荒海山は標高の割に迫力満点、厳父のように立ちはだかってましたよ。
残雪期の七ヶ岳は更に危険極まりないようで、この時期の縦走記録を見た事がありません。もちろん私も近寄りません

GPSは奥様から禁止されているのですか、、 玩具を手にしてタガが外れたように超ドM山行連発されても困りますからね  
2015/4/6 17:48
ルート開拓ありがとうございます。
はじめまして。

まだ未踏の山にて参考にさせて頂きました。

NYAAさんとお知り合いの方でしょうか?
私はニャー隊長のマイミクにさせて頂いているものですが流石です。
2015/4/10 12:21
Re: ルート開拓ありがとうございます。
はじめまして コメントありがとうございます。

荒海山の適期は6月~10月と思います。速い人は半日で充分ですので、近くの七ヶ岳か二岐山、あるいは田代山と合わせると良いかもしれません。

NYAAさんと実際にお会いした事はありませんが、お互いにマイナー山好きなので似たような山を歩く事が多いですね。
2015/4/10 17:23
Re[2]: ルート開拓ありがとうございます。
日曜に男鹿岳、土曜は単独で半日どこかの山を下見しようと思います。

私もマイナーな山、或いはメジャーな山はヤマレコで記録の少ないシーズンにチャレンジするのが好きで、Shamineko さんのルートを参考にさせて頂きます。

ご返信いただきありがとうございました。
2015/4/10 22:28
Re[3]: ルート開拓ありがとうございます。
ブログ見させて頂きましたが、昨年12月21日に前山の下ですれ違ったかも知れません。tsuchiphotoさんの車に何となく見覚えがあります。私は登山口前に駐車しました。

明日は男鹿岳ですね。林道はまだ残雪が多そうですので、どうぞご安全に。私は近くの日留賀岳に登るつもりです。
2015/4/11 15:04
プロフィール画像
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