記録ID: 6116575
全員に公開
フリークライミング
御在所・鎌ヶ岳
御在所岳 ヴィラフェアータ_前尾根合宿
2023年10月28日(土) ~
2023年10月29日(日)
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 17:51
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 2,131m
- 下り
- 2,174m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 10:35
距離 9.9km
登り 1,181m
下り 1,013m
16:32
宿泊地
2日目
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 3:34
- 合計
- 10:08
距離 5.4km
登り 953m
下り 1,183m
今回は御在所の行ったことないルートをやってみよう&クライミングに興味のある友人を沼にはめるためにロープを出すルートもミックス。
ということで「ヴィラフェアータ→富士見尾根直下岩」の登攀にトライ
裏登山道駐車場を確実にとるために5時に集合しつつ、だらだらと取り付きに向かいました。
20分ほどで藤内小屋に到着したが、あまりにも早すぎるため少し時間つぶし。
その際にクライミングシューズを車に置いてきたことに気づきアップがてら往復。なんで1日に何回も登山口看板を見ることになるのか?
すれ違う人たちの「あの人忘れ物したのね」といった眼差しが厳しかった。
戻ってグダグダして、7:45くらいに小屋を出発。ヴィラフェラータはうさぎの耳あたりから南西(向かって左)に入り、踏み後を追って10分ほどで到着。
ホチキスの針のような鉄が打ち込まれている岩が取り付き。下部も上部もボルトが打ってあるので、心配ならこの時点からロープを出す方がいいかも。
今回のPTではまあいけるだろうということでフリーで開始。
ホチキスが欲しいところになくていやらしい印象でした。なんで上部のヌメり苔の岩のとこにないんですか!!
ハーネス+セルフビレイコードでホチキスでセルフとりつつ登るのをオススメします。
登り終わると傾斜の緩いザレ場。だらだら登っていきます。
その後は左手にある大岩に挟まれた隙間を通過。ザックの再度に突っ込んだずんだもんがすりおろされるのだ。
この辺りから風をまともに受けるようになってきました。この日は風速15m(くらい)あったので、油断すると身体が振られる状態でした。いつもより緊張感をもって移動。
少し登った先で、左手に踏み後、正面に下降ポイント。
本来下降してその奥にある岩を登るようでしたが、左を選択。結果奥にある岩の真上に出てしまいました。1つ登攀損した。
気を取り直して目の前の岩にトライ。
離陸地点にアブミが設置されていましたが若干怪しい。あんまり信用できないのでその真上にあるホチキスを使ってパワーで登る。全てパワーが解決する。
スラブ状の10m弱の巨大岩にワイヤーが張ってある形なので、セルフを取って順番に登る。安全第一!
直後には20mくらい?の立っている岩群があり、まず中間に終了点あり。頂点にもボルトが見えており、ここは安定を取ってロープを出すことに(ロープ登攀初の友は翌日初前尾根なので、その予習としても)
卦蕕傍擇个覆いらい?ガバが豊富の岩をリードで登る。特に困ることもなく登頂しセカンドビレイ。
まもなく全員無事登攀。風と気温の方が危険まである。
これでヴィラフェラータは終了。風が穏やかなら終始笑顔で登れる、ほどよいルートでした。
クライミングに興味ある方を沼にハメる会第1弾に最適ですので、ご参考までに。
ロープは50mあれば一気に繋げられるけど、30mでも問題なさそうです。
終了点から7合目に合流。ちょうど中登山道を通っていた人と遭遇して恐れられました。クマジャナイヨ!
休憩を挟み8合目まで歩き、ここからが本番。
正面にある巨大岩を登るのが富士見尾根直下のクライミングルート(らしい)
本来この巨大岩の右手を鎖頼りに降りていく(はず)のだが、正面の2~3mの岩を登って取り付きに。
順番待ちしてる登山者さんをかき分けていきなり岩を登りだす集団がいたら私たちでした。
今回テンションが上がっていたのか、普段なら絶対やらないリード立候補。
出だしは肩幅ほどの隙間に入り込んでよじよじ登攀。#3カムと#2カム使用。
登り切ると広いテラスに出る。右手山頂側を向くと正面にいかにもなフェイスがあるが、初の友人に登らせるのもなんなのでフェイス右に巻く。
途中で一般道から写真を撮られているのに気づき、手を振る。このためにクライミングをやっているまである。
幅30cmほどの平坦路を進むのだが、足元がザレザレでチョットコワイ。
左に身体ほどの大きさのフレークがあったのでカムを打とうと触ると、立てかけるようになっていただけなので全体が動く。心臓がキュってなりました。
フレークは叩いて確認。こんなこともできない自分が恥ずかしいです。
どうしようもないのでソロソロと丁寧に足元を確認してみ、5m先くらいで一段下に降りる足場。
どうみてもザレザレなのでゆっくり足を降ろすと、なぜか軋む。たぶん木の根や灌木の上に崩れた石が溜まっているだけでした。心臓がキュってなる。
こうなるともう何も信用できなくなり、細い木にプロテクションをとりつつ進む。
10mほど進んで上に移動
ここらへんも岩が非常に脆く、掴んだところからポロポロと崩れる。御在所の悪い面が煮詰まったようなルートだなと思いながらも登る。こう考えるとアルパインしてた気がする。
上に数m登って広い場所に出るので終了。
事前の調べだと2ピッチらしいが、どこで切るのかは謎。
でかい岩が複数あるので、適当に2個選んでスリングを通して終了点構築してセカンドビレイ。
爆風でコールが通りにくい+ロープが屈曲しすぎて思い+寒いので一番難儀した。
フォロー4名も登り終わり無事終了。お疲れ様でした。
この後は9合目あたりの一般登山道に合流し終わり。富士見尾根で記念撮影をしてお疲れさまでしたやつ。
山頂は観光客やハイカー、私たちのようなクライマーがひしめき合っていました。あらゆるジャンルの人間を受け容れる御在所の懐の広さに改めて感動。良い山〜🤗
この後、御在所はいいぞ会を開催しました。御在所はいいぞ。
藤内小屋は初宿泊でしたが、想像する山小屋を超越した快適空間でした。カレーが美味しすぎ、ハロウィンが近いからパンプキンケーキ、おつまみに枝豆、部屋はお布団あり、石油ストーブでぬくぬく、内湯もあり。最高の最高
2日目は前尾根。またシミュレーション5.8RPならず…成長しないなあと落ち込む
そのあとはなんか流れで。爆風以外はいつもの前尾根でした。
2日目に合流した葵さんのクライミング技術に関心と感動を抱き終了しました。この人のように強くなりたい :(
ということで「ヴィラフェアータ→富士見尾根直下岩」の登攀にトライ
裏登山道駐車場を確実にとるために5時に集合しつつ、だらだらと取り付きに向かいました。
20分ほどで藤内小屋に到着したが、あまりにも早すぎるため少し時間つぶし。
その際にクライミングシューズを車に置いてきたことに気づきアップがてら往復。なんで1日に何回も登山口看板を見ることになるのか?
すれ違う人たちの「あの人忘れ物したのね」といった眼差しが厳しかった。
戻ってグダグダして、7:45くらいに小屋を出発。ヴィラフェラータはうさぎの耳あたりから南西(向かって左)に入り、踏み後を追って10分ほどで到着。
ホチキスの針のような鉄が打ち込まれている岩が取り付き。下部も上部もボルトが打ってあるので、心配ならこの時点からロープを出す方がいいかも。
今回のPTではまあいけるだろうということでフリーで開始。
ホチキスが欲しいところになくていやらしい印象でした。なんで上部のヌメり苔の岩のとこにないんですか!!
ハーネス+セルフビレイコードでホチキスでセルフとりつつ登るのをオススメします。
登り終わると傾斜の緩いザレ場。だらだら登っていきます。
その後は左手にある大岩に挟まれた隙間を通過。ザックの再度に突っ込んだずんだもんがすりおろされるのだ。
この辺りから風をまともに受けるようになってきました。この日は風速15m(くらい)あったので、油断すると身体が振られる状態でした。いつもより緊張感をもって移動。
少し登った先で、左手に踏み後、正面に下降ポイント。
本来下降してその奥にある岩を登るようでしたが、左を選択。結果奥にある岩の真上に出てしまいました。1つ登攀損した。
気を取り直して目の前の岩にトライ。
離陸地点にアブミが設置されていましたが若干怪しい。あんまり信用できないのでその真上にあるホチキスを使ってパワーで登る。全てパワーが解決する。
スラブ状の10m弱の巨大岩にワイヤーが張ってある形なので、セルフを取って順番に登る。安全第一!
直後には20mくらい?の立っている岩群があり、まず中間に終了点あり。頂点にもボルトが見えており、ここは安定を取ってロープを出すことに(ロープ登攀初の友は翌日初前尾根なので、その予習としても)
卦蕕傍擇个覆いらい?ガバが豊富の岩をリードで登る。特に困ることもなく登頂しセカンドビレイ。
まもなく全員無事登攀。風と気温の方が危険まである。
これでヴィラフェラータは終了。風が穏やかなら終始笑顔で登れる、ほどよいルートでした。
クライミングに興味ある方を沼にハメる会第1弾に最適ですので、ご参考までに。
ロープは50mあれば一気に繋げられるけど、30mでも問題なさそうです。
終了点から7合目に合流。ちょうど中登山道を通っていた人と遭遇して恐れられました。クマジャナイヨ!
休憩を挟み8合目まで歩き、ここからが本番。
正面にある巨大岩を登るのが富士見尾根直下のクライミングルート(らしい)
本来この巨大岩の右手を鎖頼りに降りていく(はず)のだが、正面の2~3mの岩を登って取り付きに。
順番待ちしてる登山者さんをかき分けていきなり岩を登りだす集団がいたら私たちでした。
今回テンションが上がっていたのか、普段なら絶対やらないリード立候補。
出だしは肩幅ほどの隙間に入り込んでよじよじ登攀。#3カムと#2カム使用。
登り切ると広いテラスに出る。右手山頂側を向くと正面にいかにもなフェイスがあるが、初の友人に登らせるのもなんなのでフェイス右に巻く。
途中で一般道から写真を撮られているのに気づき、手を振る。このためにクライミングをやっているまである。
幅30cmほどの平坦路を進むのだが、足元がザレザレでチョットコワイ。
左に身体ほどの大きさのフレークがあったのでカムを打とうと触ると、立てかけるようになっていただけなので全体が動く。心臓がキュってなりました。
フレークは叩いて確認。こんなこともできない自分が恥ずかしいです。
どうしようもないのでソロソロと丁寧に足元を確認してみ、5m先くらいで一段下に降りる足場。
どうみてもザレザレなのでゆっくり足を降ろすと、なぜか軋む。たぶん木の根や灌木の上に崩れた石が溜まっているだけでした。心臓がキュってなる。
こうなるともう何も信用できなくなり、細い木にプロテクションをとりつつ進む。
10mほど進んで上に移動
ここらへんも岩が非常に脆く、掴んだところからポロポロと崩れる。御在所の悪い面が煮詰まったようなルートだなと思いながらも登る。こう考えるとアルパインしてた気がする。
上に数m登って広い場所に出るので終了。
事前の調べだと2ピッチらしいが、どこで切るのかは謎。
でかい岩が複数あるので、適当に2個選んでスリングを通して終了点構築してセカンドビレイ。
爆風でコールが通りにくい+ロープが屈曲しすぎて思い+寒いので一番難儀した。
フォロー4名も登り終わり無事終了。お疲れ様でした。
この後は9合目あたりの一般登山道に合流し終わり。富士見尾根で記念撮影をしてお疲れさまでしたやつ。
山頂は観光客やハイカー、私たちのようなクライマーがひしめき合っていました。あらゆるジャンルの人間を受け容れる御在所の懐の広さに改めて感動。良い山〜🤗
この後、御在所はいいぞ会を開催しました。御在所はいいぞ。
藤内小屋は初宿泊でしたが、想像する山小屋を超越した快適空間でした。カレーが美味しすぎ、ハロウィンが近いからパンプキンケーキ、おつまみに枝豆、部屋はお布団あり、石油ストーブでぬくぬく、内湯もあり。最高の最高
2日目は前尾根。またシミュレーション5.8RPならず…成長しないなあと落ち込む
そのあとはなんか流れで。爆風以外はいつもの前尾根でした。
2日目に合流した葵さんのクライミング技術に関心と感動を抱き終了しました。この人のように強くなりたい :(
天候 | 快晴-小雨-爆風 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全部 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
カメラ
ロープ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
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感想
折角の機会なので1日目は普段いかないバリエーションルートへ。
易しと思わせておいて実際対面すると危険な場面もいくつかあり、ロープを出さない登攀ほど危険なものはないと改めて認識させられました。
逆にロープを出して登れば初心者でもかなり安全に危険を冒せる良ルートだと思います。
ピッチ数で言えば4ピッチ。その後は中登山道7合目に合流→ロープウェイ駅。
9時に取り付きからスタートしても11〜12時にはロープウェイ駅に着きます。
※8合目以降に通った富士見尾根直下はボルト・ハーケンが一切ないクライミングルートとなりますのでご注意ください。
前尾根は爆風以外いつもの前尾根でした。
2日間を通して、楽しいだらけの合宿でした。
御在所はやっぱり最高
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