武甲山 トレーニングを兼ねて奥武蔵ゴールデンルート
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,850m
- 下り
- 1,902m
コースタイム
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 10:20
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません 二子山(雌岳)手前は、地面が濡れていると滑って登れないので、ロープを利用しましょう 二子山(雄岳)から焼山に向かう際は、道迷いに注意です |
写真
感想
今回はン十年ぶりに故郷の山、武甲山に登りました。
武甲山に登るルートはいくつかありますが、今回はkenboさんのたっての希望で、なんと芦ヶ久保駅スタートのロングコース!
芦ヶ久保駅から二子山〜焼山〜武川岳〜大持山〜小持山〜武甲山〜浦山口駅といった、武甲山をぐるっとU字に回るコースです。
距離も長いですが、何よりこのコースは登って下ってのアップダウンが多いので、私は内心で「大持山くらいまで行ければいいかな?」と行く前から途中で下山することを考えていました。
というのも、私は2年前に芦ヶ久保駅から二子山〜武川岳〜伊豆ヶ岳〜正丸駅まで歩いたことがあるので、その時のコースタイムから自分にはこのコースはたぶん無理だろうなと思ったのです。
今回は長丁場になるので、スタートは5時半と早めに設定。
いつも寝坊してスタートが遅くなるkenboさんには珍しく、ほぼ時間通りに芦ヶ久保駅の駐車場を出発できました。(気合が入ってます。)
二子山の雌岳直下の急登は、足元が滑るのでロープを使わないと危なかったです。
それと雄岳から焼山への道がわかりづらいので要注意です。
私は2年前は迷わなかったのに、今回は白いテープに誘導されて違う道へ行ってしまいました。
幸い「あれ?前はこんな道通らなかったような…」と気づいて引き返しましたが、20分の時間をロスしてしまいました。
正解は雄岳頂上の「←武川岳」への看板より少し右(武甲山寄り)を注意して見ると、ピンクのリボンの下り道があります。
看板より左方面にのびる踏み跡は間違いですので注意してください。
その後は迷うこともなく、焼山〜武川岳と順調に進んでいきます。
去年、妻坂峠から大持山まで登った時、結構急登が続いたのが辛かった記憶があったのですが、前を歩くkenboさんが上手くペースを作ってくれたおかげで今回は意外とさくさく登ることが出来ました。
大持山〜小持山までは、道も狭く岩の間を通って行く所があったりと結構歩きづらい道が続きます。
でも、ここまで来ると削れていない武甲山の真裏が間近に見えて、「あともうちょっと!」とテンションが上がります。
小持山〜シラジクボまではこれまた急な下り、最低鞍部のシラジクボから武甲山までの300m近い登り返しをクリアすると、いよいよ武甲山の頂上神社が見えてきます。
「やっと着いた〜!」と神社の裏手にまわると、秩父市内を眼下に一望できる展望台があり、そこで頂上の記念写真を撮りました。
昔登った時はもっと広かったような気がしましたが、意外と狭い山頂にちょっとびっくりです。
展望台は人も多くてゆっくりできないので、早々に浦山口まで下山することにしました。
「あとは下るだけだし楽勝!」と思っていましたが、山頂からの約3時間の下りがこれまた予想外に歩きづらい道…
木の根と砂利の急な下りが滑って、何度が転びそうになりました。
けれどなんとか無事に下りきり、ほぼ最初の予定通りに16時前には浦山口駅に着くことができました。
浦山口駅前は桜も満開で、のどかな駅の雰囲気にほっこり。
今回の山行の達成感を噛みしめながら、なつかしい雰囲気のホームで帰りの電車を待ちました。
今回のルートをもう一回歩くのは勘弁してもらいたいですが、久しぶりに歩いたホームの奥武蔵はやっぱり落ち着きますね。
天気のいい週末でも人が多すぎず、ゆったりとした登山を楽しむことが出来ました♪
先日、kazuruさんのお知り合いの方に「今度武甲山に登ってみなよ」と言われていたので、武甲山に決定。武甲山は、国道299号を通るときに眺めていた程度で、登ったことがありません。というより、棒ノ嶺しか登ったことがない奥武蔵エリア自体、よくわかりません。
どこから登ろうか検討するにあたり、今年の2月に西武鉄道が盛んにPRしていた「あしがくぼの氷柱」へ行ったとき、芦ヶ久保駅スタートの登山道があることを知り、気になっていました。
高校生の時に武甲山に登ったことがあり、奥武蔵をホームとするkazuruさんが「横瀬駅(一の鳥居)または浦山口駅スタートが一般的だよ」と仰るので「そうですか…」と返すと、「芦ヶ久保駅スタートは大変だよ。ここからスタートする人は殆どいないよ」となお仰るので「ふ〜ん」と生返事をすると、「行けるところまで行ってみますか…」と諦めたようでした。
長時間の行程になると思われるので、まだ涼しくて薄暗いうちに芦ヶ久保第2駐車場から出発し、しばらくの間沢沿いに登って行くと、徐々に傾斜がきつくなってきて、早速両手を使う場面も登場します。ここで、奥武蔵をナメていたことを反省するとともに、歩幅を狭めてゆっくりと、しかし一定のペースで登ることを心がけます。
随所にロープが設置されていても使う必要は殆どありませんでしたが、二子山の頂のひとつである「雌岳」手前は別でした。前日の雨で斜面が非常に滑りやすく、ロープを利用しなければ登れません。コケないように慎重に登り、雌岳に到着。樹林に覆われていて眺望はないので、続けて少しゴツゴツした道を下り、再び同じような道を登り返して「雄岳」に到着。
雄岳からは秩父盆地が見下ろせ、本日の目的地である武甲山を間近に見られました。石灰採掘のための重機等も見え、残念な様相です。でも、雲海が見えて、しばし心が癒されました。
先は長いし、まだまだ元気ということで、休憩せずに進みます。雌岳と比べて広い雄岳。道はどこだ?とキョロキョロすると、白いテープが巻いてある木がある方面に進みます。踏み跡がしっかりしていて、きちんとピンクのテープに沿って進むと、ほほ垂直の岩の下りにぶつかります。下れないことはないけれど、何かおかしい。このレベルなら、鎖かロープが設置されているはず…。でも、下った先には林道らしき道が見えます。
少し戻って他の道を探すと、道らしき道はありません。ここでkazuruさんが「前に登った時、武甲山に近づく感じだったけど。この道だと、どんどん離れてしまうよね」と首をかしげ、「雄岳に戻ってみようか」と提案されました。
戻る途中ですれ違った男性に「武川岳に行くにはこの道でしょうか?」と尋ねると、「目印があったからこの道だと思いますよ」とのことでした。「この先、進めなくもないですがどうやら間違えているようなので私たちは戻ります。お気を付けて」と別れを告げて雄岳に戻ってよ〜く探してみると、山頂碑から武甲山に向かう方面に道がありました。一応、ピンクのテープがありますが、わかりづらいです。気を付けましょう。
ここで20分ロスをしてしまいましたが、20分だけで良かったと思うことにし、先に進みます。焼山手前の岩場は、距離は短いけれどこのルートでは一番両手を使うと思います。結構楽しめました。
焼山山頂に着くと、二子山のように視界を遮る樹木はなく、武甲山をきれいに見渡すことができました。同時に、直線距離なら近いのに、ぐるっと遠回りせねばならないことを再確認しました。
武川岳へ向かう途中で、林道と並行する箇所があります。しばらく進むと、登山道が崩落のため林道と合流させられ、また登山道に復帰します。山頂と呼ぶにはふさわしくない蔦岩山にて、漸く標高が1,000mを超えます。
武川岳に到着すると、ベンチが設置されていて休憩に適していました。本日の1/3を終えたところでしょうか。大福を食べながら休憩していると、雄岳近くですれ違った男性が到着しました。やはり「おかしい?」と思って引き返したとのことでした。子ノ権現方面に向かうそうなのでここでお別れして、妻坂峠目指して一気に下ります。
妻坂峠に到着すると、名郷方面等からスタートした方々とすれ違い始めます。これまで静かな山歩きでしたが、少しは賑やかになるかな?「妻坂峠から大持山まではきつい」と仰るkazuruさんに「一の鳥居まで下って表参道経由で結構ですよ。山頂で待ち合わせましょう」と提案すると、怒られてしまいました。
大持山までの約450m分にわたる急登は、そんなに辛くはありませんでした。何組かの登山者とすれ違い始めますが、それでも他の地域と比べれば少なかったです。奥武蔵はこのような感じなのでしょうか。ゆっくりと登って、大持山に到着。特に眺望は望めず、昼食にするにも少し早かったので、小持山へ進みます。
小持山までは、高低差はほとんどなく、何箇所かある細い部分を楽しみながら進みます。徐々に武甲山が近づいてきて、最後の登り返しがはっきりと確認できます。小持山に到着すると、最後の登りに挑む前に昼食としました。
昼食を終え、標高差20m程度の武甲山に辿り着くためには、シラジクボまで200m分程度を下って登り返さねばなりません。でも、これが最後の登りだと思うと気楽でした。幸い、距離が短く、たいして苦労せずに武甲山の肩に到着。御嶽神社の裏に進んで、展望台を兼ねた山頂に到着です。
予想していたより狭い山頂では、食事休憩をされている方がちらほら。秩父方面は霞んでしまって、朝ほどくっきりと見えることはありませんでしたが、そろそろシーズンを迎える羊山公園の芝桜が見えました。
トイレを済ませて下山しようと考えていましたが、山開きとなる5/1まで、4月いっぱいは閉鎖中でした。地図には「トイレあり」となっていますが、気を付けましょう。
さて、あとは下るだけ…と楽観的に考えていましたが、甘かったです。林道まで、800m分を一気に下る感じです。しかも、道が歩きにくい上に滑りやすい木道があったりして、慎重に進みます。退避所が何箇所かあり、どれも倒壊寸前。発破のサイレンが鳴った時に利用するには心もとない感じでした。
下り終えて、林道歩きに入ります。大好きな沢沿い歩きにも拘らず、あまり楽しむことはなく、浦山口駅目指して黙々と歩きます。単調な歩きでしたが、満開の桜が植えられている箇所では癒されました。時間があれば休憩したいくらいに綺麗でした。
土津園に着くと、登山者だけではなく一般の観光客も多く、賑わっていました。秩父鉄道の本数の少なさが気になっていたので、ここで休憩せずにゴールを目指し、ガリガリ君を食べようと思いましたが、皆さんが食べているソフトクリームにそそられてついつい購入。濃厚で美味しかったです。
裏手にある橋立鍾乳洞はまたの機会とし、浦山口駅まで10分程度を歩いてゴール。駅舎の改札前で満開の桜がお出迎えしてくれました。自称「ヘタレ」なkazuruさんも無事に歩き終えることができて、満足そうでした。
初めての本格的な奥武蔵の山歩き。低山とはいえ、アップダウンが繰り返され、歩き甲斐がありました。今回のルートは、丹沢の大倉尾根より確実にきつく、トレーニングをしたい方にはオススメです。
初めまして!
妻坂峠の写真で標識の後ろに写っていたのでコメントをしてみました(笑)
また、どこかの山でお会いできるといいですね!
Koinumanさん、はじめまして!
レコ拝見しました。
なんとはるばる茨城県から武甲山を登りにいらっしゃったんですね。
車中泊とはびっくりです!
奥武蔵は良いところですよ〜
武甲山だけではなく楽しい山が色々あるので、またぜひ山歩きに来て下さいね♪
妻坂峠でドカッと座って休憩されていた男性を覚えていますよ。
写真を撮る際に、お顔が写らないように角度を調整しましたので。
koinumanさんだったのですね。
山デビューしたばかりで既に遠征されている感じからすると、今夏はテントデビューを果たしそうですね。
荷物は重くなりますが、車中泊や山荘泊とは違った楽しさがありますよ。
是非お試しください。
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