記録ID: 613939
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰
神室山 有屋口から台山尾根に上がって周回
2015年04月12日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,217m
- 下り
- 1,214m
コースタイム
天候 | 快晴 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山形県金山町から神室山へ登る有屋口は良く整備されたコースですが、この時期はまだ神室ダムまでしか車は入ることができません。 今回は、神室ダムから歩き始め、登山口から800mほど進んだ地点にあるタカノセ沢合流点で沢(金山川?)を渡り、藪の尾根に取り付いて、台山尾根に上がりました。台山尾根に上がるこの尾根には夏道はありませんが、藪は比較的酷くはなく、標高700m付近からは残雪も現れ、快適な登りとなりました。数は少ないですが、ピンクリボンもありました。 このルートは、zerryさんの2年前のレコを参考にさせていただきました。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-286254.html ありがとうございました。このレコでは、藪の尾根を下りてきた後、橋を渡る写真が掲載されており、興味を惹かれました。ところが今回行ってみると、橋は片側が垂れ下がっており、リスクを考えて少し上流を渡渉しました。 下山は、前神室山から南西に延びる明瞭な尾根を辿り、有屋コースに合流しました。尾根の下部は藪のやせ尾根となり、藪につかまりながら下りました。 沢沿いが今回の核心部になるかもしれないと考えていました。デブリの続くトラバースですが、急斜面が沢にまで達しているわけではなく、雪崩の落ち着いた時期ならば、歩くのに困難なわけではありません。しかし落石もあり、やはり要注意です。 |
写真
撮影機器:
感想
灌木の小枝に付いた霧氷が落ちつつある中、やっと山頂に立ち、四方の山々を見渡していると、レリーフピークの方から登山者が一人登ってきた。とても元気で明るい若者。言葉を交わすと、二週間前に須金岳から虎毛山に登ったという。さらに話を伺うと、なんと一年前の私のヤマレコを見て、参考にしたのだという。うれしくなって、握手を交わした。
その彼が山小屋に向かった後、私も下山しようと立ち上がったが、ザックを背負ったまま、なかなか立ち去ることができない。天狗森〜小又山、さらに火打岳へと延びる白い主稜線があまりに美しい。神室の山頂に立ったのはこれで7度目なのに、今度もまた心震えるひと時をいただいた。
今回の登路に選んだ台山尾根に上がる尾根は、左手に神室山〜レリーフピーク〜前神室山の壁のような長い稜線を眺めつつ登る、秀逸なルート。ブナ林も雰囲気があった。
今年は週末好天に恵まれることが多かったのに、なかなか山へ行けずじまいだったのだが、今回は最高の雪質に恵まれて、快適な登りを楽しむことができた。いまだにとれない疲れと筋肉痛は年のせいだが、それさえも、神室のお土産としてうれしい。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1515人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
kamadamルートでしたね 誰も考えつきません お見事です
藪につかまって降りておられる場面を想像しましたよ。
大展望の神室山頂、「お弟子さん」と二人で眺めた風景は、忘れ難いものになるでしょうね。
ゆっくり疲労癒してくださいね。
須金から虎毛を登ったという点で「お弟子さん」なら、cheezeさんにとってもお弟子さんですよ とても元気な方でした。好みはもしかしたら似ているのかもしれません
台山尾根に上がるまで、スパ長がまったく沈まない、最高の雪面でした。
登りの尾根は藪も少なく、もしかしたら、地元の岳人に愛されている秘蔵のルートかもしれません
こういうルートがあったんですね。気づきませんでした。
神室連峰の銀嶺を辿ることができるのはとても魅力的です。来シーズン挑戦します。
ありがとうございました。
ぜひ挑戦してみてください。
でも沢沿いは雪崩の危険もありますので、時期は慎重に判断なさって。
下山時、夏道の登山口まで来て「やれやれ・・」と思ったら、コンクリートの橋脚のようなものの脇の空洞にズボッと胸までハマりました。油断なりません
kamadamさん、この間は山頂で興味深いお話し、また虎毛の記録参考にさせて頂きありがとうございました。
帰宅してkamadamさんの山行記録を拝見させて頂き、神室には何度と登ってますがいろいろなアプローチがある事を知り、いつも同じルートで登っている私にとってはとても刺激的、興味深い内容で新たな山登りの魅力を教えて頂いた様な気がしました。
またkamadamさんの記録を参考に、違う角度からの神室山を見てみたいと思いました (^▽^笑)
以前からヤマレコユーザーだったのですね
お友達がヤマレコユーザーとのお話でしたが、Odentosさん、750RSさんの後輩にあたる方ですね
お二人のレコ、拝見しております。一年前の神室レコに、私も拍手をしてました
こちらこそ、楽しい出会い、ありがとうございました。
私は前神室から神室ダムの方へ下山してしまいましたが、yoshi03さんはしばらく山頂で展望を楽しんでらしたようですね あの展望だと、本当にあっという間に一時間ぐらいは居ることになってしまいます
神室は本当に魅力が尽きない山域ですね。山頂でお話したように、今度はぜひ東側から眺めてみてください
kamadamさん、こんばんは。
良いですね・・・秀麗無比なる・・・峰々が続きますね。
鳥海山は無論のこと、神室、天狗、小又、火打、虎毛・・・
秀麗無比なる峰々です。
そうでしたか・・・天狗、小又、火打への白い稜線・・・
昨年、小又まで歩きましたが・・・白い稜線は見ていません。
私も眺めてみたくなりました。
私も何度も登っていますが・・・いつも違う風景を魅せてくれる神室の峰々・・・良いですよね。
それに、ご自分のヤマレコを観て同じコースをだなんて・・・
山ヤとしては・・・感動ものですよね。
しかも神室の山頂で出会うなんて・・・
いい山行きでしたね。
羨ましい・・・です。
筋肉痛は・・・・またこれも「良し」ですね。(笑)
ご苦労さまでした。
追伸・・・そうですか・・・あの吊り橋は傾いていましたか。
あの付近はナラタケの宝庫です。
参考までに。(笑)
さすが750RSさん、あの吊り橋もご存じでしたか
林業のためとも思えないし、何のための橋だろう・・と考えてました。
レコには掲載していませんが、もっと手前、登山口から間もなくの所にも、対岸に渡る橋がありました。こちらは雪をたんまり乗せた丈夫な橋でした。
750RSさん、どちらを登っておられるかな・・と考えていましたよ リハビリ明けだから秋田駒かな・・と お忙しいようですが、レコ、楽しみにしています
こんばんわ
今回も良いルートですね。取り付きと下降末端が若干急そうですが終始好展望が広がり、且つ何時もの通り登りで下山ルートを俯瞰出来るルートメーキングはkamadamらしいです。ベストショットを楽しませて頂きました。
神室は仙台在勤時(30年余前)13号線を走行中鋭峰に目が止まり、わざわざGSに立ち寄って(給油もせずに)山名を尋ねた想い出があります。以来山塊の神室本峰、小又、火打の3座にお邪魔していますが、いずれも印象深いものばかりです。3県境山域には原生的ピークも多く羨ましい限りです。
メツセージ、ありがとうございます。
おっしゃるように、登りながら下山ルートを確認できる、下る時には「あそこを登ったんだよな・・」と眺めることができる、周回の楽しさを満喫できました。特に神室は尾根がすっきり明瞭ですので、地図と照らし合わせる際にも一目瞭然、わかりやすくて助かります
神室の山々は一つ一つが個性的かつ魅力的。今回は、神室山と小又山の間で目立たない役柄の天狗森がとても堂々としていて、印象的でしたよ。
貸し切りだとばかり思い込んでおりましたが、やはりkamadamさん居らっしゃってましたか
ちょうど12:00あたりに稜線上でお互いを見ていたかもしれませんね。
僕は準備不足で、急遽お手軽ルートで軍沢岳まで歩くことにしました。
とても気持ちのいい日でしたね
私は11:20に山頂から下山を始めたのですが、(立ち止まったりして、実際はもっと後かも )yoshi03さんはたぶん12時くらいまではいらっしゃったと思います。だからyoshi03さんの姿はきっと見てますよ
雪面が締まり、青空が広がる最高の春山日和でしたね。tooleさんの雪山レコが見れなくて寂しい思いをしているのは私だけではないと思います。シーズン終盤、お待ちしています
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する