記録ID: 615483
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沢登り
六甲・摩耶・有馬
初沢は水無B沢, 大滝下降 in 裏六甲(^^)/
2015年04月18日(土) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 756m
- 下り
- 757m
コースタイム
天候 | 晴れ そよ風気持ちよし(^^)/ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●有馬に降りる紅葉谷ルートは、未だ台風の影響で通行止めでした。 ●水無B沢に 適当に高尾山縦走路から入り込みます。(急斜面のため、アイゼン・ヘルメット・ハーネス・カラビナ・スリング・エイト環・アッセンダー・リングスリング等、沢装備で下りました。 ●途中倒木地帯で、超えられずに右岸に這い上がり懸垂下降を2ピッチ行いました。 ●5m程の小滝は、簡単にクライムダウンで降りれました。 ●水無滝大滝は、垂直に落差25m程あります。30mと20mロープをつないで50mにして、アンカーは太い幹の木にしました。 垂直でやや途中ハングになっていますので、ロープの先端が下まで届いているのか見えません。 「ダブルで25m…多分届いているでしょう…ええいっ、行っちゃえ!」 しかし、途中空中懸垂になります。水しぶきがかかります。Gパンずぶ濡れでした。 ロープはギリギリセーフで、落ち口から50兢紊濃澆泙辰討い泙靴拭この滝はやはり落差25mだったのだと判りました。 ●滝の下は両側ともに山崩れで崩壊していました。倒木地帯を超えます。 ●水無C沢を遡ろうとしましたが、この山崩れで登れそうにありませんでした。 ●崩壊地点から50m程下がった左岸に赤テープがあり、水無峠に続く小路がありましたので、それを利用して 一般道まで上がってしまいました。 ●昨夜は睡眠不足(2時間)でしたので、どうも体調が思わしくなくC沢にチャレンジする気力と体力が失せて・・・一般道を利用して帰ったのは不本意でした(/ω\) ●標高700m以上はツツジがまだ蕾でした。標高800mの六甲の桜もまだ蕾でしたが、種類によっては満開でした。丁度ソメイヨシノが満開でした。東北中部辺りの気候と同じくらいでしょうか。 |
その他周辺情報 | からとの湯(狭いですが、少し湯に色がついてます。沸かし湯 循環) 鈴蘭の湯(森の中に露天風呂が点在し、気持ちがよいです。湯は地下水沸かし湯 循環) 有馬温泉金の湯・銀の湯(泉源が枯渇しているようで…本物かどうか怪しいです 沸かし湯 循環) |
写真
B沢から降りてきました。A沢も気になる所です。この辺りは六甲で珍しくダム堰堤がありません。とても静かで山深い所へ来た?かと錯覚するほどです。人工物はおろかゴミやテープに足跡もなぁーんもありません。
ロープを下に投げましたが、途中少しハング気味ですのでロープの長さが足りているのかどうか・・・50mロープはダブルで懸垂しますので半分の25mになります。
ええいっ、ギリギリ届いているやろう! 降りますっ!!!
でも、垂直以上なので、チョット勇気?が要りますね。
ええいっ、ギリギリ届いているやろう! 降りますっ!!!
でも、垂直以上なので、チョット勇気?が要りますね。
装備
個人装備 |
長袖インナー
ズボン
靴下
靴
ザック
サブザック
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ロープスリング
アッセンダー
アイゼン
ピッケル
|
---|---|
備考 | アイゼンとピッケルは、急斜面登攀用として持っていきましたが、ピッケルは使いませんでした。 |
感想
水無滝に集まる沢は、A.B.C.D.Eの5本程あります。どれもダムもなく自然が保たれています。ただ、完全なバリエーションで、水無滝辺りは垂直な壁に囲まれていますので、滝自身を懸垂下降するしか手はないかと思います。
ロープや下降器等を持たないで、この滝を下るのは不可能だと思います。また、巻いて降りるのもかなりこの滝の岩場から大きく離れることになるでしょう。
水無滝付近は台風の水害で山は崩壊し、ただでさえ人気のない静かな所ですが、益々静かになり、しーんと静まり返っています。
また、大雨の日に来てみたいです。この滝に水量がでますと 物凄い滝に変身しそうです(^^)/
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コメント
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jyunntarouさん お早うございます
六甲山でも人工物(砂防ダム)の無いエリアがあるんですね
30mと20mのロープを繋いでの懸垂下降ですが
(なんとなく片方は8mm〜10mmのロープでもう片方は6mm~8mmぐらいに感じます)
エイト環に結び目の部分は通るのでしょうか?
結びはダブルフィッシャーマンズノットなのかそれとも
なにか他の結び方なのか。。。
細い方のロープは回収用として使用したのか
やった事が無いのでとても気になります
花を写すのは結構難しいですよね(笑)
私もかなりの確率でピンぼけします
SkyEagleさん こんにちは。
ご質問のロープの種類ですが、
片方は9mmでもう片方は8mmです(実際は7mmに近いような気がしていますが)。
両方とも補助ロープで、シングルでは、登攀には使用できません。
所謂ハーフロープですね。仕様の仕方からダブルロープとも言いますが・・・。
真剣にクライミングするときは10.2mmの60mを使います。
但し、重い嵩張るで コレだけでも30L程度のザックで 満タンになってしまいます。
ズバリ私くらいの軽量58kgの人間ですと、ホームセンターの6mmトラック荷物用紐でも、10m未満の懸垂なら大丈夫です。(何度も経験あり)
ただ、できるだけアンカーの支点に負荷をかけないようにゆっくりと下降することです。
クライミングロープは、ゴムの様にびよーんと伸びます。それは、トップが墜落した時に体や支点にかかる衝撃を和らげるためです。何トンという荷重が一気にかかりますから。
ホームセンターの荷物紐やトラロープは、全く伸びがありませんので、こんなのでクライミングしていてトップが堕ちたらハーネスの支点か、アンカーの支点がぶっ飛ぶか、ロープ自体が切れてしまうかです。
ただ、懸垂下降の場合は ぴょんぴょん飛び跳ねたりしない限り、縄跳びのローブでも10m以内なら大丈夫です。(アンカー支点が十分な場合)
簡単な沢なら トラック紐でも懸垂を何十回と実践しています。多くの山でトラロープ(本来は標識目的)が設置されていますが、体重をかけるだけなので、切れて滑落したことは聞いたことがありません。
ただ、10mを超える懸垂下降をする場有は、クライミングハーフ用(8mm以下)の30mロープを使います。これもやはりよく伸びます。
沢用は7~8ミリ前後の30mが主流ですね。
しかし、コレはリードロープとしては日本では認可されておりません。
ヨーロッパでは認可されています。
アンカーの支点が 日本では弱いとされているのと、認可すれば万が一の時の責任追及が日本では厳しいためです。
それよりも懸垂下降で気を付けなければいけないのが、途中の岩角でロープが擦れないかどうかが一番大切です。特に空中懸垂の場合等 アンカーは大丈夫だとしても岩とロープが擦れて切れてしまう場合があるからです。
その場合は、岩とロープの間に尻式マットや百均で売っているウレタンマットを挟み込みます。
ロープのつなぎは、今回はシングルフイッシャーです。
ダブルにしたら エイト環が結び目で通過しにくいからです。
シングルでも 何回も練習していて 外れたためしはありません。
ダブルは安全性は高まりますが、エイト環を抜く作業に手間取ります。
今回は垂直な上、空中懸垂も少しありましたので、そんな所でエイト環が詰まれば
偉い事になるので シングルフイッシャーで済ませました。
立木に直接回して支点とするのはダメと教本にはありますが、ロープスリングでカラビナ付けてアンカー支点にしますと、結局はそれらを残置することになりますし(練習では回収できますが)、カラビナは、ロープの荷重が一点に絞られるのに対して、立木は分散されますので、私は立木に直接ロープを回します。残置もせずに済みますから。
SkyEagleさんが、誰かと組んで本格的な岩場を登られるなら、10mm前後のシングルロープは必携です。また、ランニングビレイがグニャグニャしてロープが通りにくくなるような岩場ならば、ツインロープ(補助ロープ)のダブルで登攀します。
私のような単独沢ノボラーは、30mと20mの補助ロープとトラックロープ20mがあれば、大概大丈夫です。
シングル60mは、沢では重すぎてまた、長いロープは絡むと処理が大変です。沢には絶対に持っていきません(+o+)
本格的にクライミングを始める以外は、
軽くて短めで、衝撃にも伸びる ツインロープ(補助)ロープで十分だと思います。
答になったかどうかですが・・・
ああ、デジカメは防水・防塵・耐衝撃に優れた安物コンデジで、画質は諦めてます(笑)花のピンボケも仕方がないです(笑)
※夏場のアルプスは、午後からの雷が一番怖いです。なんせ下か横から稲妻が走り、ゴロゴロなんかじゃなく パギャン ドーン! です。それだけは気をつけたら 夏の北アルプスは、最高ですね(^^)/
上からアプローチされましたかあ
jyunntarouさんらしいですね。
写真22/41 ロープが岩角にあたっているので怖〜いです。勇気が要りますね。
エイ、ヤーで一旦飛び出してしまうとロープを信じるしかないですが。
写真27/41 滝左の木が生えているあたりまでならなんとか登れそうな感じ
がするのですが、それ以上は難しそうですね。
それにしてもこの滝って、こんなにハングっているのかあ
こりゃ手強いわ
nanfutsuさん こんばんは。
あっ、昨年秋に水無A沢(勝手に命名)を遡上されていましたねっ!
しかも、あのボロボロ右岸を登攀し、狭いトラバースから更に上がり、懸垂で谷へ降りられていますね。流石ですね(+o+)
私も2年ほど前に右岸を上がりましたが何せボロボロの岩で、落石何発起こしたか…日没もせまりつつだったので登攀は諦め懸垂で降りてきました。
はい、ヤバい懸垂時は岩角に百均のマットを敷くのですが、えいやっ!っと飛び出しましたので忘れてました(+o+)それと、「まさかハングがあれほどあったとは・・・」
なのでじわりじわり、そろそろ降りました。
しかも、足が短いのも手伝って一部空中懸垂になりました・・・(*_*;
左岸は3分の1までは登れますが、それ以上はフリーでは難しいと思います。ボルトにアブミの人工登攀の世界でしょうね。
高所恐怖症でビビり屋の私には、ロープで滝を下降するなんて怖くて出来ません。鎖を登り下りするのも、誰か傍にいないと不安な感じです。靄で霞んで下が見えない時には、落ち着いた気分です。ところで、滝には、どんな滝にも必ず(水圧による)風圧があると思いますが、ロープを使用して登り下りする時に、水圧と風圧の両方を避けながら通過しなくてはいけないと思いますが‥‥‥‥‥‥‥水量にもよると思いますが、滝にあまり近づくのは危険ではないですか?ド素人からの愚問ですみません。m(__)m
rinaさん こんばんは。
なぜ 滝をロープで下る? の 回答です(判り辛かったらごめんなさいね)
普通は滝は登るもので、下るのはあまり行わないのですが、単独で沢登に行って上で詰まってしまい進めなくなる時は、滝を下降して引き返さなければなりません。実際に数回ありました。下のブログは、ノウナシ谷で詰まってしまい懸垂下降で助かった事例です。
http://blogs.yahoo.co.jp/koubejyunntarou/11854869.html
しかし、滝のど真ん中は流石にきついので、アンカー(支点)の立木をずらせて水流の少ない流れの横の岩壁を懸垂下降します。今回は、その練習も兼ねています。山で迷うと絶対に谷を降りてはダメという法則があります。それは必ず降りられない滝に遭遇するからです。
しかし、ロープと下降器を持っていますと下降できます。下手に道の無い尾根を降りますと、道迷いや支尾根に突入して更に訳が分からなくなります。GPSやスマホを持たない私にとって、谷が一番わかりやすい「道」でもあります。
下のブログは、モジキ谷を遡行して、稲村ヶ岳まで登頂したときのモノです。山頂から車まで一番早く下山できるルートは、バリルートの尾根を降りるより、キレットを懸垂下降し、谷を下降することです。こういう場合には、滝や崖を懸垂下降できる技を身に着けておかないとダメです。
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/koubejyunntarou/11693988.html
下のブログは、難易度の高い「マンガ沢」を遡行できたのはいいのですが、下山路が見つからずに彷徨いまくり、結局雨の中をツエルトでビバークしました。夜中に悩んだ果ての翌朝の結論は、「登ってきた滝を懸垂下降して、降りるしかない…」でした。このような場合も実際にあるので、滝の下降技術も必要になってくる訳です。
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/koubejyunntarou/9472301.html
それと、登攀できない滝を持つ谷は、下降することによってその内容を調べることもできます。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/koubejyunntarou/10157212.html
http://blogs.yahoo.co.jp/koubejyunntarou/10157768.html?type=folderlist
単独で沢やバリルート尾根を「安全」に行うためには、身近な六甲山辺りで、こういう25m垂直以上の水無滝を降りる「練習」をしておかなければ、イザ本番で対処ができない場合があります。
この他にも、色んな谷で滝を登る練習をするために懸垂下降で降りてから、登る練習もよく行っています。
こういう地道な「練習」を積んでおかないと、本番の大峰山脈のデカい沢を遡行する場合は、単独では的確な判断力と技術力を持たないと「遭難事故」を起こし兼ねないです。
単独バリエーションを行うのには やはり地道な練習を重ねると 的確な判断や逃げる選択幅も増えますので、お山の行動範囲が広がります(^^)/
長々とした回答になってしまいましたっ(/ω\)
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