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記録ID: 616049
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ハイキング
富士・御坂

三ッ峠山 登山口バス停〜山頂ピストン

2015年04月18日(土) [日帰り]
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bool その他3人
GPS
--:--
距離
5.8km
登り
507m
下り
502m

コースタイム

日帰り
山行
2:25
休憩
0:55
合計
3:20
10:55
35
11:30
11:40
30
休憩ポイント
12:10
5
12:15
12:55
0
方位盤
12:55
15
13:10
13:15
30
13:45
30
休憩ポイント
14:15
0
14:15
ゴール地点
三ッ峠への代表的な登山道のうち、最も歩行時間・標高差ともに短いルートです。
中腹まで自家用車 or 登山バスでアクセス可能で、老若男女問わず誰でもハイキングを楽しむことができます。

山頂直下の山小屋付近まで延々と樹林帯の中を歩きますので、途中までの眺望はありません。
しかし樹林帯を抜けた途端に目の前に現れる、富士山の雄大な姿には感動もひとしおです。
今回は自家用車でのアクセスだったためピストンしましたが、公共交通機関を利用するなら三つ峠駅方面へ下山し、帰りにグリーンセンターで日帰り入浴することもできます。
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
河口湖駅から富士急バスに乗り「三ツ峠登山口」バス停下車。

自家用車では河口湖方面から新御坂トンネル手前の脇道を右折、
「三ツ峠登山口」バス停をやや過ぎたあたりに駐車場とトイレあり。
コース状況/
危険箇所等
山頂までのコースはほぼ一本道で、道迷いの心配はありません。
ところどころに急登はありますが、鎖場やガレ場は無く、よく整備されたハイキング道です。
ただし、降雨時や雨上がり直後は地面がぬかるんでいるので、安全のため登山靴とストックは装備しておきましょう。
また晩秋〜春にかけては降雪・凍結への対策も必要です。

登山ポストは見当たりませんでした。
その他周辺情報 山頂を挟んで反対側の、富士急三つ峠駅からの登山ルート上に、日帰り入浴ができる施設「三ツ峠グリーンセンター」があります。
また三ッ峠の山頂直下には通年営業の山小屋があります。
金ヶ窪(かねがくぼ)登山口の駐車場からスタート。
三ッ峠への主要な登山道のうち、ここ金ヶ窪からが最も標高差が少なくコースタイムも短いようです。

時刻は11時前。駐車スペースはほぼ満車でしたが、早くも下山していく自家用車もあり、運よくトイレの近くに駐車できました。
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金ヶ窪(かねがくぼ)登山口の駐車場からスタート。
三ッ峠への主要な登山道のうち、ここ金ヶ窪からが最も標高差が少なくコースタイムも短いようです。

時刻は11時前。駐車スペースはほぼ満車でしたが、早くも下山していく自家用車もあり、運よくトイレの近くに駐車できました。
三ッ峠は、開運山(1785m)、木無山(1732m)、御巣鷹山(1775m)の三山の総称で、そのうち最高峰の開運山を指して三ッ峠山とも呼ぶそうです。

「みつとうげ」の漢字表記には「三ッ峠」「三つ峠」「三ツ峠」と色々あって定まっていませんが、ここではこの看板の表記に合わせて「三ッ峠」に統一します。
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三ッ峠は、開運山(1785m)、木無山(1732m)、御巣鷹山(1775m)の三山の総称で、そのうち最高峰の開運山を指して三ッ峠山とも呼ぶそうです。

「みつとうげ」の漢字表記には「三ッ峠」「三つ峠」「三ツ峠」と色々あって定まっていませんが、ここではこの看板の表記に合わせて「三ッ峠」に統一します。
登り始めてからしばらくは、樹林帯の中を歩く緩い坂道が続きます。
このコースは山小屋への物資運搬車の車道でもあるため、幅が広く、鎖場や階段がありません。
舗装している箇所やガードレールなどもあり、ハイキング初心者でも比較的安心して歩けると思います。
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登り始めてからしばらくは、樹林帯の中を歩く緩い坂道が続きます。
このコースは山小屋への物資運搬車の車道でもあるため、幅が広く、鎖場や階段がありません。
舗装している箇所やガードレールなどもあり、ハイキング初心者でも比較的安心して歩けると思います。
左手に沢を見ながら登り続けると、やがて左側の木立の隙間から三ッ峠山頂の電波塔が見えてきます。
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左手に沢を見ながら登り続けると、やがて左側の木立の隙間から三ッ峠山頂の電波塔が見えてきます。
だんだんと傾斜が急になってきました。
つづら折りの坂道を登っていくと……
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だんだんと傾斜が急になってきました。
つづら折りの坂道を登っていくと……
途中にベンチとテーブルのある休憩ポイントを発見!
このあたりがほぼ山頂までの中間地点らしく、上がり気味の息を落ち着かせるには最適な場所です。

水分と糖分をしっかり補給して、登山再開!
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途中にベンチとテーブルのある休憩ポイントを発見!
このあたりがほぼ山頂までの中間地点らしく、上がり気味の息を落ち着かせるには最適な場所です。

水分と糖分をしっかり補給して、登山再開!
休憩ポイント近くには、グリーンセンターの広告板が。
バスで登ってきた登山者なら、そのまま三つ峠駅方面に下山する途中でグリーンセンターに立ち寄れるので好都合ですね。
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休憩ポイント近くには、グリーンセンターの広告板が。
バスで登ってきた登山者なら、そのまま三つ峠駅方面に下山する途中でグリーンセンターに立ち寄れるので好都合ですね。
山行当日は晴れていましたが、前日までの長雨の影響か、道が酷くぬかるんでいました。
泥に足を取られないよう、トレッキングポールを使ってバランスを維持しつつ、轍や水たまりを回避し、少しでも歩きやすそうな場所を探して歩きます。
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山行当日は晴れていましたが、前日までの長雨の影響か、道が酷くぬかるんでいました。
泥に足を取られないよう、トレッキングポールを使ってバランスを維持しつつ、轍や水たまりを回避し、少しでも歩きやすそうな場所を探して歩きます。
山頂近くにある2軒の山小屋、三つ峠山荘(右)と四季楽園(左)への分岐。もちろん、どちらからでも山頂に行けます。

2軒とも、山小屋としては珍しくお風呂場があるらしいです。
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山頂近くにある2軒の山小屋、三つ峠山荘(右)と四季楽園(左)への分岐。もちろん、どちらからでも山頂に行けます。

2軒とも、山小屋としては珍しくお風呂場があるらしいです。
四季楽園に到着。
山小屋前は展望テラスになっていて、お弁当を広げられます(要テーブル使用料)。
自販機もあるので、足りなくなった水分を現地で調達することも可能です。
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四季楽園に到着。
山小屋前は展望テラスになっていて、お弁当を広げられます(要テーブル使用料)。
自販機もあるので、足りなくなった水分を現地で調達することも可能です。
山小屋の窓にはアニメ『ヤマノススメ』のポスターが。
三ッ峠という山のことをこの作品で知った人も、きっと(自分も含めて)多いはず。

そういえば、このポスターで使われている構図そのものが、三ッ峠山頂からの景色ですね。
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山小屋の窓にはアニメ『ヤマノススメ』のポスターが。
三ッ峠という山のことをこの作品で知った人も、きっと(自分も含めて)多いはず。

そういえば、このポスターで使われている構図そのものが、三ッ峠山頂からの景色ですね。
山頂直下の屏風岩と、その下に広がる山麓の町並み。
この日も数名のクライマーが登攀に勤しんでいました(それでも同行者曰く「昔よりもかなり人が減った」らしいですが)。

『ヤマノススメ』作中では、主人公たちは山麓の三つ峠駅からピストンしていましたが、標高差はざっと1100m以上。
初心者が歩くには結構ハードだと思います。
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山頂直下の屏風岩と、その下に広がる山麓の町並み。
この日も数名のクライマーが登攀に勤しんでいました(それでも同行者曰く「昔よりもかなり人が減った」らしいですが)。

『ヤマノススメ』作中では、主人公たちは山麓の三つ峠駅からピストンしていましたが、標高差はざっと1100m以上。
初心者が歩くには結構ハードだと思います。
で、肝心の富士山ですが……
おおおっ、これは見事!
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で、肝心の富士山ですが……
おおおっ、これは見事!
はるか西に霞んで見えるのは、(多分)南アルプスの白峰三山。
右から順に北岳(3193m)、間ノ岳(3190m)、そして農鳥岳(3026m)。

最高峰の富士山(3776m)を筆頭に、2位の北岳、3位の間ノ岳などなど、日本を代表する高山を一望しながらのランチは格別!
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はるか西に霞んで見えるのは、(多分)南アルプスの白峰三山。
右から順に北岳(3193m)、間ノ岳(3190m)、そして農鳥岳(3026m)。

最高峰の富士山(3776m)を筆頭に、2位の北岳、3位の間ノ岳などなど、日本を代表する高山を一望しながらのランチは格別!
食後はいよいよ三ッ峠山(開運山)の山頂へ。
山頂直下は、ごく短い距離ですが歩きにくいザレ場になっています。
階段としての用を成しているのかどうかいまいちわからないこの階段は、積雪した時には大いに役立つ(らしい)そうです。

ちなみに写真奥に見える白い建造物は、電波の反射板です。
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食後はいよいよ三ッ峠山(開運山)の山頂へ。
山頂直下は、ごく短い距離ですが歩きにくいザレ場になっています。
階段としての用を成しているのかどうかいまいちわからないこの階段は、積雪した時には大いに役立つ(らしい)そうです。

ちなみに写真奥に見える白い建造物は、電波の反射板です。
山頂やや手前が、ポスターやカレンダーなどでよく写真が利用される有名な撮影スポットです。
円錐形に裾野を広げ、どっしりと構える見事な富士山が目の前に。
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山頂やや手前が、ポスターやカレンダーなどでよく写真が利用される有名な撮影スポットです。
円錐形に裾野を広げ、どっしりと構える見事な富士山が目の前に。
三ッ峠山(1785m)山頂に到着!
おなじみのあの構図で山頂石碑と富士山を撮影しよう、と意気込むも、やっぱり逆光でニッチもサッチも。
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三ッ峠山(1785m)山頂に到着!
おなじみのあの構図で山頂石碑と富士山を撮影しよう、と意気込むも、やっぱり逆光でニッチもサッチも。
石碑が有名すぎてやや陰に隠れがちですが、すぐ脇には三角点の標石もあります。
恒例の三角点タッチも忘れずに。
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石碑が有名すぎてやや陰に隠れがちですが、すぐ脇には三角点の標石もあります。
恒例の三角点タッチも忘れずに。
三ッ峠山頂から富士山をズーム。
まだまだ雪と氷に閉ざされた、日本第一の霊峰。
いつかあの頂に立ってみたい、と思わずにはいられません。
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三ッ峠山頂から富士山をズーム。
まだまだ雪と氷に閉ざされた、日本第一の霊峰。
いつかあの頂に立ってみたい、と思わずにはいられません。
昼食を摂った木無山方面を見下ろす。
山頂直下が切れ落ちているせいもあってか、意外と標高差を感じます。
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昼食を摂った木無山方面を見下ろす。
山頂直下が切れ落ちているせいもあってか、意外と標高差を感じます。
三ッ峠からの帰路の途中、「道の駅なるさわ」にて。
夜の闇が迫りつつある富士山。

色んな角度から富士山を堪能した山行でした。
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三ッ峠からの帰路の途中、「道の駅なるさわ」にて。
夜の闇が迫りつつある富士山。

色んな角度から富士山を堪能した山行でした。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 コンパス ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ
共同装備
行動食 非常食 レジャーシート
備考 思いのほかコースがぬかるんでいたので、持参していたトレッキングポールが転倒防止に役立ちました。
4月下旬ということで念のために軽アイゼンも用意していましたが、残雪は無く、使用しませんでした。
ただし山頂直下のコルで凍結箇所を通過したので、油断は禁物かと。

歩行中は汗ばむほど暖かかったのですが、山頂に着いた途端、冷たい風にさらされて急激に肌寒くなりました。
吸汗速乾の登山着と汗拭きタオルは装備しておくことをおすすめします。

感想

富士山と南アルプスの眺望で有名な、都心にも近いハイキングの山、三ッ峠です。

恥ずかしながら私が初めてこの山の名前を知ったのは、アニメ化もされた漫画作品『ヤマノススメ』がきっかけでした。
同作品からの予備知識で、三つ峠駅からのアクセスは実はやや難易度が高いこと、山頂直下の屏風岩がロッククライミングの名所であること、そして山頂からは富士山が見えるということを知っていました。
しかし実際に行ってみると、比較的難易度の低いほうの登山ルートでも少しキツいと感じたとともに、富士山の眺望は予想以上に見事だったので、作品を見て感じたイメージと、実際にその舞台を訪れたときとの印象の違いを感じました。

屏風岩の迫力は、漫画やアニメよりもやはり実際に目で見たときのインパクトが圧倒的に強かったです。
ただ、それを差し引いても、アニメの作画はかなり忠実に現地の風景を再現しているなぁ、と感心しました。

となると、やはり気になるのが作中で主人公たちが通った、麓の三つ峠駅からの登山ルートがどれだけ忠実に描かれているのか、という点。
今度はぜひともそのルートを歩いて、自分の目で確かめてみたいと思います。

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