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Yamareco

記録ID: 6165804
全員に公開
ハイキング
近畿

紀州の低名山巡り◆楊柳山(日本百低山・百霊山;高野山奥の院より三山周回)

2023年11月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:43
距離
8.5km
登り
471m
下り
456m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:01
休憩
0:44
合計
3:45
距離 8.5km 登り 474m 下り 472m
6:39
17
6:56
7:03
14
7:17
9
7:26
7:33
20
7:53
7:57
22
8:19
8:23
16
8:39
8:48
9
8:57
8:58
13
雪池山分岐
9:11
9:14
21
9:35
9:36
13
9:49
9:56
11
10:07
10:08
16
10:24
天候 曇り一時ガス(時折薄日差す)
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
高野山中ノ橋の無料大駐車場利用(土曜の朝6時半時点で空き多数;下山時にはほぼ満車)
コース状況/
危険箇所等
・奥の院脇から転軸山への登路入口が大変分かりにくい(寺院関係者のみ立入可能の門の向こうにあり)→ 当初計画とは逆回り(摩尼山→楊柳山→転軸山)の周回に急遽変更
・奥の院〜摩尼山〜楊柳山〜転軸山登り口までは要所に女人道の案内標識(次のポイントまでの距離表示付)完備、特段の危険・不明瞭箇所ナシ[一ヶ所のみ、子継峠手前の雪池山方面へのトレース(比較的明瞭)の分岐に標識・マーキングなし、方向注意]
・転軸山頂から奥の院への下降路(三山周回の最短ルート;公式ガイドマップには一切記載ナシ…)、入口の女人道案内標識は「×」印表示なるも、手書きで「奥の院へ」の表記あり。途中の踏跡も明瞭 → 奥の院への出口に関係者のみ通行可のゲートあり、小沢沿いの小径を進み、柵の隙間から参道に復帰(周囲の参拝客多数の注目を浴びること必須…<苦笑…>)
その他周辺情報 前泊・後泊の九度山の旅館「玉川亭」近くの日帰り温泉「ゆの里」利用(宿泊客には嬉しい宿の無料送迎・入浴券サービスあり!)
朝6時半過ぎ、高野山・中ノ橋の大駐車場。早立ちしたおかげでまだ車も疎ら、最初の「関門」突破です…。
2023年11月11日 06:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 6:36
朝6時半過ぎ、高野山・中ノ橋の大駐車場。早立ちしたおかげでまだ車も疎ら、最初の「関門」突破です…。
まずは奥の院参道を進み、高野三山の周回路へ。
2023年11月11日 06:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 6:38
まずは奥の院参道を進み、高野三山の周回路へ。
参道沿いには様々な企業・団体の墓碑が立ってます。こちらはお馴染み・ヤクルト…。
2023年11月11日 06:43撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 6:43
参道沿いには様々な企業・団体の墓碑が立ってます。こちらはお馴染み・ヤクルト…。
昨日までの雨でだいぶ散っちゃいましたが、まだまだ紅葉楽しめます!
2023年11月11日 06:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/11 6:44
昨日までの雨でだいぶ散っちゃいましたが、まだまだ紅葉楽しめます!
石敷きの参道が尽き、巨木の森へ。千年近くこのお山の歴史をつぶさに見てきた「生き証人」ですね。
2023年11月11日 06:46撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/11 6:46
石敷きの参道が尽き、巨木の森へ。千年近くこのお山の歴史をつぶさに見てきた「生き証人」ですね。
無縁塚。石仏が積み重なって、まるで巨大な蟻塚のよう。これも歴史の重みでしょうか…。
2023年11月11日 06:49撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 6:49
無縁塚。石仏が積み重なって、まるで巨大な蟻塚のよう。これも歴史の重みでしょうか…。
この橋を渡り、奥の院エリアへ。
2023年11月11日 06:51撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 6:51
この橋を渡り、奥の院エリアへ。
御仏堂では、朝のお勤めが行われているようです。
2023年11月11日 06:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 6:52
御仏堂では、朝のお勤めが行われているようです。
厄除大師堂。紅葉もいい感じで、絵になります。
2023年11月11日 06:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/11 6:54
厄除大師堂。紅葉もいい感じで、絵になります。
奥の院。本堂付近は撮影禁止のため、手前で1枚。
2023年11月11日 06:55撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 6:55
奥の院。本堂付近は撮影禁止のため、手前で1枚。
結局奥の院から転軸山への登り口が見つからず、やむなく摩尼山経由の逆回りに変更…。
2023年11月11日 07:07撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 7:07
結局奥の院から転軸山への登り口が見つからず、やむなく摩尼山経由の逆回りに変更…。
程なく、車両進入禁止の摩尼山登山道へ。
2023年11月11日 07:09撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 7:09
程なく、車両進入禁止の摩尼山登山道へ。
やっと山屋の領域に入った感じ。黄葉もキレイです!
2023年11月11日 07:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 7:12
やっと山屋の領域に入った感じ。黄葉もキレイです!
ここで標識に導かれ林道を左へ、本格的な山道に。
2023年11月11日 07:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 7:17
ここで標識に導かれ林道を左へ、本格的な山道に。
雨裂で道が細くなり、少し歩きにくい感じです…
2023年11月11日 07:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 7:19
雨裂で道が細くなり、少し歩きにくい感じです…
摩尼峠着。霧が懸かって幽玄枯淡の趣です。十字路になっており、登山道はここで左に90°向きを変えます。
2023年11月11日 07:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/11 7:27
摩尼峠着。霧が懸かって幽玄枯淡の趣です。十字路になっており、登山道はここで左に90°向きを変えます。
登山道沿いの紅葉はほぼ終幕ですが、足許はカラフルな落葉のプロムナード。
2023年11月11日 07:37撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/11 7:37
登山道沿いの紅葉はほぼ終幕ですが、足許はカラフルな落葉のプロムナード。
木の間から、紅葉の残照…
2023年11月11日 07:43撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 7:43
木の間から、紅葉の残照…
こちらの紅はまだまだ頑張ってます!
2023年11月11日 07:44撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 7:44
こちらの紅はまだまだ頑張ってます!
摩尼山頂直下、山腹に色付きの良い紅葉あり。
2023年11月11日 07:49撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 7:49
摩尼山頂直下、山腹に色付きの良い紅葉あり。
三山最初の1座、摩尼山頂踏破。地味な案内標識で記念の自撮り。
2023年11月11日 07:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 7:52
三山最初の1座、摩尼山頂踏破。地味な案内標識で記念の自撮り。
古い祠でお参り、寒いので長居はせず、先を急ぎます…
2023年11月11日 07:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 7:54
古い祠でお参り、寒いので長居はせず、先を急ぎます…
ガスに煙る紅葉もまた一興…。
2023年11月11日 08:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 8:03
ガスに煙る紅葉もまた一興…。
落ち葉で覆われた穏やかな尾根道が続きます。
2023年11月11日 08:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/11 8:04
落ち葉で覆われた穏やかな尾根道が続きます。
この先、左側は天然林、右のスギ植林帯が見事に壁のようになってます…
2023年11月11日 08:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/11 8:06
この先、左側は天然林、右のスギ植林帯が見事に壁のようになってます…
尾根通しの古宮岳方面分岐。トラロープでガッツリ通せんぼ…。
2023年11月11日 08:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 8:13
尾根通しの古宮岳方面分岐。トラロープでガッツリ通せんぼ…。
一旦下り、黒河峠着。かつては奈良方面から高野山・橋本への最短距離のルートだった由。今はひっそり古い祠が行き交うハイカーを見守るのみ…
2023年11月11日 08:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 8:18
一旦下り、黒河峠着。かつては奈良方面から高野山・橋本への最短距離のルートだった由。今はひっそり古い祠が行き交うハイカーを見守るのみ…
本日の主ターゲット、楊柳山への最後の木段登りです。
2023年11月11日 08:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 8:29
本日の主ターゲット、楊柳山への最後の木段登りです。
ガスが上がり、約3日ぶりの薄陽が…。有難や!
2023年11月11日 08:37撮影 by  F-04K, FUJITSU
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11/11 8:37
ガスが上がり、約3日ぶりの薄陽が…。有難や!
日本百低山にして百霊山の楊柳山頂着。樹林に囲まれ展望はありませんが、まずまずの達成感…。
2023年11月11日 08:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 8:40
日本百低山にして百霊山の楊柳山頂着。樹林に囲まれ展望はありませんが、まずまずの達成感…。
古い祠の裏に三角点あります。
2023年11月11日 08:41撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 8:41
古い祠の裏に三角点あります。
山頂の一角に、見事な紅色。
2023年11月11日 08:45撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 8:45
山頂の一角に、見事な紅色。
下山路方向も、ステキな紅葉の絨毯。
2023年11月11日 08:45撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 8:45
下山路方向も、ステキな紅葉の絨毯。
案内標識はありませんが、右に雪池山方面へのトレースが分岐。三山周回路は左の支尾根へ。
2023年11月11日 08:57撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 8:57
案内標識はありませんが、右に雪池山方面へのトレースが分岐。三山周回路は左の支尾根へ。
マップには山名の記載はありませんが、そこそこ登って小ピーク通過。ここから転軸山への中継ポイント、子継峠へ下っていきます。
2023年11月11日 09:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 9:05
マップには山名の記載はありませんが、そこそこ登って小ピーク通過。ここから転軸山への中継ポイント、子継峠へ下っていきます。
この辺り、見事な黄葉ゾーン。
2023年11月11日 09:07撮影 by  F-04K, FUJITSU
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11/11 9:07
この辺り、見事な黄葉ゾーン。
子継峠通過。かつての黒河道と女人道が接する要衝で、名の通り子宝祈願のお地蔵様が祀られてます。
2023年11月11日 09:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 9:11
子継峠通過。かつての黒河道と女人道が接する要衝で、名の通り子宝祈願のお地蔵様が祀られてます。
ここもイエロー・パラダイス…
2023年11月11日 09:16撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/11 9:16
ここもイエロー・パラダイス…
この辺り、橙と黄色のハーモニーがステキです…
2023年11月11日 09:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 9:26
この辺り、橙と黄色のハーモニーがステキです…
モミジのような華やかさはありませんが、こういうシブイ紅葉も良いですね…。
2023年11月11日 09:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 9:27
モミジのような華やかさはありませんが、こういうシブイ紅葉も良いですね…。
シカの食害から護られ、見事に紅葉してます。
2023年11月11日 09:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
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11/11 9:29
シカの食害から護られ、見事に紅葉してます。
一旦、立派な車道に出ます。
2023年11月11日 09:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 9:34
一旦、立派な車道に出ます。
車道脇のここから、3座目・転軸山へ登り返します。
2023年11月11日 09:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 9:35
車道脇のここから、3座目・転軸山へ登り返します。
だいぶ劣化してますが、外人さんハイカーも多いと見え、英語の「クマ注意」警告カンバンが落ちてます。
2023年11月11日 09:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 9:40
だいぶ劣化してますが、外人さんハイカーも多いと見え、英語の「クマ注意」警告カンバンが落ちてます。
急坂を一登りで、3座目の転軸山頂着。これにて高野三山を無事踏破です。バンザーイ!
2023年11月11日 09:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 9:50
急坂を一登りで、3座目の転軸山頂着。これにて高野三山を無事踏破です。バンザーイ!
ここでもお賽銭を奮発、古い祠の弥勒菩薩様にこの先の道中安全を祈願。
2023年11月11日 09:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 9:52
ここでもお賽銭を奮発、古い祠の弥勒菩薩様にこの先の道中安全を祈願。
案内標識には「×」印がありますが、奥の院方面への踏み跡も何とか歩けそうな雰囲気(手書きで「奥の院」の表示あり)なので、下ってみます。
2023年11月11日 09:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 9:53
案内標識には「×」印がありますが、奥の院方面への踏み跡も何とか歩けそうな雰囲気(手書きで「奥の院」の表示あり)なので、下ってみます。
今のところ踏跡明瞭、フカフカで超歩きやすいです。
2023年11月11日 09:57撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/11 9:57
今のところ踏跡明瞭、フカフカで超歩きやすいです。
さしたる道迷いポイントもなく、奥の院横の小沢に下り立ちました。往路は下り口の門が閉まっていて入れませんでしたが…
2023年11月11日 10:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 10:05
さしたる道迷いポイントもなく、奥の院横の小沢に下り立ちました。往路は下り口の門が閉まっていて入れませんでしたが…
この隙間から、無事参道横に復帰。こりゃあ入口が分からず、往路で彷徨ったのも無理からぬところ…〈苦笑…〉
2023年11月11日 10:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
11/11 10:08
この隙間から、無事参道横に復帰。こりゃあ入口が分からず、往路で彷徨ったのも無理からぬところ…〈苦笑…〉
折角なので、太閤秀吉公の御墓所だけでもお詣りします。
2023年11月11日 10:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 10:12
折角なので、太閤秀吉公の御墓所だけでもお詣りします。
それにしても、外人さん含めスゴい数の参拝客…。早く出て良かった…
2023年11月11日 10:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
11/11 10:14
それにしても、外人さん含めスゴい数の参拝客…。早く出て良かった…
無事、出発点の中ノ橋駐車場帰着。紅葉盛りの週末だけあり、さすがに駐車場は観光バス含め満員御礼…。時間も早く、いざ次なるお山へGo!
2023年11月11日 10:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
11/11 10:21
無事、出発点の中ノ橋駐車場帰着。紅葉盛りの週末だけあり、さすがに駐車場は観光バス含め満員御礼…。時間も早く、いざ次なるお山へGo!
撮影機器:

感想

前日、終日雨天のためユル観光・休養でしっかり充電しつつ高野山エリアへ移動、九度山の古民家風旅館にて一泊。付近でやたら真田六文銭のマークを見かけたため、宿の主人に尋ねると、織田・武田・北条・徳川や豊臣など名だたる大名の狭間を縫って戦国の世をしたたかに生き抜いた智将・真田昌幸が関ヶ原合戦後に配流され、晩年を過ごした地であるとのこと。そういえば、大河ドラマ「真田丸」でも九度山の名を何度も聞いた記憶が蘇りました。この古民家風旅館「玉川亭」では、お洒落で美味しい自家製ハンバーグの夕食にご主人のプロ顔負けのテーブルマジックショー、食後には近くの日帰り温泉への無料送迎・入浴サービスと至れり尽くせりのおもてなしに大満足。翌日の朝食も部屋に予め用意された軽食セットを好みの時間に取れるという、夜討ち朝駆けのヤマラーには打ってつけの宿でした。
 翌日は2座ハシゴを目論み、楊柳山はじめ高野三山を午前中にサクッと周回する計画を立てますが、前日のうちに宿の主人から、この紅葉シーズン週末は高野山中心部の中ノ橋駐車場が早朝から混雑するとの情報を聞き込み、午前5時過ぎに朝食を済ませ暗いうちに出発。6時半前に中ノ橋へ到着すると、曇天予報のせいもあってか幸い駐車場はまだガラガラ。弘法大師様の御廟のある奥ノ院への参拝客も疎らで、ザックにストック、クマ鈴着装とヤマラー色丸出しの小生もさほどアウェー感を感じず、順調に紅葉がピークを迎えつつある登山口を出発します。以降のコース中詳細は本文・写真キャプション記載の通りですが、全体に鬱蒼とした樹林帯の中、緩めのアップダウンを繰り返すコースで、曇天でもさほどガッカリすることなく、深山幽谷の雰囲気を感じながら、静寂の三山巡礼を果たすことができました。唯一苦労したのは、3座目の奥ノ院裏山・転軸山の登降で、当初は奥ノ院参拝の後、最初に転軸山へ直登する計画でしたが、同山への登山道入口がどうしても見つからず、同院のスタッフに聞いても埒が明かずに結局摩尼山からの逆回りコースを進むことに。摩尼山〜楊柳山〜転軸山と道迷いポイントもなく快調に歩を進め、いよいよ三山周回路の「核心部」とも言うべき最後の奥ノ院への下降路へ。コース入口の案内標識には「✖」印が書かれているものの、手書きで小さく「奥ノ院へ」の矢印表示があり、意を強くして比較的明瞭なトレースをズンズン下っていくと、呆気なく奥ノ院すぐ横の小沢に到達。ここから奥ノ院参拝路に戻るには、寺院スタッフ限定の門を突破せねばならないのですが、多くの参拝客で付近が賑わう中、さすがの小生もそのような蛮行に及ぶことは忍びなく、仕方なしに小沢沿いの小径を人目に付かぬよう忍び歩いた後、参拝路境界に張り巡らされた柵のすき間を見つけて、無事正規の参拝路にさり気なく復帰したのでありました。
 こうして転軸山からのショートカット下山に成功したこともあり、最後は多数のガイジンさん含め通勤ラッシュ並み(!?)に大賑わいの一般参拝客の流れに揉まれながらも、予定時間よりかなり早い午前10時半前に出発点の中ノ橋駐車場へ帰着。幸い天候も回復傾向、明日あわよくば奈良・飛鳥エリアの霊山3座ハシゴの "荒行" にチャレンジするためにも、午後にかけ大阪方面へ転進し、当初は明日踏破予定だったダイヤモンドトレール末端の岩湧山へのショートハイクに繰り出すことにしました。ところで、この日の昼食はどこで食べれば良いのだろう、とふと気になりながらも、旅先で移動に追われ、ゆっくり食事を楽しめないのもクレイジー・ハシゴヤマラーの宿命かも…と半ば諦め気分で、和歌山・大阪県境方面へと黙々と車を飛ばす小生でありました。
[※午後の岩湧山お替わりハイク編へ続きます…。]

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