栗駒山 美しき故郷の山へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 946m
- 下り
- 926m
コースタイム
9:40 いこいの村栗駒
10:36 いわかがみ平
11:58 中央コースと合流
12:53 栗駒山頂
13:12 山頂出発
14:00 いわかがみ平
14:38 いこいの村付近
15:00 ハイルザーム付近
天候 | 晴れ+風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
*宮城県北地震から2年。宮城側からの登山は諦めていたのだが、栗駒山への道が復旧。ついにこの日を迎えた。 *故郷の山と書いたのは、自分が県北に住んでおり、栗駒と船形を毎日眺めながら暮らしていること。そしてわが相棒さんの出身地でもあるからである。 *栗駒山の登山道はたくさんあったのだが、今年は御沢コースと裏掛けコースは入山できない。山開きは5月末。いわかがみ平までの通行は4月28日から可能である。 *本日でかけたのは、いわかがみ平でなく、現在不通になっているハイルザーム(栗駒十字路付近)から、まだ人のいない栗駒へあがってみようと思ったからである。 *車道は完全に除雪してあるが、ショートカットしながら雪道を歩くことができる。あせらずのんびり行きましょう。 *登山道は、残雪期のコースを使う。すなわち中央コースと東栗駒コースの中間、新湯沢右岸を登る。栗駒がずっと正面に見える。その分、直登であり、風も遮るものがない。冬装備ででかけるほうがいいと思う。 *危険個所はなし。中央コースとの出会い付近が一番強風なので、ここで心が折れると終わり。右に回り込むにつれ、不思議なことに風が止む。時々耐風姿勢を強いられるがまあ大丈夫。がんばって。 *なお、御沢コースと裏掛コースは本年度は使用できないようである。 *地震の爪跡は、あちらこちらに見える。ただ、中央コースや東栗駒コースは、雪の下ではあるがさしあたり登山道崩壊などは見られれない。なお、これについては宮城県の先日の調査でも、大丈夫という発表があった。 *いわかがみ平に避難小屋あり。トイレは当分の間、仮設トイレ4台を使用するが、今日は施錠中。 *今日の登山者は、大船渡からきたボーダーグループ約8名。山スキー組4人、つぼ足1人。我々はアイゼン持参したが、つぼ足で登頂できた。 *雪はよく締まっているが、沈むかどうかは、人による(笑) *下山後、十字路から左折して、駒の湯付近のくりこま荘でお風呂をいただいた。先客はおらず、露天風呂を男女とも一人で。500円。ここの岩魚料理はおいしいです。 *4月28日以降、いわかがみ平から登れるので、そこからならゆっくり歩いて2時間で登頂できますのでいそがずに。 |
写真
感想
*岩手県南宮城県北地震。2008年6月。私も朝の揺れに思わず家を飛び出しそうになったほどでした。あれから2年。ようやく宮城県側からの登山が可能になりました。まず4月28日に登山口であるいわかがみ平まで通行可能に。5月下旬に山開きが2年ぶりに行われます。これまで、秋田側の須川温泉口からしかなかった登山道が、宮城側のいわかがみ平もOKとなり、またもとの盛況を取り戻すでしょう。当分の間、中央コースと東栗駒コースのみ登山可能となりますが、それでも交通至便となり、登山者、観光客が増えると思われます。
*我々にとっても、栗駒は特別な山。これまで一番多く登っています。一時期は毎年のように4月に雪を踏んで行っていた時期もありました。相棒さんは若柳の出身。栗駒おろしを背に受けて自転車通学をしてきました。学校登山は御沢コースだったとか。結婚する前にも後にも登っています。子供たちを連れても登っています。4月に登ったときは長男が途中強風でギブアップした写真が…我々は昨年5月から登山を再開しましたが、もう栗駒は宮城側からは登れませんでした。開通を心待ちにしておりました。そして今日。多少辛くても下から登ろうと心に決め、出発。道路沿いの残雪を踏んでゆっくりゆっくりあがって行きました。おかげで普段素通りするブナの森をたっぷり歩くことができました。本当に美しい山です。
*宮城県北にいると、早春、栗駒山と船形山が左右にぽっかりと浮かぶ船のように、白い優雅な姿を見せています。どちらも私にとっては故郷の山です…
*4月26日付け読売新聞に栗駒登山の記事がありましたので、ご参考にしてください。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100426-OYT8T00115.htm
コメント
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雪はたっぷりあるようですね。
イワカガミからだと近いからいいですがたっぷり4時間お疲れ様でした。
でも、この快晴は最高でしたね。
軍沢岳はわかりましたかね。
2年前にマロと登りましたが、突風でマロは立ち往生、ふところに抱いて山頂に立ちました。
そう、山頂標識は牛が運んだのですよ。(~o~)
私は、山頂から笊森避難小屋に立ち寄る時があります。
マロさん、大変でしたが、とにかく相棒さん根性で登りました。
来週からはみんないわかがみ平から登るでしょう。でもここは、鎮魂の意味も込めて、いきました。前からそうしようと思っていました。
頂上は鳥海の山頂部がうっすらと。あとは、360度丸見えでした。軍沢岳、写真の小又山の手前の平たい山頂部かなと思いましたがどうでしょう。
マロちゃんとの思い出の山だったんですね…今度はokkanai様もいれて、一緒にのんびり行きましょう。東栗駒山から笊森経由でいいんじゃないでしょうか^^
画像拡大してみました。
山頂部に小屋が…虎毛山かな。
地図で見たら虎毛の左が軍沢でしょうかね。
虎毛に少し隠れたようです。
私も拡大したら、小屋が見えました。虎毛ですね。この図体のでかさは虎毛まちがいないですね。その裏になりますね。でも、軍沢から栗駒のてっぺん見えていたので、どこかにあるはず〜^^ 虎毛の左は火打岳ですよね。ちょこっとでているところ。
ARKです。 おばんです。
コメントありがとうございました。
泉ガ岳の山開きですが、滑降コースの登りは、多少早かったせいもあり、もう、一人だけでしたが、
帰路の水神コースでは、すれ違うのに苦労したかも
(^g^)
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いわかがみ平までの道が開通したら、と思っていたら、
もう、登られたのですね。
(^O^) サスガァ! オツカレサマ デシタ
天気も良くて、霞も少なかったようで、写真もなかなかのものですね。
須川からしか登れなくなってからは、まだ、行ってません。
開通が待ち遠しいです。
滑降コース私は歩いたことがないので、今度行きます。でもarkさんより早くは登れません^^;
栗駒ですが、昔の話だけど、GW前後はかなり駐車場混みますよ。朝9時まで(できれば8時過ぎ)には遅くともいわかがみ平着くようになさってくださいね。あと観光客がどんどんあがってきますから。
金成ICからう回路経由だと1時間半はかかります。
いつも風があるので、暖かい恰好も忘れずに。シューはいりませんが、軽アイゼンくらいはもっていったほうがまあ安心。スキーは滑り放題です。というか、今年雪は多いですよ。新湯沢全くでてませんから。
kiyoshiさん、こんばんは。
栗駒山の近況を知ることができてとても嬉しかったです。栗駒山は07年7月に湯浜温泉口から麝香熊沢を遡行して登り、ブナの森がとても美しかったことが印象的でした。また翌年も来ようと思いました。
そのために翌年の大地震で自然が壊れ、多くの人命が失われたことはほんとうに衝撃的でした。それ以来栗駒方面は気持ち的にも封印していたのですが、宮城県側からも登山道が回復したということを知りうれしく思いました。はやく湯浜コースも回復することを願っています。
私はブナの美しい山や沢を求めてあちこちフラフラしています。栗駒山だけでなく、宮城にはいい山がたくさんあるので、地元の方の情報をいただけるとうれしいです。
先日K-HINOさんの記録にコメントされていたのをお読みし、akoさんの記録も読ませていただいておりました(失礼^^)
栗駒、GWはすごく混む予感がします。ただ湯浜コースととか、そんな渋いコースは全然問題ないですね。ベテランのグループのようにお見受けしましたのでぜひ訪れてくださいね。栗駒地区復興のためにも。ただし、湯浜コースは残雪期は結構危ないので、ネットで事前情報仕入れてください。県のHPでも少しわかります。もし必要なら、お手伝いします。
あと、船形の大倉尾根から蛇ヶ岳の道ですが、私は歩いたことはありませんが、記録はネットにいくつか乗っていますよ。冬の時期なら、三峰山で検索されてはいかが。夏道ならsoneさんという方の「東北の山遊び」に、升沢からぐるっと一周されている記録があります。秋口だったような。ほかにもいろいろあります。
かなーり長いです。ただし、泉ヶ岳から船形日帰りっていう方もいます。30キロ弱…困りましたね^^
akoさんの行動範囲広いですね〜うらやましいです^^
素晴しい景色が見られましたが、風が強くて大変でしたね。里山でも意外に強く、高い山は辛いだろうなと思っていました。
以前、いこいの村から登りましたが、K4さんたちはもっと手前からなんてすごいです。
雪は多いようでGWが楽しみになりましたよ。
すみません、先にいっちゃいました^^;
雪はたっぷりでしたよ。例年より多いと思います。足元はつぼ足でOKです。風はね〜まあいつも強風なので覚悟してました。記録にも書いたとおり、大日沢沿いになると超強風ですが、回り込むとなんとかなります。お弁当ゆっくり食べる場所がないので、今日は小分けして食べました。morinoさんなら、速攻登山だから昼ご飯は山脈ハウスあたりでおいしい山菜というのもありでしょうか。GWかなり混むと思うので早出が望ましいですよ。もう一度いこいの村からでしたら、駐車スペースはいやというほどありますけど…^^
kiyoshiさんこちらでは初めまして(笑)
2年ぶりに宮城県側から登れ栗駒山の記録を拝見して、コメント入れたくなりユーザー登録してしまいました。
実は2年前の地震の翌日に栗駒の御沢コースから裏掛コースを計画していたのですよ。
あの地震が翌日に発生していたら私はこの世にいなかったでしょうね。
それにしても今年は残雪が多いみたいで、近いうちに行きたくなってしまいましたよ。
ところで虎毛山の写真に軍沢岳写っていますよ。
虎毛の右肩の鋭峰が神室連峰の小又山で、右隅の三角が天狗森です。その天狗森に左下にこんもりと丸い軍沢岳が見えています。
軍沢岳の山頂から栗駒が見えるので間違いないですね。
わざわざ登録いただき、恐縮しております。山歩きを再開してすぐにsoneさんのブログにぶち当たったのが、ここまで来てしまった原因ですよ(笑)コメントいただき誠に光栄です。上のakoさんにも無断で「東北の山遊び」を紹介してしまいました、すみません^^;
「感想」にも書きましたが、再び栗駒に宮城側から上がることが小さな夢でしたので、気持ちがすっきりしています。雪はたっぷりでイワカガミ平までつながっっています。御沢が通行可能になったら、すぐにでも「御沢→裏掛」のsone さん予定コース歩きたいですね。ただドゾウ沢がかなり崩壊しているという話ですが…新湯沢はいわかがみ平から上は大丈夫でした。通勤の新幹線から見える栗駒から船形までの県北の両線、春のこの時期本当にうっとりしますね。歩いたばかりの後だからなおさらです。
軍沢岳、確かにわかりました。1200くらいだから低かったんですね。見事な眺望だったのでイメージは虎毛並の高さで、ちょっと見逃してしまいました。さすが山博士ですね^^
ありがとうございます。
ヤマレコですが、東北はメンバーが少ないのですが、北東北を中心に凄い記録もあります。また全国にはsoneさん並の猛者も何人かおられますのでお暇なときに眺めてくださいね。29日天気が今ひとつのようですが、お気をつけて。
*仕事の隙を見て書いちゃいましたよ(笑)
すぐに予定があるわけではありませんが、行きたい山リストの情報ファイルに入れておきます。Soneさんのサイトも拝見しました。渋いですね〜
これからも東北通信よろしくお願いしますね♪♪
塔の岳、見ました。すごい健脚ですね〜びっくりです。写真もきれいです^^
GWは気をつけていってらっしゃい^^
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