雲取山と飛龍山(三条の湯キャンプ)
- GPS
- 26:30
- 距離
- 33.7km
- 登り
- 3,034m
- 下り
- 3,039m
コースタイム
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 9:31
- 山行
- 1:38
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 1:39
5:30行動開始-7:05林道終点-7:32三条の湯テント場
<休憩とテント設営>
8:15三条の湯テント場-10:12三条ダルミ-10:50雲取山-11:12三条ダルミ-13:17飛龍山-15:07三条の湯テント場
11月23日(木)
6:15三条の湯テント場-7:55行動終了
天候 | 11月22日(水):快晴、ほぼ無風 11月23日(木):晴れ、ほぼ無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・後山林道:落石注意。 ・三条の湯から三条ダルミ経由雲取山:落ち葉が厚く堆積している箇所ではルートが分かり難い。 ・三条ダルミから飛龍山:歩く人少なく、この日は誰も見掛けなかった。樹林帯ありきが続くため展望なし。分岐で間違った方角に進まないよう注意。この区間もところにより落ち葉が厚く堆積していて、ルート不明瞭になっている箇所があった。 |
写真
感想
11月22日(水)
ゲート前の駐車スペースには5:12に到着。気温2度だが無風なので数字ほど寒さは感じなかった。先客2台。準備の後5:30に行動開始。真っ暗なのでヘッドライト点灯。ここから三条の湯までは8kmほどあるが、緩い登りが続くので体力的には楽だ。片倉橋を過ぎるとキロ表示が現れる。1km15分で進む。歩き出しはフリースを着てフリースグローブを身に付けていたが、30分もすると体は十分暖まり、グローブもウェア脱いで、夏山仕様になった。11月とは言え、無風の中で歩いたら暑い。7:05に林道終点、休憩はせずに進む。ここから本格的な登山道だがとても歩き易い。しかも三条の湯までは30分程度なので、重荷でもあまり気にならなかった。三条の湯のテント場には7:32に到着。テントは2張り。休憩とテント設営中は体が冷えるのでフリースを羽織る。空き多数だったので適当なところに設営し、サブザックに日帰り用の荷物を詰める。ここまで水分のみだったので、準備の後パンやカステラなどを食べる。8:15に行動再開。小屋前の急登をこなして小屋着。テントの受付をし、トイレを済ませ、ウェアの調整をして再度行動開始。諸々をしているうちに8:30に近くなっていた。
三条の湯から雲取山を目指すのはこれで3度目。しかも3年連続なのでルートもだいぶ覚えた。最初急に登るとその後は比較的なだらかなコースが続く。一箇所大きく下るところは、最初に来た際は間違ったか?と思ったがこれが正解で、下った後は三条ダルミに向けて徐々に高度を上げていく。天候は快晴。しかも無風なので、日当たりの良い箇所では行動中は暑くて仕方なかった。背中のザックには念のため防寒用のフリースも入れてあるが、この陽気では使う場面はなさそう。10:12三条ダルミ到着。テント場から飲まず食わずだったので、ここで座って大休止。富士山がよく見える。そしてここは携帯の電波が入る貴重なポイントだった。下界に定時連絡を入れる。休憩後行動再開し、雲取山への急登に取り掛かる。ここは何度来てもきついところ。とはいえ距離的には短いので我慢して登る。雲取山の山頂は10:50に到着。天気良く風なし。当然人は多い。休憩できるところには大体人がいた。山頂付近で何枚か写真を撮り下界へ送ろうかと思ったが意外にも圏外。山頂付近であちこち電波を捕まえようと苦心したが、結局だめだった。諦めて適当なところで山頂からの景色を楽しむ。人が多いし、何よりこの先まだ長いので、山頂滞在は短く切り上げて次へ進む。急な坂を下って11:12二度目の三条ダルミ着。下界へ連絡するも、ここがこの先最後の連絡ポイントになるとはさすがに思わなかった。
三条ダルミから西へ向かう。ここからは初めて歩くコース。地図やGPSを参考にしつつ誤った方向に進まないよう注意する。登山地図には「主脈縦走路」と書かれていて実際にそのとおりなのだろうが、展望はほぼない。ずっと樹林帯歩きなのでとにかく何も見えない。幸いなのは今の時期広葉樹は落葉していて、その間からは展望が少しある程度。この先飛龍山まで長いルートは大体笹の片斜面か疎林が続いた。眺望がないので写真を撮る箇所もなく、とにかく進むしかない。地図上には狼平や三ッ山などの表示があるが、歩いた限りではどこがどこかは不明だった。三条ダルミの次に現在地が確実に特定できたのは北天のタルの分岐だった。立派な道標があるので、さすがに見落としはなかった。ここに12:53到着。三条ダルミから約1.5時間進んだことになる。水だけ飲んで先に進む。しばらく歩くと飛龍山への近道、と書かれた看板が出てきた。点線ルートだが進んでみると、特に問題はなかった。マーキングもあるし踏み跡も十分。飛龍山には13:17に到着。無人。そして予想はしていたが展望無し。三条ダルミから2時間近く歩いたので、座って大休止。念のため携帯の電波の入りを確認したが、ここもやはり圏外だった。今日はこの先標高的には下るしかないし、三条の湯は谷に位置するので、明日国道に出るまで携帯は使えないことがほぼ確定してしまった。この先どこかスポット的に使える場所はあるかもしれないが、携帯をずっと手にして歩くわけにも行かないので、下界への連絡は諦めざるを得なかった。とにかく無事に下り切るしかない。
飛龍山からの下りは飛龍権現方面へ向かう。分岐を過ぎトラバース気味に進むと近道入口に到着。あとは北天のタルまで来た道を戻る。分岐に至れば三条の湯までひたすら下るのみ。既に14時を過ぎ日は傾いてきたが、気温は高く日向は暑ささえ感じた。このコースも歩くのは初めてだが、三条の湯から雲取山を目指すルートと似ていて、一気に標高が変化する。この時期ルートは大量の落ち葉に隠れていることが多く、早く下りたい気持ちではあるものの、慎重に進むしかなかった。風なく天気が良いので、11月も後半だというのに汗をかきつつ下山。テント場には15:07に無事到着。ブーツを脱ぎサンダル履きになり、タオルを持って温泉へ向かう。汗をかいた後だったので、温泉は助かった。石鹸やシャンプーの類は利用できないが、お湯で体を流せるだけでも十分。汗を流してさっぱり。その後はテントに戻り持参した鍋食材で料理。食べ終わり暗くなってから再度温泉。気温が比較的高かったので、防寒して外で食事していたので、やはり寒かった。温泉の有り難みを感じた。その後18時を過ぎた頃に眠くなり就寝。20時まで温泉に入れるのでもう一度行こうかとも思ったが、シュラフが暖かくて快適で、小屋前の坂を登るのが億劫になりそのまま沈殿した。
11月23日(木)
4:40頃に起床。5時にスマホのアラームをセットしていたが、テントの周囲のライトで目が覚めてしまった。持参したのが冬用のシュラフだったので、一晩中寒さで目が覚めることはなかった。撤収をしつつ朝食の準備。昨日の鍋の残りにうどんを投入。食べたら体がポカポカ温まった。そのままシュラフに包まって寝たくなったが、今日は早めに帰宅したいので撤収を続ける。テント畳んでパッキングし、6:15にテント場を出る。一度小屋まで上がりトイレを済ませてから行動開始。食料は行動食のみになったので、だいぶザックが軽くなった。しかも帰りは下りなので行きよりは早い時間に歩き切れそう。途中途中で紅葉の名残を見つつ進む。後山林道はあまり日が当たらないので、紅葉が映える箇所は少ないが、それでもきれいなところでは立ち止まって写真を撮って進む。前後左右人の姿なく自分のペースで進み、駐車スペースには7:55に到着。予定よりだいぶ早いが、早い分には問題ない。後片付けをして林道を慎重に運転して進み、国道に出るとようやく携帯が通じるようになった。下山連絡を入れる。このルートは、頻繁に下界と連絡を取る必要がある場合には向かないと思った。
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