白馬岳 大雪渓BCスキー滑降は大満足の青空で。
- GPS
- 08:41
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,794m
- 下り
- 1,792m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
猿倉の第一駐車場に駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
⚫︎猿倉荘〜白馬尻; 平坦に近い雪道林道をひたすら歩きです。緩やかなアップダウンあり。 雪は駐車場から繋がっています。猿倉荘まで行かなくても林道へアプローチできます。 ちなみに白馬尻の小屋はまだ建っていません。 ⚫︎白馬尻〜岩室跡付近(大雪渓)〜(小雪渓)白馬岳頂上宿舎付近; 標高2000mくらいまでは直登できる緩やかな斜度が続きます。 岩室跡付近で急斜面になり標高2500mくらいまで続きます。 頂上宿舎が確認できる頃から斜度はまた幾分緩やかになり直登できるようになります。 ●白馬岳頂上宿舎付近〜白馬山荘; 緩やかな雪面が山荘まで続いています。 直登可能ですが、一部大きく窪んでいる部分を回り込む必要があります。 ●白馬山荘〜白馬岳頂上; ザレた登山道です。雪はほとんどありません。 [スキー滑降] 白馬山荘から白馬尻付近まで大斜面を絶景に向かって滑ることができます。 今回は全体に板の良く滑る極上ザラメ雪質でした。 白馬尻付近からは林道を猿倉まで緩やかなアップダウンを戻ります。 ●docomo電波状況; 猿倉から頂上まで概ね良好です。 |
その他周辺情報 | 今回は入りませんでしたが、 下山後の温泉は、猿倉から白馬へ戻る間にいくつもあります。 |
写真
装備
個人装備 |
GPS 1 GARMIN VENTURE HC
ストーブ・ライター 1
ダウン防寒着 1
オーバージャケット 1
ビーコン 1
シャベル 1
アイゼン 1 10本爪
ゾンデ棒 1 3m
ヘッドライト 1
ピッケル 1
携帯電話 1 iPhone5c
地図 1 1/25000
ツエルト 1 2人用
カイロ 3
ゴーグル 1
グローブ 2
携行食 1 2日分
笛 1
救急セット 1
着替え 1 アンダー、ソックス
ピックストック 1
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感想
絶好の晴れが続く週末。今年はBCも賞味期限が短そう。ボーッとしてる暇はない。
針ノ木岳か焼岳か十石山か・・と迷っていたが、
いろいろ調査していると、猿倉までの通行止めが解除されることを知り、白馬岳へGo!
数年前BCスキーを始めた頃、目標だったのが白馬岳大雪渓を滑ることでした。。
GW付近の大雪渓といえば毎年のように雪崩事故も多く敬遠していたんですが、
これだけ安定した天気が続いていたら大丈夫だろう。人も多そうだし。
前日22時過ぎに京都の自宅を出発して仮眠しながら400km。
通行止め解除された白馬岳線を走って猿倉へ。
気持ち悪くなるほどの満天星空を眺めた後、また2時間ほど車中泊して5:30頃準備します。
早朝から気持ち良すぎる青空の下、駐車場は沢山の人。
第一駐車場で駐車率60%くらいでしょうか。猿倉山荘で登山届を提出して6:35いざスタート。
まずは雪で埋まった林道をシール歩行でバタバタと進みます。
本日は本当に滅多にないようなキラキラ快晴。
これから行く白馬岳もハッキリクッキリ。1時間弱ほどで白馬尻大雪渓取り付きへ。
ここからは景色の変わらない淡々とした登り。ただただ辛抱との闘いです。
雪質は安定したザラメ。雪崩の心配もなさそうです。早くこの雪面を滑りたい!
・・気持ちは焦るが、裏腹に登りは全く進みません。
同時にスタートしたグループや前後のスキーヤーと抜きつ抜かれつ。
抜こうとすると無駄に体力使うので、長丁場だしゆっくり目のペースを変えないように。
岩室付近まで来ると斜度はMAX。夏は九十九折れの核心部です。
振り返るのが怖いくらいですが、振り返ると絶景。心から来て良かったと思えます。
ただ快晴すぎて雪が緩むのが早い・・ズルっと滑る場面も多く、時間がかかります・・
この辺りでシートラーゲン&アイゼンに変更してる人もチラホラ。
自分も前回蔵王で痛い目に遭ったので早めの切替を考えていたが、なんとかジグ切りで。
急斜面を抜けると、頂上宿舎が目に入ります。すでにシリセードで降りてくる下山者も。
夏に縦走した時はここから遠かった記憶がありましたが、直登できるので気分は楽です。
左を見ると杓子や白馬鑓がビッグスケール。遠くに雷鳥も見かけてヤル気が出ます。
疲れを溜めないよう休憩も挟みながらノンビリと。でも気持ちの余裕はあまりナシ。。
順調に11:20頂上宿舎通過で11:50白馬岳山荘へ。あとはピークへ行くのみです。
板をデポして空身で行くのが普通なんだろうが、スキーで来るのは初なので板も連れて。
板を背中に担ぐとハンデ戦。もう疲れた体に苦行以外の何物でもありません。
ザレ場をヒーフー言いながら、空身なら10分のところ30分かかって12:20山頂ゴール!!
スタートから5時間50分の長い道のりでした・・疲れたー。伊吹山2回登った気分です。
山頂はほとんど無風の青空。周りは疲れが吹き飛ぶ大絶景です。
剱や北アはもちろん、反対側には海まで見えています。大感動!
主稜を登ってきたという外国人グループと少しお話ししているとまるで海外のようです。
主稜は富士山並みの大渋滞で8時間もかかったとか。。
すぐ降りるつもりが無風の山頂は心地良く、さらに山荘前でピクニック気分でランチまで。。
それにしても、ユーザーのナオスケさん?とお話しYSHRさんの噂話をしていましたが、
まさか同日に白馬へ来てあの旭岳東面のルンゼを滑っていたとは。。
ノンビリしすぎてすっかりボケボケとなった14:05、スキーを履いて大絶景に飛び込みます。
雪質は板が走る極上ザラメ。超最高です!もう登ってくる人も居ないので好き勝手に。
苦労して登ってきた大雪渓もあっと言う間。30分もせずに白馬尻に。楽しすぎました。
あとは、林道を漕ぎながら戻って15:00に駐車場へ帰着。
また仮眠しながらゆっくり帰って帰宅は21時ちょうどでした。
天気に恵まれ絶好の滑降をさせてくれた家族と白馬岳に大感謝。
良いGWの思い出になりました!!(まだだけど。。)
白馬山荘でお話させていただいたnaosukeです。
お疲れ様でした!素晴らしい天候に恵まれて本当に最高の一日でしたね。
それにしても噂をしていたYSHRさんが同日に白馬岳にいたとは驚きですね!
しかも案の定かなり危険な斜面を攻めていらっしゃる(笑)
何はともあれ、お互い安全に下山&帰宅できて何よりです!
ありがとうございました。
おはようございます!
青空の下であの気候。。ホント、気持ち良かったですね〜。
長旅から苦労して登った甲斐がありましたよね!
寂しいソロ山行の中、お話もできて楽しかったです。
それにしても、旭岳の東面を指差して、「あんなとこ滑るんだろうなー」
とか話してたら、まさにその日にその斜面とは思いませんでしたね。。
またどこか気持ちの良い場所でお会いしましょう!
◎ 何時もながら解りやすく素晴らしい写真のレコを有り難うございます! m(_ _)m
◎ 来シーズンの勉強で明後日から3~4日ほど白馬辺りへ行こうと思って調べてました! 急斜面が苦手な私の実力なら栂池山荘から練習と思ってましたが、撤退覚悟でチョッピリ挑戦してみたくなりました。 ロープウェイなどを使わず駐車場から行けるのも魅力ですね。^,^;;
◎ お疲れ様でした!そして参考に勉強に成るレコを有り難うございます! Y^0^Y
こんにちわ!
こちらこそ、いつもご訪問ありがとうございます!!
レコにも書いてますが、全体的に伊吹山を2倍にしたような感じですので、早めに出発してまさにマイペースで登っていけば山頂までいけると思います。
あとは雪質が日によって変わるようなので、その辺りは予測と運がカギを握るでしょうね〜。。
私のレコがお役に立てれば嬉しいです!
ぜひともチャレンジしてみてくださいね!!
こんにちは。拝見しました。
皆さん、スキーを履いて登られているんですね。
大変じゃないですか?びっくりしました〜。
それにしても、白馬大雪渓をスキーで下りてこられるなんて、
うらやましいなぁ〜。
僕もスキーのお勉強をしたくなりました。(今年行けなかったので。泣)
お天気も良く、ビッグスケールを目の当たりにし、満喫されました〜。
GWの家族サービスも頑張ってくださいね。(笑)。重要でしょ?おそらく。
ソフトもおいしそうですね〜。ちょっとサッパリ系な感じですか?
実は、白馬岳自体行ったことがなくってですね。σ(^_^;)。
そのうち行こうかと思っていますので、参考にさせてもらいます〜。
やっぱ、〆はソフトですよね。お疲れ様でした〜(^_^)/~
こんにちわ!コメントありがとうございました。
板を担いで登るよりは履いて登る方が楽ですよ。。
ただ、滑ってしまう場面があるので緊張と余計なパワー使ったりはしますが。。
GWは家族サービス三昧になりそうです。。家族山行は挟みたいところですがね、、
春〜夏の自由山行のためにも今は家族サービス頑張ります。。
静岡から白馬は意外と行き難いかも知れませんね。。
リンゴソフトはさっぱりしてて美味しかったですよ〜。
疲労や眠気にはサッパリ系が美味しいですよね!!ぜひともご堪能ください!!
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