富士宮口からなら私にも行けた 富士山
- GPS
- 05:50
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,615m
- 下り
- 1,611m
コースタイム
05:10 六合目 雲海荘 〜 05:20
06:10 新七合目 御来光山荘 〜 06:20
07:10 元祖七合目
08:05 八合目
08:55 九合目 〜 09:05
09:45 九合五勺 〜 09:55
10:45 富士宮口山頂 10:55
11:05 朝日岳
11:25 伊豆岳
11:40 成就岳
12:00 久須志岳
12:20 白山岳
12:35 金明水
13:10 富士宮口山頂 13:20
13:40 剣ヶ峰
13:55 三島岳
14:00 富士宮口山頂 14:15
15:25 新七合目 御来光山荘
16:00 六合目 雲海荘
16:15 富士宮登山口駐車場
お断り:地図は、山旅ロガーのGPSデータそのもので緯度経度は信用できますが時間は編集しているので全く参考になりません。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
富士宮登山口駐車場にトイレはありますが、水はありません。 ドリンクの自販機ありますが夜中に電気が消えて朝食用には買えません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は、六合目雲海荘の先から山頂までほぼ繋がっています (一箇所、尾根越えで20m程ジャリの上を歩きました) 山頂のピークの朝日岳、伊豆岳、成就岳は、夏に登ると落石おこして人迷惑だと思います。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
50年近く山を楽しませてもらってきたけれど北ア中心で有名な山でもほとんど登っていない。
山を引退するまでにせめて3000峰は全部登っておこうと一昨年から登り始めた。
半月前に御殿場登山道を太郎坊洞門から登ったが七合目の標高3000mを過ぎた先までしか到達できなかった。
それが今の自分の力だから仕方がない。
その後もここヤマレコでは多くの人が富士山に登ったレコをアップされていた。
皆さんすごいな〜と感心しながら見ていたら、どうも登山口が違う。
富士宮登山口。標高2380m。なんじゃこれは?
調べてみると、夕方18:30までにゲートを通過すれば、登山口の駐車場で車泊して翌朝登り始められるらしい。
標高2380m。太郎坊洞門より1100mも高い。
その太郎坊洞門から登った時は、標高2380mに到達するのに4時間半も掛かっている。
そんなところからスタートできるのなら私にも登れそう、と行ってきた。
年々私の歩行力が落ちている。今日も登る人皆さんに追い越されていく。
富士山は登っていても地形に何の変化もないので今どこを登っているのか分からない。
小屋も看板はずしてあるのでどこの小屋か分からない。
下から数えていて八合目の小屋でスマホのGPSで現在地を確認したらなんと九合目を指している。
これは嬉しいですね。逆ならガッカリですけど・・
一気に元気が出てきました。
夏のコースタイム4時間20分のところを6時間掛かって登って来ました。
3000m峰の旅を始めるに当たってどんな登り方をするか自分に縛りを掛けたのですが、富士山の場合、お釜の周りの8つのピークを登ってお鉢を一周して初めて富士山登頂としていました。
なので登り詰めた富士宮口山頂(お釜の南端)から北端にある白山岳を目指します。
まず、目の前にある浅間岳はその辺の石を積み上げた程度のピークに綺麗な鳥居があるので拝むだけでパスして、御殿場ルート山頂へ降りていきます。
朝日岳の夏径は東面(御殿場側)を巻いているようですが、雪が付いたこの時期トラバースはせずに山頂を越えていきます。
次の雪が付いていない岩がゴツゴツ感じの伊豆岳は東面の夏径を進んでいき、途中でザックをおいて空荷で山頂へ往復します。
ワンムーブだけ三点支持がありました。
夏なら人が通られる径へ落石を落とすので登る訳にはいかない感じです。
成就岳も東の巻き径から登りますが、うっすら踏み跡があるような感じでした。
今日はお鉢巡りをしないので、これより先はザックはおいていきます。
ザックの天蓋を取り外してヒップバッグにして、カメラやスマホGPS等を入れます。
この辺りは雪があったり無かったりなので、アイゼンは左手にぶら下げて行きます。
富士吉田ルートの山頂は結構人が居られました。
その先どこがピークかよく分からない久須志岳を越えて白山岳へ向かいますが河口湖から吹き上げてくる風が強く、薄手のインナー手袋では手が痛くなりました。
白山岳に登ると南アがよく見えます。
それより北の山々は霞んでいて見えませんでした。
風が強いので早々に退散します。
ザックを回収して元の富士宮口山頂に戻ってきました。
剣ヶ峰往復にはやはりザックはおいてヒップバッグでいきます。
お釜からの風が強いので今回はオーバミトンを着けました。
そしてついに剣ヶ峰。
いいですね、日本一高いところに誰も居ない。
でも下山中にはお二方と出会いました。
そして最後のピーク、三島岳を経由してザックのところまで戻ってきました。
さあ全ては終わった、下山しましょう。
九合五勺付近で尻セードのあとがあったので、古いレインウエアのズボンを履き足して滑りましたが、傾斜が弱く余り滑りません。
寝るような体勢になると滑りますが、ザックの底が雪に擦れて痛むのが気になって早々に尻セードは止めてしまいました。
今回、富士宮登山口からならなんとか富士山の山頂まで行けました。
一般的には剣ヶ峰まで登れたので富士山登頂なのでしょうが、私の3000m峰の旅としてはお鉢巡りをしなかったので富士山は未登頂のままで残しています。
3000m峰の旅は完結させてはいけないのでこれで良いのです。
一昨年前から始めた3000m峰の旅、いよいよ残すところあとは北アの立山だけになりました。
ここは山スキーに強いNさんと行くことになっていますが、ゴールデンウィークの後半は天気が悪くなるようなので果たして今年行けるかどうか心配です。
富士山に登りました。
こちらの記録たいへん参考になりました。
ありがとうございました。
ruhasamen さん、コメントありがとうございます。
参考にして頂けるようなことが書けていたら嬉しいです。
下山時は宝永山へまわられたのですね。
記録を見させてもらって、ウーン上手いコース取りだな〜と感心させられました。
私も富士山まだなんです。。。
夏のあの大渋滞に突撃するのはイヤだし、う〜ん・・・とうなっていたのですが、このatosukoshiさんのレコ、参考にさせていただきます!
garumaa さん、コメントありがとうございます。
日本一高い山なのでやっぱり登っておかなきゃ、という山なのでしょうが、ただただ雪原を登り続ける退屈な山でもありました。
その意味では、渋谷以上に混雑する夏に登る方が退屈しないかも知れません
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