乗鞍岳 ツアーコースから剣ヶ峰
- GPS
- 08:38
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,435m
- 下り
- 1,443m
コースタイム
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 8:39
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
シーズン初の足慣らしには少しきつすぎた山行でしたが、今シーズンも皆様よろしくお願いいたします。
強者たちのシーズン早々の滑走レコを見せて頂きながら、自分の滑走はいつに成るんだろうと気をもんで居ました。
相棒の都合が悪かったり、自分の都合が悪かったりで、なかなか山に行こうと言う気に成れず、ずるずると・・・12月の中旬に成って仕舞いました。
山行前日にtooruohさんと待ち合わせ場所の確認と、待ち合わせ時刻の確認をLINEで行いました。待ち合わせは午前3時半としましたが、それでも2時半起床しなくてはならず、十分に眠い時間に成ります。
今シーズン初の山スキーになりますので、スタートまでの準備に手間取りながら、午前7時にやっと休暇村の駐車場を出発。
休暇村ゲレンデは今シーズンも休業ですので、ゲレンデ整備は全くされないため草ヤブ状態と言うか、自然に帰りつつあります。枯れ草ぼうぼうですが一本の歩く道は、獣の歩くそれよりもしっかりと太く刻まれて居て、行く先に迷う事は有りません。
その草藪も1段登れば苦にならなくなりますが、雪が解けた今日は地面の石が露出して板を虐めてくれました。
帰路では2度ほどガリッといわせてしまったので、板を脱いで下りました。tooruohさんはそんなの気にしない性格なので、駐車場まで板のまま下って行ってしまいましたけど。
スキー場のかもしかゲレンデを過ぎる頃に、コースの脇の森の中に未完成な「イグルー」が有りました。 イグルースキーさんが作った残骸の様です。
ツアーコースには、十分とは言えませんが滑走する事は出来る位の雪が有り、下界の雪の状況から考えるとありがたい限りです。
ただし快適な滑走が出来る程の積雪では有りませんので、隠れた切り株などには十分な注意が必要です。
ツアーコース終点手前の6番標識あたりの沢は、地形がそのまま残っておりなかなかスリリングです。
tooruohさんは復路で、上の小沢を勢いよく突破しその勢いで次の沢の手前のコブでジャンプし、下の小沢の凹部へ勢いよく飛び込んで居ました、もんどりうってコケてましたが年齢を考えて欲しい物です。
ツアーコースの途中でtooruohさんのサングラスのツルが片方根元から折れてしまいました。
天気の良い今日は太陽光が強烈です、目を保護するサングラスなしでは雪目を起こしてしまい視力が奪われてしまいます。
「どうする?」って聞いたら、なんとか片方のツル無しでサングラスを顔に当てています。バラクバラの隙間にサングラスのフレームを挟んで居る様です、ちょっと呆れますが、それがtooruohさんです。
位ヶ原の急斜面は下草は埋まり切って居ますので、雪質が良ければツリーランが楽しめる所ですが、この日は雪が腐って修行でした。ちなみにシーズンも佳境に成るとこの斜面は樹木の無い、いわゆるメンツルに仕上がります。
位ヶ原に乗り上げると、スキーでのシールハイクに問題は有りませんが、今後の降雪に期待したいところです。
起伏をかわしながら尾根筋を辿って肩の小屋口のトイレ小屋方面に向かいますが、この辺りは目標物が少ないですので、視界不良な時はGPS頼りの山行に成りますから、引き返す勇気が持てるかと言う人間性への問いかけに成ります。
肩の小屋まではシールハイクで登れましたが、そこから朝日岳への斜面は風に叩かれて雪が硬くシュカブラも多く見られましたので、ここからはシートラーゲンで上部を目指す事にします。ブーツアイゼンを装着してたら、知らないうちにtooruohさんもアルミアイゼンを買ってました。アルミアイゼンは軽くて使い易いです。
今シーズン初スキーで、いきなり300m峰はきついです、空気が薄いのが実感できます、泣きそうですが、どこから出てくるのか分からない「進まなくては」と言う義務感が足を前に出す唯一のエネルギーでした。ちょっと大げさです。
朝日岳山頂の東側を蚕玉岳を目指して進みますが、斜度がきついので辛くて心が折れそうです。少し遅れだしたtooruohさんが「ここまでにしよう」って言ってくれないかと言う期待ばかりが膨らみます。しかし彼はモクモクと進んできて弱音を言いません。
私たちはデジタル簡易無線を持って居ますので、強風にかき消されるお互いの声にも心配はいりません。見通し距離なら10km離れていても心は一つです(笑)
たとえ姿が見えなくても、安否確認は問題なく出来ます。尾根を隔てた沢地形でも500メートル程なら電波は届きます。
今日は蚕玉岳の山頂下から滑走できそうです。時々滑走斜面近くをストックで突いて見ますが、雪の状態はいい!凄くイイ!!期待が先行します。
板を蚕玉岳にデポジットするかなやみましたが、山頂での板を担いだ写真が欲しいと言うだけの理由で、ずっとシートラーゲンする事にしましたが、これはtooruohさんには内緒です。担ぎ上げた私を見てtooruohさんも板を担いだまま山頂へ来ました。
行動食を取りながら雑談したりLINEを送ったり。
気が付けば既に午後1時40分です、天気が良いとは言え帰らなくてはなりません。
蚕玉岳まで戻って滑走準備をしましょう。
ヒャッハー!10連発です。
イイ!ほんとにイイ!蚕玉岳の斜面最高です!! 数回ストップしてお互いの滑走写真を撮り合います。間違いなく自分たちがカッコイイと信じている様です、ちょとおかしい二人です。
時間は既に2時ですが、スキーなら案外早く戻れるので心配有りません。
ツアーコースへ帰るラインは私たちの軌跡をご覧ください。これ以上最適なコースは無いよというお手本の様な物です、自負が強すぎますがここだけは欲張って言い張ります。
位ヶ原の急斜面はツボ脚の穴ぼこと、前日の滑走跡が凍っていてかなり滑り辛かったです。周りの雪は腐って居るのに盛り上がった部分だけ凍ってて引っかかるんです、コケました。
ツアーコースも私には修行でした、腐った雪に板がコントロール出来ずに太もも終わりました。
最後の休暇村ゲレンデも石を踏むし、誰も見てなければ泣いたでしょう。
山スキーのシーズンインは乗鞍岳のツアーコースになった、というかここしか無いwww 休暇村駐車場からシールで登ることができた。ちょっと草藪がうるさいが贅沢は言いません。ツアーコースも雪が少ないが問題ないレベル。積雪が少ないのでいつもと勝手が違うが、こんな地形だったのね〜と新たな発見もあり新鮮でもある。
気温も高くてまるで春スキーのようだねとgraveltrekさんと話しながら登行を続けるが、気がつくとgraveltrekさんはアンダー一枚になっていたw 寒がりのtooruohはずっとアウターを着たままでした。
標高も2500mを超えると、だんだんと足が出なくなってくる。久々の高所なので高度障害が出てきているようだが、graveltrekさんに引っ張られながらマイペースでついて行きます。肩の小屋コルからはスキーを担いでのアイゼン歩行。踏み抜きを嫌って夏道沿いに剣ヶ峰まで・・・tooruohは息も絶え絶えになりながらも登頂www graveltrekさんを大分待たせてしまったが、頂上まで上がってこられて嬉しかった〜graveltrekさんありがとう。
剣ヶ峰手前のコルまで戻って、お楽しみのスキー滑降!ドロップイン!!思ったよりも雪が良いぞ!シーズンインにしては上出来、二人して久々のスキーを楽しむ。ツアーコースはヤブがうるさい所もあるが、積雪が少ないのでこんなもんでしょ。なんやかんや言ってもやっぱりはスキーは楽しいな〜
駐車場までスキーで滑り込むことが出来、tooruoh的には大満足のシーズンインスキーでした。登りはヘロヘロの体たらくでgraveltrekさんに迷惑かけたけど、結果オーライとしてください。楽しいスキーシーズンの始まり、今シーズンもよろしくお願いします。
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