恵那山 神坂峠ピストン 1900m以上残雪有り
- GPS
- 09:20
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,065m
- 下り
- 1,065m
コースタイム
18:15萬岳荘→18:30神坂小屋→富士見台散策→萬岳荘18:50(テント泊)
2日コースタイム:8時間45分
神坂峠登山口6:20→第一ピーク6:40→鳥越峠7:15→大判山8:05→分岐(前宮コース)10:00→三乃宮神社10:25→山頂小屋10:30→10:45山頂(大休止)11:25→山頂小屋11:40→分岐(前宮コース)11:55→大判山13:30→鳥越峠14:15→第一ピーク14:50→神坂峠登山口15:05
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
神坂峠登り途中にある「けやき平キャンプ場」にテン泊予定でしたが、まだ営業しておらず水も出なかったため、神坂峠から左の道を5分ほど進んだ萬岳荘に向かいました。 萬岳荘も営業していませんでしたが、幕営箇所はあったのでテント設営しました。水場あります。冬季間使用トイレがあり清潔な水洗です(100円協力金)。 萬岳荘から富士見台の稜線までは緩やかな登山道。15分ほど登ると稜線に出ることが出来て展望があります。 神坂小屋は2棟あり、中はかなり清潔で片方にはトイレもありました。テントが無ければこちらで宿泊も有りだと思いました。 余裕があれば稜線に立ち恵那山を眺めると良いでしょう。 神坂峠からの登山口付近の駐車スペースは10台程度。萬岳荘には15台程度は停められそうです。 登山口〜鳥越峠までは、第一ピークまで登ります。笹原で恵那山の大きな姿を眺められます。鳥越峠までは一気の降りで、神坂峠登山口よりも標高が低いようです。ここで大檜入口からの登山道と合流します。 鳥越峠〜大判山までは大小のピークを登り降りします。この時期だと葉がついていないので展望はなかなか良いです。ほとんど尾根道なので迷う心配はないでしょう。 1800m付近から雪がチラホラ有り、1900m付近ではほとんど雪が残ってました。暫くは緩やかですが、最後の急な斜面の直登はシンドかったです。斜面が急なのでアイゼンがあると助かります。今回は4本爪利用しました。 分岐(前宮コース)〜山頂までは、ほぼ平らな稜線歩きです。森林限界を超えていないので樹林帯の中を歩きます。展望がある箇所は限られます。 三乃宮神社から御嶽が見えるので広河原から登ってきた人もここまで足を延ばすと良いでしょう。 山頂小屋裏の岩の上からは南アが見えますが、山頂道標付近では展望ありません。 山頂直下に展望台ありますが、登っても何も見えないのが痛いですね。きっと昔は見えたのでしょうが、木が大きくなり展望が遮られたのかな。展望台作るなら道標を豪華にして欲しかった。 神坂峠からの登山者は少ないですが、広河原コースからの登山者で山頂は賑わっていました。 山頂小屋は清潔感があり10人程度は宿泊できそうな広さでした。小屋から10m程に水洗トイレがあります。 よく恵那山はつまらないと聞きますが、神坂峠コースは大小10以上のピークを越え、恵那山、中央アルプス、南アルプスと展望が楽しめる素晴らしい山でした。 |
写真
感想
★1日目
南木曽岳から下山し、妻籠宿・馬籠宿と観光したあと落合まで戻りスマイルというスーパーで食料を調達した後、一路けやき平キャンプ場を目指した。
神坂峠への道は思っていた以上に舗装がしっかりしており道は狭いものの心配なく車で走れる。けやき平に到着するも閑散としており、この時期まだ営業していないようだった。日の入りまでにはまだ時間があったのでもう1つの候補としていた萬岳荘に車を走らせる。
神坂峠で左折し5分程度で萬岳荘。こんな山奥に随分と豪華な施設だ。到着したがこちらも営業はしていなかったが、水場・トイレは使えるのでテントを設営した。
一通り準備を終えるとまだ明るい。萬岳荘から稜線まではそれほど距離がなさそうなので散策することにした。
軽身で運動靴の軽装でカメラだけ持ち登り始める。富士見台の稜線に到着すると底は笹原の山が連なり気持ちの良い場所だった。恵那山が大きく見え、御嶽山、薄っすらと中央ア群、南ア群が見渡せる。日の入りを見てテントに戻った。
★2日目
早朝4時起床、昨日に比べて暖かく感じたが気温は0.5℃。カップラーメンとパンを朝飯にしてテントを撤収し、神坂峠の駐車場に向かう。
神坂峠からの登りは大小10個以上のピークを登り降りして山頂に向かうが、恵那山の大きな山が近づいてくるのを見ながらなので楽しいものだ。雰囲気としては昨年登った魚沼駒ヶ岳もこんな感じかな。
南木曽岳では山頂直下まで花が美しかったが、恵那山は標高1700m付近まで所々ショウジョウバカマが咲いていた。
1800m付近から雪がチラホラ登山道に出てくる。天狗ナギと思われる場所までは尾根道を歩くためコースの脇は急斜面だが、1900m付近の本山に取り付くあたりから一面残雪に覆われる登山道となる。ツボ足でも足は入らないが念のため4本爪アイゼンを装着。最後の急な直登はアイゼンのお陰で歩きやすかった。雪の無い季節だと登るのが大変そうだ。
2000mに達してようやくなだらかな稜線歩きへと移行する。森林限界には達していないため樹林帯に阻まれ展望はほとんどない。山頂へ向かう稜線歩きでは所々に社が続き、二乃宮社〜山頂付近の六乃宮社まで見つけることができた。一乃宮社だけ残念ながら見つけることが出来なかった。
山頂の道標は簡素な看板で、展望が全く無いのを含め物足りなさがある。それでも広河原コースから登ってきた人で賑わっていた。丁度昼なので残雪でビールをキンキンに冷やし乾杯しながら大休止する。この時期は暖かい日和で冷たいビールが飲めるのが贅沢だ。
山頂小屋まで戻り、中を確認すると清潔で結構広い。薪用のストーブもあるので、暖を取ることもできるようだ。ちょうど裏の岩場を登ると恵那山では数少ない展望があるスポットがある。ここからは日の出も見えるだろう。
神坂峠コースは前述したが大小のピークを越えて歩くので、下山も結構時間がかかった。とにかく今回は腰痛を心配しながらの登山だったのでユックリ歩いたが、無事下山できて良かった。
帰りに麓で利用したクアリゾート湯船沢はヌルヌルした湯質の温泉で結構良かった。
自宅までの帰りはGW渋滞で午前様だったが、南木曽に恵那と充実した山登りに満足した。
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