白山(今季5回目のスキーはカチカチ山)
- GPS
- 12:54
- 距離
- 45.0km
- 登り
- 2,336m
- 下り
- 2,317m
コースタイム
- 山行
- 11:23
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 12:45
天候 | 霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
写真
感想
今日も元気に水友、深夜0時に白峰をスタートして安定の白山へ、コーエーもYSHRも今シーズン5回目の白山スキーである。ただの物好きか、はたまた白山ラブか?
いずれにしろ行くしかない!
深夜0時に白峰をチャリリン、50分で市ノ瀬さらに別当手前S字カーブまでチャリで進んで2時間半で別当出合に着いた。ラッセルして歩くことを考えればめちゃ得した気分、粉雪がちらついていた。空は満天の星、BiG DaYになる。
凍った一本橋を渡り対岸に着くと昨日の雨で雪は確実に減っていた。石畳はパスして下山ルートで登り上げた。中飯場で40cmほど、カチカチのスキー歩行は楽しくない。クトーでガシガシ行く。1600m辺りから登山道はパスできるが登行路は限られている。
甚之助小屋の玄関を除雪して中に入って防寒装備で身を固めてアイゼンを履いて外に出た。もうアイゼンしか無理であった。カチカチ斜面をダブルウイペットで登って行く。エコーライン手前で夜が明けてスンバラしい朝が訪れた。
弥陀ヶ原までアイゼンで歩いて以降はスキーで歩いた。室堂周辺も縦溝が多くてこんな高さでも雨が降ったと驚いた。12月に白山上部で雨になるなんて経験がない。
太陽は燦燦であったが風が強かった。白山の肩の稜線下で爆風で体が飛ばされて滑落しかけたがウィペットで止めた。風が強すぎるので山頂でお参りしてピンポンダッシュ、風のない場所でシールを剥いであとはやりたい放題でシュプールを刻んだ。
帰路はカチカチなのでコース取りに神経を使う。甚之助から別当谷にエントリーしたが全層雪崩に驚いて登り返す羽目になった。覗きから崖マークを滑走して林道に入ろうとしたがカチカチ急斜面、おまけにガタガタ、転けたら止まらない緊張感でちびりそうになった。
無事林道に合流できて別当出合まで雪を繋げてなんとか滑降した。あとは白峰まで自動運転、今日は心臓にめちゃ悪い1日だった。
山スキーはラッセルしてもパウが一番、カチカチは足と心臓に悪いだけである。
今シーズンは10月から滑ることが出来たが、それ以降雪はドカッと積もらず行く山も限られる。晴れるとなれば山スキーだけどまだ里山は仕上がっていないので白山ということになる。10月にも一度滑っているので今季5回目の白山山スキーとなった。
月初めに積もった雪も気温が高い日が続き、おまけに前日は雨と来たのでかなり解けただろうし、放射冷却でカチカチ山になっているだろうと考え準備した。チャリは別当まで使えるといいなと思っていたら市ノ瀬あたりから雲海の中のようで、霧雨が舞っている。慰霊碑を過ぎたあたりから雪交じりの雨になってきたので上着を羽織って漕いでいるとS字過ぎで雪が道を覆いつくしていた。
自転車の時から心配していたが予想通りつり橋の鉄骨は薄く雪が乗っていて慎重に通過した。さあ出発と思って行き先を見ると登山道が露出しているところもあり思った以上に融けている。しかし雪を拾ってスキーハイクする。石畳は雪がないだろうということで下山道から登る事となった。上り下りの分岐からもまだ雪は少なくて中飯場からやっと安定してきた。
その頃には星も見えるようになったので雲を抜けたようだ。しかし登るにつれカチカチになってきて1800mくらいからクトーを装着。別当谷沿いに登りやすいところから甚之助に向かう。小屋の入り口前には雪があった。押戸なので問題ないが雪が侵入するとマズいので除雪してから中に入った。
風が強くなってきたので防寒をゴーグルを装着し、ここでアイゼンに換装した。エコーラインまでの急斜面は予想通りカチカチでスキーでは厳しかっただろう。エコーラインに向かう谷筋で大長、経ヶ岳のモルゲンが始まった。急いでエコーラインに上がると日は少し登ったところで綺麗だった。今季山スキー白山の晴天率は100%なのでここ3回はずっとご来光が見れている。
エコーラインに上がってもカチカチなのでそのまま高度を上げずにアイゼンでトラバース。意外といける。弥陀ヶ原からはスキーで室堂からもそのままスキーで山頂まで行くことが出来た。逆くの一番細いところは吹きだまった新雪を拾っていくと滑らずに登れた。最後は肩に乗り上げるが風の通るところはガチガチで風が遮られるところはまだ柔らかかったので選びながら登り無事登頂。
滑りはカリカリなのでしっかりエッジをかけて行くと甚之助まではまあまあ楽しめたがそこから下はまだ藪が濃いので大変だった。1920mから別当谷に行こうとしたが始めは緩いのでいいが少し高度を落し下を見ると全層雪崩、石交じりのデブリととても行ける気がしなかったので引き返す。別当覗からは雪はあるのでエントリーしたがここもガチガチでこけたら下まで止まらなさそうだったので慎重に滑った。
下り専用道の以前崩落があったところまでスキーですべって橋まで板を担いだ。帰りの橋は乾いていたのでよかった。あとは林道を少し滑ってチャリにまたがれば自動運転でゲートまで無事帰還出来た。今回もいろいろ状況判断を学ぶことが出来たので、こういう日に登るのも大事なことだと思った。でもそろそろチャリを使わなくてもいいくらい雪が積もってほしい!
いつも凄いなぁと思いながら拝見しています。
あ〜ドキドキしました🥺
滑走に入ってからのガチコチ、ガタガタ縦溝をどう滑るのかハラハラしました。
転けたら一気に落ちるなと思ったので心臓に悪いです。でも流石ですね。
こんな世界を体験できて羨ましい限りです😊
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