展望良好 ネコブ山


- GPS
- 12:40
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,631m
- 下り
- 1,660m
コースタイム
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
三国川ダム管理所へ駐車。上記はまだ残雪でトイレ前の駐車はできなかったが、今回は可能。二ヶ所ある駐車スペース、合計2〜30台収容できそう。 トイレは使えるが、早朝、管理所職員が出勤前だと照明が点かなかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期、この山、日々、刻々と状況変化する。 幸いにもこの登路を熟知した地元岳人のトレースを追いかけることができた。これがなければ届かなかったと思われる。 |
その他周辺情報 | さくり健康館 370円。 |
写真
装備
個人装備 |
12Pアイゼン
ピッケル
Wストック
(ピッケル不要な場面では落ちていた
先が二股になったブナの枝を使った。)
保険の意味でツエルトもしのばせた
服装は メッシュ半袖T+ジップネックの長袖
ズボンは作業服の銀座の3K円ぐらいのモノ
水2.5リットル
お湯0.3+0.5リットル
こんろ
ガスカートリッジ
コッヘル
サングラス
日焼け止めクリーム
地形図
コンパス
GPS
携帯
扇子
エアーサロンパス
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感想
マイナー12名山だから行ったのかと、問われればそれも理由のひとつではあるが、それだけではない と答えたい。
結果的には4月4日に事前調査した形にはなるが、同じダム事務所から阿寺山の南尾根を歩いた。その時、登りはネコブ山を背に受け、帰りは相対しての下りとなった。次は向こう(ネコブ山)を歩いてみたい 必然的にそう思わざるをえないのではないか。
まだまだ「前フリ」は長い。
市の図書館から植村直己「青春を山に賭けて」を読んだばかりだ。おもしろかった。
筆者が高校生のころマッキンリーで消息を断った。
山が好きなら、山で死ねれば本望だろう という問いに「そんなことは絶対にない」と彼は言う。
山で逝った知人もいる。
誰もが畳の上で愛する人に手を握られながら、言えなかった感謝の言葉を最後の最後で伝えながら三途の川を渡る。そんな理想を描いているのでは。
なぜ、ここで植村直己氏を引き合いに出すのか?
家から三国川ダムまでは2時間半。これを近いと見るか遠いと捉えるか。
筆者は後者なわけである。
遠いとベースキャンプが要る。
それは前もって登山口により近い所で車中泊することを意味する。ベースキャンプというワードが植村直己氏を連れてきた(頭の中で)のだろう。
よく道の駅で車中泊するのを見かけるが、なんかうるさそうと思っていた。
今回のアプローチルートで目をつけていた小出の「響きの森」ここを利用する。
結果的に、車の出入りも少なく思った通りに利用価値は高いと感じた。
とは言え、寝たのかよくわからないまま響きの森を出る。そこから8kmほど先のセブンが重要。トイレ、お湯、さらには持参の食べ物をレンジで温めてもらったり。
そして登山口であるところの三国川ダムへ。
不安と期待の中歩き出す
階段は想像以上に息が切れた。
その先の岩場は助言通り「右を巻く」で(登りでは)スムースに通過。
前半のヤブっぽい箇所は地面がはっきりしていてかき分ける程度。
ブナが出てくると尾根が広くなる>おおまかな方向をコンパスで確認。
雪の上と地面とどちらでも良さげな所は土の出ている方を選択。
雪が続きそうな所で先行(経験者)トレースにアイゼンが確認できたのに倣ってこちらも着ける。
桑ノ木山の先1518辺りまでは順調だった。
そこからの鞍部1490?辺りから1580?ほどまでが厳しかった。
こういう山は、何よりもいつ登るかを決めることが重要な意味を持ってくる。
経験者のトレースを追っても、ルートを見失う。その時、地図とコンパスと雪とヤブの状況、ヤブでも細尾根なら、そこしか歩くことができないから踏み跡はしっかりしてくる。雪堤を進んでいて、前方がきわどい崖、でもつかまる枝はある。そんな時はスタンスがありそうでも突っ込まず、ヤブであっても尾根に乗る。
下りではピークとわからず通過してしまう所で別尾根に引き込まれやすい。ヘンだぞと気づいて、GPSで確認。誤りが判明したら素直に下った尾根を登り返す。
山行から1週間、ネコブ山、良い山だった。来季も機会があれば訪ねたい。
コメント
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ネコブ山は本当に素敵な所ですね。もう10年ぐらい前に桑の木平にテントを張り翌日はネコブを経て小沢岳まで往復しましたが懐かしくてコメントしました。私たちの時も地元の方が大勢で日帰りしていました。
早くから展開する後方の越後三山。途中のブナ。裏銅倉(1774.1)へ上がると広がるスカイライン。どれも素晴らしかったです。
山頂手前でwebsite「激藪の隙間より」管理人さんと会うサプライズもありました。
そちらのブログも何かで見た覚えがあります。コメントありがとうございました。
quin_hed さん、『ネコブ山』お疲れさまでした
やっぱり山頂からの展望はすばらしいですね〜
ここ数日、ずっと晴れが続いており、雪やヤブの状況は私が登ったときとはまた違っているように感じました
ところで、送水管階段先の「岩場」は怖くありませんでしたか
私はやっぱりあの岩場でルートミスをしていたのでしょうか?
その岩場ですが、下にコメントくださった「とんばさん」と朝に階段下で会ったんです。右を巻けばよい とのことで登りでは全く無問題でした。しかし帰りではスタンスが見えず、腹ばいでずり落ちてどうにか胴体着陸。着地した地点から見ると、朝より真ん中にルートをとったためだと気づきました。
どうも、とんばです。
天気も良くて良い山行に成りましたね。残雪も多く残り、最小限の藪漕ぎで快適な春山でした。
来る時も「響きの森公園」で仮眠とってきたんですが、帰りも同様。それでも日付が替る前には帰宅できました。今回は前日、翌日とも休みでしたから 明るいうちに階段下までもどれれば、、ぐらいの気持ちでした。
カモエダズンネは2回くだりましたが、このカヨウツルネも負けず劣らずきっつぇかったです。
とんばさんのブログ経由で書かせてもらいます。
番長です。
良い山行でした。自分は暑さで少々まいり気味でしたが。
またどこかでお会いしましたら、宜しくお願い致します。
暑さで言うと昭和の日の時の方がきっつぇかったです。
うちに帰るまでの車の運転が一番まいる感じかなぁ 個人的には。
ブログ、フツー書かねぇだろ こんなアカラサマに!って記述があったり、思わず吹き出したりしてましたテ。
こちらこそよろしこです。
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