針ノ木雪渓 春山合宿
- GPS
- 56:00
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,657m
- 下り
- 1,646m
コースタイム
5月3日 テント4:55−−10:55針ノ木岳山頂ーーコル(お昼ご飯)12:30ーー14:30テント
5月4日 テント6:40−−びょうぶ尾根登攀(途中まで)10:10下降開始ーー12:00テント(テント撤収)−−14:30扇沢
天候 | 晴れ・曇り・雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪崩や落石に注意 |
写真
感想
恒例の針ノ木合宿は、4人の参加ということで少々寂しくもありましたが、これがかえってまとまりができ中身の濃いいい合宿になった。大沢小屋に到着すると近くの斜面で他のグールプが早くも訓練していた。我々もテント設営し訓練場所へ移動。昨年と同じ場所にて訓練開始。雪の状態はザクザクでしたが、急斜面なのでいい練習ができた。ロープ操作も少しは上達した??
初日から豪華な夕食で満足。明日の針ノ木岳アタックに備えて早く就寝。
翌日もいい天気である。雪渓を登り詰めて行くが、だんだんと斜面が急になりペースもゆっくりになる。穏やかな陽気で汗ばむ。山頂直下のコルへ出る急斜面がしんどいが、残雪のアルプス風景がどーんと広がり感動する。急な雪壁をひとのぼりすると山頂。山頂は雪がない。高瀬ダム湖と黒部ダム湖の水の色が違うのもまたいい感じである。360度の山岳風景は感動するしゆっくりと山頂に居たい気持ちになる。
風もなく穏やかな天気でお昼ご飯もゆっくりと食べれ良かった。下りはほぼ同じルートを行くが急斜面はやはり緊張する。我がメンバーもシリセードを楽しみつつ下山。
一泊のメンバーを扇沢までお見送りし、帰り道ふきったまを収穫。薄焼きにしたら結構うまかった。あまり上手ではなかった御飯炊きだったが、炊き方を会の上手なメンバーのやり方をまねてみたらこれが成功。コツがわかった。
最終日はあやしい天候であったが、計画通りびょうぶ尾根へ。見た目より急な斜面でなかなか手強いと思った。途中から雨が降り出し目標であった2206ピークまで行けず退散する。雨の中のテント撤収はメンバーのアイデア力発揮でき?楽しく?できた。雨に濡れた荷は重くなったがいい経験になった。
昨年度とは違い少人数で臨んだ春山合宿でしたが、とても中身の濃い充実したものに。1日目の雪上訓練、前半には主に歩行、のち雪に慣れるための滑落停止等。後半にはロープワークを一通りできました。去年は身体ごと吹き飛んだ腰がらみもなんとか(・_・;)訓練が落ち着いたところで我が家の上空を飛び交うカラスさんたちを隊長が発見(゜o゜)!!しかもなんかくわえてる!!!!至急SLを派遣したけど遅かった…食料係の管理不足で皆さんにご迷惑かけました(;_:)にくっきからす!!
カラス被害にあったもののCLの炊飯技術の著しい向上によりご飯は美味しく頂けました♪
二日目はいざ針ノ木へ。出発前からわくわくドキドキでした♪が想像以上の急登に絶句…。行きも帰りもしんどかったです。よく行って来れたなと思います。
でも山頂からの眺望も想像以上。北アルプスの真ん中にいるような感覚になりました。言葉になりません。あんなにつらくてもまた行きたいと思っちゃいました。
これで3大雪渓制覇です!やった(>_<)
テントへ戻って少し休んだ後に1泊組のお見送りに扇沢へ。あまりの人の多さに戸惑いが隠せない(゜Д゜)テントに戻るのさみしいな…隊長をお見送りし、天気を確認してしぶしぶテントへ。
2日目は更なる進化を遂げたCLのご飯にご満悦w冷えたビールで乾杯して春の味覚を堪能しました♪ふきのとうレシピも考えるの楽しい!
最終日は天気をみて行けるとこまでとのことで出発!お昼まで天気はもたず小雨降るなかでの山行となりましたが、これがまたいい経験になったと思います。尾根まではたどり着けなかったものの、2日間の内容の全てを詰め込んだ合宿の集大成のような日になってすごく良かったです。
少人数ならではのチームワークも感じられたり、すべてが印象深い経験となって自分の中でとても大きな山行となりました。ありがとうございました。
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