燧ヶ岳 山頂まであと一歩でした…
- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 1,315m
- 下り
- 1,315m
コースタイム
- 山行
- 10:29
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 11:37
- 山行
- 2:58
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 3:23
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大清水から一の瀬休憩所への林道の途中から雪道です。行きは、どうせアイゼンはつけるんだからと早めに装着しました。 三平峠までの道は、行きはそれなりに雪が残ってました。しかし帰りは、翌日にもかかわわらず、かなり融雪が進んでました。 尾瀬沼ビジターセンターから大江湿原を通り、長英新道入り口に行く橋は崩落して、沢の上流方面に向けて相当の迂回を余儀なくされました。そこから入り口に行くまで目印がなく、要注意です。 長英新道の樹林帯は、暗くて展望もなく、ただただ赤いリボンとペンキを追うだけのダラダラとした道が続きます。迷うことはないのですが、刺激もなく退屈な道です。人っ子1人おらず、携帯電波も届かない…、鬱屈した気分になりました(よってこの間、写真は1枚もなし)。この道は2度と歩きたくないです。 長英新道後半は、急坂。樹林帯途切れて展望はあり、その点元気は出ます。しかしピーカンだと、体力は削がれます。 |
その他周辺情報 | 大清水周囲1kmぐらい過ぎると、携帯回線は受信不能に。尾瀬沼周辺も圏外です。 長英新道中腹でようやく受信可能になりました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|---|
備考 | 無雪期でもギリギリのコースタイムなので、何かトラブルがあると容易に破綻する計画でした。 案の定、雪道での時間遅延、新道入口での迂回による時間ロスに加え、最後は脱水、バテバテ状態でほとんど歩けなくなり、予想通り(?)計画は破綻しました… 当たり前ですが、雪道は夏道の1.5倍ぐらいは時間を取っておくべきでした。 |
感想
今年は4連休のGW。昨年至仏山に行ったので、今年は燧ヶ岳にするということは、早くから決めてました。ただ、御池から行くとアクセスで丸1日潰れる。大清水ルートはアプローチが長すぎると、一長一短あり、最後まで決めきれませんでした。
天気予報で5月4日が雨!と出たので、3日に落とすしかない。無理を承知で大清水ルートでアタックすることに決断。夏道でも登りに費やされる時間は、下りてくるのにギリギリの長さ。まして雪道だと…と思うと、計画の段階で不安が拭いきれませんでした。結果的にその心配(予想?)は見事に「当り」ました(天気予報のウソつき!自分のことは棚に上げて…)。
不安を抱えて大清水を出発!iPhoneの「山と高原地図」アプリをONにしようとしたら、寒さのせい?か(4度でした)、いきなりiPhoneが不調になり、勝手に再起動始めました。ここで時間をかけるわけにもいかず、ルート記録はなしで出発(このレポートのルートは手書きで作成しました)。もともとタイトな計画だったところにアクシデントが加わり、しょっぱなから精神的余裕がなくなりました。
その後の道も展望がなく、気分が滅入ってきたところへ、急に視界が開けて燧ヶ岳さんとご対面。感激しました。
その後しばらくは、写真でも見かける定番の光景を堪能しました v(^^)
長英新道入口に9時までたどり着けば、ミッションコンプリートも可能…。と皮算用してたら、大江湿原での迂回を余儀なくされ、時間的焦りから精神的に追い込まれてしまいました。
長英新道前半は、道迷いの心配はないものの同じような光景がダラダラ続き、登っている実感が全くなし。オイオイ本当に着くのかよって感じ。更に、人っ子1人すれ違わず携帯も届かない…、完璧に鬱屈した気分になりました。
樹林帯を抜ける頃から、展望も出て来て、元気復活。頂上はまだ先に見えるものの、確実に近づいている実感も持て、携帯電波も届くようになり、奥さんからのガンバレメールも届き、気合い注入 o(^^)o
標高2,100mぐらいまでは何とか歩けたものの、そこからはエンスト状態に(・・;)
「とりあえずあそこに見えるあの木まで…」みたいな気持ちで頑張るものの、休みも15分→10分→5分間隔と明らかにバテバテ状態。水とキャラメルは受け付けるものの、吐き気がしてそれ以上は受け付けず。高山病?の心配をしつつも、水だけはガンガン飲み、持っていった水は飲み尽くし、最後は雪を食べてた。結局は脱水だったのでしょう。
ミノブチ岳(直下)から普通だと30分で行けるところを、1時間30分かけてようやく俎瑤砲燭匹蠱紊ました。
ずっと雪道。ずっと登りで9時間。このような状況はいままで経験なく、体にプログラミングされてなかった。体力もギリギリ持つかなと思ったけどダメだった >_<
計画の見通しの甘さと普段のトレーニングを怠っていることに反省しきりです。
目の前には柴安堯晴れて風もほとんどなく、気象条件としては絶好です。普通なら行かない手はありません。
もう30分早く着いていたら、もう少し余力が残っていたら、挑戦可能でした。しかし、この日は、行ったらまともな時間に下山できなくなり危険、体力的にも限界と判断。自分の甘さを反省すると共に、とりあえず三角点までは来たということで納得し、今日はこれで下山することとしました。
帰路は往路と同じ道で。宿泊地の尾瀬沼ヒュッテに到着したときは、ホント虚脱しました。
ヒュッテに着いたら、早速お風呂に入り(生き返った〜 T^T)、夕食時には味噌汁3杯、お茶を3杯一気飲みした。この人何?って思われたでしょう (^_^;)
翌日は、大清水までの帰路をつつがなく?帰還しました。
今日の反省点と成果はそれぞれ受けとめて、次回燧ヶ岳リベンジャーとしてまた挑戦したいと思います。ただし、次は御池からのコースにしよっと (^^;
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