雪上訓練5班/富士山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,207m
- 下り
- 1,190m
コースタイム
12/9(日)06:20出発-アイゼン歩行トレ07:20-08:25花小屋(7合目)08:45-09:25佐藤小屋10:40-12:30馬返し-ビーコントレ
天候 | 12月7日・8日:晴れ&強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
ファイル |
非公開
6325.xls
計画書
(更新時刻:2012/12/03 13:58) |
写真
感想
3年目のセックン、初のCL。でもZenさんが一緒なので
私は名ばかりCL。
私個人として、今までで最も風の強い富士であり、今までで
最も風の強い山行となった。
天気図等から強風は折込済みだったので、テント設営を急ぐ
ためにも、スピーディな集合と出発とした。これが吉。
この日1番で佐藤小屋に到着。小屋に近い場所と置き石を確保
することができた。
が、強風は想像以上で、積み重ねた置き石もあっさりと外れて
しまうため、ロープと立木でテントを固定し、置き石の上にも
雪を被せて固める対策をとった。
訓練は6合目付近にバーンの上にやわらかめの雪が載った
場所を見つけられたので、つぼ足歩行、初期制動、滑落停止
アイゼン歩行と、一通りの訓練をおこなうことができた。
2日目は、実践歩行で7合目まで。風は相変わらず強かったが、
初日よりはやや収まった感じだった。気温は初日の佐藤小屋で
-12℃、風の強さの割に寒さは感じなかったが、2日目は
予報通り寒かった。-18℃程度。
それでも、吹き降ろし、時に吹き上げる強風に耐風姿勢は
かなり実践的なものとなった。風は怖いし太刀打ちできないが、
山の息遣いを感じられる一瞬だ。
メンバーのスムーズな準備、行動とZENさんの的確な指導もあって、
計画通りの充実の訓練となった。
<ビーコントレメモ>
1.捜索の前、準備段階
・スコップはスリングを付けてたすき掛けするなどして、
捜索時に両手を開けられるようにしておく
・プロープは雪面に横にするとすぐに紛失するので、垂直に立てる。
・各メーカーのビーコンの電源の切り方を把握しておく。
(複数埋没者捜索時に1人目発見した場合に電源を切るため)
・ビーコンはこれ以上は脱がない衣服の上に装着する。
・出発時のビーコンチェックは.船Д奪者を送信モード、
それ以外のメンバーが受信モードで確認し、↓,竜佞妊船Д奪する。
チェック者はリーダーである必要はないが、チェック者はチェック後
送信モードに切り替えるのを忘れずに。
・他の登山者が埋没した場合は、当該埋没者の.咫璽灰鸛着の有無、
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2.雪崩発生〜捜索
・雪崩発生、埋没者が出た場合、まずは捜索可能かどうかの判断
(但し、この判断がもっとも難しい)
・リーダーは捜索に加わらず、メンバーへの指示等を行う。
・捜索する場合も、同時に無線等で救助要請を行う。
・雪崩発生時、消失地点を見逃さない。消失地点から雪崩末端
の間に埋まっている。
・雪上に埋没者の手袋等があった場合、
3.発見後の対応
【動画劇場】
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∩以滑落停止は難しい
ほっしゃんチーン
雪山2シーズン目。かつカモ入会後、初めての取り纏め。
ドタバタしているうちに、ふと気付けば本番直前。
木曜の夜にようやくパッキング開始。
約7か月ぶりの雪山。
諸々の装備を家のどこにしまったかを探し当てるのが大変だった。
ダウンパンツがなかなか見つからなくて、気がつけば金曜の朝になってた(笑)
ん〜、何かしら忘れ物をしてそうで怖いな、、、
と緊張しながら集合場所へ向かったのでした。
さて、今回のセックン。
・強風下でのテント設営
今回はメインロープを使って立木にテント本体を確保したが、
メインロープ使えない場合どうすればいいかなぁ。
竹ペグ埋めて水かけて凍らせてしまうのがいいのかなぁ。回収大変そうだけど。。
・仰向け&頭が谷側の転倒はヤバい
滑落停止訓練時に試してみたが、初期制動をかけるまでのタイムロスが大きい。
登りの際に山側から突風に煽られた時や、トラバースの時こういうコケ方をする可能性があるが、このコケ方はかなり危険だ〜。あぁこわい。
・歩行技術
『トラバース時、谷側の足のつま先を少し谷方向へ向けて接地すると安定する』
、、、というのが定石。
でも斜面の状況によっては必ずしもそうではないらしい。
状況に応じながら、かぁ。。
・生活面
特に2日目。
訓練出発時と撤収・下山時、我々のテントは支度が遅れた。
パーティー自体の行動に大きな影響は及んでいないが、今回の反省点のひとつ。
新人に声をかけながら、もっとテキパキできればよかったかも。
とか偉そうなこと言ってみてるのだけれども、
僕自身にあまり余裕がなく、自分のことで精一杯になってしまっていた気がする。
まだまだ場数が足りてないなぁ、自分自身。
・ビーコントレ≠宝探しゲーム
zen先生から丁寧に教えて頂きました。
≪以下要約メモ≫
ビーコンでの埋没者探索自体は、大した難易度ではない。
大事なのは、捜索準備〜救出の一連の流れを理解しておくこと。
1.捜索態勢を整える
自分たち(捜索する側)の安全が第一。
捜索・救助が本当に可能な状況か、二次被害に巻き込まれないかを確認。
各役割を決める(捜索リーダー、救助連絡係、周囲の状況観察係など)。
2.捜索時
捜索範囲をみきわめる。
(消失点より上には埋まっていない。装備品等が雪面に見えていたら、そういったものも重要な情報。)
3.発見時
掘り出す際は、谷側から横方向へ掘る。真上から掘ると引き出すのが大変。
救出後、安全な場所ですぐに保温措置。
複数人の埋没者がいた場合、救助された人のビーコンの電波送信を止める。
(混信してしまうため。自分の機種以外の操作法も知っていた方がよい。どうしてもわからなければ、電池を抜いてしまう。)
今回は参加人数が多く、取りまとめには苦労しましたが、
『皆で山へ来て色んな事をするのって、なんだか楽しいですね。』
などという声があったらしい。
それを聞いたら取り纏めの苦労も報われた気がしました。
雪上訓練って、シーズンイン前に雪山技術の復習や教育をする場であると同時に、
パーティーシップや会員同士の結束を確認できる場でもあるのかな。
などと思ったり〜。
昨シーズンはあまり厳冬期に山へ入れなかったぶん、
今シーズンは冬山エンジョイしたい!(←安全第一で)
初めてカモの雪上訓練に参加しました。
前泊時はわいわい宴会、そして例によって寝不足でスタート。
馬返しの駐車場混雑が心配なので早めに出発し、無事に場所確保。
もろもろ確認して、6時に出発。
わたしが先頭で歩き始める。
オトコ5人を従えての行列なので、
なんとなく焦ってしまい、ペースがあがってしまった。。
2合目で休憩するときにみんなから「速すぎる!!」と怒られる。。ええー。。
うーん。ペースメイクって難しい。
しかもこの後「あの最初の歩きで疲れた」とか散々言われる羽目に…。
うう、ごめんなさい…。
その後はゆっくりペースを心がけました。
どんどん雪が増えてきて、馬返しには全然雪なかったのに、意外と積もってるんだな〜と思った。
途中で先行パーティを追い越し、トレースがなくなる。
新雪を踏みしめながら「ああ、雪山だなぁ」と実感。
佐藤小屋について、強風の中テント設営。
あまりの風に張り綱固定の石が動いてしまうので、石に雪をかぶせたり
テントをロープでFIXしたりしていた。
手際よく動くtyakuさんzenさんを見ながら「なるほどな〜」と思いました。
テントに入ってしばらく暖まり、いざ訓練へ。
CLが去年から目をつけていたという斜面で、以下のメニューを実施。
・雪上歩行(フラットフィッティング、キックステップ、トラバース)
・滑落停止
・アイゼン歩行
自分は足首が固いのでフラットフィッティングがかなり苦手。
傾斜が強くなるとフラットにできずフロントポインティングになってしまうんだけど、
これがまたふくらはぎが疲れる疲れる。
こんなにちゃんと「滑る」斜面で滑落停止訓練したのは初めてです。
膝が痣だらけになりました。
頭を下にして滑落すると、うつぶせ状態でも体勢を立て直すのは難しい。
ましてや仰向け状態では、反転することもできずまさに「お手上げ」状態でした。
教訓。「絶対に頭を下にして滑落するべからず」(否、頭が上でもダメ!)
風が強く、時々小石がバチバチ当たって痛かった。
一通りメニューをこなしてテントへ戻る。
本気の耐風姿勢とったのって初めてでした。
実際に吹っ飛ばされかけたこと多数。
夕飯はほさの豚とキャベツの味噌鍋。
スライサーを持ってきてサラダを作ったり、
キャベツ一玉持ってきたり、冬山とは思えぬ豪華な食事。
大物感を醸し出していました。
明けて2日目、相変わらず風は強く「今日はどうするんだろ〜」と思いましたが
七合目まで実践歩行。
凍ってる斜面を歩いているときに突風が吹く恐怖と言ったら!!
たいしてアイゼンの爪が刺さってない状態では踏ん張るに踏ん張れず、ただただ恐怖。
下りは特に怖かったです。
吹き下ろしてくる風に背中を押されても、谷側を向いているととっさには耐風姿勢が取れない。
風って怖い。アイスバーンって怖い。
頂上なんて怖くてとても行けない、と思いました。
そしてやっぱり、雪上でアイゼン履いていると疲れてしまいました。
登りがキツい。
体力増強、筋力アップ、アイゼン歩行慣れ…
いろいろ頑張らないと、冬山は厳しいですね。。
馬返しに下山後、zenさん講師でビーコントレを開催していただきました。
捜索前の準備や心構え、「なぜそうするか」を説明いただいて、とてもわかりやすかったです。
今のビーコンは性能がいいから、
「探す」ということついては特に問題はないけれど、問題はその前後だと聞いて
なるほどなぁと思いました。
雪崩に遭った時の対処も大切だけど、
そもそも雪崩に遭わないことが一番大切。
雪訓の前週に雪崩講習、アバランチナイトに参加して
実際に雪崩に巻き込まれる映像とかも見ました。
そこで紹介されたカナダの雪崩教育DVDを購入して見たのだけれど、
雪崩に巻き込まれた人が回していたビデオに、
必死に捜索する仲間の姿が映っていて、何とも言えない気分になりました。
冬山って本当に怖いなぁ。
怖いところに行くからこそ、ちゃんと知識と技術と体力を身につけないと、と思いました。
tyakuさん、zenさん、ご指導ありがとうございました。
かぶー、ほさ、ほっしゃん、ご一緒ありがとう。
楽しい雪山シーズンを送るために、
雪訓で教わったことをきちんと身につけて実践できるよう、頑張って行きたいと思います。
ヒロシの芋虫トレは何がしたかったんだろう 、謎の動き
私は虫になりたい
(『私は貝になりたい』的なノリで。)
kwataさん、fukushoさんお疲れさまでした
やっと筋肉痛も収まり・・・。
今回は、今まで以上に体力不足も実感・・・。
これから頑張るぞー!!!
蝶へと変身して羽ばたくためのトレーニングですよ!
決まってるじゃないですか~。
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