郡岳《九州百名山》
- GPS
- 06:08
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,118m
- 下り
- 1,104m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
近鉄の夜行バス“オランダ号”は諫早ICに着いた。数人の下車客があり待機していたタクシーに乗り込む人もいた。レンタカー営業所の開く8時まで時間があるので西諫早駅まで歩いて一駅長崎線の列車に乗った。九州新幹線の工事の進む大村線沿いの国道34号線を北上し、野岳湖の駐車場に着き車を止めた。
野岳湖の湖畔から遠く経ヶ岳(1,076m)の鋭鋒が見えた。湖畔の道から県道6号に出ると両側が大村湾CCの敷地となり前方に郡岳の秀麗な姿が見えてきた。2劼亮崙司發で西登山口に達し、登山道へと入って行った。整備された登山道で1劼曚豹覆爐隼格△魏切る送電線の鉄塔があり一部展望が得られた。等高線が詰まり傾斜がきつくなって回り込むようにして登るとパッと展望が開け坊岩に達した。張出した大岩の上からの展望は素晴らしく大村湾や海沿いの秀峰、武留路山(むるろやま341m)、明日行く虚空蔵山(609m)、それに先月行った黒髪山塊などが確認できた。
急登はさらに続き郡岳(826m)山頂に到った。3等三角点「郡岳」があり展望は素晴らしい。縦走路は東に続くが南登山口に到るコースが分岐した。このルートは麓の車道から最短距離で登れるので利用者が多いようだ。縦走路は幾たびも縊れてP821に到るとテープに「郡岳東峰821m」の表示があった。東峰南側の車道に面したところは断崖でロッククライミングのゲレンデがある。
北に進み鞍部に到ると“遠目越”(708m)で東彼杵町遠目郷と大村市北ノ川内を結ぶ道が越えており、「オレンジハイキング」と記された標識が立っていた。登り返して小ピークを幾つか越えて遠目山(849m)に到った。今日の最高峰で3等三角点「遠目山」があり昼食休憩を取った。展望はなく九州とは言え11月末の山頂はじっとしていると寒く15分程で先へと歩を進めた。
縦走路は更に東に続きP840に到る。縦走路を少し外れるがピークに敬意を表して立ち寄って見たが何もなかった。少し戻って北に進路を取ると直ぐに春日越で此処から北ノ川内へ下る。あと200〜300m稜線を行くと長崎と佐賀県境の稜線に到る。そこから北西に進むと国見岳、南東に進むと経ヶ岳だがこれ以上進むと帰り道が取れなくなる。今日は春日越から下山し車道歩きで野岳湖へと戻る予定だ。谷筋の道は巨岩に囲まれ苔むしている。やがて水流が現れ、渡渉を繰り返して林道跡に到った。山深いこんな所まで砂防堰堤が作られており、その工事の為に作られた作業道のようで打ち捨てられて長い年月が流れているようだ。
北ノ川内集落に入って来ると傾斜地に石垣を組まれた棚田が広がっていた。集落内の分岐点を見逃し下り続けて萱瀬ダムの方へ行ってしまった。10分のロスで分岐に戻ると登り坂が続き都合200mも標高を上げることになった。車道に下りてからの登りは想定外で汗をかいた。谷間の道乍ら萱瀬ダムの拡がりがあり展望が良く経ヶ岳を始め多良山系の山々が素晴らしい。
郡岳東峰の直下に差し掛かると断崖が迫り車道に数台の車が止められていた。この斜面はロッククライミングのゲレンデになっており10数名のクライマーが取付いていた。大谷三角点峰(474m)に続く尾根を乗越すと下りに転じ高良谷牧場への道が分岐した。上空を郡岳西麓の送電線が横切り、暫く行くと郡岳山頂で見た南登山道の登山口に達した。幼稚園の園児達だろうか、恐らく登山を終えて夫々に感想を話させている処だった。大村湾CCの南側を通り野岳湖に帰って来ると堰堤から優雅な郡岳の姿が望めた。
駐車場に帰着し今日の宿泊地に向かう前に来る時に案内の出ていた裏見ノ滝に立ち寄った。上からも見られるが60m下降して谷底に下りた。遊歩道は世界の石楠花が植えられ花期ではないのにマーキターズプライズというアメリカ原産の石楠花が赤い花を付けていた。滝はその名の如く滝の裏側からも見ることができた。
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