20150502-4 GW 奥穂高
- GPS
- --:--
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,275m
- 下り
- 2,176m
コースタイム
06:09 上高地-06:49 明神館(5分休憩)-07:40 徳沢園(15分休憩)-08:55 横尾山荘(30分休憩)-12:40 涸沢キャンプ地
2日目:
06:00 涸沢キャンプ地-07:20 奥穂山荘(1時間休憩)-09:20 奥穂高岳(30分休憩)-10:55 奥穂山荘(45分休憩)-12:20 涸沢岳(5分休憩)-12:45 奥穂山荘(20分休憩)-13:35 涸沢キャンプ地(長い休憩)-時間?:横尾キャンプ地
3日目:
07:15 横尾キャンプ地-09:50 小梨平キャンプ場(?分休憩)-上高地
天候 | 1日目: 晴れ・無風 2日目: 晴れのち曇り・無風 3日目:曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:行きの逆。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪状況・ルート状況: 上高地〜横尾:雪なし。JuhaniとAaronはトレランシューズで歩いていました。比較的平らな道が続くので歩きやすいです。 横尾〜涸沢:雪はあるものの凍っていないのでアイゼンなしで問題なしです。ただ、雪が溶けて靴が濡れるので防水対策はした方が無難です。 涸沢〜奥穂山荘:直登ルンゼでそれなりの傾斜がありますが、ステップが切られているため歩きやすくなっています。 奥穂山荘〜奥穂高岳:ハシゴの後と頂上直下の急な斜面はピッケルとアイゼンをちゃんと利かせて上り下りが必要です。ロープを使用している人もいました。 また、雪壁を使わずに東側の岩場の所を歩くと落石の可能性があるそうで、下で確認していた警察の方が歩いちゃダメと注意されていました。 同時期に前穂での落石事故がありましたが、奥穂で無かったのはこうした警察の方の貢献によるものだったのかなと改めて感じました。 奥穂山荘〜涸沢岳:雪は全然なかったのでアイゼン・ピッケル不要です。落石しやすそうなガレ場があるので、気をつけて歩く必要がありそうです。 道迷い: GWでたくさんの人が出入りしていたのと、天気が良く視界が良かったので、道迷いはありませんでした。 |
写真
感想
昨年のGW、上高地から北側にそびえる奥穂高を見て、胸をときめかせました。
あれから1年、今度はその山に登りに戻ってきましたっ。
いつもの登山仲間のJuhaniとAaron、加えてAaronの彼女のAiちゃんと4人での山行です。
Aaron&Aiちゃんは金曜日中に上高地入りし、夜行バス組のJuhaniと私は
仕事後にバスに乗り込み土曜日早朝に上高地着。徳沢園にて合流です。
雲一つ無い青空の中、久しぶりに上高地を歩きます。
Juhaniはもう何度もこの道を歩いているのでちょっと飽きたとの事。
GWは3年連続でここを歩いているので、そりゃそうか。。。
それでも梓川の水のきれいさや、天気の良さを満喫している感じでした。
しばらく歩いて徳沢園からAaronとAiちゃんが合流。
今回はみんなキャンプ装備。
私の装備は全部で19kg。この量の荷物持ちは初めて。
なんとAaronはそれを超えた22kg。しかもひどい風邪で昨日までダウンしてたとか。
そしてJuhaniとAiちゃんは未測定ですが、重いに違いありません。
全員が大きな荷物を担いだグループとなりました。
横尾までの道のりは雪道が多かったものの、
早朝で雪もそれほど悪い状態じゃなく、歩きやすいので、
途中1度だけ軽い休憩を挟みました。
横尾まで来ると、一気に観光客が減り、登山客が多く占めるようになります。
そして横尾大橋を渡って沢沿いを進むことしばらく歩くことしばし、
屏風岩が見えてきました。山岳小説にはよく出てくる、あの屏風岩ですね。
なんかちょっと嬉しい(#^.^#)
歩いてから1時間ほど、沢の終点近くで腰を下ろして休憩し、
その後キャンプ地までの雪渓歩き。
歩きやすいけど、登りが続くのですぐに飽きて、 そしてバテます。
肩と腰への負担が半端ないんだなぁ。。。
途中何度も止まってベルト調整。
この登りは今回の山旅の一番大変だったところでした。
キャンプ場に着いたらあとは天国!
涸沢ヒュッテには絶景を見ながら飲めるビアガーデンのようなものがあり、
奥穂・前穂をバックに周りの人と交流をしながら楽しい時間が過ごせます。
頑張って登ってきた後の一杯のビールは格別の味でした。
そして翌日は早くに出るべく早めに就寝。
途中起きて星空を見ようと思っていたのに忘れました(;;゜д゜)
まぁ、気持ちのいい睡眠がとれたからいっか(笑)
2日目朝、4時半に起きて準備開始。約6時頃に出発です。
ここから奥穂高山荘まではひたすら登り。
先の方の人が点にしか見えない。。。
朝からこの坂をひたすら登る登る登る。
山荘付近まで来た時には全身汗だくでした。
全員が付いたところでひと休み入れて、今度は奥穂高への登頂です。
JuhaniとAaronが先頭を、そしてAiちゃんが続きます。
みんなが揃ってガシガシと登って行きます。
青空に向かって進んでいるようで、気持ち良さそうっ!!
見ているだけでもすがすがしい気持ちになります。
そして山頂到着。
奥穂高山頂からの景色はまさしく「絶景」。
これを見て前穂高にも行きたいと言い出したAaron。
あれ?体調悪いんじゃなかったっけ?!(笑)
みんなで止めてまっすぐ奥穂山荘に下山です。
下りは登りよりも緊張するので、必然的にスピードが落ちます。
Juhaniは下りも早く、気づくと雪壁の下。
たぶんJuhaniの事なので、後に続く人のために
足の置き場も固めながら進んでるはずだけど、それでも早い。
私達の待ち時間が長すぎて眠っています(笑)
Aaronは時々振り返って要所要所でアドバイスをしたり、
大丈夫な事を確認しながら下ります。
Aiちゃんもアドバイスに忠実に下るので、
見ていても全然心配なく確実に一歩ずつ下がって行きます。
Aiちゃんかっこいいっすよ!
私はと言えば、、、やっぱり下手。
変なバランス、かつ、変な動きをしながら下ります。
一応言っておくと、ふざけてる訳じゃなく・・・(笑)
そしてお次は涸沢岳!
完全に夏道状態。そして奥穂高が良く見えます。
途中で奥穂高の登りの雪壁にへばりついている人を見ると、
さっきまで自分がああしてたんだと思えて、これがなかなか面白い。
ここにきてAiちゃんの体調の異変。
登るペースが下がったなと思ったら、頭痛がひどいとの事。
それでもゆっくり、一歩ずつ登り、頑張って山頂まで到着です。
さすがAiちゃんですね。
Aaronも細々と気にしてあげて、サポート体制バッチリ!
すごいお似合いのカップルで、二人の仲の良さに時に赤面(笑)。
でもそれが嫌な感じではなく、すごくいい感じ(//∇//)
二人とも穏やかな声と穏やかなしゃべり方なので、
そばにいると近くにいるとかなーり癒され、
おじゃましちゃいけないなーと思いつつも、
ついつい二人にひっついてしまいます(笑)
ですが、たまには二人の時間も作るべく、
ひと足先に涸沢キャンプ地に戻ります。
戻って気づいた事。私の右足のアイゼンが無い!
ガシガシ歩いているうちに外れたらしい・・・
しかたがない、もう一度あの雪渓を登って捜索(泣)
ちゃんと紐をきつくしておくんだったと反省でした。
再度キャンプ地に戻った後は翌日からの予定を組み直し。
翌日北穂高に登る予定でしたが、天気もまずまずだったため、
この日のうちに横尾まで下りてキャンプ、翌日また上高地に戻りました。
最後は少し小雨で、かっぱ橋からの奥穂高を見る事はできませんでしたが、
1年前に見て、行けたらいいなと思っていたところへ行く事ができたので、
ちょっと嬉しい気持ちになりました。
こうして今回のGWの山旅が終了です。
おしまい。
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