ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 633286
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

20150502-4 GW 奥穂高

2015年05月02日(土) ~ 2015年05月04日(月)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
31.6km
登り
2,275m
下り
2,176m

コースタイム

1日目:
06:09 上高地-06:49 明神館(5分休憩)-07:40 徳沢園(15分休憩)-08:55 横尾山荘(30分休憩)-12:40 涸沢キャンプ地

2日目:
06:00 涸沢キャンプ地-07:20 奥穂山荘(1時間休憩)-09:20 奥穂高岳(30分休憩)-10:55 奥穂山荘(45分休憩)-12:20 涸沢岳(5分休憩)-12:45 奥穂山荘(20分休憩)-13:35 涸沢キャンプ地(長い休憩)-時間?:横尾キャンプ地

3日目:
07:15 横尾キャンプ地-09:50 小梨平キャンプ場(?分休憩)-上高地
天候 1日目: 晴れ・無風
2日目: 晴れのち曇り・無風
3日目:曇り時々小雨
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
行き:上高地まで夜行高速バス
帰り:行きの逆。
コース状況/
危険箇所等
積雪状況・ルート状況:
上高地〜横尾:雪なし。JuhaniとAaronはトレランシューズで歩いていました。比較的平らな道が続くので歩きやすいです。

横尾〜涸沢:雪はあるものの凍っていないのでアイゼンなしで問題なしです。ただ、雪が溶けて靴が濡れるので防水対策はした方が無難です。

涸沢〜奥穂山荘:直登ルンゼでそれなりの傾斜がありますが、ステップが切られているため歩きやすくなっています。

奥穂山荘〜奥穂高岳:ハシゴの後と頂上直下の急な斜面はピッケルとアイゼンをちゃんと利かせて上り下りが必要です。ロープを使用している人もいました。
また、雪壁を使わずに東側の岩場の所を歩くと落石の可能性があるそうで、下で確認していた警察の方が歩いちゃダメと注意されていました。
同時期に前穂での落石事故がありましたが、奥穂で無かったのはこうした警察の方の貢献によるものだったのかなと改めて感じました。

奥穂山荘〜涸沢岳:雪は全然なかったのでアイゼン・ピッケル不要です。落石しやすそうなガレ場があるので、気をつけて歩く必要がありそうです。


道迷い:
GWでたくさんの人が出入りしていたのと、天気が良く視界が良かったので、道迷いはありませんでした。
上高地バスターミナル。槍と穂高への入口です。登山者たちのたまり場ですね。
2015年05月02日 06:13撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
2
5/2 6:13
上高地バスターミナル。槍と穂高への入口です。登山者たちのたまり場ですね。
冬山装備で出発!足取り軽やかに颯爽と歩くJuhani。
2015年05月02日 06:13撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
5/2 6:13
冬山装備で出発!足取り軽やかに颯爽と歩くJuhani。
静かだなぁ。別世界に来た気分になります。
2015年05月02日 07:38撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
2
5/2 7:38
静かだなぁ。別世界に来た気分になります。
AaronとAiちゃんにも合流です。
2015年05月02日 08:27撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
1
5/2 8:27
AaronとAiちゃんにも合流です。
無風なのでこいのぼりの鯉が泳げず、釣り糸に吊るされてる感じになってます・・・
2015年05月02日 09:32撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
5/2 9:32
無風なのでこいのぼりの鯉が泳げず、釣り糸に吊るされてる感じになってます・・・
倒木があちらこちらに。場所によっては座るのにちょうどいい大きさの木がありました。
2015年05月02日 11:12撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
5/2 11:12
倒木があちらこちらに。場所によっては座るのにちょうどいい大きさの木がありました。
さすがGW。たくさんの人で行列ができています。
2015年05月02日 11:15撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
3
5/2 11:15
さすがGW。たくさんの人で行列ができています。
色々なテントが見れると思って楽しみにしてたけど、ジロジロ見ると不審がられそうでやめました。
2015年05月02日 16:04撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
2
5/2 16:04
色々なテントが見れると思って楽しみにしてたけど、ジロジロ見ると不審がられそうでやめました。
モルゲンロートに少し間に合わず。。。ちょっと色薄くなっちゃった。
2015年05月03日 05:22撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
4
5/3 5:22
モルゲンロートに少し間に合わず。。。ちょっと色薄くなっちゃった。
朝日も出たし!そろそろ出発だね。
2015年05月03日 05:55撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
4
5/3 5:55
朝日も出たし!そろそろ出発だね。
自分たちの前に100人くらいは登っていそうなので、ステップたくさん〜。
2015年05月03日 06:17撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
2
5/3 6:17
自分たちの前に100人くらいは登っていそうなので、ステップたくさん〜。
後ろにもたくさんの人。そして絶景が広がります。
2015年05月03日 06:47撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
2
5/3 6:47
後ろにもたくさんの人。そして絶景が広がります。
ようやく登りが終わる〜。最後のひと頑張りっ!
2015年05月03日 07:25撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
2
5/3 7:25
ようやく登りが終わる〜。最後のひと頑張りっ!
奥穂山荘から奥穂高までの道には、しっかりトレースが出来ているので歩きやすいところも。
2015年05月03日 08:54撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
3
5/3 8:54
奥穂山荘から奥穂高までの道には、しっかりトレースが出来ているので歩きやすいところも。
岐阜警察の方達が見回りに来ていました。連休の中、お仕事お疲れ様です。
2015年05月03日 09:02撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
4
5/3 9:02
岐阜警察の方達が見回りに来ていました。連休の中、お仕事お疲れ様です。
私の登山パートナー達!いい感じです!
2015年05月03日 09:09撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
3
5/3 9:09
私の登山パートナー達!いい感じです!
去年のGW、楽しかったなー。あのてっぺん!
2015年05月03日 09:24撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
3
5/3 9:24
去年のGW、楽しかったなー。あのてっぺん!
どーん!あ、近すぎた。。。
何も考えないで写真を撮るとこうなる・・・
2015年05月03日 09:26撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
1
5/3 9:26
どーん!あ、近すぎた。。。
何も考えないで写真を撮るとこうなる・・・
この壁ちょっと怖いですね。落ちたら・・・ひぇー。
2015年05月03日 09:56撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
5
5/3 9:56
この壁ちょっと怖いですね。落ちたら・・・ひぇー。
怖気づかずに確実に下りていくAiちゃんと心配そうに見守るAaron。
2015年05月03日 10:02撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
2
5/3 10:02
怖気づかずに確実に下りていくAiちゃんと心配そうに見守るAaron。
ヘリが来るとちょっと、危ないところに来ているのかなとドキドキしちゃいます。
2015年05月03日 10:27撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
2
5/3 10:27
ヘリが来るとちょっと、危ないところに来ているのかなとドキドキしちゃいます。
ちょっとロープが欲しかったりするような・・・
2015年05月03日 10:36撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
2
5/3 10:36
ちょっとロープが欲しかったりするような・・・
屋根の上から警察の方がチェックしていました!
2015年05月03日 10:47撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
2
5/3 10:47
屋根の上から警察の方がチェックしていました!
奥穂高とまるで違った登りでした!でもこっちも楽しかったです。
2015年05月03日 12:20撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
2
5/3 12:20
奥穂高とまるで違った登りでした!でもこっちも楽しかったです。
撮影機器:

感想


昨年のGW、上高地から北側にそびえる奥穂高を見て、胸をときめかせました。
あれから1年、今度はその山に登りに戻ってきましたっ。
いつもの登山仲間のJuhaniとAaron、加えてAaronの彼女のAiちゃんと4人での山行です。

Aaron&Aiちゃんは金曜日中に上高地入りし、夜行バス組のJuhaniと私は
仕事後にバスに乗り込み土曜日早朝に上高地着。徳沢園にて合流です。

雲一つ無い青空の中、久しぶりに上高地を歩きます。
Juhaniはもう何度もこの道を歩いているのでちょっと飽きたとの事。
GWは3年連続でここを歩いているので、そりゃそうか。。。
それでも梓川の水のきれいさや、天気の良さを満喫している感じでした。

しばらく歩いて徳沢園からAaronとAiちゃんが合流。
今回はみんなキャンプ装備。
私の装備は全部で19kg。この量の荷物持ちは初めて。
なんとAaronはそれを超えた22kg。しかもひどい風邪で昨日までダウンしてたとか。
そしてJuhaniとAiちゃんは未測定ですが、重いに違いありません。
全員が大きな荷物を担いだグループとなりました。

横尾までの道のりは雪道が多かったものの、
早朝で雪もそれほど悪い状態じゃなく、歩きやすいので、
途中1度だけ軽い休憩を挟みました。

横尾まで来ると、一気に観光客が減り、登山客が多く占めるようになります。
そして横尾大橋を渡って沢沿いを進むことしばらく歩くことしばし、
屏風岩が見えてきました。山岳小説にはよく出てくる、あの屏風岩ですね。
なんかちょっと嬉しい(#^.^#)

歩いてから1時間ほど、沢の終点近くで腰を下ろして休憩し、
その後キャンプ地までの雪渓歩き。
歩きやすいけど、登りが続くのですぐに飽きて、 そしてバテます。
肩と腰への負担が半端ないんだなぁ。。。
途中何度も止まってベルト調整。
この登りは今回の山旅の一番大変だったところでした。

キャンプ場に着いたらあとは天国!
涸沢ヒュッテには絶景を見ながら飲めるビアガーデンのようなものがあり、
奥穂・前穂をバックに周りの人と交流をしながら楽しい時間が過ごせます。
頑張って登ってきた後の一杯のビールは格別の味でした。

そして翌日は早くに出るべく早めに就寝。
途中起きて星空を見ようと思っていたのに忘れました(;;゜д゜)
まぁ、気持ちのいい睡眠がとれたからいっか(笑)

2日目朝、4時半に起きて準備開始。約6時頃に出発です。
ここから奥穂高山荘まではひたすら登り。
先の方の人が点にしか見えない。。。
朝からこの坂をひたすら登る登る登る。
山荘付近まで来た時には全身汗だくでした。

全員が付いたところでひと休み入れて、今度は奥穂高への登頂です。
JuhaniとAaronが先頭を、そしてAiちゃんが続きます。
みんなが揃ってガシガシと登って行きます。
青空に向かって進んでいるようで、気持ち良さそうっ!!
見ているだけでもすがすがしい気持ちになります。

そして山頂到着。
奥穂高山頂からの景色はまさしく「絶景」。
これを見て前穂高にも行きたいと言い出したAaron。
あれ?体調悪いんじゃなかったっけ?!(笑)
みんなで止めてまっすぐ奥穂山荘に下山です。

下りは登りよりも緊張するので、必然的にスピードが落ちます。
Juhaniは下りも早く、気づくと雪壁の下。
たぶんJuhaniの事なので、後に続く人のために
足の置き場も固めながら進んでるはずだけど、それでも早い。
私達の待ち時間が長すぎて眠っています(笑)

Aaronは時々振り返って要所要所でアドバイスをしたり、
大丈夫な事を確認しながら下ります。
Aiちゃんもアドバイスに忠実に下るので、
見ていても全然心配なく確実に一歩ずつ下がって行きます。
Aiちゃんかっこいいっすよ!
私はと言えば、、、やっぱり下手。
変なバランス、かつ、変な動きをしながら下ります。
一応言っておくと、ふざけてる訳じゃなく・・・(笑)

そしてお次は涸沢岳!
完全に夏道状態。そして奥穂高が良く見えます。
途中で奥穂高の登りの雪壁にへばりついている人を見ると、
さっきまで自分がああしてたんだと思えて、これがなかなか面白い。
ここにきてAiちゃんの体調の異変。
登るペースが下がったなと思ったら、頭痛がひどいとの事。
それでもゆっくり、一歩ずつ登り、頑張って山頂まで到着です。
さすがAiちゃんですね。

Aaronも細々と気にしてあげて、サポート体制バッチリ!
すごいお似合いのカップルで、二人の仲の良さに時に赤面(笑)。
でもそれが嫌な感じではなく、すごくいい感じ(//∇//)
二人とも穏やかな声と穏やかなしゃべり方なので、
そばにいると近くにいるとかなーり癒され、
おじゃましちゃいけないなーと思いつつも、
ついつい二人にひっついてしまいます(笑)
ですが、たまには二人の時間も作るべく、
ひと足先に涸沢キャンプ地に戻ります。

戻って気づいた事。私の右足のアイゼンが無い!
ガシガシ歩いているうちに外れたらしい・・・
しかたがない、もう一度あの雪渓を登って捜索(泣)
ちゃんと紐をきつくしておくんだったと反省でした。

再度キャンプ地に戻った後は翌日からの予定を組み直し。
翌日北穂高に登る予定でしたが、天気もまずまずだったため、
この日のうちに横尾まで下りてキャンプ、翌日また上高地に戻りました。
最後は少し小雨で、かっぱ橋からの奥穂高を見る事はできませんでしたが、
1年前に見て、行けたらいいなと思っていたところへ行く事ができたので、
ちょっと嬉しい気持ちになりました。
こうして今回のGWの山旅が終了です。

おしまい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:910人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
重太郎
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら