十勝岳、吹上温泉コース
- GPS
- 05:38
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,078m
- 下り
- 1,073m
コースタイム
天候 | 快晴、微風、絶好の登山日和だった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
桂沢湖経由の路面は概ね溶けていたけど、一部凍結してた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登り グランド火口手前からカリカリでスキーのエッジでは歯が立たない。シートラアイゼンを選んだ。山頂直下は比較的柔らかい雪だった。 ◆降り パウダースノーだけど地雷岩で「ガリッ」って世界一聞きたく無い音が聞こえてきた、泣。 |
その他周辺情報 | 下山後は白銀荘。泊まってた人は350円を追加すれば入浴できる。白銀荘に忠誠を誓いました。サウナは大学生の集団がたくさん来ていて混雑してた。 白銀荘ではソフトバンク電波ほぼなし。docomoは余裕であります!ahamoプランでも電波あります。 |
写真
感想
スキー合宿2日目。今日は起床条件が良いので十勝岳を目標とする。朝四時に起きて、朝飯のどん兵衛高タンパクproを食べた。パンの残りが少なかったので、追加でカップラーメンをももう一つ食べた。少し胸焼けがした。次からはもっとたくさん買っておこう。
パパッと準備を整えてスタート。スタート時は星が見えなかった。高曇りか。富良野川の渡渉は少し心許ないが、スノーブリッジがあった。少し進むとパシが「気分がのらないから戻る」ということでお別れとなった。道も見えてるし、白銀荘の玄関も空いているし大丈夫だろう。下山後に聞いたら。三段山で遊んでから白銀荘でサウナタイムを楽しんでいたとのことであった。よかった。
オクヤンとラッセルを交代しながら進む。日の出の時間を過ぎて少し明るくなってきた。大正火口北側の尾根を登っていると、クトーがまったく効かない斜面にブチ当たった。歯がたちましぇんので、ここからはシートラアイゼンに換装だ。硬い斜面にアイゼンをぶっ刺すと、去年の二ペソツ山直下の恐ろしい氷の斜面がフラッシュバックしてきて、少し弱気になってしまった。口をへの字に曲げながらオクヤンの様子を伺う。彼は昔、十勝岳でスキーを履いたまま少し滑落してたので大丈夫かなと思ったら、なんかがテンション上がっている。アイゼンで足元が安定しているから元気一杯になっていた。そんな彼を見てると不安も消え、一気に硬くて斜度がある坂を突破した。
グラウンド火口に乗り上げるとやっと山頂が見える。火山ガスがバンバン掛かっていて閉口した。登山道の稜線に乗り上げると美瑛岳と大雪山が美しく見えた。やっと日も当たり、暖かくなってきた。
1820m付近の平坦なところを歩いていると、「ドン!」と大きい発砲音が聞こえた。空耳かなと思ったら、オクヤンも聞いたとのこと。先日の地震もあったり、十勝岳は現役バリバリの火山なので少し怖くなった。
山頂直下をアイゼンを効かせて登る。背中に背負ったスキーが風に煽られるも気合いを入れて無事に登頂。風の強い十勝岳だが、今日はそよ風だ。雲もなく、風向きがかわり火山ガスもなし、360°の大絶景。やったぞ!アイゼンを履いたおしゃれで黄色いウェアの方も同時に登頂。かなり強い方だった。お互いを撮りあう。
山頂で一息をつく。オクヤンは日焼け防止のために自作のノーズカバーをつけているんだけど、その下に鼻水つららができていておかしく、めっちゃ笑った。その状態でパンを食べていたら、鼻水つららの先にパンがついてしまって、もうツッコミどころが多くて抱腹絶倒するぐらいおかしかった。
山頂から少し降りて、2000mぐらいでスキーモードにチェンジ。ガリガリとふわふわゾーンが入り乱れるため、スキーの制御が難しい。太ももがパンパンになった。一番よかったのは、避難小屋の上の沢地形だったけど、下に岩があって、ゴリゴリ当たって気持ち悪かった。その後は緩い斜面をホバーして、スキーを脱ぐことなく帰還。めちゃ楽しかった。白銀荘でパシと合流して帰宅した。
今回は2日連続晴れで、奇跡のパウダースノー。本当に良い日に当たった。白銀荘の合宿はいい!遊んで、風呂入って、酒飲んで、寝る。最高です。毎年恒例にしたいです。
前回泣かされた十勝岳は今回は慈愛に満ちた条件で受け入れてくれた。
登りが気持ちよく楽しい、気がついたらなかなかの斜面にいて振り返ると股間がヒュンヒュンした。早めにアイゼン装備、シートラでハイキングモードになってからは雄大な景色の中で妙に興奮してくる。
山頂では風にやられて、赤鼻テクターにつらら発生、パンが食べづらい。
下りの避難小屋へ落とす斜面に雪が綺麗に残っており暴走する欲望と滑降、そして昇天。。
うっすらパウダーの下に岩に板を何度も削られてしまい、板に申し訳ない気持ちもあるが、最高の条件で十勝岳を楽しみ、サウナで癒されて申し分のない合宿2日目となりました。
男だけの泊まりで遊ぶなんて、おそらく学生時代以来初で、宿での晩酌も楽しかった!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する