両神山〜ワイルドな登山道と、新緑が美しい渓谷
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 08:23
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,779m
- 下り
- 1,775m
コースタイム
天候 | 曇り、ごく短時間霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
TEL 0494−79−0593 国道から、日向大谷登山口への、案内看板を 左折。 アクセス林道) 狭いです。すれ違い注意。ダート箇所なし。 駐車場) 三段、三箇所。一番下段のみ無料。 無料スペースは、20台程度。 係員の方が、誘導頂けます。 登山口に、トイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
日向大谷〜表参道〜会所) 「信仰と渓流の道」 登山口に、登山ポスト、登山道概要看板あり。 両神山荘には、アイドルワンコ ポチと、ポンがお待ちです。 山荘とは、反対側の、ミニ畑を 横切る斜面に、道が付けられています。 立派な鳥居をくぐり、お堂にお参りを 済まして、登山スタートです。 序盤は、奥秩父らしい、針葉樹の 多い、黒っぽい森が続きます。 やがて、周りの景色が、変化し 広葉樹と渓谷の組み合わせが しっとりと、美しい景色に なってきます。 狛犬、石碑など多く、修験の 山であった面影が、随所に 見られます。 このあたりまでは、特に険しい箇所もなく お参りの、参道としての 雰囲気を、味わいつつ、 ゆっくりと、標高を上げてゆく道だと 思いました。 登山的には、この先の、急坂への インターバル部分かと。 会所〜清滝小屋) 「広葉樹の森が美しい、渓谷ルート」 ここまでの道は、割と、どこの山でも 体験できるような、一般的な 登山道でありますが ここから先は、両神山オリジナルの魅力を 存分に感じる、とても、特色がある道です。 一面の新緑に包まれた 気持ちいい景色ですが 登山は、渡渉あり、鎖場あり、微妙な 登り返しありと、とても変化に 富んでいます。 白藤の滝見学の、分岐がありますが 残念ながら、見学するゆとりが ありませんでした。 スミマセン。 渡渉は、結構、岩ごとの間隔が 開いている箇所もあり、水量、岩の 濡れ方などに、注意かと。 急坂に喘ぎながら、ようやく 渡渉を離れ、ヘロヘロと たどり着いた、「八海山ピーク」を 過ぎるあたりからは、グングンと 展望が開けてきます。 緑一色に覆われた、奥秩父北部の 山並みの眺めが美しいです。 さらに急坂を登りますと、ようやく 水場「弘法乃井戸」です。 水流は2本のパイプから この日は、チョロチョロと細目。 迎えた、清滝山荘は、無人の避難小屋で ありますが、大変手入れがされていて きれいな小屋でした。 トイレあり。休憩好適地。 清滝小屋〜山頂) 「岩とアカヤシオの庭園」 このあたり、いわゆる、「普通の道」は ほとんどなく、狭い岩の足場を 見極めながらの、慎重な歩きと なります。 両神神社の、本社と、御岳神社の 奥社が、唯一の平坦箇所。 この先、山頂までは、道幅が さらに狭く、険しくなり、すれ違いも 難しい箇所多数。 このあたりから、アカヤシオが ちらほら見られ、和ませてくれます。 山頂は、360度、さえぎるもののない 素晴らしいポイント。 あいにくの、曇り空でしたが うっすらと、浅間山、上州の山、 奥秩父の主脈など、望めました。 七滝沢ルート〜会所合流地点) 「美しく、楽しく、ワイルドな登山道」 七滝沢ルートと、表参道との 分岐は、清滝小屋より、標高が 上の位置になります。 よりまして、水の補給は、 往路の清滝小屋が 最終水場となります。 下山時、沢を、数え切れないくらい 渡渉するのですが、正規の水場は ありません。 下山も、かなり発汗する、ハードな 下りですので、水の確保は とても大事かと。 表参道の、ピストンではなく 折角なので、周回コースにてとの カマセンさんの、アドバイスによりまして 周回コースで、歩くことと 相成りました。 ところどころ、ルートが崩落して いますが、修繕も、バッチリ。 数え切れない、鎖場、ロープ類 渡渉箇所。 最も手ごわいのは 砂場を、トラバースするような 下りなどが、連続します。 しかし、この変化が、実に楽しいです。 次の悪場は、どうやって 通過しようかと、考えつつ歩くので 飽きがきません。 今後の登山にも、応用できそうな 色んなパターンの、登山道の変化が ありました。 道中、「養老の滝」と「赤滝」への 滝見学専用道への分岐が ありますが、こちらも、ゆとりなく スルーしてしまいましたが 新緑が、とてもきれい。 秋は、素晴らしい紅葉渓谷の地でしょう。 そして、歩く人が少ないのも 驚きでした。 表参道を、あのまま下ってたら 大渋滞必至の、混雑具合でしたが 完全貸切状態。 山と高原地図では、破線扱いですが 個人的には、慎重に歩けば さほど危険度合いは、高くない印象。 と〜っても、魅力的なルートでした. 両ルート全般を通じ、道標は 日向大谷〜現在地〜山頂間の、 距離を、指標しているものだけです。 配置が、実に絶妙で、上り下り共に 急坂に、心が折れかかる 寸前に、心が読まれたかのごとく 登場します。 今回、カマセンさん、Dちゃんさん ご同行にて、アドバイスを 頂きつつ、特に危険を感じる ことなく、無事に下山できましたが 登山口にあった、危険箇所、 事故の事例など、事前に目を 通してから、安全を心がけて 登るべき、お山だと、思いました。 |
その他周辺情報 | 薬師の湯) 日帰り入浴 600円 http://www.kanko-ogano.jp/archives/1503/ 立派な外観から、スーパー銭湯系を 連想しましたが、ヌメっとしたお湯が、 特徴的な、本格的な温泉でした。 鹿の子) わらじカツ丼 800円 ボリュームもさるこながら、とてもさっぱりしたカツが何とも言えないお味です。 http://www.kanko-ogano.jp/category/food/food3/ 二日目、大菩薩嶺〜小金沢連嶺の記録 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-635583.html |
写真
感想
5月9日、10日と、二日間、奥秩父の
名峰巡りの、山旅に、出かけてまいりました。
登ってみたい山が
たくさんある、奥秩父の山々。
今回、選びましたのは
未踏の2峰、
「両神山」と、「大菩薩嶺」で
あります。
とてもありがたいことに
カマセンさん、Dちゃんさんとも
休日を、上手く折り合わせ頂きまして
なんと、二日間、夜間以外は
密着ご同行が、叶い、感謝感激の至りで
あります。
お会いするのは、北横岳以来。
四度目となります。、
登山口から、ご同行させて
いただくのは、初めてで
ありまして、ご一緒させていただき、
長い時間を、共有させていただけることも
とっても、ワクワクでありました。
楽しいコラボ登山〜)
名峰、「両神山」。
他の山から、遠望するたびに、
とっても気になっていた
ギザギザの山頂の姿。
遠くからでも、特徴あるその姿を
近くで見たら、どんな感じだろう、
しかも、このお山は、アカヤシオの
群落地としても、有名な様子。
花観賞も、楽しみでした。
選んで頂いたルートは
メインコースの、ピストンではなく
微妙に趣の異なる、二つのルートの
周回コース。
意外に、登り応えも、あるらしい。
登山自体が、とても楽しそうだ。
と、色々と、登る前から、
期待要素満載で
当日が、とっても楽しみでした。
迎えた当日、お天気は、あいにくの
曇り空でしたが、しっとりした
新緑と、渓谷の美しさ、情感が楽しめて、
晴れてなくとも、とても心地よい
山の空気を感じながらの
スタート。
登山中に、目に入る景色の
変化が、とても多彩で
古の石碑などからは、
信仰のお山としての、
厳格な雰囲気を感じ、
豊富な木々、草花からは
自然の豊かさを感じ、
刻々と変化する景観からは
自然の険しさを、感じました。
迎えた山頂は、あいにくの曇り空ながらも
全方向に、視界が開け
大展望の山だと、確信しました。
山頂の、アカヤシオ群落は
盛りを過ぎてしまった様子、
かつ、両神山も、例外なく、裏年な
様子でしたが、アカヤシオの樹木は
豊富で、当たり年に訪れれば
峻険な山肌に、寄り添うように
大ぶりな花を付ける様子が
見事だろうなと、感じました。
往路は、上りであり、かつ道が
大渋滞であったため、
あまりゆっくり、お話できませんでしたが
下山路で通りました、「七滝沢ルート」は
貸切で、目まぐるしく変化する
登山道を、お二人と、楽しみながら
あんな話や、そんな話などしながら
ゆっくりペースで下山しました。
良ルートなのに、歩く方が
少ないのは、意外な印象。
ソロなら、気が滅入るような悪路も、
逆に、むしろ楽しいです。
お二人の、岩場の通過の
スムースさは、大変参考に
なりました。
下山後)
まずは風呂!! 何はさておき
風呂!!
ということで、「薬師の湯」に
ご案内頂きました。
ヌメっとした、良質なお湯。
とてもいい温泉でした。
カマセンさんの、長風呂好きは
少々、意外な感じでしたが
なんと、数時間でも、平気とのこと
すごい〜
その後、名物「わらじカツ丼」を
初体験。
カツドンと言えば、味噌カツ、
または、「ソースカツ丼」が
定番であります
僕からしますと
ぱっと見、「ソースなし??」みたいな
カルチャーショックとは、
うらはらに
うす味の、絶妙な味付けは
大変美味でした。
今回の、両神山登山、
アカヤシオの咲き具合
お天気などを含め
登る前は、内心、
「少々タイミングを外したかも?」と
思っておりましたが
いざ、歩いてみますと、登山前の
懸念など、全く感じない
魅力に満ちた、素敵な山でした。
素敵な山との、巡りあいを
叶えていただいた
カマセンさん、Dちゃんさんに
改めて、感謝しております。
なお、当レコにつきましては
コメント欄は、ご辞退させて
頂いております。
ようこそ、我が愛する奥秩父の山々へ。
komakiさんから奥秩父遠征の話を聞いたのは去年の11月に北八ヶ岳でご一緒した時でしたが、時が経つのもホントにあっという間ですね。
あの時の北横岳の山頂からも、そのギザギザで特異な山容は見えていたでしょうか。
満開のアカヤシオが望めそうな先週末、奥秩父は両神山にお邪魔してきました。
残念ながら天気はイマイチ、そして事前の情報ですとアカヤシオも不作とのこと。
正直申しまして「山頂を踏んだだけ」というような山行になってしまうかなと少し心配しておりましたが、結果的には両神山の魅力を十分に感じられた一日だったように思います。
メインのアカヤシオこそパッとしなかったものの、曇天にも関わらず山頂からはなかなかの展望がありましたし、帰りに七滝沢を歩いたことで両神山らしい急峻な山歩きを楽しめたのかなあと思います。
七滝沢は積雪期に歩いたことがありましたが、予想よりもあまりに険しく一同唖然としましたが(^-^;
山を歩いていると人それぞれ目のつくポイントは異なるところもありますが、komakiさんの感性豊かな着眼点にはハッとさせるものがあり、また勉強になりました。
なかなかこちらに足を延ばすのは大変だと思いますが、機会があればアカヤシオ咲き乱れる両神山でまたご一緒出来ればと思います。
そして・・翌日は快晴の空の下、最高の舞台へ!
最近は両神山よりもその山々に魅了されているワタシ。
komakiさんにもその魅力を存分に味わって頂ければ!という期待を胸に、男達は南へ向かいます。
というか・・2週連続やねん、ワタシ(^-^;
今回はいつもお世話になっているkomakiさんと両神山&大菩薩を歩く旅。
両神山を歩くのは数年ぶり。komakiさんに色んなことを教わりながら、両神山の魅力を改めて感じながら、とても楽しい山歩きができました♪
天気はいまいちでしたが、最後までこんなに楽しく歩けたのはkomakiさんのお陰です(^^)明日もヨロシクお願いしま~す♪
わらじカツ丼、美味しかった~☆
いいねした人