大峰山 大峯奥駈道 山上ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 804m
- 下り
- 1,036m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特に有りません ところどころに、『修行場』の岩場がありまして、巻いて通らずに修行することをお勧め致します |
写真
感想
前日に八経ヶ岳へ登ったものの、視界が悪かったこともあり、あまり感慨に浸るようなものが有りませんでした。
ただ、近畿の最高峰を抑えたといいますか、登ったに過ぎず、それはそれで満足すべきなのですが、何か物足りない感じがしていました。
大峯山というと、深田久弥も「いま多数の人が大峰詣りとして登山するのは、その中の山上ヶ岳であって、信仰を現す多くの石碑が立ち並び、頂上には金剛蔵王権現を本尊とする本尊がある。そしてこの峰だけは今なお女人禁制である。大峰山の代表とみなしていいだろう」と記しています。
せっかく大峰山にきたのだから、単に近畿の最高峰である八経ヶ岳をピークハントしたということだけではなく、どうしても山上ヶ岳にも登ってみたいという気持ちとなり、山上ヶ岳を目指したのでした。
山上ヶ岳を登ってみて、期待以上の満足感が得られました。
いや、自戒を込めて、「ここを登らずして、大峰山語るべからず・・」
そういうと、ここは今なお女人禁制であり、登りたくても登らせてもらえない人がいますので、反発も買いそうですが、そこを恐れず敢えて言えば、山上ヶ岳に登って大満足だったということなのです。それが正直な気持ちだから仕方ありません。
山上から望む、大峰の諸峰はもちろんのこと、神秘的な魅力をいまだ失わないこの山域にすっかり魅了されてしまいました。
今回は登山目的で急いで登って、急いで下りましたが、こんどはゆっくりと、白装束で数々の修行に身を投じて、祈祷を受け、精進料理を味わう山行にしたいなぁと思いました。もちろん、奥駈道をもう少し長く歩いてみるのもいい。
また登山口の洞川温泉にゆっくり逗留するのもいい。
朝早く発つ講の法螺貝が山の峰々に鳴り響き、白装束の行者が行き交う姿は、ここだけが時間、時代が止まっていて、本当にタイムスリップしたかのよう。
百名山でなければ訪れなかったかもしれない山で、こんなに魅了されるなんて思いもせず、まだまだ知らない魅力がこの日本にはたくさんあるんだなぁと、改めて知る思いの山行となりました。
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