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Yamareco

記録ID: 636570
全員に公開
山滑走
十和田湖・八甲田

南八甲田(櫛ヶ峯)

2015年05月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:00
距離
14.1km
登り
848m
下り
831m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:38
休憩
0:23
合計
6:01
9:15
58
睡蓮沼
10:13
10:13
52
11:05
11:05
118
13:03
13:26
110
15:16
09:15 睡蓮沼 -> シール登行(駒ヶ峯北斜面で数メートル板を外して藪漕ぎ)
13:03-13:26 櫛ヶ峰 -> スキー滑降(駒ヶ峯北斜面で多少登り返し。ステップソールで登行可能)
15:16 睡蓮沼
天候 高曇り
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
睡蓮沼の駐車スペース。左右にそれぞれ数台ずつ駐車可能。
GWには車が路上まで溢れて迷惑になることが多いが(迷惑駐車禁止の看板あり)、この日はGW明けとあって十分余裕あり。
睡蓮沼の向かいからスタート。雪は少ないがシール登行可能
2015年05月09日 09:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 9:16
睡蓮沼の向かいからスタート。雪は少ないがシール登行可能
しばらく猿倉川右岸の緩斜面をゆったり進む
2015年05月09日 09:27撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/9 9:27
しばらく猿倉川右岸の緩斜面をゆったり進む
周辺は湿原になっていて、そこら中で水芭蕉が顔を出している
2015年05月09日 09:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/9 9:35
周辺は湿原になっていて、そこら中で水芭蕉が顔を出している
背後には常に北八甲田
2015年05月09日 10:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/9 10:03
背後には常に北八甲田
駒ヶ峯が見えてきた。東南斜面は無木立で真っ白
2015年05月09日 10:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
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5/9 10:43
駒ヶ峯が見えてきた。東南斜面は無木立で真っ白
駒ヶ峯直下より、昨日登った大岳・小岳・高田大岳
2015年05月09日 11:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
5/9 11:02
駒ヶ峯直下より、昨日登った大岳・小岳・高田大岳
尾根沿いに緩やかに繋がる猿倉岳
2015年05月09日 11:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 11:03
尾根沿いに緩やかに繋がる猿倉岳
尾根上のルートは雪切れで進めず。南斜面から巻こうとするが、100m下っても突破できず、諦めて北斜面へ
2015年05月09日 11:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/9 11:04
尾根上のルートは雪切れで進めず。南斜面から巻こうとするが、100m下っても突破できず、諦めて北斜面へ
北斜面も雪切れが多く湿原のほうまで降りることに。正面は横岳
2015年05月09日 11:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 11:44
北斜面も雪切れが多く湿原のほうまで降りることに。正面は横岳
引き続き駒ヶ峯北斜面を進むが、やる気は失せ、ほぼ惰性で登る
2015年05月09日 12:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 12:00
引き続き駒ヶ峯北斜面を進むが、やる気は失せ、ほぼ惰性で登る
尾根の南側に出ると櫛ヶ峯がいい感じに
2015年05月09日 12:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
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5/9 12:13
尾根の南側に出ると櫛ヶ峯がいい感じに
まだ標高差はありそうだったが、真下まで来るとそうでもない。せいぜい30分
2015年05月09日 12:26撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 12:26
まだ標高差はありそうだったが、真下まで来るとそうでもない。せいぜい30分
北八甲田をバックに櫛ヶ峯への登り
2015年05月09日 12:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
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5/9 12:53
北八甲田をバックに櫛ヶ峯への登り
十和田湖が近い、大きい
2015年05月09日 13:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 13:04
十和田湖が近い、大きい
山頂
2015年05月09日 13:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
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5/9 13:05
山頂
青森湾もきれいに見える
2015年05月09日 13:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 13:08
青森湾もきれいに見える
櫛ヶ峯北東斜面の滑降。滑りやすい雪質で楽しい
2015年05月09日 13:28撮影 by  DSC-RX100, SONY
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5/9 13:28
櫛ヶ峯北東斜面の滑降。滑りやすい雪質で楽しい
尾根の北側に出るべく途中でトラバース気味に
2015年05月09日 13:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
5/9 13:29
尾根の北側に出るべく途中でトラバース気味に
戸来岳をバックに
2015年05月09日 13:31撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 13:31
戸来岳をバックに
駒ヶ峯北斜面をトラバース気味に滑る。雪の繋がっているところを、下りすぎないように
2015年05月09日 13:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 13:42
駒ヶ峯北斜面をトラバース気味に滑る。雪の繋がっているところを、下りすぎないように
辺りは一面の湿原
2015年05月09日 13:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
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5/9 13:51
辺りは一面の湿原
登り返しを嫌って1295点の北側を巻いてみたが、無駄だった。正面の尾根まで行かないと
2015年05月09日 14:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 14:19
登り返しを嫌って1295点の北側を巻いてみたが、無駄だった。正面の尾根まで行かないと
素直に板を外して登り返し。ステップソール板なら普通に登れる
2015年05月09日 14:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 14:29
素直に板を外して登り返し。ステップソール板なら普通に登れる
駒ヶ峯からの滑降ルートに合流。オオシラビソの緩やかな斜面でとても快適
2015年05月09日 14:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 14:52
駒ヶ峯からの滑降ルートに合流。オオシラビソの緩やかな斜面でとても快適
雪不足でオオシラビソは少々うるさいが、それでも楽しい
2015年05月09日 14:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/9 14:54
雪不足でオオシラビソは少々うるさいが、それでも楽しい
楽しい斜面は続く
2015年05月09日 14:57撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 14:57
楽しい斜面は続く
ここを下ればゴールは間近
2015年05月09日 15:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
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5/9 15:00
ここを下ればゴールは間近
ついでの睡蓮沼
2015年05月09日 15:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/9 15:21
ついでの睡蓮沼

感想

1週間に渡る東北ツアーの最終日、当初の予定通り南八甲田を滑ることにしました。
第1候補は猿倉温泉からの乗鞍岳・猿倉岳周遊コースだったのですが、雪が少ないので下部は藪漕ぎや沢越えが必要になるかもしれない、そう思い、まだまだ雪のある睡蓮沼から櫛ヶ峯に登ることにしました。
このコースは全般的になだらかでノルディック向きというイメージがありますが、南八甲田の最高峯ですし、まだ登ったことがないのでこの機会にちょうど良いでしょう。

青森市内でのっけ丼を食べてから(おいしかったです)八甲田へ移動。それでも十分間に合うのが八甲田山のいいところですね。
雪は少なく、睡蓮沼の駐車スペースは雪の壁どころかジャンプして降りなければならないほど。それでもスキーには十分で始めからシール登行できます。
駒ヶ峯までのルートは特に問題なし。ツアーコースの標識もときおり見かけますが、それほど目立つわけでもないので、無理に探さずに適当に歩きやすいところを登りました。
駒ヶ峯直下の平原ではどういうルートをとるかちょっと迷いました。というのもtara-さんの最近の記録で、尾根上は雪切れのため南斜面を巻いたが、結構下がったので北斜面のほうが良かったかも、ということが書かれていたからです。
とはいえ、ここから見える駒ヶ峯南東斜面は無木立ですし、高いところに登って様子を見てみたいということもある。なのでいったん登ってみることにしました。
が、まさに記録の通り尾根上は雪がなく、しかも想像以上に下まで雪が切れています。始めはtara-さんのように南斜面から巻こうとしましたが、結構下っても通過できず、結局元の場所に戻って北斜面から巻くことにしました。その際、無理に急斜面をトラバースしようとし、15mほど滑落するというおまけ付きです。

北斜面のほうも雪切れのないところを探して少々ウロウロし、結果的に数メートルだけ藪漕ぎすることになりました。昨日に比べればなんてことないですし、もっと下を歩けば藪漕ぎせずにシールで歩き通すこともできるのですが。
ただ、この時点でだいぶ嫌気が指しており、楽しさもまったく感じられずに惰性で歩いているだけ。1人だったら引き返していたかもしれません。
それでも目の前に櫛ヶ峯が現れると、多少やる気が出てきました。一見標高差はまだまだありそうですが、真下までくるとそれほどでもなく、30分程度の登りです

山頂は誰もおらず静かなもの。睡蓮沼から先は誰ひとり見かけなかったですし(下山時に2人組にすれ違った)、普段ならそれを歓迎するのですが、気分が乗っていなかったせいか、この日は物悲しく感じただけでした。
それでも山頂からは十和田湖が近く大きく、陸奥湾も全体が見えましたし、なんだかんだで登って良かったな、という感じです。

そして滑降。
無木立の北東斜面はなかなか面白かったです。まあ昨日の大岳と同様あっという間でしたが。
傾斜が緩くなってからのオオシラビソの林間滑降もなかなか楽しく、やっと気分も乗ってきました。
が、ここからの駒ヶ峯北斜面のトラバースが長い。尾根近いところは雪が切れていて藪漕ぎになりますし、下りすぎると後がたいへん。自分はテレマークのステップソール板なので問題ないのですが、livein1107君は普通の板なので、ところどころ階段登行などの登り返しが必要になりました。ルート取りが完璧であればそんな必要もなかったのでしょうが。
今こうしてGPSのトレースを見てみても、かなり無駄なルートを取っていたことがわかります。
それでも、いかにも春スキーっぽくて個人的にはそれなりに楽しんでいたのですが。

やがて駒ヶ峯からの滑降ルートに合流。ここからは駐車地点まで緩斜面ながら快適に滑っていけます。
実は5年前に八甲田に来たとき、北八甲田の無木立の大斜面なんかより、猿倉岳北面のオオシラビソの緩斜面が一番気に入っていたのですが、これから滑る斜面はそのすぐ隣であり、斜面の感じは変わりありません。
雪が少ないため疎林帯というにはオオシラビソが出まくっていますが、滑るのに邪魔になるほどではありません。傾斜は緩くとも滑りやすい雪質ですし、なによりブナ林ではないので冬芽の鱗芽が散らばっておらず、粘着質のストップスノーになっていないところが良いです。(これまでブナ林の滑降こそ最上のものと考えていましたが、今年のように新緑の真っ只中に滑るようなことはなかったため、鱗芽がこれほど厄介なものとは知らなかった)。
そのまま快適に滑り続け、ほどなく睡蓮沼の駐車地点に到着。登っている最中はあれほど嫌気が指していたのですが、こうして下山してみるとなんだかんだで楽しい山行になりました。
ただ、スタートが遅かったせいで八甲田山麓の立ち寄り湯のどこにも入れなかったのは少々心残り。大好きな谷地温泉は改築休業中だったし。まあ今回は温泉よりのっけ丼を選んだということで、やむなしですね。

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コメント

ゲスト
駒ヶ峯
15mの滑落でケガはなかったんですか!?
当たり前ですが、自分が出かけたときよりもさらに雪解けが進んでいますね。
駒ヶ峯の南斜面は、あのときでギリギリ雪が繋がっている狭いところを見つけて何とか突破したので、この雪融け具合だとさらに下がる必要があったと思います。
自分が追いかけていた先行者二人はここで諦めて引き返したようでした。
でも、この苦労があっても櫛ヶ峯の滑走は楽しめたと思います!
お疲れ様でした!
2015/5/12 22:40
Re: 駒ヶ峯
滑落は、、、全然大丈夫です(^^;)
下が緩斜面で、落ちてもまぁいいか、というようなところでしたので・・・
tara-さんの記録、たいへん参考になりました。
櫛ヶ峯を選ぶ決め手になりましたし、結果的にここにして良かったと思ってます。
駒ヶ峯で南斜面をさっさと諦め、迷わず北斜面に転進できたのもtara-さんの記録があったからです。
お陰で途中で諦めず、櫛ヶ峯の滑走を楽しむことができました。ありがとうございます!!
2015/5/13 23:02
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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