甲武信ヶ岳(変化に富む毛木平起点の十文字経由周回コースで)
- GPS
- 06:55
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,395m
- 下り
- 1,391m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:47
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
毛木平から甲武信へは、十文字峠・三宝山経由の尾根ルートと、千曲川源流を辿るコースの2ルートありますが、片方のピストンではなく周回がお勧め。 千曲川源流コースは楽ですが、ここはやはり十文字回り尾根ルートからがお勧め。アップダウンを繰り返して変化に富んでいるので楽しめます。 ただ、今年は少ないですが、例年であれば、この時期は三宝山付近はかなりな積雪量なので注意してください。 |
写真
感想
先週は妻が超激務で毎日深夜残業。土曜日は天気イマイチというのもあり、一日休養。
日曜日は晴れ予報。八ツか奥秩父に行きたいとのことで、さくっと甲武信日帰とする。
甲武信へのルートは色々あるが、アクセスも近いし、一番短時間で登れて急登好きな妻がお気に入りである徳ちゃん新道から行こうかと言ったら、「徳ちゃん新道も好きだけど、久しぶりに裏側の毛木平から周回したい」とのこと。
毛木平からの周回ルートは変化に富んでいて確かに楽しいが、アクセスが遠いのが難点。が、久しぶりに行ってみるか。
毛木平から周回するとききは、「登りがハードだけど下りがラク」ということで十文字峠の方から周回すると決めている妻。今回もそうする。十文字峠はシャクナゲの時期は混むが、まだシャクナゲ前なので人も少ないであろう。
毛木平の駐車場は思ったより車が多かったが、支度を終えて出発していく登山者の大部分は、千曲川源流コースへ向かっていった。
十文字峠経由は、尾根のアップダウンを繰り返して時間もかかるので敬遠する人が多いが、その分、いつも静かでお気に入り。
最初の樹林帯の急登も、今日は新緑が綺麗であり、カラマツがフカフカで足元に優しい。テンポよく登って十文字小屋。
2年ぶりに来たら、ここもトイレが新しくなっていてビックリ!前のトイレは外から丸見えのスカスカタイプで、それはそれで味があったが、とてもきれいなぴかぴか洋式トイレに変身していた。但し、土足厳禁で靴を脱がなくてはならない。お1人様200円とのことで、妻と2人分で500円募金。十文字小屋のおばさんに「下から?日帰りなの?この先雪出てくるけど大丈夫?」と声をかけていただいた。勿論承知してますのでご安心ください。十文字はいつも通過ばかりしているが、一度だけ秩父川又から縦走してきて宿泊したことがある。アットホームで、常連さんの多い小屋であった。
十文字から左手に白泰山方面への道を分け、(こちらも人が少なくてお気に入りのところ)、大山へ。大山へは鎖場があって楽しい。大山の岩峰の上からはこの時期であれば雪を抱いた山々が綺麗に見える。
大山から尻岩まで急下降。鞍部付近から登り返しに入ったところで、今日初めて下山してきた人にバッタリ出会った。
と、見慣れたお顔?なんと、甲武信小屋の「徳さん」でした。そう、徳ちゃん新道の開設者の方である。
実はこの前このルートを周回をしたときも、途中で徳さんに出会っている。そのときは、今はもう脱走していなくなった甲武信小屋の番犬、その名も「コブちゃん」と一緒だった。徳さんの実家は秩父川又であり、以前、川又から雁坂へ登った際、今はもう引退された「徳さんパパ」の山中氏とバス停でお会いし、バス来るまで話し込んだこともある。徳さん一族との遭遇率高し!
徳さんと記念撮影して、お別れ。
いつもの年であればこの時期は、尻岩付近から雪が多くなるが、今のところ殆ど雪なし。今年は雪融けが早かった。
三宝山へは、いつもかなりな積雪量でこの時期は難儀するのであるが、雪道になっても例年に比べて格段に雪も少なく、携行したチェーンアイゼンは使用せず。
しかし、時折雪を踏み抜くのでやや大変。体重も全く減らず減量に失敗しているため、妻にすっかり置いていかれた。
三宝山は地味で眺望も得られない山頂であるが、実は埼玉県の最高峰であり、甲武信ヶ岳より標高が高いが、たいへん地味であり、そのことすら殆ど知られていない。西側の三宝岩からは眺望が得られる。
ここへ来て富士山も望めたが、だいぶ雲が押し寄せてきていた。
一旦下って甲武信に登り返す。何度歩いても三宝山の方が高いとは思えないところがミソ。
甲武信山頂は今日も大展望が得られたが、富士山のみ隠れてしまった。
ベンチで食事にしたが、風が強くて体感温度的にとても寒かった。
下山は千曲川源流ルートから。
国師への縦走路と分かれる。こちらも地味ながらまた何度でも歩きたい味のあるルート。
千曲川源流の碑付近はまだ雪に覆われていたが、雪はぐしゃぐしゃで泥交じりであり、アイゼンの必要無し。
ひとしきり下りきって沢沿いに出れば、あとは、沢沿いの実に気持ち良いルート。この源流沿いコースは、土砂等の影響でだいぶルートが変わっていた。以前あった川中を大きく蛇行するような休憩に適した場所はなくなっていたが、全体により歩きやすいルートに変わっていた。
ナメ滝などの渓谷美と新緑を満喫しながら毛木平へ。実に爽やかで気持がよかった。
ということでシャクナゲで賑わう前の静かな山歩きを満喫し、早い時間に戻ってこられた。
コメント
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先週の黒金も今週の白毛門もシャクナゲは結構咲いてたので
そっちも咲いてるかと思ったら、咲いてないの?
今年はどの花も早い印象なので、うかうかしてると出遅れになりそうでコワイ
でも、今は何処へ行っても新緑がまぶしくて気持ちが良いね
姐さん、
石楠花は南面の西沢渓谷側は咲き出してるそうですが、
北面はもう少し先になるかと。
石楠花時期は混むので、逆に静かで良かったですよ
ペンさん おばんです♪
石楠花が咲く前に静寂を切り取る処がGreatです
新緑の道を上り詰めて大山の岩々を抜けた景色は
それは素晴らしくて(^^)/
4年前石楠花の時期に(6月初旬)同じ時計回りで
登ったルートを思い出させて戴きました…
しかし…四捨五入したら40代の若かりし頃、コースタイムより
約1時間早く上がった自分を褒めていたのに
それより更に1時間も(コースタイムより2時間以上早い)早く
甲武信山頂に着くって…どんだけ早いんですが
少しくらい痛い処が無いとスピード違反で捕まりますよ
気持ちの良いレコありがとうございました(._.)
naotosasさん、こんばんは。
本当に大山からの景色はスカッとしていいですよね!
いやいや、妻についていくのが大変でヒーコラしてましたよ
でも新緑が良かったです
こんにちは。
結構、西沢から登るより快適に見えますが〜
このルートは未知ルートなんですが、西沢渓谷から登るより
景観が良さそうですが、一部だけですかね〜
甲武はキツク、暑く、樹林帯イメージが強いので
1回登っただけですが・・・・
相変わらずスピード違反と、奥様のシロワンピーが栄えてますね
私は暑いので北に逃げています。
carolさん、
十文字峠からの尾根道で眺望のよいのは一部だけですよ
どちらかといえば渋い地味なルートです。
でも、同じ毛木平からでも、尾根コースと源流コースでは、
ルートも所要時間も全然違うので面白いですよ。
今度ぜひ。
このルート今年こそ歩いて見ようと思います。
ペンさんお勧めの十文字周りで歩いて見ます。
但し、スピード違反しておられるようなので標準タイムでちゃんと計画してみます。
徳さんとバッタリ!
ラッキーでしたね。
hakkutuさん、
十文字周り、いいですよ。
往路は変化に富んでますし、
下りが沢沿いでゆるゆるのんびり行けるので気楽です
徳さんにお会いできて良かったです。
「写真載せてもいいよ〜」とのお言葉頂きましてので
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