外秩父七峰縦走 休憩しすぎてゴール時は真っ暗に…
- GPS
- --:--
- 距離
- 44.3km
- 登り
- 2,153m
- 下り
- 2,148m
コースタイム
- 山行
- 12:45
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 14:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません 行程の半分以上を車道歩きが占めるので、靴選びは慎重に行いましょう |
写真
感想
外秩父七峰を縦走してみました。
もちろん大会に出るつもりではなく、どれだけ距離を歩けるか体力測定のつもりで挑戦しました。
このコースはエスケープルートがたくさんあり、無理そうなら途中でバス停に降りることができます。
しかも、親切に途中の看板に「→○○バス停」みたいに表示してあるので、迷う心配もありません。
登山ルートも、スタートの小川町駅からゴールの寄居駅まで、しっかりと案内看板が あり、道もとても整備されています。
ただ、駅から登山口までや、ゴールの寄居駅付近、何度か山道から人里に降りる 箇所など看板があっても迷ってしまう所もありました。
山道よりもむしろ町中の方が道がわかりにくい!
しゃべっていたりすると、うっかり看板を見逃してしまうんですよね。
そのせいで何度か遠回りしてしまったので反省です。
小川町駅〜官ノ倉山、舗装路歩きが大半です。
登山口から山道に入ると不動滝という小さな滝?があり。しばらく緩やかな登りのあとに短い急登。鎖もありますが使いませんでした。
官ノ倉山〜和紙の里、滑りやすい急な下りに注意です。
和紙の里にはトイレと自販機と無料休憩所あり。笠山へは和紙の里の奥から登山道が続いています。
笠山〜堂平山、笠山まではほぼ舗装された林道歩き。
所々山道を通りますが、林道を歩いても結局同じ道に出るようです。(林道の方が距離が長いみたいです)
堂平山にはパラグライダーの離陸場所があり、山頂付近はとても広く見晴らし最高!
星の観測ドームの一階が売店になっていて、ここでおばちゃん手作りのヨーグルトシェイク(苺)を飲みました。
凍った苺とヨーグルトとハチミツをミキサーに掛けたもので、とっても素朴な味わい&疲れた身体にひんやり染み渡ってうまし!
堂平山〜大霧山、白石峠・定峰峠・旧定峰峠と、アップダウンを繰り返しながら進みます。
剣ヶ峰はいつの間にか通り過ぎてしまい、写真を撮り忘れました・・・
白石峠、定峰峠には茶屋があり(白石峠は移動販売)飲み物やアイスを買うことも出来ます。ツーリングや自転車乗りさん達で賑わっていました。
大霧山は見晴らしがよく、奥秩父や奥多摩方面の山や八ヶ岳が見えました。時間があればもっとゆっくりしたかったです。
大霧山〜秩父高原牧場、ダイダラボッチがお粥を食べたという粥仁田峠を通り、秩父高原牧場へ。
ここのソフトクリームを食べるのを今日の楽しみにしていたのですが、着いてみてびっくり。夕方だというのにソフトクリーム屋さんの前には行列が出来ていました!
ここでもソフトクリーム&トイレ休憩で結構時間を使ってしまい、どうやら明るいうちにゴールの寄居駅に着くのは難しい状態に。
今回は予定より休憩を多く取り過ぎてしまったようです。(休憩ポイントが多くあるのでついつい休んでしまうのと、ソフトクリームなどの誘惑が・・・)
皇鈴山〜登谷山、高原牧場から舗装路をしばらく歩き二本木峠へ。
そこから皇鈴山、登谷山と最後の山道を登ります。
皇鈴山は山頂が広く見晴らしも◎。登谷山は見晴らしは良かったのですが、山頂標識がなく、方位盤があるピークを「ここが山頂かな?」と疑いながら通過したらそこでした(笑)
釜伏峠〜寄居駅、登谷山を下り、今は営業していないっぽい登谷牧場の駐車場で靴を登山靴からランニングシューズに履き替えます。
ここからゴールの寄居駅まで約10kmの舗装路歩き・・・疲れた足にはかなり堪えました。
街中に着く頃にはすっかり暗くなってしまい、「もうそろそろ寄居駅かな〜」と案内看板を見落とさないように進んでいくと、遠くに駅のホームの明かりが!
ゴールが見えると現金なもので、疲れた足がいきなり軽くなりました。
しかし「やったー!ゴール!」と思ってたどり着くと、なんとそこは「寄居駅」ではなく隣の「玉淀駅」・・・
ここから電車に乗って帰っても良かったのですが、なんだか妙にハイテンションになってしまって、「寄居駅が本当のゴールだ!」と来た道を戻って本来のゴールを目指すことになりました。
あとでkenboさんに、私は絶対に「玉淀駅から電車に乗る!」と言うと思ったと言われました。でもここまで来て、ゴールが寄居駅じゃないのがなんだか悔しかったんですよね・・・
そしてやっとのことで寄居駅にゴール。なんとか歩ききることができました。
今回は前半で私がバテたのと、休憩多目だったのとで時間が掛かりすぎてしまいました。
でも、前回の奥武蔵縦走よりは休憩場所やトイレも多くアップダウンもそれほどではなかったので、距離は長いですが前回より楽だった印象です。
大会や全山日帰りだと時間を気にしてしまいますが、本来は一つ一つの山をじっくり楽しんで歩きたいと思わせるコースでした。
特に堂平山や大霧山山頂の景色、秩父高原牧場手前の展望が開ける道などは、歩いていてとても楽しかったです。
縦走してしまうとどうしても舗装路歩きが多くなってしまうので、その点が少し残念でした。
ソフトクリームやヨーグルトドリンクなどお楽しみもたくさんあるので、七峰全部でなくても充分楽しめると思います。
体力に合わせて色々コースを設定できるのも良いですね!
5/16〜17はお泊りセットを背負ってどこかに行こうと計画していたものの、16日の朝に結構雨が降っていたので予定を変更。気になっていた外秩父七峰縦走に挑戦してみました。
本当は、奥武蔵最強ルート(ドM登山)の前に実施する予定でした。こちらを歩き切れれば、ドM登山も何とかなるはず?と思ったからです。しかし、諸事情により先にドM登山を終えてしまったため、今回は距離が長くなるだけで辛くはない…と楽観的に考えていました。
ただし、行程の半分を占める長い車道歩き(特にラストの約10km)は警戒し、最初と最後の車道はランニングシューズで対応することにしました。
毎年4月に実施される大会に参加するのではないし、kazuruさんもクリアするのが今回の目標だったので、タイムは気にしません。日が暮れる前にゴールできればいいかな?との感じで、東武東上線の小川町駅に向かいました。駅近くにある村役場の駐車場を借り、駅で地図をいただいて出発です。
スタートして直後に道を間違えてしまいました。気が緩んでいる証拠?気を取り直して進みます。正規ルートに戻ると、大会実施日でもないのに分岐ごとに標識が設置されています(ご丁寧にゴールの寄居駅まで続きます!)。しかし、この標識も一部はわかりにくい方向を示しているので、過信せずに地図も確認するようにしましょう。実際に、石尊山〜官ノ倉山への登山口手前で、直進せねばならないところを右折してしまい、熊野神社に着いてしまいました。
ここで、靴を登山靴に履き替えます。人工の不動の瀧を通過して、渋滞発生ポイントと思われる鎖場に到着。しかし、鎖を掴む必要は全くなくて、普通に登ることができました。大会当日は、皆さんどのように登っているのだろう?
石尊山を通過して、官ノ倉山山頂は巻くことができましたが、巻いたら意味がないということできちんと登りました。ここを下ると、東武竹沢駅スタートの場合との合流になります。この先がツルツルと滑りやすく、注意が必要でした。
コケないように慎重に進んで車道に出ると、和紙の里まで車道歩きとなります。和紙の里に到着すると、ユネスコ無形文化遺産への登録が決定したことで盛り上がりを見せていました。ここで、先ほどの鎖場のあたりでkazuruさんが少し辛そうな顏をされていたので嫌な予感がし、自販機へスポーツドリンクを買いに行きました。お金を入れてボタンを押すと、なぜかファンタグレープが…。眼ではアクエリアスを認識していたのに、2つ隣のボタンを押してしまったようです。kazuruさんの心配するよりも、自分の注意力に気を付けなければ。
水分補給をしてトイレを済ませ、いざ進もうと思って周りをキョロキョロ見ても、標識が見つかりません。仕方がなく、従業員の方に尋ねても、すぐにわかりません。これには訳がありました。文化フェスティバルなるイベントの開催に向け、荷物搬入のトラックが何台も停まっていて、標識が隠されてしまったからです。漸く見つけて先に進みます。
しばらく車道を歩いてから登山道に入り、笠山手前で急登になります。普通に登っているとkazuruさんの足音が聞こえなくなりました。後ろを振り返ると、もの凄く辛そう。歩く速度もとても遅い。和紙の里での嫌な予感は的中か…。それでもまだ序盤戦。なんとか登り終えました。
すると、右折して下るように標識が出ていたので、せっかくだからと右折せずに直進し、笠山に到着。その奥にも進み笠山神社で折り返してきました。笠山で少し休憩しながら、kazuruさんの様子次第で途中敗退を決断することにしました。
次の堂平山手前にも急登があり、やはりkazuruさんは辛そうで、歩くペースがさらに遅くなりました。これは無理かな?時間がかかりすぎて、日光白根山の二の舞にならぬようにしなければ…。すると「これを登ればヨーグルトドリンク!」と自らを励まして歩かれていたので、もう少し様子を見ることにしました。
堂平山は、パラグライダーの離陸地点なのですね。眺望が良いせいか、その他ロードバイク、ツーリング等を楽しむ人々で賑わっていて、お昼時であったことから、おばちゃんがひとりで切り盛りしているドーム食堂には列ができていました。それでも並んでヨーグルトドリンクを購入し、ついでに昼食にしました。
昼食後、トイレを済ませ、後ほど通過するであろう秩父高原牧場をロックオンして出発です。剣ヶ峰手前の階段が若干登りにくかったですが、距離が短いのですぐに終了となります。ここで、標識の写真を撮るのを忘れてしまいました。
白石峠まで下ると、そこはロードバイクやツーリングの方たちの休憩所と化していました。車による移動販売が行われており、ガリガリ君に心を奪われそうになりましたが、1本100円と観光地価格だったので諦めました。
その先の定峰峠も同様の光景が広がっていました。ここで、私たちも少し休憩。しかし、予定より時間がオーバーしているのでのんびりもしていられません。
ダイダラボッチの伝説がある旧定峰峠を通過し、大霧山に到着。今回のルートでは堂平山と1、2を争うくらい、気持ちの良い眺めです。奥武蔵、奥多摩、奥秩父、遠くには八ヶ岳も見えました。時間がないのに5分ほどボケ〜っと眺めていました。
名残惜しいのですが、粥仁田峠まで下ります。ここからは、二本木峠まで長い車道歩き。kazuruさんが途中にある秩父高原牧場でソフトクリームを食べるのを楽しみにしていたので、立ち寄ることに。車では何度か訪れたことがありますが、まさか歩いてくることになろうとは夢にも思っていませんでした。
到着すると、結構遅い時間なのに、売り場は長蛇の列が…。駐車場待ちが発生するほどの混みようです。長瀞のライン下りの時期は仕方がないのかな。時間が気になるので、kazuruさんに並ぶかどうか意思確認をしようと思って振り返ると、既に並ばれていて、思わず苦笑い。いつも私のアホな山行にお付き合いいただいているので、このくらいはお付き合いしないといけないかな。
牧場から先もしばらく車道を歩きますが、道幅が狭くなり、かつ、くねくねとしたカーブが続くので、車の往来には注意が必要でした。
皇鈴山(読めませんでした)、そして最後の登谷山はさっくりと登ることができます。山頂標識がない登谷山は、最後の最後で寂しい感じ。でも、眺望は楽しめました。これでとりあえず七峰達成です。
ボロボロの舗装路を下り、廃墟となっている登谷牧場の売店跡地でここから約10km、2時間弱の車道歩きに備えてランニングシューズに履き替えます。もうゴール時には暗くなっていることが確定しているので、あとは明るいうちに広い一般道まで下ることができるかどうか。
釜伏峠まで下り関所跡、中間平、サンショウウオの里を通過して、一般道を目指します。こんな時間だから車が少ないかと思っていたのですが、中間平がお目当てなのか、カップルが乗った車が行きかうので注意です。個人的には、サンショウウオの里が気になりましたが、寄ることができず残念。
ギリギリ暗くなる前に広い道にぶつかり、左折。あとはひたすら直進します。ここまでくれば、街灯があるので少し安心する一方で、休憩しすぎたな…と反省。大会のゴールであり、カエルが大合唱している鉢形城跡に着いたときは、今回は時間を気にせずに歩くことに決めていたにもかかわらず、敗退したような気分でした。
ここで気が抜けたのでしょうか、鉢形城跡を抜けたら左折して、そのまま直進すれば寄居駅、と頭に入ってはいたのですが、荒川を渡り、最後の信号を渡るところで、右方面に駅の看板らしい白い輝きが見え、何の疑いもなくフラフラと向かってしまいました。徐々に近づいてくるゴールに向け、足どりが軽くなりましたが、たどり着いたそこには「玉淀駅」との文字が…。あれ?、あれあれ???
たまたま改札付近にいた男性に確認すると、「4つ向こうの信号を右折」とのこと。あぁ、和紙の里のアクエリアスに続いて、ここに来て痛恨のミス。本当のゴールである寄居駅までそんなに遠くないこともあり、戻りたい気持ちでいっぱいでしたが、kazuruさんは「嫌だ!ここでゴールにしよう」と言うだろうな…と、確認してみると、意外にも「寄居駅が本当のゴールだ!」とノリノリでした。そして、10分程歩いて寄居駅に到着し、本当のゴールとなったのでした。
今回のポイントは、長〜い車道歩き対策です。登山を始めてから「普通の道だと何時間も歩くことはできないのに、どうして山だと歩けるのだろう?」といつも不思議に思っていましたが、これを痛感しました。特にラスト10kmは堪えました。筋肉痛にはなりませんでしたが、車道を歩いている最中に張りのようなものを感じるときもあり、登山とは違う部分を使っていることがわかりました。
でも、全体的に休憩場所が多くてトイレ、水分補給に困ることはなく、エスケープルートもそれなりにあり、ドM登山と比べれば雲泥の差で、歩き易いことは確かです。特に、大霧山や堂平山は、普通の距離で設定して訪れたいと思います。
来年の大会はどうしようかな…。「出場は2万パーセントない」とは言い切れない自分がいます。
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