六本松峠-中村庄-鴨沢城-土屋城

2024年02月08日(木) [日帰り]

• GPS: 06:41
• 距離: 33.5km
• 登り: 882m
• 下り: 860m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:28
• 休憩: 0:33
• 合計: 7:01

距離 33.5km 登り 898m 下り 892m

9:42 スタート地点
10:10 10:11 六本松峠
11:17 六本松峠
11:40 12:06 坂呂橋
12:28 うとう坂入り口
12:33 五所宮（比奈窪行）
12:40 五所宮八幡神社
14:51 五所宮（二宮駅行、国府津駅行）
14:53 久所
15:04 15:05 一本松峠
15:34 七国峠
15:46 15:53 神奈川大学入口交差点
16:44 土屋橋
16:44 ゴール地点

天候

晴れ☀️

アクセス

利用交通機関：

電車

下曽我駅

写真

2/8 9:22

以前、小田原城井細田から下堀城を経て曽我城まで走りましたが、
今回はその続きです。
チャリ🚲でスタート地点まで進みます。

2/8 9:25

曽我神社

2/8 9:41

曽我城前から、
小田原城(花岳城)方面と真鶴が見えています。
ここから見える海岸線は土肥氏の支配地域で、そのさらに南は伊東氏の支配地域ですね。

2/8 9:46

大山街道を東進します。

2/8 9:54

その前に、
満江御前の墓所に寄ります。
今回、この満江さん縁の土地巡りっぽくなります。

この場所、少し道が入り組んでいて解りにくい。

2/8 9:58

大山道
今回は、基本的には大山道をベースに歩いて行きます。

2/8 9:58

二宮尊徳遺髪塚

2/8 9:59

六本松峠まで、舗装路が続きます。

2/8 10:03

道が新しく付け替えられていますが、
古い道も下に残っていました。

2/8 10:05

現道は切り通されていますが、右に旧道らしきものが見えますね。

2/8 10:09

梅の木。曽我梅林。
一帯、たくさんあります。

2/8 10:11

六本松峠
この先、道の状況が分からない為、ここにチャリを置いていきます。

2/8 10:13

ここから大磯丘陵と三浦半島までよく見えます。

2/8 10:16

伝曽我十郎・虎御前の「忍石」(しのぶいし)

2/8 10:19

六本松峠からここまで、何故かずっと登り。
この地点から下りになっていく。

2/8 10:23

問題はここから。

枯れススキのトンネルを潜っていく道ですが、
今の時期ならなんとか踏み跡もはっきりしていて歩けます。
ここから〜〜〜

2/8 10:27

ここまで！
〜の区間、こんな薮を進みます。
掻き分ける必要は無く、倒れているススキを踏むか潜るかしていけば、なんとか通行可能。

2/8 10:29

景色はとても良い！

2/8 10:40

うわなくち横穴墓群

薮薮過ぎて何も見えない。
この岩面だけが、その面影を残している。

2/8 10:44

塔の台石仏

ここで一旦元来た道を六本松峠まで戻ります。

2/8 11:02

道標的なものがあったか？

2/8 11:16

六本松峠まで戻って来ました。
ここから再び🚲チャリです。

2/8 11:22

明沢(秋沢)方面へ降っていく旧道。
いつの時代にメインストリートだった道だろう？

2/8 11:25

千代の松跡

2/8 11:26

沼代地蔵堂

2/8 11:28

上の道祖神

ほか、この地域には沢山の双体道祖神がいらっしゃいます。

2/8 11:41

さて。目的地はここ。
この道を、正面のビニールハウスに向かって歩いていく。

2/8 11:42

中村荘司平宗平居館(殿の窪)
中村氏居館は、ここから五所八幡の辺りか、など、説が幾つかあるそう。

2/8 11:47

三方を囲まれた谷戸で、奥の平面にはこの竹薮。

2/8 11:50

南側にある秋葉神社

2/8 11:52

秋葉神社のある上面。
ここが、簡単な物見台や狼煙台かなんかがあっても不思議では無いよね。

2/8 11:53

薮過ぎて、さっきの館跡推定地ははっきりとは見えない。
でも、薮が無かったらよく見える、良いポイント。

2/8 11:55

秋葉神社

2/8 12:09

中村氏居館を東遠方から望む。
さらに上の丘も使われていてもおかしくは無いね。

中村氏については、感想のところで系図をまとめてみたので参照のうえ。

2/8 12:11

遠藤集落

2/8 12:32

道祖神

2/8 12:33

五所八幡宮

2/8 12:40

五所八幡宮

2/8 12:38

五所八幡宮

2/8 12:38

五所八幡の裏山。
なんだか面白そうな地形。でも今回はパス。

この八幡宮は、平宗平がかなり重要視して祀っていたそうなので、
その参道の真ん前に居館を構えるなんてのはおかしいかな……。

2/8 12:49

で、改めて思ってんだけれども、
半分形の一番東側のこの辺り、あやしくない？

2/8 12:51

半分形
これで、“はぶがた”と読む、珍しい地名。

2/8 12:59

浅間神社

2/8 13:06

左に見えるのが五所八幡。
中村庄全域を見渡せる。

2/8 13:06

床城
モノに依っては、「床城(とこしろ)城」としてある。
正式名称はなんなんだろう？
そもそも、ここが城砦だったのかどうか、詳細不明だったりする。

2/8 13:08

尾根続きの曲輪群？
雰囲気は(現状的には以前の)河村新城みたい。

2/8 13:10

主郭から曽我丘陵と六本松峠方向を見る。

2/8 13:17

この一帯が床城(もしくは中村党)の屋敷群があっても良さそうだよねー。

2/8 13:23

半分形を乗り越えて、鴨沢地区にやって来ました。

2/8 13:25

「鴨沢城周辺」の石碑は、隧道南坑やや西の川沿い。
(隧道も奥に見えているよ。)

2/8 13:27

隧道脇の登城ルート。
あ、この道、歩けないや、、
倒木も多くて歩きにくい。
チャリは、文字通り、抱えて持っていきました。
そういえば、直線的なこの道では無くて、
本当の城道らしき葛折道が右手にあったの忘れてた……。

2/8 13:32

城域に到着しそうな場所。

2/8 13:34

右下から登って来た。
城は左の尾根道。
ここに平場があるので、🚲チャリはここに停めて散策開始。

2/8 13:35

早速良き堀切！！

2/8 13:36

良い堀切(竪堀)！

2/8 13:38

北の西の尾根に、、

2/8 13:40

堀切。

2/8 13:41

堀切。

2/8 13:41

視界は良く無い。

2/8 13:43

たぶん、土塁を撮った。

2/8 13:44

多分、土塁を撮った。
─┓
─
　─
─
この尾根ね、土塁がね、こんな感じに並んでいるように見えるんだ。

2/8 13:48

尾根上の曲輪はこんな感じでよく見えない。
削平はされていないのか。

2/8 13:51

北の東の尾根。
こっちの尾根は西のヤツより太い。
でも、こっちには何にも無いように思える。

2/8 13:51

どこまで下に行っても無いのかな……

2/8 13:52

うむむ、

2/8 13:54

これは、切岸か？浅くなり過ぎた堀切なのかな……

2/8 14:00

竪堀か？

2/8 14:00

曲輪上部。

2/8 14:00

もしかして東の堀切とはこれのこと？

2/8 14:01

この辺りは平になっている。

2/8 14:04

明らかに後世の削平。

2/8 14:06

虎口……？

2/8 14:06

墓地。
ここを降りると玄張寺

2/8 14:10

主尾根には城感が殆ど無いなぁ。

って言うか、この図太い尾根の主要部と北の支尾根の複雑な感じと、
最奥部の堀切の感じが、天神山城に似ていると感じた。
藤田に何か繋がりあったっけ？

2/8 14:11

主郭

2/8 14:12

主郭

2/8 14:14

堀切

2/8 14:15

堀切

2/8 14:23

尾根を西の方に進んでいくと、看板がある。
奥に鴨沢城が見えている。
この道が現在の正しいルート。

2/8 14:27

この道を降りると移築門があるよ。

2/8 14:29

あー、また、路面が悪い。
ここも🚲担いで持っていく。

2/8 14:32

小田原城の移築門

2/8 14:33

鴨沢中庭道祖神

2/8 14:38

玄張寺

2/8 14:41

上庭道祖神

2/8 14:42

鴨沢城の東からの遠望。
横穴群もちょっと見えてるね。

2/8 14:53

五所八幡まで戻り、そこからさらに東へ向かう。

2/8 14:53

2/8 14:54

この坂を登る。

2/8 15:01

現車道を進む手もあったけれど、旧道ベースで進もうとしたら、
案の定路面が酷い。
ある意味六本松峠よりも酷い……

2/8 15:04

一本松峠

2/8 15:05

一本松峠

2/8 15:07

一本松峠

2/8 15:09

旧道はこっち。一瞬見落とした。
しかしこの先で高架県道とぶつかり、旧ルートが消滅。

2/8 15:12

井之口村に入る。

2/8 15:14

下井之口村中心部。

大山道が栄えていた時は、
国府津方面から来る大山道との交点であるので、
この下井之口村ともっと北にある上井之口村とで共に栄えていたであろう。

2/8 15:17

誠成館跡。

2/8 15:18

下井ノ口自治会館

2/8 15:20

八幡神社

2/8 15:21

もともとは、
井之口から大山道で北上して曾屋で帰着する予定でいたのだけれど、
調べてみると、曾屋地域は羽多野氏の支配地域であって、
どうも中村氏との接点があまり感じられなかった。
それよりも、
中村氏の系譜を辿ると、小田原・早河・土肥(真鶴・湯河原)地域の土肥氏と共に、
土屋氏が中村氏系で勢力を誇って三浦系岡崎佐奈田と接点が深い様子。
それならば、
この道を登っていけば、土屋領なのである。

2/8 15:23

あ、、
またか、ここも🚲チャリ担いでいかなければ……

2/8 15:24

上井之口村を見下ろす。さらに北は、羽多野氏系の支配地域。

2/8 15:30

尾根の頂部分は、なんかの施設。

2/8 15:31

2/8 15:36

土屋総領

2/8 15:46

土屋城へ向かう。

2/8 15:56

よき道。

2/8 15:58

土屋一族の墓の入り口

2/8 15:59

土屋一族の墓

2/8 16:00

土屋一族の説明

2/8 16:03

土屋城
これは堀切の名残り？

2/8 16:03

土屋城の説明板

2/8 16:04

土屋城の主郭。

2/8 16:04

堀切？

2/8 16:05

主郭

2/8 16:07

大乗寺裏の社

2/8 16:08

大乗寺

2/8 16:09

大乗寺
土屋城の尾根の先端部

2/8 16:11

これは虎口かな？

2/8 16:12

居館部でしょう。

2/8 16:16

帯曲輪の名残なのかなぁ。

2/8 16:17

虎口

2/8 16:19

尾根のさらに東。

2/8 16:24

主郭の西側の曲輪はドッグラン。

2/8 16:44

金目川(かなめ-)を渡る土屋橋越しに土屋城を見る。

2/8 17:30

東海大学前駅に戻って来ましたー。

2/8 18:07

お疲れ様でしたー。

撮影機器：

iPhone 12 Pro Apple

感想

鈿琴

平良文
(1代)
平頼尊
┣───┯──┓
平常遠　平常貞 平頼貞(土屋郷)
(武蔵横領使)
┃
平常宗(笠間横領使)
┣──────┓
平宗平　　　　平常実(土屋郷)
(中村郷)
┣──┯──┯────┯───┓
中村　土肥　⚫︎満江御前(土屋氏)(二宮氏)
重平　実平　
(宗家) ┣(小早川氏)
　　　(土肥氏)

⚫︎満江御前─┳伊東祐親
　　　　　　┣──┯┓
横山時重? 　┃　　┃ (祐清)(八重)
　┃　　　　┃　　┃ (時政室)(義澄室)
満江御前┳河津祐泰 万劫御前─工藤祐経
　　　　┃
　　　曽我兄弟