禾生駅→九鬼山→猿橋駅 aideiei氏、ショート縦走を済まして登山靴を買いに行くの巻
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 881m
- 下り
- 975m
コースタイム
天候 | 晴れ 気温は高いが湿度が低い、しかし汗をかく・・・。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り 猿橋駅(JR東日本 中央線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に乾いた土、木の根、岩のミックス、しばらく雨が降らなかったこともあって滑りやすい。 また、距離を見て侮るなかれ、基本的に尾根は急登、急下りで疲労を蓄積する。 |
写真
感想
今週、実は仕事で疲れていた。来週末にある大きなイベントの総括責任者ということで、出入り業者と打ち合わせをしたり、いろいろ進捗状況を確認したり、22時近くなって帰宅する毎日を送っていた。したがって、登山としてはショートを考えていた。それならば、山梨かたつむり計画の一角、禾生駅→九鬼山→猿橋駅にしようと決めていたのである。
本当は、もう1か月ほど前に行くべき山行である。それは、九鬼山が「新・花の百名山」に選定されており、花としてはマメザクラが選ばれている。マメザクラが咲くのは4月の中旬から5月上旬である。今年も様々なところで見たマメザクラ、この山を予定しているなら来年のこの季節に行くのがいいだろうと思います。
このコース、適度な運動量、余裕のある日程、いざというときの下山路、なかなかいいコースであると思う。しかし、狭いトラバース道、岩場など結構難しいところもある。初心者から脱皮する時のコースと捉えてよさそうであると思う。
今週は朝早くから禾生駅にやってくる。下車した人は私一人のようだ。 国道から、九鬼山が聳えているのを見る。「そう、あれに登るのか・・・」と緊張する。
聳えているわけだが意外とコースタイムは短い、山と高原地図では1時間40分である。私は疲れているので、できるだけゆっくりとできるだけ足を停めないようにして登る。結構な急登りもある、そこもゆっくりと登る。田野倉駅からの道と合流したのちはさらに急登だった、そして新道と直登道に分かれるという看板があるが、直登道は閉鎖されているようだ。
富士見平まで来ると今日の富士山だ。もう雪はあまり残っていない。昨年の5月末に天子山塊毛無山に登っているのだが、その時の富士山と比べても断然雪は少ない。
そんなこんなであっという間に山頂だ。ここで、仕事関係の電話が入りいったん平日に連れもどされるが、その後また山頂からの風景を楽しむ。北側に開けており、大菩薩方面や牛の寝通り方面がきれいに見えている。
ここからの縦走は、危険マークがついている岩場、幅20cm位のトラバース道、ヤブ道と結構危険な道、ストックを使った方が良いところ、ロープを持った方が良いと思われるところ、頭のCPUは一斉に働き始める。そろりそろりと、ひとつひとつと歩むことになる。
危険なにおいを発しているところを抜けた時の安堵、その後は安定した歩きで次の目標に向かって歩き出す。ナベノテラスまでの間は緊張感、ナベノテラスからは安堵感であった。
最後の目標は御前山である。ここから見る富士山も美しい。九鬼山と富士山のタイアップ、いい風景です。
その後は、猿橋駅まで一気に標高を下げる。土が多く歩きやすい道だが若干滑りやすい。しかしながら、安全に下ることができ、猿橋駅までたどり着いた。
その後、登山靴の買い替えを行った。一昨年12月に購入したシリオ302(実売価格18000円ほど)は、初心者向けの登山靴だ。甲高幅広の足のため、その店(好日山荘横須賀店)ではこれを勧められた。シリオは日本人の足を研究し日本人の足に合いやすい靴を作っている。
それがもう寿命を迎えている。外側は何ともない、若干ぼろぼろになったが雪渓を登っても中に水は染み込まない。主にソールなのだ、つま先かかとはもう目がない、全体的に2mm程度まで減ってしまって岩場、濡れたアスファルトでは滑ってしまうようになったのだ。そして、今までの山行記録から計算してみると1064.6kmも歩いている。自宅(神奈川県葉山町)から福岡市くらいまでのようだ、これだけ歩いたらもうこの靴も本望であろう。
今新しい靴を買っておけば、6月は慣らし山行を行って7月からの夏山シーズンに投入できる。シリオ302は冬場、オールアスファルトの時にのみ復活させよう。
てなわけで、好日山行池袋店へ。シューフィッターのおじさんにまずびっくりされる。「シリオ302をここまではきつぶす人、初めて見ました。」とのこと、どうやら初心者向けのこの靴は、あまり履かれずにお蔵入りしてしまったり、すぐに新しいものがほしくなってしまったりして、長続きしないというのだ。そして「シリオから同じシリオはあまりお勧めしない、面白くないでしょ!!」とザンバラン スパークGT(実売価格39000円程)をお勧めされる。
「この靴はね、ザンバランがシリオを意識して作ったんだ、なぜ日本でシリオがこれだけ売れるのか、シリオが合う人ならザンバランのこのシリーズはいいよ。」、私は最初シリオの同じモデルを買うか、上級品を買おうと思っていたのだが、まるでそんな気持ちを知っているかのように先に言われてしまう。
「シリオ302をここまではきつぶすくらい行くんだったら、絶対に高いものを買った方がいい」
と、新品のシリオ302とザンバランスパークGTの靴底をひねってみると明らかに硬さが違う。「硬さだけでもこれだ、履き心地、足の防御感、すべてが違う」。
一応シリオの上位機種もと、確かめてみるが、シリオの上位機種は足には会うが、足首の太さ、ふくらはぎへの食い込みがあり摺れそうだったので却下。
そういうわけで、ザンバラン・スパークGTにソールを替えてもらうことにした。つま先を低くしかかとを若干上げるものだ、それを少し削って、たった一つの「ザンバラン・スパークGT aideieiスペシャル」が完成した。
シューズケースと靴下をおまけで付けてもらい、ポイントで山と高原地図を2枚買った「金峰山・甲武信(奥秩父)」「奥武蔵・秩父」。これで、山と高原地図は5枚になった(残りは「高尾・陣馬」「奥多摩」「丹沢」)
なお、山梨かたつむり計画は、2つの赤線が今回で繋がった。結構長めの赤線になった。
(1)御正体山ー今倉山ー二十六夜山ー禾生駅ー九鬼山ー猿橋駅ー岩殿山ー大月駅ー高川山ー初狩駅
(2)三つ峠駅ー三つ峠ー河口湖ー御坂黒岳ー清八山ー本社ヶ丸ー笹子駅
(3)上日川峠ー大菩薩嶺ー大菩薩峠ー小金沢山ーハマイバー米背負峠ー甲斐大和駅
少しはいびつなかたつむりが見えてきたでしょうかねえ・・・。しかし・・・かたつむりよりも翼を広げた鳥のように見えだしても来ました。
「山梨かたつむり計画」が「山梨鶴計画」になってしまうかも・・・。
来週は、土曜日にイベントで代休が月曜日、天気が良ければ新しい靴を試しに車で行く予定である。(もし足が痛くなったら、そのまま靴を履きながら帰宅するのはいやですから・・・。)
どんな靴なのか、どんな歩き心地なのか、非常に楽しみだ。
コメント
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aideieiさん こんばんは
かたつむりまだ見えません
今回の地図の軌跡、見たことあるなぁと思ったら、「さるかみうまおに合戦! (猿橋から神楽山・馬立山・九鬼山)」と名付けた九鬼山までのルートと同じでした。
(2013/6/20)
この辺りも静かなところですね。
靴の記載、興味深く読ませて頂きました。
サイドに穴が開いてしまい。買い替えないといけないのですが、何を買えば良いか悩んでいました。
好日山荘の池袋店にはシューフィッターがいるのですね。
行ってみようかな
hamburg
hamburgさん、こんにちは。
山梨かたつむり計画は、私も何か違うものに見え始めています。今日の山行赤線は1〜2日後に記載されるのでまだ見えていないと思いますが、それを想像してみると、翼を出した鳥に見えてきました・・・。山梨鶴計画になってしまうかもしれません・・・。
閑話休題
1足目を買った好日山荘横須賀店、今回ザンバランを買った好日山荘池袋店、両方ともにシューフィッターさんがいらっしゃいました。サイズを測ってくれ、ためし履きをさせていただき、インソールの交換などのアドバイスもしてくれました。
1足目を買った好日山荘横須賀店のシューフィッターさんがどんなことを考えてシリオ302を選んだこと、そして今回のシューフィッターさんがなぜザンバラン・スパークGTを選んだのか、理由に納得して買いました。そして、今回もインソールの形状なども考えてくれ、履いたところ全く持って摺れるところや押されるところなく、快適感のみでした。
さまざまな山道具屋さんにシューフィッターがいると思いますが、好日山荘さんは、無理に高いものも勧めず(初心者には2万円以下の靴を勧めてくれた。)、今のところ信頼しています。
靴を買う店の選択肢の一つとして、好日山荘は考えてもよいと思います。
aideieiさん、こん○×は(^o^)/
実は自分も2年半履いていた靴がボロボロになり、購入して馴らしを兼ねて生藤山へ向かったのですが、大渋滞に巻き込まれいったん帰宅 靴を履き替えて三浦半島へ繰り出しました まだ土の上を歩いていません
山梨鶴計画… ならば自分は三浦半島蜘蛛の巣計画とでもしましょうか(爆)
mamepapa
mamepapaさん、こんにちは。新しい靴連合ですね。
自分も新し靴をまだ試していなく、ドキドキの出会いを楽しみにしています。
mamepapaさんはもう三浦半島の方に繰り出したようで、私よりも一歩先を行っておりますね。三浦半島、いいところです。ぜひ、網をかけてあげてください。
お互いに、次の山行が新登山靴の真骨頂が現れるわけでしょうか・・・。
私は、候補が多くありすぎて迷っています。
車で行って、下山後は別の靴に変えて運転するのが良いかなと思っているので・・。(いざ合わなかったときのことを考えて・・・。)
櫛形山、八紘嶺、身延山、十二ヶ岳、石割山、大野山・・・など候補はいろいろあります・・・。
返信が遅くなって申し訳ありませんでした。
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