【小笹平〜青薙山〜無岳山〜毛無山】源流殺生尾根から東河内で藪漕ぎ山行!
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- GPS
- 09:19
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 2,705m
- 下り
- 2,715m
コースタイム
天候 | ○晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●ほとんどバリエーションルートです。(一般は青笹分岐〜青薙山〜無岳分岐まで) ○源流殺生尾根〜小笹平(昔の猟師の道だったようです) 取付きは正確な位置が分からなかったので適当な位置から尾根に向かいよじ登りました。ルート上にテープは一つもありませんでした。 ルートを誤り小笹平より南のイタドリ山下部に出てしまったので激しい藪漕ぎを強いられました...。(マダニいました) ○小笹平〜青薙山 危険箇所のガレ場は核心部分を除き東側に巻道が有りますが、核心部は崩壊地のナイフリッジはバランスをとり慎重に通過します。(恐怖感があったら引き返すのが賢明です) ○青薙山〜無岳山〜毛無山 青薙山から池の平へ下るルートの2060m付近から無岳山への尾根に取りつきましたが分岐点のテープなどは見当たりませんでした。この辺りは多重山稜の広い尾根で非常に不明瞭な尾根です。 その後はテープ等は殆んど無いですがスッキリした尾根道です。 ○毛無山〜隆泉橋 毛無山からの下る方向は要注意。 下山時は支尾根が多く注意が必要です。 1350m以下犯罪的な勾配で、下りが得意な僕が膝が笑ってしまいました。 一般登山道では有り得ない角度の下り&浮石です。 下りではおススメ出来ません。 出来る事なら登りで使い、無岳尾根で下りる事をおススメします。 kumahikoさん,Evergreenさんの記録を参考にさせて頂きました。 ありがとうございます!!! |
写真
感想
明日はyamayoさんと大根沢山〜大無間山の周回をする予定だが、前日もお休みを頂けたので「東河内」の気になるルートを登ってみる事にした。
気になるルートとは小笹平への直登ルート&青薙山手前のガレの様子&無岳山・毛無山。 全部を一度で楽しめる計画を立てたのは良いが明日の山行に影響しないかが心配でした。。。
ゲート前でおばちゃんがいて水無峠山へ登るとの事で少し談笑をしてスタート。
僕が登る源流殺生尾根は東河内の源流部分なので林道終点から堰堤を渡り、沢へとアプローチ。
急斜面を登ると獣道みたいな踏み跡があり急登のりつづら折りを登って行く。
1653mからトラバースして小笹平方面へ。
沢が出てきたので詰めて行くが小沢平の沢ではなく一本手前の沢だったようで「イタドリ山」方面に行ってしまう事に気が付き笹薮を漕ぎながら小笹平へトラバース。
着いた小笹平は山の上の楽園的な場所でした。
もう少し平坦な場所があれば水場もあるのでテン場として最高だったと思います。
ここから少し進むとコース中最大の難所の両サイドの崩壊地がありますが、思っていたよりは難しくなく通過。(高度感はあるので気を付けてください)
ここから急登で稲又山分岐を経て青薙山山頂へ。地味な山に二週連続で登る事になるとは思っていませんでした(笑)
ここから一旦下り、2020m辺りで無岳山方向に歩みの方向を変える。
この辺りは多重山稜で非常に不明瞭ですが、事前に地形図をずっと見ていたので、新たに右手に尾根が出てきたら乗り換える作戦で見事に突破してしっかりと尾根に乗り「無岳山」に到着。
山頂付近は崩壊地の淵という事もあり眺めは抜群!
ここから「毛無山」へ...。
毛無山といっても天子山塊の「毛無山」ではありません。
山頂には何も標識はなく寂しそうに三角点のみあります。(標識は朽ちてしまったようです)
しかし!この毛無山、勾配がハンパないです!!! 下りは1350m位から激しい下降を繰り返します。
よほど山慣れした方でないと下りで使うのは危険です。
僕は南アルプス南部に行った帰りに白樺荘に寄って入浴する事が多いので、この山は気になっていましたが、こうしてマニアックな山を好んで登るようになって、この山に登れて非常に満足ですし、この先白樺荘にで露天風呂に浸かる度にこの山行を思い出す事でしょう...。
○感想
今回は二つの課題を作りました。
ゝ蚕囘な核心
青薙山手前の崩壊地の通過がどのようなものなのかを知り通過するという事。
∪墜綮魁遡騎抻海隆屬離襦璽肇侫.ぅ鵐妊ング。
不明瞭で難解な尾根と聞いていたので、この尾根の地図読みを楽しみながら通過するという事。
僕は体力に自信があるので間違えても気が付いた時点で登り返せば良いと思っているので精神的に楽だと思います。間違えの苦労よりもその経験が欲しいです。
「東河内」1日で自分の気になっていたルートを楽しむ事が出来たと思います。しかし予想外にハードで足にダメージがあったので翌日の山行に影響しなければ良いのですが...。
僕の目指す場所が先人の方が歩かれたルートを時代は違えど同じ視点で見ながら歩くというスタイルですので、神様の目(GPS)を使わずに三種の神器でこのルートをルートミスを何度かしながらも歩けたという事が僕にとっては非常に嬉しく、大きな経験になった山行でした!!!
翌日に続きます。
コメント
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これで昨日はyamayoさんと大根沢〜大無間ですから全くもって恐れ入ります。
青薙崩は、本日私も同行したかった山行で、皆様が通過したところですね。
秋にまたご一緒してくださると優しいinaminさんが慰めてくださったのですが、やはり大荷物での通過は緊張しそうですね。
小笹平はテントを張ってまったりできそうでしたか?
あまりイメージがなかったのですが、20枚目の写真で俄然行きたくなりました!
にしても捻挫め、、恨めしい気持ちで記録を読むばかりは辛いので今日も山は自重します、、治すぞ!!治すぞ!!
itta、こんにちは
はい、見事に入り浸りです(笑)
小笹平ですが、僕が歩いた印象では平場はなく、緩い斜面でしたので快適にテントを張れるかと聞かれれば「う〜ん...」という感じですが、あの場所でまったりとテントを張り大無間を見ながら過ごせたら幸せでしょうね
捻挫は大丈夫でしょうか?
しかし計画で、新穂高〜槍の計画が出ていましたね
そして北アルプスでittaさんと一緒に行きたい場所があります
それは有明山〜東餓鬼岳〜餓鬼岳というコースです。 検討してみてください。
こんだけ歩いて、激下って。。。
で、オイラともあの歩きですから、やっぱタフですね
49枚めの三角点の写真、良いですね
なんか癒されます
yamayoさん、こんばんは
日本だと草食系の男子がモテる時代ですが、海外では好奇心旺盛で筋肉質でアウトドア派のタフガイがモテるみたいですよ
プロテイン文化の差もこの辺が影響しているのでしょうね
意外にも今日もノーダメージで山に行きたい感じでしたが、本日はランドセルを物色しに浜松に行っていました
49枚めの三角点の写真>工場長も極めて近い地点の写真撮っていましたね
金曜日の昼に連絡があった時は何事かと思いましたよ。
ただ、おかげでガレや水場の様子を伺えて助かりました。
ワタシも白樺荘の露天風呂から
「kaikaireiさんはあそこを上がったんだ〜」と呆れてました(笑)
ちなみに小笹平には幕営適地は結構ありましたよ。
笹原の下の方、水場近くの下がったところに2〜3張位の平らな所が2か所、上がった樹林帯に4〜5張分。探せばもう少しあるかもしれません。この辺はワタシのレコに書きます。とってもイイところでした
inaminさん、こんばんは
四人でテン泊山行、最高だったでしょうね
yamayoさんと今頃あの変かなぁ〜?なんて話していたのですが聞こえませんでした?
僕も何も知らない頃は毛無山の白樺荘側から登れると思い、登れそうな場所を探した事があったのですが、結局ダム下の渡渉か僕が下りた地点のみでしたが、地形図を見る限りどこを登っても勾配は厳しい感じですね...
小笹平>下の方に張りましたか! てっきり展望の良い上の方かと思い連絡してしまいました
余計な情報で失礼いたしやした。
聞こえた、聞こえた!
yamayoさんの頭が汗で光ったのが見えたわ
>張った場所
イヤ、夕方は風が結構強かったので、日寄って樹林帯の中に逃げました
おかげであったか〜い夜を過ごせましたよ
inaminさん、光ってたのは妖精ですよ✨
きっと。。。
kaiさん、おはようございます!
やっぱ猟師道を行かれましたね
お約束のマダニとも遭遇された様で・・・
獣臭漂うルートを満喫され、GPSをお蔵入りさせる
野生の嗅覚を研ぎ澄まされたご様子
私は、残念ながら草食系のオヤジ
この手のお山は苦手
クレープ食べながら軽井沢を散策してます
翌日に続くのですか
後ほど伺います・・・
tailwindさん、こんばんは
マダニですが、僕はまだやられた事がないんですよね...。 最近は変なウイルスを持っているとか良く聞きますので正直怖いんですよ
対策は藪道に行かない事ぐらいなんですかね?
GPSに関してですが、僕は中途半端な男ですのでバリエーションルートに行く時は常にザックにガーミンが入っているんですよ。変な道に入り迷い登り返すという事は覚悟していますが、本格的に迷いその日に帰宅できないとなると社会人として失格ですからね...。
ルートファインディングを楽しむ!という気持ちと昔の方々のような技術を学びたいという気持ちはあるのですが、僕の仕事は山屋ではありませんので背に腹は代えられないというのが本心です。 山に行けるのも仕事と家族があるからですので、この先も勘違いだけはしないように気を付けます
草食系のオヤジ >いつも超肉食系のコメントですので勘違いしていました
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