笊ヶ岳 沼平から無岳山、青薙山経由で 〜伝付峠までの赤線繋ぎ〜
- GPS
- 24:53
- 距離
- 57.9km
- 登り
- 3,856m
- 下り
- 3,857m
コースタイム
- 山行
- 11:16
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 12:13
- 山行
- 12:04
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 12:38
天候 | 10日 曇り 11日 晴れのち曇り、夕方から雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゲートのところに簡易トイレはあったが未使用 https://maps.app.goo.gl/ica2RAt2FRRYMW1X7 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■沼平〜無岳山〜赤崩ノ頭 ・取り付きはGPSログ見ながら適当に。直ぐに林道に出るのでそこから鉄塔巡視路を利用 ・鉄塔を過ぎると基本道はないがどこでも歩ける ・1700m辺りから先は基本尾根芯を歩く ・無岳山手前あたりから徐々に踏跡が確認できる ・マーキングはほとんど無い ■赤崩ノ頭〜青薙山〜布引山〜笊ヶ岳 ・少々荒れている、良くも悪くも破線ルートらしい道 ・マーキングは一気に増える ・布引大崩れのところは崖側の方が歩きやすいが、出来る限り森側を歩く方が無難 ■笊ヶ岳〜生木割山〜天上小屋山〜伝付峠〜二軒小屋 ・登山道は明瞭、伝付峠に近づくほど道が良くなる印象 ・偃松尾山(はいまつおやま)はピークまで行ってみたが道は分かりずらいし山頂の展望もないのでお勧めはしない。道に迷ったのもあり分岐から往復30分ほど掛かった ■二軒小屋〜椹島ロッジ〜沼平 ・27kの林道歩き、8割は舗装路でアップダウンはさほどない。 ・水が取れる場所は複数ある ・ほぼ100mごとに距離表示看板あり ◆水場 所の沢越:往復20分程度、コンコン 偃松尾山手前の水場:往復25〜30分、ジャバジャバ ★幕営適正地 ・布引山:山頂北側に広場がある、3張はいけそう ・笊ヶ岳:山頂南側に1張分のスペースあり、山頂まで徒歩20秒 北側にも2、3張いけそうなスペースあったが山頂から3分ほど下る |
写真
感想
ちょっとした訳がり休暇を4日間貰えた、もう山へ行けと言わんばかり。
行先はもちろん笊ヶ岳、前回のリベンジで迷いなしの1択。コースは山梨県側の老平からも考えたが、赤線を一気に畑薙ダムまで繋げたかったので静岡県側の沼平(畑薙ダム)からにした。
余裕持って前日のお昼過ぎに福井を出発、途中名古屋の山用品店に寄ったのもあるが畑薙ダムに着いたのは0時頃。今年の初めに大無間山登ったとき寸又狭までは行ったことあるのだが、そこから更に40kも山奥。そもそも最寄りのIC(島田金谷)から下道約90kって他にないだろう。まだ赤石や悪沢は未登頂なので、またいずれ行くのだろうと思うと少々気が重い。
1日目
初めての畑薙ダム(沼平)を5時ごろ出発、ここに来る時は当然東海フォレストのお世話になる予定であったが、まさか徒歩で侵入することになるとは思ってなかった。でも天邪鬼な自分らしいかも?
当初は一般道の青薙登山口から入る予定も下調べで気になった無岳山(P2105)を経由したかったのでいきなりバリルートへ侵入。鉄塔巡視路から先は道なかったが藪もないのでGPS確認しながら無岳山へ。ガスガスだったので天望があるのか無いのかも分からなかったが正直どうでもよく、お目当ては先にある通称「ヤッターゼ小屋」。ただの落書きだろうけど過去レコ見て一目惚れ、来て良かった♪
赤崩ノ頭から破線ルートに合流、多少荒れているがバリルートから来た私からすれば道は良くなっている。青薙山に登頂したくらいで結構クタクタ、今日の幕営予定地は布引山であったが怪しく思えた。とにかく最低でも所の沢越の水場までは行かないとと思い自分を奮い立たせた。しかしその水場まで到着してしっかり明日の分まで水を汲んで布引山へ向け登り始めると不思議とそれなりに登れる。最近山行頻度が増えているので体力着いたのを実感。このまま冬まで持って欲しい。
布引山に16時ごろ到着、まだ行ける!。どっちにしろ明日は笊ヶ岳でご来光鑑賞予定、明け方前に出るくらいならあと1時間ほど頑張って笊ヶ岳で幕営して日の出まで寝てた方が楽に決まっている。雨も降ってこなかったのも幸いしそのまま笊ヶ岳に登頂!
到着時はガッスガスだったけど初日にここまで来れたのが嬉しかった、しかも幕営地は山頂まで20秒ほどの場所にある。明日はテント畳みながらでもご来光鑑賞出来そう。日の入り後に一気にガスが抜けたので少し明日の予習も出来た。食事済ませ就寝、山中でがっつり7、8時間寝たのは久しぶりだった。
2日目
4時過ぎに起床、星もしっかり出ていたので勝利確定。5時前から山頂で火を沸かしてコーヒー飲みながら日の出を待った。有名な小笊越しの富士山も見れたし、朝日に染まる聖、赤石、悪沢など赤石山脈の主稜線も美しかった。当然貸切で文句なしと言いたいところだが、もっと雲海が欲しかったとか、これって春先なら雪が残ってもっと綺麗だろうなとか思ってしまうタイプ。贅沢病だな。
ご来光鑑賞後は伝付峠へ。今回の山行目的は笊ヶ岳登頂ではなく、あくまでも笊ヶ岳から伝付峠までの縦走。ピストンする気などサラサラない。何度か登り返しがあるのものの今日の工程はほぼ下り基調、最高地点からの縦走なので気分的に楽だった。
そんなこともあり途中にある偃松尾山もしっかりピークを取りに行ったら、道に迷ったのもあり30分ほどロス、おまけに山頂の展望もさほどなくガッカリ。
ガレ場の横断で笊ヶ岳を見届けたのち、ひたすら伝付峠へ歩みを進めた。登山道は進むにつれ良くなるし、保利沢山のトラバース道まで出るとほぼ水平道。
やがて見覚えのある景色が現れ伝付峠に到着、余りにも嬉しかったので直接二軒小屋に下りず、標柱のある場所まで行って記念撮影。これで戸台から畑薙ダムまで赤線が繋がった。でも赤石山脈の主稜線はまだ残っているけど(笑)
二軒小屋まで下りて椹島までとりあえず10k歩く。この先の選択は3つ。
1、椹島で宿泊して翌日東海フォレストバス利用のブルジョアコース
2、椹島でテント泊、翌日徒歩で17k歩いて戻る一般コース
3、そのまま沼平まで計27k歩く貧乏コース
計画は2であったが余力もあったので迷わず3。
椹島ロッジも行った事ないので寄ってビールでも飲んで休憩したかったが、少し下る必要あるの分かりスルー。
20〜30kくらいの舗装路歩きは何度も経験済み。嫌いでは無いしここは初めて歩くので何もかもが新鮮で楽しめた。結局二軒小屋から6時間ちょい歩いて沼平にゴール‼︎。でも最後5kくらいは足が痛かった。
これで南アルプスも戸台から仙丈、間ノ岳、白峰南嶺経由で畑薙ダムまで赤線繋がった。狙った訳では無いが赤石山脈主稜線じゃないのも自分らしい。数年前まで南アルプスの山はさっぱり分からなかったが、今回笊ヶ岳山頂から見えた山は殆ど調べずに山座同定出来た。嬉しいようなチョッぴり寂しいような。
今年に入ってから中央アルプス、南アルプスとも南北繋がったので、日本海から太平洋までの赤線繋ぎが現実味を帯びてきた。
来年春先からチャレンジしたい!
半月前のレコ
蝙蝠尾根から仙塩尾根、間ノ岳から白峰南嶺へ 〜伝付峠から周回〜
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7173533.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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お疲れ様です。この赤線、見入ってしまいました。
これはなかなか真似はできないルート!さすがです。私の将来の山行リストに加えさせて頂きました。
omatsuさんなら何の問題も無いコースですよ。でもほぼ樹林帯歩きでつまらないかも?
避難小屋すら無いので今回も誰とも会いませんでした。白峰南嶺は静かで良いですね。
畑薙ダムは遠かったです(💦
山で会ったかも?に米山さんが出てきてビックリしましたよ!、数時間前にあのピークにいらしたとは。
沢、楽しそうですね〜。最近自分がよくレコ拝見してる方もどんどん沢に流れていっています。
またどこかで!って会ったこと無いですよ。イグルー造りに伸び悩み始めたので講習参加狙ってみます(^。^)
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