秋葉街道静かな小川路峠と卯月山チョイ寄り
- GPS
- 07:06
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,086m
- 下り
- 1,106m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 7:07
天候 | 晴れ+うす曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最初は林道のような広い道、奥になると次第に細くなり、山道に。 途中、大小合わせて10カ所位、砂地で崩れて道が狭く斜面になっているところがある。5m程度の長さなので、砂に足を刻んで移動すれば、滑ることは無いが注意して渡る。全般に自然林の静かな雰囲気の山で、山頂以外に途中3カ所ほど中央アルプス、恵那山方面の眺望がある。 秋葉街道で遠山郷と飯田を繋ぐ峠道なので、飯田側は観音堂を1番に33番で峠になるように何番観音という表示と石仏がある。 途中には、いろいろな昔の形跡がある。 山頂の直ぐ上の反射板のある所は、中央アルプス、陣馬形山、双耳峰の池口岳、なだらかな光岳、上河内岳の展望があった。 |
その他周辺情報 | 飯田市箱川の「かぶちゃん村」の満願成就の湯(\800)に立ち寄りました。 庭が立派な湯でした。是非、行ってみてください。 http://kabuchanmura.jp/onsen/ 0265(28)1755 |
写真
感想
信州飯田市の小川路峠は、遠山郷と飯田を結ぶ峠だ。
昔の人は、山を越えて山向かいの里との間を往復した。
峠道は、重要な物資を運び、文化の交流の昔のネットであった。
現在は、鉄道や車やスマホやインターネットに置き換わっている。
gの居住する浜松市には、秋葉神社があり、信州と遠州を繋ぐ秋葉街道の上にこの小川路峠があるのは、奇遇だ。
小川路峠を知ったのは、あるガイドブックを買ったためだ。
その中に小川路峠はあった。
ガイドブックの山を手当たり次第、行きつくして見ると、いつの間にか小川路峠だけが残って、いつか行こうと思ってはいたが、いつの間にか忘れた存在になっていた。
それが、今年は、富士見台から始まって、高嶺山、横川山、網掛山、恩田大川入山、陣馬形山、摺古木山と集中して南信州の山を歩いて見ると、登り残した小川路峠にけりをつけておこうと思えたのだった。
NKさん、NNさんも含めて、3人とも初めてだった。
現在は、遠山郷と飯田の間には、矢筈トンネルが貫いてアッという間に往来できる。住民の往来が無くなると、登山者のみの山になった。
数件あったという茶店も消えて、1番観音から33番観音の石仏が登山者を迎えてくれる。往時の旅人は、石仏に無事を願いつつ手を合わせたことだろう。
自然林の新緑の葉の間を抜けるように風が往来して、熱した肌を涼しく冷やしてくれる。
ほのかにいい香りを含んだ風は、風上のトウヒの香りを運んでくる。
やまつつじの真っかな花は、午後の陽光を透かして、朝にもました輝きを示していた。
石仏と登山者の肌が感じる五感が、この小川路峠の味なのだろう。
静かな山だった。
誰とも逢わなかった。
それが、この山の味だ。
先週行った摺古木山が派手な山なら、小川路峠は地味な山だ。
誰でもが好きになるとは限らない。
美人ではないが、気になる女性もある。
そういう山もいいと思うのである。
「碧風 頬を擦って 行きにけり 石仏愛し 小川路の山」
「風を聞く 石仏黙し 小川路の 古人の 行きつ戻りつ」
石仏もあでやかな花も何も語らないが、風は、昔から変わることなく往来人を和ませたことだろう。
展望だけではない山を味わったのも貴重なことだった。
(g)
コメント
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gさん、こんばんは!
あまりアップダウンはなさそうですが、歴史を感じることが出来る山歩きですね!
霞んでいて展望はいまひとつだったようですが、くっきりとした天気ならもっといいな!
皆さんが知らないトレイル、沢山紹介してください
daishoh様
早速のコメントありがとうございます。
流石に、昔の方が生活に使う道でしたから、なだらかな傾斜でのんびり歩ける道でした。昔の人の往来を想像しながらのこういう登山もいいと思いながら歩いてきました。(g)
よい!と思いました、これからも楽しい山旅を。
junjapa 様
いろいろ毛色の変わった山も楽しいです。
注目していただき感謝です。
アップすることの励みになります。(G)
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