白峰南嶺・日影沢左岸尾根から青笹山と鹿ノ子池の贅沢な山旅
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- GPS
- 15:09
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 2,092m
- 下り
- 2,100m
コースタイム
- 山行
- 11:25
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 11:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
奇跡の地形が生んだ幻の池(水窪の池の平じゃないですよ)
鹿ノ子池が以前より気になって気になって・・・。昨年行こうと思った頃には積雪期に入り断念、ようやく新緑の生き生きした時期に行けるようになった。
周回コースで回りたく多くの先輩方の資料やブログ、ヤマレコを参考にさせていただき今回のコース設定を計画しました。私は足が遅いので余裕持って行動するためテン泊とし憧れの鹿の子池で張らしてもらった。
取り付きは東無岳沢の右岸側からです。急登急登の連続で先が思いやられましたが日影沢の源頭ガレ淵に出た頃には、景色の開放感に疲れはぶっ飛びあ〜来てよかった。としみじみ思うし、よく頑張ったと自分へのねぎらいは周りの景色がご褒美だ。
青笹山に向かうとき単独行者さんに遭遇、この二日間は誰とも会わないだろうと思っていましたのでちょっとびっくりでしたが、会えばあったでプチ安心もある。この方とは挨拶を交わしただけでした。青笹山はひっそりとした山頂で樹林の中に有りこれまた味のある山頂標識がいい感じでした。ここでは三角点とGPSの位置精度の同定を行い次に行く青枯山や三ノ沢山や水無峠山の標高点探しに役立てようと思いました。
知らぬ間に通過してしまう青枯山、ここの標高点はちょいと藪の中であまり見向きされていない感じで踏み跡もほとんどない感じでした。このあたりからはというかこの山域自体がクマの生息域のため古いのや新しい熊剥ぎのあとがいっぱいあります。
三ノ沢山の山頂票はKDDさんのがよく見かけましたが、真新しいこれまた味のある山頂標がありました。静岡やぶこき山岳会さん手製のものです。位置もぴったり御神木もあり下草も刈られいかにも山頂って雰囲気でした。
最後の目指すピークは水無峠山、山頂は地形図のとおりただ広く目標物が何もないようなとこですが唯一特徴的な三角な大岩があります。方向案内板がちょこんとのっている岩ですがP2080の位置がそことピッタリ。ということで私なりにはここが山頂ということで納得しましたが、唯一残念なのは赤い文字で書かれた水無峠山の古い山頂標に巡り会えなかったことです。
ここから鹿の子池まではあまり情報がないため、というか行ってみてなお実感するのは、説明のしようがないということです。広尾根であり幾重にも窪地があったりでもちろんテープなどありません、一旦進行線決めたら池までは忠実に進路を守りP1770〜1780をめがけて行けばなんとかなりました。途中の枯れた笹薮がありましたがこれが青い頃はそうとうマニアに喜ばれそうに思いましたが・・・どうなんでしょう??
鹿ノ子池は沢の水が集められ一旦貯まるような地形になっていてる。
水無峠尾根の伏流水の一部が池の上流沢の斜面に染み出している。主には3本から絶え間なく湧き出ていた。内の1本はそれこそ岩清水でそばには御神木がありました。実は池に注ぎ込まれる手前に右岸側の尾根が切れていて、その切れている方向に流れができたなら鹿ノ子いけは消滅するだろう。今は大木が横たわり大雨の時も護岸の役目を果たしている。逆に川をせき止めるような倒木が発生したらいっきに流れが変わり消滅しそうなくらい、奇跡的な維持を保っている神秘的な池です。
誰かも書いていましたが本当にゴミひとつない大切されている鹿ノ子池。
大事に見守っていきたいものです。
ちなみに夜は鹿が遊びに来ていたようですが・・・私は覚えてない(笑)
鹿ノ子池からの下山は広尾根がしばらく続きます。P1600を分岐しP1400に向かいP1243辺りまで来ると踏み跡がちらほら、熊檻に出会えたら正解。その後もあるような無いような廃登山道のようなところやらヤブやら抜けて筑波大の車庫めがけて降下。
今回の山旅は極力GPSは見ないよう耐えながらを実践したが・・・おかしいなと思ったとき確認しますとちょっと向きが違っていたりする。このおかしいなと早く気づくことや的確にリカバリーできることをを磨き上げていく必要があると痛感。
1日目は素晴らしい展望、2日目は神秘な鹿ノ子池・・・。
本当にいい山旅でした。
山に感謝。
いつも思いますが山から下りて明日から仕事って時の気持ちのギャップが一番こたえます(笑)
コメント
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はじめまして。
まさか同じ日にこんなどマイナーな山域に入っている人がいるとは驚きです
鹿ノ子池ですか。素敵なところですね。
また行かなきゃいけない理由ができてしまいました。
貴重なレコ、ありがとうございました。
こんにちは
私も驚きました。
もっと早く上っていたら完璧遭遇でしたね。ワイワイガヤガヤ楽しそうでほんとに山好きな仲間のようで、レコ読んでても楽しいですよ。
それにしても青薙ガレはやばそうですね〜。状況参考になりました。
鹿の子池、見つけ出す楽しみありですよ。もちろん雰囲気もGOO
アッ、山では遭遇しなかったけど白樺荘で遭遇してます(笑)
私が出るとき山男、山女のGrが入ってきましたよ
PS:5月3日は蝶に行かれたんですね。私はその時常念にいました(笑)
ではまたどっかで。
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