北高尾山稜…をあきらめて
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 661m
- 下り
- 648m
コースタイム
駒木野バス停9:20〜登山口9:30〜「八王子城跡ハイキングコース」看板9:48〜撤退ポイント10:21〜「八王子城跡ハイキングコース」看板10:36〜駒木野バス停10:45〜蛇滝口11:03〜蛇滝11:17〜12:05茶屋付近12:50〜13:00高尾山13:15〜清滝口14:22
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
感想
気になっていた北高尾山稜に挑戦しました。結果、あえなく敗退。2月の大霧山以来の敗退に悔しさを感じつつ、高尾山域の奥深さに感心した1日でした。
この日は元々山歩会で別の山に行く予定だったのですが、前日朝にKNさんがLINEに翌日の天気予報のページを載せてきたことで(行く予定だった山の地域の天気。雨マークが並んでました)、会の山行はあっさり中止となったのでした。
しかし山に関しては諦めが悪い私。雨予報とはいえ降ると決まった訳じゃないし、一人でもどこかに登っちゃおうかな…?そんな私の行動を熟知してるNさんが「二人でどこか別の山に行こうか」と言ってくれて、標高の割には歩き甲斐のありそうな北高尾山稜に決めました。標識が少なく、展望もなく、アップダウンの連続という、高尾周辺にしては渋さ満点のコース。たまにはハードな山行で体力つけないとなぁって、今思えば甘い考えでした。
当日高尾駅でNさんと待ち合わせ、小仏行きバスに乗車。9:12発の増発便に乗りました。増発が出るほど乗客が多い訳ですが、「駒木野」バス停で降りたのは私達二人だけ。皆さん、終点の小仏から景信山を目指すのかな。
そしてここから、情けなくも道迷いの連発が始まりました。
1→どこが登山口なのかわからず、1つ手前の「病院前」バス停まで戻ってしまう。「北高尾山稜」とスマホで検索して登山口脇の民家を見つけ、やっとスタート。
2→突き当りの神社から左へ。そこからすぐの分岐を見落とし、道なりに右に入ってしまう。すれ違った地元のおじさんに「そっちじゃないよー。富士見台方面だろ?」と声をかけられ、分岐に戻るまで先導していただく。「なんでかみんな間違えるんだよな」とのこと。ありがとうございました!
3→高速の下を潜った後、「八王子城跡ハイキングコース」入口の看板を見落とし獣道に入る。どんどん道幅が狭くなってゆき、とうとう行き止まりに。戻ってきて違う角度からハイキングコースの看板を発見。
4→「高尾駅←→城山」看板の地点。尾根の上部にも直登できそうだが、道は尾根の左を巻くように続いている。当然こっちでしょ、と見えている方の道を選択。程なく道はフェイドアウト、トラバースを強いられる。あれ?…と木の枝や草をつかみながら進むも、道は失われたまま。分岐を見逃した?いやそんな筈は…先をゆくNさんも焦っている。
道が消えてから5分以上トラバースし続けた末に、一旦戻って分岐を見落としてないか確認しようということになり、木にしがみつきながら戻ります。
「遭難ってこうやって始まるのかな…」と口にすると、Nさんも「私も同じ事思ったよ」と。看板の場所までなんとか辿り着きました。結局、分岐を見落としたのではなく、初めから尾根左側の道ではなく尾根の上部に行けばよかったみたいです。
しかし、道迷いを繰り返した事だけでなく、大小20程もピークがあるというこのコースを歩き切れるのかも自信が持てなくなってきました。また道に迷う可能性も充分にあるし。地図を見てみても、自分達が今どこにいるのかさえ分からず。
「どうする?尾根からまた行ってみる?」とNさんに尋ねられ、「いや、やめよう。普通に高尾山に登って帰ろう」と答えました。「蛇滝コースってのがあって、高尾駅まで戻らなくても行けるみたいよ」「じゃあそこから行こうか」。
というわけでここからはパート2^_^;
駒木野まで戻ってから「蛇滝口」バス停の少し先まで歩き、そこから登山口に入ります。しばらく舗装路が続きますが、蛇滝滝行道場(「入滝中」の札がかかっていました)の先から山道に変わってゆきます。
2号路→吊橋のある4号路と繋いでいき、トイレの建物の下の方で1号路に合流。ここから山頂までは僅かです。最近また整備されたのか、アスファルト道が新しくなっていました。
茶屋の近くの日陰で長い昼休憩をとりました。お昼を食べたりソフトクリーム買ったりお喋りして充分休んでからようやく山頂へ。
雨の予報は見事に外れて、日差しはたっぷり。うっすらと富士山が見えました。
藪深くて、ヘビなんかも登場したワイルドな北高尾に比べて、メジャーな登山道はすごく安心感がありますね。観光客でいつも賑わう高尾山ですが、私は歩きやすさも含めて好きです。今日は北高尾を諦めたあとの選択肢となってくれました。こんな不純な動機?で訪れた私達にも登らせてくれた、懐の深い高尾山に感謝。
北高尾山稜は、自分の中でこれからの宿題となってしまいました。
最後に迷った箇所は、このレコの作成で地図を入力中に「みんなの足跡」が表示されて特定できました。私達が諦めた道を強引に進んだ人もいるみたいです(笑)。
結局引き返す事になったとしても、もうちょっと粘ってからにすればよかったかな?と今になって思ったりして。
もっと入念な下調べが必要だったのは言うまでもないですね。
いつかは再チャレンジしたいと思います。
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