記録ID: 6472721
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沢登り
丹沢
世附川水系 悪沢支流 夕滝ノ沢
2024年01月07日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 443m
- 下り
- 440m
天候 | 晴れのち小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■悪沢第一支流 夕滝ノ沢 穏やかな溯行ができる悪沢の445mで左岸から20m滝で合わさる支流。 夕滝といえば世附川下流で右岸(南側)から合わさる60m以上の滝が有名だが、この沢は不老沢だ。 悪沢や山神ノ沢、熊ノ日影沢など何度か溯ったときに気になっていたので溯ってみることにする。 溯行グレード 1級上(「上」は出合の20m滝の高巻きに付与した) ‥日アプローチとなる水ノ木幹線林道には林道工事中につき通行禁止の看板 があった。 通行禁止区間は芦沢橋を渡った王子社造林小屋の先から湯の沢橋間で、 以前も土砂崩れを起こした箇所でまた崩れたようであった。 仕方なく、王子社小屋辺りから世附川へ下り、少しだけ靴底を濡らして 飛び石で世附川対岸に渡って悪沢出合へ進む。 悪沢はスリット型堰堤があり、左の手すりを使って越える。 北西へ蛇行した左岸側には相変わらずよい状態の炭焼き竈跡がある。 再び沢は北から北西に向きを変えてすぐ445mで右手から水量比 10:1で20m滝が合わさるのが夕滝ノ沢。 0柄阿ら巻くなら左側(右岸)だなと目論んでいたので、少し脆い岩場を 登り、滝を囲むカンテ岩の左側を一足一足確実に決めながら登る。 ホールドは岩と時折出てくる細いブッシュだが、脆い箇所もあるので 取捨選択しながら攀じると、正面に壁が立ち塞がる。 さて右か左か。見える限りの情報と見えない部分の予測を整理し 最終的には右を選択する。 太い木の根が連続していることが選択理由だが、根は意外と土に埋まり 外傾しているので一時も集中を切らさぬよう慎重に登り、 20m滝落ち口のすぐ上に下りられた。 もし同行者がいればロープスケール40〜50m必要だろう。 オンサイトのルート取りは緊張の連続で、こなした時の安堵感と 達成感はいつも自身の存在を感じられる。 すぐに1.5m小滝が3つ連続している。 500m二俣で左の本流には3m滝が架かる。 右隅に堰堤工事用か不明だがトラロープがあり使わせていただく。 教蕁棔 少しで1m小滝と2m堰堤。堰堤右隅に鉄杭に架かったトラロープ があり半ばゴボウで登る。卦蕁檗 次の1.5mは流芯右教蕁棔 ヂ瑤亘未ら北東に曲がり、540mで2✕4m小滝、中央が少し被った 2m滝。 2m滝は左を巻くが、ずるずる土だ。 少し進めば3段に見える2✕12m連瀑(ナメ+1✕2m+1✕1.5m) で容易に歩ける。 560m二俣の本流左沢にはトイ状2✕4m(トイ供棔法1m、 逆Y字状2.5✕4m(流芯左供棔法CS1.5m(流芯右供棔法 590mで「おぉ!」と一見思わせる2条7mが出てくる。 左の流れは7m直瀑、右の流れは半分の高さ3.5m+ナメの 段差がある滝だ。 右上の根が張った木の下側をトラバースして巻く。 600mは顕著な二俣で右俣はゴーロで一見平凡そうな溪相。 左俣には先ほどの滝より少し高めの8m滝が険悪そうな姿で 立ち塞がっている。 右側を逆くの字状に中間尾根から少し大きく巻き、左俣側へ 土バンドをトラバースする。少し高度感があった。 ┥量であった水もいよいよ涸れ、655mは変形三俣でいずれも 壁と棚を伴った急峻なルンゼになっているので、少し戻り 右岸(西側)の広いガレ混じりの急斜面を詰め、悪沢と夕滝ノ沢 の中間尾根に上がった。 中間尾根を北進し745mの広めのピークから笹小屋ノ頭(笹小屋 クドレ780m)、そして椿丸南東尾根を下って浅瀬に下りる。 尾根に乗ってから小雪が舞って何だかホッコリする。 |
写真
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> オンサイトのルート取りは緊張の連続で、こなした時の安堵感と
> 達成感はいつも自身の存在を感じられる。
経験豊富なkamogさんなら丹沢のルートはどこでも
余裕で上れるのだろうと思っていましたが、やはり緊張されるんですね。
私だったら緊張どころか怖くて縮み上がって転落しそう💦
私にはヤマレコでレポを読んで空想沢登りするくらいがちょうど良さそうです。
芦沢橋の先はまた崩れちゃいましたか。
三椏が咲いたら椿丸から水の木を考えていましたが、
事前にルートをよく調べておく必要がありそうですね。
山も岩も沢も雪山も、自然はどんどん形を変えますし、自分自身の内在している意識の変化、
人と行くときはメンバーへの配慮も加わりますので、スタートからフィニッシュまで
物凄く緊張しますよ。
出てくる自然の美しさも感じながら、もう反面でどんなリスクがあるのか行動中はすごく意識を集中してます。
水ノ木幹線林道の工事はたしか終了予定日が記載されていたので、それほど長くはならないと思いますよ。
追伸 玄倉では気の早いミツマタさんが数輪開花していました。
来週再び気温が低くなりますが、今年は3月の声を聞いた途端開花するんじゃないですかね。
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