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Yamareco

記録ID: 6473930
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)

2024年02月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
12:02
距離
17.6km
登り
2,458m
下り
2,465m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:43
休憩
1:20
合計
12:03
3:01
3:02
78
4:20
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70
5:30
5:32
19
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5:52
28
6:20
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3
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3
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43
10:35
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12:00
4
12:04
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52
13:40
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73
14:53
14:54
5
14:59
14:59
1
15:00
ゴール地点
天候 晴れのち曇りのち小雪舞う
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾白川渓谷駐車場(無料/100台以上/トイレあり)
コース状況/
危険箇所等
【尾白川渓谷駐車場 ↔ 七丈小屋】
スタート直後から残雪があります。雪は一旦途切れますが、その後再び現れ、やがてつながります。日中融けた雪が凍った場所はツルツルの氷になっています。五合目小屋跡から進んだ先の岩場でも凍った箇所があるので要注意です。

【七丈小屋 ↔ 甲斐駒ヶ岳】
雪はそれまでと比べて一気に増えます(50cm〜1m程度)。今日は先行者のトレースを追えましたが、踏み外すと腿〜腰くらいまで埋まります。
ルンゼは岩が隠れて全面に雪が付いていますが、1週間前に降った雪の上に一昨日降ったパウダー状の雪が乗った状態=緩く、安定していません。ルンゼの昇降および前後のトラバースを含めて、安全に通過できるスキルが必要です。
頂上手前のスラブは雪が付いて12月より歩きやすくなっていました。
予約できる山小屋
七丈小屋
吊橋を渡った先に残雪でちょっと驚きました。チェンスパを履いてのスタートです。
2024年02月17日 03:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 3:21
吊橋を渡った先に残雪でちょっと驚きました。チェンスパを履いてのスタートです。
その後残雪は一旦途切れます。12月にガサガサで歩きにくかった落ち葉は落ち着きました。
2024年02月17日 03:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
2/17 3:45
その後残雪は一旦途切れます。12月にガサガサで歩きにくかった落ち葉は落ち着きました。
日中融けた雪が凍ると、スケートリンクに。
2024年02月17日 04:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 4:25
日中融けた雪が凍ると、スケートリンクに。
刃渡りの雪付きはこのくらい、問題なく歩けます。
2024年02月17日 05:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 5:47
刃渡りの雪付きはこのくらい、問題なく歩けます。
刃渡りで東の空が色付いてきました。
2024年02月17日 06:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 6:03
刃渡りで東の空が色付いてきました。
黒戸山あたりで雪はこのくらい、チェンスパで歩けます。
2024年02月17日 06:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 6:07
黒戸山あたりで雪はこのくらい、チェンスパで歩けます。
五合目小屋跡の手前で望む甲斐駒。
2024年02月17日 06:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 6:36
五合目小屋跡の手前で望む甲斐駒。
いつものようにお参りして進みます。
2024年02月17日 06:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 6:38
いつものようにお参りして進みます。
林の向こうに朝陽が昇って・・・
2024年02月17日 06:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 6:48
林の向こうに朝陽が昇って・・・
登山道も赤く焼けます。
2024年02月17日 06:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 6:48
登山道も赤く焼けます。
岩場にも凍った場所があるので注意。
2024年02月17日 07:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 7:04
岩場にも凍った場所があるので注意。
七丈小屋に到着。
2024年02月17日 07:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 7:22
七丈小屋に到着。
きれいに雪かきされた小屋前、利用者が座りやすいように雪を払って平らに置かれたベンチ、小屋の姿勢が伝わってきます(ありがたいです)。
2024年02月17日 11:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 11:15
きれいに雪かきされた小屋前、利用者が座りやすいように雪を払って平らに置かれたベンチ、小屋の姿勢が伝わってきます(ありがたいです)。
小屋から進むと、一気に雪が増えます。テント場あたりでこのくらい。
2024年02月17日 07:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 7:56
小屋から進むと、一気に雪が増えます。テント場あたりでこのくらい。
昨年滑落死亡事故が起きてしまった方向はロープで通行止めになっていました。
2024年02月17日 07:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 7:57
昨年滑落死亡事故が起きてしまった方向はロープで通行止めになっていました。
見上げる空は真っ青(この時点では山頂の晴れを疑っていない)。
2024年02月17日 08:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 8:03
見上げる空は真っ青(この時点では山頂の晴れを疑っていない)。
雪はなかなか深いです。トレースを外すと腿〜腰まで埋まります。
2024年02月17日 08:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 8:19
雪はなかなか深いです。トレースを外すと腿〜腰まで埋まります。
八合目へ登っていく途中。あれ?12月も同じような写真載せたなぁ・・・同じくらいの時間に同じ場所を歩いているということですね。
2024年02月17日 08:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 8:24
八合目へ登っていく途中。あれ?12月も同じような写真載せたなぁ・・・同じくらいの時間に同じ場所を歩いているということですね。
七合五勺までの壁と一転、八合目へは締まった雪で歩きやすいです。
2024年02月17日 08:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 8:30
七合五勺までの壁と一転、八合目へは締まった雪で歩きやすいです。
振り返って八ヶ岳。
2024年02月17日 08:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 8:33
振り返って八ヶ岳。
八合目御来迎場
2024年02月17日 08:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 8:40
八合目御来迎場
とても大切なことが書かれています。
2024年02月17日 08:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 8:46
とても大切なことが書かれています。
ルンゼへの取り付きは冬道(尾根道)になっていました。
2024年02月17日 09:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 9:05
ルンゼへの取り付きは冬道(尾根道)になっていました。
ルンゼはこんな感じ。雪が落ち着いておらず、足元が緩い(=崩れやすい)です。確実に通過できるスキルが必要です。
2024年02月17日 09:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 9:12
ルンゼはこんな感じ。雪が落ち着いておらず、足元が緩い(=崩れやすい)です。確実に通過できるスキルが必要です。
夏・冬含めて、初めて烏帽子岩(二本剣)を右から巻きました。
2024年02月17日 09:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 9:19
夏・冬含めて、初めて烏帽子岩(二本剣)を右から巻きました。
今日は富士山がちょっとビミョーな感じ。
2024年02月17日 09:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 9:24
今日は富士山がちょっとビミョーな感じ。
あと一息。
2024年02月17日 09:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 9:30
あと一息。
スラブは雪が付いて、12月のときより随分歩きやすくなっていました。
2024年02月17日 09:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 9:40
スラブは雪が付いて、12月のときより随分歩きやすくなっていました。
駒ヶ岳神社本社は、こんなに埋まってしまっています。
2024年02月17日 09:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 9:54
駒ヶ岳神社本社は、こんなに埋まってしまっています。
山頂の祠に到着。この撮影から10秒後・・・
2024年02月17日 09:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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山頂の祠に到着。この撮影から10秒後・・・
うわ、一気にガスが上がってきてしまいました。
2024年02月17日 09:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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うわ、一気にガスが上がってきてしまいました。
東の方は何とかOK、鳳凰三山と富士山。
2024年02月17日 09:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 9:59
東の方は何とかOK、鳳凰三山と富士山。
北岳などの峰々はまったく見えず・・・
2024年02月17日 09:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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北岳などの峰々はまったく見えず・・・
仙丈もダメ・・・
2024年02月17日 09:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 9:59
仙丈もダメ・・・
八ヶ岳も雲がかかってきました。
2024年02月17日 09:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 9:59
八ヶ岳も雲がかかってきました。
秩父の山は晴れています。
2024年02月17日 09:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 9:59
秩父の山は晴れています。
下りでのルンゼ取り付きのメッセージ。「一歩一歩落ち着いて」を自分に言い聞かせ、バックステップで慎重に降りました。
2024年02月17日 10:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 10:26
下りでのルンゼ取り付きのメッセージ。「一歩一歩落ち着いて」を自分に言い聞かせ、バックステップで慎重に降りました。
このようなトラバースも雪がまだ落ち着いていません(崩れやすいです)。
2024年02月17日 10:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 10:39
このようなトラバースも雪がまだ落ち着いていません(崩れやすいです)。
下りで上から見下ろした、岩が凍っている様子。
2024年02月17日 12:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 12:57
下りで上から見下ろした、岩が凍っている様子。
今日も無事に行って来られました。ありがとうございました。
2024年02月17日 15:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2/17 15:06
今日も無事に行って来られました。ありがとうございました。

感想

かなり力を入れて取り組んだ仕事が一区切りついた。確定申告も済ませた。さぁ山へ行こう!!
頭に思い浮かんだのは・・・なぜか甲斐駒ヶ岳。いつもヘロヘロにやられるのに。毎回下山時には「もうこれで終わりにしよう」と思うのに。数ヶ月経つとその大変さを忘れてしまい、また登ろうかなどと思ってしまう。その魅力(魔力?)に引き寄せられ、十何回目かの尾白川へ。

12月と同じく3時にスタート、吊橋を渡った先に残雪があってびっくり。早々にチェーンスパイクを履くこととなりました。
12月はガサガサで歩きにくかった(ラッセルした)落ち葉も冬を越えて落ち着きました。一方、日中に融けた雪が凍ってスケートリンクになっており、このあたりも2ヶ月前とは様子が違います。刃渡りを進み、黒戸山を越え、いくつものハシゴを登って、七丈小屋に着きました。ここでフル装備(ヘルメット、ピッケル、アイゼン)に換装。
小屋から上は一気に雪が増えますが、先行トレースに助けられました。七合五勺まで深い雪を登ると、その先は歩きやすくなります。尾根道を登った先、ルンゼの入口で3人組パーティーさんが降りて来られたので先行トレースのお礼を伝えてスライドしました。
ルンゼは雪が落ち着いておらず、足元が緩い状態です。冬道の尾根筋からルンゼへ入り込むトラバースは緊張しました。一歩ずつ確実に足場をつくることが重要だと思います(特に下り)。
相変わらず登りの息切れが激しく、何度も息を整えて進みます。スラブを登り、駒ヶ岳神社本社を越えて、山頂の祠に着きました。山頂標を撮影、360度の眺望を・・・と思った瞬間、一気にガスが上がってきてしまいました。山頂は早々に後にし、七丈小屋まで戻ると食事&休憩&換装。ここから長い長い道を尾白川渓谷まで戻りました。

今回もまたヘロヘロになるまでやられました。
いつも帰りに白州中学校前の自販機でコーラを買うのですが、今日は2本買いました。

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コメント

週末は黒戸尾根でしたか!
素晴らしい脚力と天気、最高ですね
阿弥陀岳から甲斐駒岳よく見えてましたよ^^
35枚目の写真見ると、上空晴れてるのに稜線にだけ雲掛かってましたね。。。
数年前の1月に登った時は、
この上ない達成感に高揚すると同じく、もう二度と登ぼらねぇ!!
と強く思い、今もなかなか近づけなくなってます。。。
下山後のコーラ、最高に美味いですね!!
2024/2/20 0:52
いいねいいね
1
xyzJINさん、こんにちは(^^)
予告どおり、阿弥陀に登られたのですね!八合目あたりからは八ヶ岳がとてもよく見えていて、「あっちも良さそうだな」と振り返っていました。
「もう二度と登らねぇ!!」意思を強く持ち続けられるのが、さすがです(笑)。私は数ヶ月経つと忘れてしまい、また後悔の沼に・・・
下山後のコーラ、最高に美味いですよね!!でも2本買ったのは初めてでした
2024/2/20 4:06
yoisaさん

当日後続で登った者です。トレースが役立ちありがとうございました。
私が来た頃はガスってしまいましたが、こんな景色が早く来たら出会えたんですねー
それにしてももの凄いスピードで驚きです!今年は暖かい日が続きそうですが、雪山楽しんでください!⛰️😊
2024/2/20 19:09
いいねいいね
1
shitroenさん、こんにちは。メッセージありがとうございます。
小淵沢駅から歩いての甲斐駒日帰り!!!私は信じられません・・・
七合五勺から登ったあたり(八合目の手前)でスライドしましたね。たしか振り返って八ヶ岳あたりの写真を撮っておられたような。あの日は予報よりも天候が早く崩れてしまいましたね。
トレースは私も先行トレースを拝借した側で・・・頑張っていただいたのは、先頭の3人パーティーさんたちだったと思います。3度目の挑戦で念願の登頂が果たせて、本当によかったですね!
お互いに残りの雪山シーズン、安全に楽しみましょう
2024/2/20 19:54
いいねいいね
1
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甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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