五竜岳 厳冬期 遠見尾根
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- GPS
- 11:35
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,510m
- 下り
- 1,620m
コースタイム
- 山行
- 3:12
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:21
天候 | 風はそこそこ強かったが、とにかく二日間とも快晴、2日目は暑いくらい。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の雪も先行者達のお陰で踏み跡があり、大変助かりました。 |
写真
感想
夏に縦走した事はあるものの、厳冬期に来てみたかった五竜岳。五竜のスキー場には毎週末来てて、いかつい五竜を見ながらいつ登れるかな、と思ってた。
2月の最初の三連休で行く予定が同行者の都合が悪くなりキャンセル。来年かなぁと思っていたら色々あって別のパートナーと行けることに。
天気は2日とも良さそう。このパートナーと天気で行けなきゃ一生行けないんじゃないかと思い気合いを入れる。
週末という事もあり、BCスキー組もたくさんいて小遠見尾根まではトレースバッチリ。そこから先は基本登山者なので踏み跡少なくなり、おそらく数人というところ。ワカンは持ってきていたがアイゼンで登る。踏み抜きもないし、沈まないので充分。
遠見尾根は小さなピークがいくつかあり細かな登りと下りがあるので帰りも疲れるだろうなぁと思いながら歩く。途中お会いしたパーティは山荘まで行ってテントを張るとの事。夕方と朝の五竜の写真を撮るためだとか。我々は重い荷物を担いで行くメリットも少ないので五竜岳がよく見える手前の西遠見でテントを張る。
ブロックを積んであったところを使わせてもらおうと掘ってるとひどい踏み抜きがあり、よく見ると中に大きな雪洞が!(危ないのでできれば崩して帰ってくださいね) 雪洞は使わず、埋められるだけ埋めてならしてテントを張った。天気もいいので料理や水作りは外でやる。途中から雲が出て、風も強くなりテント内に撤収。写真撮ろうとしていた若者パーティの事を考えて、残念だなと思う。
夜は星も街の明かりも綺麗だったが、風は強かった。朝の2時半に起きて準備し、4時には出発。前日先行パーティが苦労していた斜面もトレースあるし、荷物軽いし、寝たので元気という事もあり、サクサク進む。日の出くらいで五竜岳山荘の予定が1時間で着いてしまう。山荘のテント場では四張りくらいあったが、皆ゆっくりしていたので少し待つ事に。
日の出少し前に山頂アタックに出発。明るくなってから核心部のトラバース、ここは雪も緩くて撤退するならこのポイントだったが、同行者の女性は気にせずガシガシ登る。仕方なく自分もなんとか尾根を乗っこすポイントを見つけ、クリア。下山でこのトラバースはかなり大変そうだが、とりあえず先を急ぐ。山頂直下の急登はダブルアックスにしなかったのを後悔。かなり慎重に登る。足を滑らしたら下まで絶対に止まらない。
山頂は絶景。でもモタモタせずすぐに下り始める。
核心、山頂直下の壁はバックステップでゆっくり降りるが、本当に恐ろしかった。同行者は余裕綽々。
トラバースも自分はゆっくり時間をかけさせてもらった。あー、生きてて良かった。
山荘からはありがたい事に前日会話した夫婦がトラバースの踏み跡を作ってくれたのでありがたく使わせてもらう。テントを撤収して、急いで下山。特筆することもなくスキー場まで下りてきた。
ただし!帰りはリフトに乗せてもらえず、歩いてゴンドラまで。知らずにアイゼン外してしまったのでつぼあしでゲレンデをおりる。普段滑っている五竜のゲレンデを歩いて降りるのは新鮮。
大変だったけど、念願の厳冬期五竜岳山頂を踏めて嬉しかった。
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